時「妙に張り切ってるね。」
筆「そりゃそうですとも。ポンコツはポンコツなりに頑張りますからね。」
オ「友人からポンコツと呼ばれてから、妙に気に入ってるなそれ。」
時「ハッ!?もしかして、きゅーさんってM?」
筆「違いますからね!!」
オ「名前変えたらどうだ?」
筆「他で使ってるので変えません。」
時「それにしても、冒頭の会話って僕達だけでするの?」
筆「考え中です。もしかしたら増やすかもしれません。」
時「ふーん。」
筆時オ「それでは、本編始まります!」
夕立「時雨ー今日新しい提督が着任するそうだよ」
時「うん」
夕(落ち込んでるなー原因はオスカーさんかな?)
夕「オスカーさんの自業自得も入ってると思うよ。確かに詳しい事を語らなかったこっちも悪いと思うけど殺しはもっと悪いの時雨がそこまで落ち込む事はないっぽい」
時「わかってるけどもしあの時もっと早く言ってれば変わったんじゃないかなって思うんだ」
曙「そうは言っても私たちはあの光景を見たぐらいしか接点がないの。貴方が助けられたっていうのは全員知ってるし感謝もしてるけど人を殺しちゃったんだからしょうがないのよ。諦めなさい。」
時「でも…グスッ」
曙&夕「あ〜あ〜泣かないのー」
夕「そういえば、誰が新しい提督を迎えに行ってるの?」
曙「長門さんと大淀さんが迎えに行ってるよ」
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私たちは、今、新しく来る提督を待っている。
また、暴力的なのだろうか?また、誰かが慰みものにされるのだろうか?もしそうなら、次こそは自分達で抗わなくてはならない。時雨を助けてくれた騎士は憲兵を殺し軍に捕まってしまった。当時は誰も礼を言えず、そのままになってしまいその後の消息は誰にもわからない。
もし、今日来る提督がそういう事を答えてくれる優しい人ならば、彼のことを聞いてみよう私はそう思いながら優しい提督が到着してくれることを祈った。少しして遠くから軍用車が一台走って来る。
目の前に着くとそこから若い男性が降りてきた。
身長はかなり高く、顔には何箇所か傷が入っており、暁あたりが見たら泣いてしまうのではないかというくらいの強面だった表情は硬く目は何故か死んだ魚のようだった。
長「戦艦長門だ。よろしく頼む」
大「 軽巡大淀です。艦隊運営はお任せ下さい。」
オ「新しく、着任した提督オスカーだ。まだ至らぬ所がある未熟者だがよろしく頼む。」
※この時点で、長門と大淀は騎士の名前がオスカーと知りません。
大「ここの、前任の話は聞いていますか?」
オ「勿論だ。暴力行為もあったそうだが、他にもまぁ、なんだ。その性的暴行もあったのだろう。しかも、駆逐艦や一部の軽巡、重巡は知らないのだとか。」
大「そうです。なので精神的に不安定な者もいるのでそのあたりも気をつけて下さい。」
オ「あぁ、勿論だ。」
長「そうだ。それと提督、大変申し訳ないのだが一部の駆逐艦が貴方の顔を怖がる可能性があるんだ。一部は慣れるまで交流は控えてくれ。大変失礼な事を言っているのだが駆逐艦の為なのだ。了承してもらえるだろうか?」
オ「ふむ、まぁ仕方のない事だ。同僚にも貴方の顔を駆逐艦が見たら泣くかもねと言われたぐらいだ。なるべく努力しよう。(鎧姿に戻すぐらいだがな。)」
長「本当か!?ありがとう。」
オ「では、一様全体に挨拶がしたいのでな顔を隠して挨拶はするから皆を集めてくれないか?」
大「わかりました。多分、全員集まりませんが放送で呼びかけておきます。」
ピンポーンパーンポーン
大「新しい提督が、着任されました。提督から挨拶がありますので、皆さんは食堂に集まって下さい。」
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ワイワイガヤガヤ「今回の人は優しいかな?」
「大丈夫だよ。」「夜戦してくれる人だといいな〜」「姉さんもうすぐですよ。お静かに」
長「これより、提督よりあいさつがある全員静粛に」
長「提督入ってきてくれ」
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ここからオスカー視点
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いつもの上級騎士装備に身を包み、この鎮守府であのような残忍な?(周りが言ってるので)行為をしてすまなかったとあのハゲ頭直伝の土下座をしながら謝ろうと思い食堂とやらに入る。
何故か、周りが呆気に取られた顔をしている。
提督服を着ていない事に、度肝を抜かれているのか。そう思いながら、全員から見える位置に立ち挨拶をしようと思うと長門が話しかけてきた。
「あっ貴方は、この前、我々の前任を監獄送りにした騎士か?」
「そうだが?ヴヴン。あ〜ここに新しく着任する事になったオスカーだ。見ての通りこの前そこの海岸で憲兵を殺した。張本人だそのせいでだいぶ環境が変わり体調や精神が不安定な者がいるそうじゃないか。その原因は私だ。まず、その事で謝っておこうすまなかった。」
そして、ハゲ頭直伝の土下座を敢行する。顔を上げると何故か未だに周りが固まっている。何故だ?自分が謝るのがそんなに不思議なのか?自分に非があるのだから謝って当然だと思いもう一回下げると
長「そろそろ、頭をあげてもらえないだろうか。貴方は多分、勘違いしている。確かにトラウマを持っている子はいるがそれは前任の影響ゆえ、貴方は悪くないし急激な環境の変化についていけなかった者が体調を崩しているだけだ。まぁ、精神的な方は1人だけあなたが関係しているが…」
オ「誰だその精神的にまいっているのは?」
長「時雨だ。今、呼んでいるからすぐ来るだろう。」「オスカーさん!!」
時雨が泣きながら飛び込んで来た反射的に避けそうになるがそれを抑え、時雨を迎える。
時「ごめんなさい!ごめんなさい!!僕がもっと具体的に言っておけばオスカーさんは捕まらなかったのに!」
オ「だとしたら、俺にもその責任があるちゃんとホストの頼みを聞かず、自分の考えだけで実行したのだから自業自得だ貴公が気に病むことはない。現に俺はここにいる。」
時「いいのかい?僕は君を危険に晒したんだよ。「いいと言ったらいいんだ。」グスッ、わかったよ。」
時雨はそういうとゆっくりと離れた。
周りもほっこりしながらこちらを眺めている一件落着した。それならば言うことは一つだけだ。
オ「では改めてよろしく頼む。」
艦娘s「えっ、それだけ!?」
オ「当たり前だ。自分に非があればちゃんと謝る。しかしそれを引きずらず、すぐに切り替える、でないと自分や周りのコンディションが下がるだろう。」(場合によったら決別されてしまうしな。)
艦娘s「えぇ(´Д` )(時雨がここまで思い悩んでいたのに…)」
オ「では、仕事に取り掛かるとしよう。」
時「僕が、あそこまで思い悩んだ意味はどこに行ったんだろう…はぁ不幸だなぁ」
夕「時雨が山城化しちゃったっぽい。」
大「提督、今日の夜に着任祝いのもてなしを用意しますので、イチキュウサンマルに食堂に来てください。」
オ「わかった」
?「新しい提督が着任したそうです。」
?「次もまた、前任と同じ人なのでしょうか?」
?「どちらにせよ。誰かが一度行った方がいいかもしれないわ。」
?「もう、あんな事はされたくないです。」
?「大丈夫。それなら私が行きますから。」
?「今回、歓迎会が開かれるそうです。そこで一度様子を見ましょう。」
?「暴力的な素振りを見せたら、そこで殺せばいいですし、無理なら夜伽の時に判断すればいい。提督に襲われたといえば、ある程度は許されるでしょう。」
?「わかりました。」
?「本当に大丈夫ですか?翔鶴さん」
翔「えぇ、大丈夫ですよ。」
これが後に、オスカーが枯れていると言われる原因になるとは誰も知らなかった。
オ「おい。」
筆「はい。何でしょう?」
オ「何でしょうではないだろう、貴公。」
筆「えっ、だって考えたらわかる事だよ。」
オ「どういう事だ?」
筆「君の年齢は若年でさらに彼女なし。これでわかるね。」
オ「・・・・・わかるわけがないだろう!」
筆「この事に関しては、次回か、次次回に説明すると思うよ。」
オ「そうか。」
時「ねぇねぇ、さっきから何のことを話してるの?」
筆「時雨さん、貴女はまだ知らなくていいのですよ。」
時「ふーん」
筆「そして、長門LOVE又は翔鶴LOVEな提督様方、大変申し訳ありませんでした!」
オ「お詫びに焼き土下座するってよ。」
筆「そんな事は言ってない。だから私は逃げる!」
?「お客様ー逃げられませんよ!」
筆「何故お前がいるんだーアァァァァ!」
時「誰だろう?」
オ「知らん。」