やはり俺の青春にデジモンが居て、俺がDATS隊員なのはまちがっているのか?   作:ステルス兄貴

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ちょっとデジモンらしい話を‥‥


16話

 

 

職場見学が終わってから、数日後‥‥

八幡のクラスにはいくつかの空席があった。

そう、DATSにて八幡に暴言を吐いた三浦をはじめとした生徒の席だ。

あの職場見学の後、総武高校にDATSから正式な抗議文が送られた。

 

『貴校の生徒である三浦優美子及び一部の生徒はDATS所属の比企谷八幡に対して暴言を吐き、著しく彼の名誉を傷つけたにもかかわらず、一切の謝罪がなかった。当方としてもその様な生徒が所属する貴校の職場見学の受け入れを今後は検討する所存であります』

 

八幡が報告をしなくてもあの場にはアキホやタイガ、ニコらのDATS隊員がおり、仲間がバカにされているのは同僚としてやはり不快だったので、誰かしらがミレイに報告を入れていただろう。

なお、抗議文を書いている時のミレイはなんかサディスティックな笑みを浮かべていたと言う。

DATSからの抗議文を受け、校長と教頭は急ぎDATSへと赴き、陳謝した。

テニスコートの時の様なデジモンに関したトラブルでは無かったので、三浦のテイマー資格についてDATSは何も言わなかったが、こうして職場見学先で起こしたトラブルと言う事で、学校側への責任問題を追及し、それを受けて、学校側は三浦たちに処分を言い渡した。

彼女は既に十日間の自宅謹慎が言い渡され、退学までリーチとなっている。

次に問題を起こせば問答無用で彼女は退学処分となる。

テニスコートでの一件、そして今回の職場見学での一件‥‥自宅謹慎が明けた後、果たしてクラスに彼女の居場所はあるだろうか?

現にクラスでは三浦に対する不満と陰口、葉山に対する同情広がっている。

その他にも三浦に便乗し、八幡に暴言を吐いた生徒らも反省文と三日の自宅謹慎をくらった。

例え誤魔化してもDATSの監視システムは厳重であり、隠し通せることは無理だった。

抗議文の中には暴言を吐いた生徒の名簿も添付されていた。

なお、八幡と模擬戦をした葉山は巻き込まれたとのことでお咎めなしになっている。

葉山本人としても一度は庇った三浦であったがこうも立て続けに問題を起こすようであれば、やはり付き合い方を考えなければ自分の評価につながると思い始めた。

なお、余談であるが、葉山のパートナーデジモンはあの後、幼年期Ⅱのチビモンまで退化したままで未だに成長期へと戻っていない。

ついでに、マグナモンへの進化はあの時の一回きりみたいで、葉山が授業の中で何度も「もう一度、マグナモンに進化しろ」と言っている姿が目撃された。

チビモンも当然、それに答えようとしているのだが、マグナモンは奇跡を実体化したようなデジモン‥‥

そう簡単に奇跡なんて起きない。

何度も無茶な注文をさせられているチビモンがなんだか気の毒に思える。

そんなことよりも未だに成長期に進化していないことから今の目標はマグナモンどころかブイモンに戻る事を念頭におかなければならない筈だ。

そして葉山以上に巻き込まれた八幡は、DATSの隊員だと言う事が堂々とバレたので、今までのシフトが平日は夕方~夜までが基本的だったが、もう隠しておく必要がなくなりシフトの時間を昼間にも入れるようになった。

クラスでは、これまでは影の薄いボッチだったが、DATSの隊員、さらにパートナーデジモンを完全体に進化させた事で、存在感ありまくりな状態で周囲からの視線を多く感じるようになった。

それでも積極的に話しかけてくるのは戸塚と川崎ぐらいだった。

戸塚はやはりデジモンについて、そして川崎は意外にもDATSに強い興味を抱いたみたいだった。

聞いてみたら、学校でのデジモンの授業の時はリアライズできず、休日にDATSの施設へ行っている内に知らず知らずのうちに興味を抱いており、この前の職見学では八幡が高校生ながらもDATSで働いている事を知ったので、自分も学生兼DATS隊員になりたいそうだ。

バイトの時と違い、今度はしっかりと家族と話し合って決めたそうだ。

一応、どんな試験内容なのかぐらいは教えておいた。

入れるかは全て川崎と彼女のパートナーデジモン次第だ。

そして、八幡が危惧していた雪ノ下はと言うと‥‥

 

「比企谷君、私のテイルモンと勝負しなさい」

 

雪ノ下がある日の朝一、出会い頭に八幡に模擬戦をしろと言ってきた。

 

「はぁ?なんで?」

 

八幡としては雪ノ下のデジモンと模擬戦をする理由が見いだせない。

 

「職場見学の後、貴方がDATSの隊員だとか。完全体に進化出来るとかのデマがとびかっているから、私がそのデマを払拭させるのよ」

 

雪ノ下は職場見学の場所が八幡たちと違ったから、彼がDATSの隊員でありパートナーデジモンを完全体のギガドラモンに進化させたところを見ていない。

その為、生徒達が噂をしている話をデマだと決めつけ、こうして八幡の実力を確かめる為に模擬戦をしろと言ってきた。

 

「嫌だよ、めんどくさい」

 

「あら?逃げるのかしら?逃谷君?」

 

「デジモンは大切なパートナーなんだ、そんなくだらない事で戦わせるなんて、お前、デジモンの事を何だと思っているんだ?デジモンはお前の何でも屋じゃねぇんだぞ」

 

職場見学時にタイガに模擬戦を申し込まれた時は、互いにDATS隊員であり、仕事柄パートナーデジモンの育成強化のために八幡は意味ある模擬戦だと思いタイガとの模擬戦は受けた。

しかし、雪ノ下の場合、ただ彼女のプライドだけの為に模擬戦をやりたがっている。

そんな意味のない模擬戦は時間の無駄である。

それに彼女の性格上、負けてもいちゃもんをつけてしつこく絡んで来る未来図しか思い浮かばない。

態と負けてもいいけど、なんか雪ノ下に負けるのは癪である。

 

「負けるのが怖いからそうやって言い訳をして逃げるのね、全く見苦しい男」

 

「お前がそう思うなら勝手にそう思っていろ」

 

それから八幡は奉仕部の部室に行くたびに雪ノ下から自分と戦えと絡まれるので、部室へ顔を出さなくなった。

八幡が行かなくなったので、当然いろはも部室に顔を出さなくなった。

ついでに言うとあの職場見学の後、由比ヶ浜も部室に顔を出さなくなり、教室でも絡んで来る訳でもなく、遠くからチラチラと八幡の事を見てくるが、彼は悉く無視をした。

 

八幡が奉仕部の部室へ顔を出さなくなり、自分がDATSの隊員だとバレてから彼はDATSの方に顔を出す事が多くなり、ある日の事、八幡たちはミレイからある一人の男を紹介された。

その男の肩には彼のパートナーデジモンらしき緑色の芋虫の様なデジモンが乗っていた。

 

 

ワームモン 幼虫型デジモン フリー属性

気弱で臆病な性格の幼虫型デジモン。古代種族の末裔で、特殊なアーマー進化をすることができるが、単体でのワームモンは非力で、大型のデジモンには到底かなわない。

しかし、デジメンタルの力でアーマー進化することで、信じられないようなパワーを発揮することができる。

また、脆弱な幼虫が力強い成虫に成長するように、ワームモンもいつの日かパワー溢れる成熟期へと進化すると言われている。

まさに未来への可能性を秘めているデジモンなのである。

必殺技は粘着力の強い網状の糸を吐出し相手の動きを封じこめてしまう「ネバネバネット」と絹糸のように細いが先端が尖った針の様に硬質な糸を吐出す『シルクスレッド』。

 

 

「こちら、警視庁の刑事である、一乗寺さんです」

 

「一乗寺です。よろしく。こっちは僕のパートナーデジモンのワームモン」

 

「ワームモンです。よろしく」

 

一乗寺と名乗る男はある意味デジモン界では有名な男であった。

彼の名前は一乗寺賢‥‥一時期は天才少年としてマスコミを賑わした人物であったが、その正体はかつて、デジタルワールドの征服を企んだ、デジモンカイザーであった。

しかし、彼は心の中に抱いた闇をあるデジモンのせいでその闇に魅入られてしまいデジモンカイザーになっていただけに過ぎず、カイザーから選ばれし子供となった彼はカイザーの時、デジモンに対する非道を行った罪に苦しんだが、自分と同じ当時の選ばれし子供だった本宮大輔らと友情を培い、なんとか立ち直った。

その後、同じ選ばれし子供だった井ノ上京と結婚し、今は三児の父親であり、警視庁の刑事となっている。

 

「警視庁の刑事さんがどうして千葉に?」

 

「千葉県警の研修担当で警視庁から出向してきたのですが、ある案件から千葉県警に協力をしており、その案件はデジモンにも関係しているので、こうしてDATSの千葉本部にも応援要請をしに参りました」

 

一乗寺が管轄外の筈の千葉県警に居る訳をDATS隊員に説明する。

 

「警察の案件とデジモン‥‥どう言う事なんでしょうか?」

 

「それを聞いた場合、守秘義務が発生しますがよろしいですね?この案件は千葉県警でも内偵を進めている案件ですので‥‥」

 

DATSではこうした守秘義務が厳重な任務は珍しくない。

特にデジモン犯罪に関して警察と連携することがよくあるからだ。

その為、DATSになるには口が堅い事も入隊条件の一つとなる。

面接官はその為、面接時には巧みな話術で相手の知る秘密を知ろうと様々な話題を振り、相手に口を割らせようとする。

その為、面接時に面接官の術中にはまり、自分や自分の知る他人のプライベートをベラベラ喋ってしまうと当然不採用になる。

DATSの隊員はそうした試練を乗り越えており、重要案件の意味を当然理解しているので、一乗寺の言う千葉県警が密かに内偵を進めている案件について話しても大丈夫だと隊長のミレイからのお墨付きをもらい、彼は話した。

それによると、幕張の海浜ビジネス街にある千葉県有数の一流電子企業、城崎電子工業が企業不正を行っており、千葉県警の二課が内定していたのだが、その内偵で城崎電子工業が密かにデジモンの違法研究・開発をしているとの情報を掴んだ。

デジモン犯罪に関して警察は管轄外なので、こうしてデジモン犯罪の専門家であるDATSにも協力を求めてきたのだ。

警察とDATSの共同捜査が決定した時、その内偵先の城崎電子工業では、流石一流の電子工業の会社だけあって、社内に学校やDATSに設置されている3Dバーチャル装置があり、二人の少年がデジモンで模擬戦をしていた。

 

「いけ!!メラモン!!」

 

片方の少年のデジモンは全身がオレンジ色の炎に包まれている人型のデジモンであった。

 

 

メラモン 成熟期 火炎型デジモン データ種

全身に紅蓮の炎を纏った火炎型デジモン。

その身を包む炎のように激しい気性を持っており、触れるもの全てを焼き尽くそうとする。

このデジモンを手なづけることは非常に難しいため、手なづけたとしてもいつ牙を剥くかわからない。

必殺技は両腕を燃え上がらせ、相手を殴りぬける『バーニングフィスト』。

 

 

「いけ!!バーニングフィストだ!!」

 

「バーニングフィスト!!」

 

メラモンの必殺技相手のデジモンへと命中する。

しかし、

 

「ふっ、甘いな、その程度では僕のアンゴルモンは倒せない」

 

メラモンの必殺技を真正面からモロに喰らった筈なのに相手のデジモンは全くの無傷だった。

 

「くっ、まだだ!!メラモン!!進化だ!!」

 

メラモン超進化―――――デスメラモン

 

メラモンの姿は筋骨隆々で身体に青い炎と鎖を身に着けたデジモンへと進化する。

 

 

デスメラモン 完全体 火炎型 データ種

高熱の青い炎に身を包んだメラモンの進化系デジモン。

メラモンよりも高熱の炎のため、体から噴き出る炎は青く燃え盛っている。

攻撃力・防御力共に数段アップし、炎の威力も加わって超絶な破壊力を持つパワータイプである。

火炎型系デジモンは水系や氷雪系に弱いが、デスメラモンの火力の前には、焼け石に水状態である。

必殺技は体内で重金属を溶かして、敵に吐きかける『へヴィーメタルファイアー』。

 

 

完全体に進化させることが出来ないテイマーが多い中、彼はメラモンを完全体に進化させるまで至った。その手腕はテイマーとして一流の腕なのだろう。

 

「俺のメラモンを進化させて、倒れなかった奴はいない!!いけ!!デスメラモン!!へヴィーメタルファイアーだ!!」

 

「へヴィーメタルファイアー!!」

 

デスメラモンの口から青い炎を纏った溶けた金属が吐かれ、相手のデジモンへと命中する。

 

「どうだ!!」

 

(勝った!!)

 

デスメラモンのテイマーの少年はこれで相手のデジモンは倒れたと思ったのだが、なんと相手のデジモンはデスメラモンの技を飲み込んだ。

 

「なっ!?そんなバカな‥‥」

 

デスメラモンのテイマーの少年には信じられなかった。

いくら3Dバーチャル装置で縮小されているからと言ってもデスメラモンのへヴィーメタルファイアーは触れれば大やけどでは済まされない。

そんな炎を飲み込みながらも何ともない事実は受け入れがたい事だった。

それにデジモンの技を飲み込むデジモンなんて聞いたことがない。

 

「さて、今度はこっちの番だ‥‥やれ、アンゴルモン」

 

相手のデジモン、アンゴルモンが口から光線を吐き、デスメラモンに命中すると、たった一撃でデスメラモンの体に風穴が開き、デスメラモンはドサッとコロッセオの床に倒れる。

 

「デスメラモン!!」

 

デスメラモンのテイマーの少年はデスメラモンの名前を叫ぶ。

すると、デスメラモンの体は粒子となりアンゴルモンの口の中に吸い込まれて行く。

 

「ど、どう言う事だ!?これは!?」

 

「どうもこうもない、見た通り君のデジモンは僕のデジモンの糧となったのだよ」

 

「なっ!?」

 

相手のデジモンのテイマーが言うには自分のデジモンはデジタルの粒子となりその粒子は相手のデジモン‥アンゴルモンに食われたと言う。

それはデジモンの完全なる死を意味していた。

デジモンは通常死ねば、デジタマに戻るのだが、その情報を構成する粒子全てを食べられた事で彼のデジモンは完全に消滅してしまった。

 

「‥‥」

 

あまりにも非情な現実にデスメラモンのテイマーの少年は愕然とする。

 

「さあ、これで君のパートナーデジモンはこの世から消えた。君はもうテイマーではない。約束通り君のデジヴァイスを渡してもらおうか?」

 

「くっ‥‥」

 

デスメラモンのテイマーだった少年は悔しそうに自分のデジヴァイスを手渡す。

デジヴァイスを受け取ったアンゴルモンのテイマーの少年は受け取ったデジヴァイスを床に落とし、

 

「抹殺!!」

 

そう言って彼のデジヴァイスを踏みつけて壊した。

 

「メラモンのデータは抽出した‥‥次の獲物を探すぞ」

 

「ハッ」

 

アンゴルモンのテイマーの少年は後ろに控えていた黒服の男に新たな獲物を探す様に命令した。

 

 

総武高校でデジモンに関する授業があるように、中学でもそういった授業は存在する。

それは八幡の妹、小町が通う総武中学も例外ではなかった。

 

「マコト、今日こそ、勝たせてもらうぞ!!」

 

川崎の弟、川崎大志も姉の川崎同様、自分のパートナーデジモンを持っているテイマーだった。

そして、大志は対戦相手の同級生に勝利宣言をする。

 

「僕だって負けないよ!!大志!!」

 

勿論対戦相手のテイマーだって負けるつもりはない。

 

「ゴツモン!!リアライズ」

 

大志は3Dバーチャル装置に自分のデジヴァイスをセットする。

すると、3Dバーチャル装置のコロッセオには体が石で出来たデジモンがリアライズされる。

 

 

ゴツモン 成長期 鉱石型デジモン データ種

鉱石データをまとい、強力な防御力を持つ鉱石型のデジモン。

やんちゃで陽気な性格で、まるでガキ大将のように世代の低いデジモンを引き連れて、システム内を跳ね回る元気者。

少々わがままなところもあり、一旦怒ると火山の噴火の様な激しさで暴れ回り、手がつけられなくなる。

発生場所や条件によって、表出する鉱石データが変化し、様々な進化の可能性を秘めている。

必殺技は、超硬度の鉱石を頭頂より射出する『アングリーロック』。

 

 

「ハードアーマ、リアライズ」

 

大志の対戦相手はハードアーマとニックネームをつけたアグモンをリアライズした。

 

「ゴツモン進化だ!!」

 

ゴツモン進化―――――モノクロモン

 

大志のゴツモンは動物のサイと恐竜のトリケラトプスを合わせた様なデジモンに進化する。

 

 

モノクロモン 成熟期 鎧竜型 データ種

鼻先にサイの様なツノを生やした鎧竜型デジモン。

その巨大なツノは成長すると体長の半分をしめるほどの大きさになる。

ツノの部分と体の半分を覆う硬質な物質はダイアモンドと同質の硬度を持ち、このツノを持ってして貫けない物は無いと言われている。

モノクロモンは攻守共に優れているデジモンといえる。

草食性で性格は比較的おとなしいが、ひとたび怒らせるとその重戦車の様な体から恐ろしい反撃を繰り出してくる。

必殺技は強力な火炎弾『ヴォルケーノストライク』。

 

 

「ハードアーマ、進化だ!!」

 

対戦相手のテイマーの少年はアグモンを進化させる、

アグモンは頭に角を生やした恐竜型デジモンに進化した。

 

 

グレイモン 成熟期 恐竜型デジモン ワクチン種

頭部の皮膚が硬化して甲虫のような殻に覆われた恐竜型デジモン。

鋭い爪、巨大な角を持った全身凶器のような体で、非常に攻撃的なデジモンである。

しかし、知性が高く手なづけることが出来れば恐らくこれほど強いモンスターはいない。

必殺技の『メガフレイム』は口から超高熱火炎を吐き出し全てを焼き払う。

 

 

「「勝負!!」」

 

「モノクロモン、ヴォルケーノストライク!!」

 

「ヴォルケーノストライク!!」

 

大志の指示を受けて、モノクロモンは口から火炎弾を吐き出す。

 

「ハードアーマ!!メガフレイム!!」

 

「メガフレイム!!」

 

グレイモンも迎え撃つかのように口から火炎弾を吐き出す。

モノクロモンとグレイモンの火炎弾がぶつかり合い、爆発と衝撃が起こる。

すると、モノクロモンが爆炎の中、グレイモンに突進して来る。

 

「なっ!?あの炎と爆炎の中を!?」

 

グレイモンのテイマーは驚く。

しかし、

 

「受け止めろ!!ハードアーマ!!」

 

「ふんっ!!」

 

グレイモンは突進して来るモノクロモンをガシッと受け止め、脇に挟み、

 

「ぬおっ!!」

 

モノクロモンを持ちあげ、バックドロップをかける。

 

「なっ!?モノクロモン!!」

 

「勝負あり!!勝者、ハードアーマ!!」

 

「くそっ、やっぱつぇなぁ、マコトのハードアーマは‥‥」

 

負けながらも大志は相手のテイマー、マコトのモンスターを褒める。

 

「ほんと、この学校で一番強いんじゃねぇ!?」

 

他の生徒もハードアーマのテイマーであるマコトと呼ばれた男子生徒を褒める。

 

「このまま順調に育てていけば完全体のメタルグレイモンになれるんじゃないか?」

 

「うん、色々調べて大切に育てているからね」

 

マコトはこれまでの成長記録の日記を見せる。

その日記から彼がパートナーデジモンの育成に心血を注いでいる事が覗えた。

しかし、そんな彼のパートナーデジモンに魔の手が迫っている事をこの時、マコト本人はおろか大志も小町も知る由もなかった。

 




アンゴルモンの外見については、デジモンアドベンチャーVテイマー01の単行本2巻の短編に登場したデスモンをイメージしてください。

連載当時、単行本発売当時にはまだデスモンと言うデジモンが存在していなかったので、デスモンと名づけられたのでしょうけど、その後、デスモンと言う究極体デジモンが登場したので、此処ではアンゴルモンと言う名前で出しました。
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