やはり俺の青春にデジモンが居て、俺がDATS隊員なのはまちがっているのか?   作:ステルス兄貴

33 / 34
若干、クダモンにアンチが入っているかも‥‥

クダモンファンの皆さん、すみません。


33話

夏休みの中盤、八幡はいきなり神奈川県にあるDATSの総本部にて研修を受ける羽目になり、千葉を出て神奈川へとやってきた。

そして、DATSの総本部についた途端、その総本部にて保護されていたデジモン、ラプター1こと、アグモンが脱走し、なし崩し的に八幡もそのアグモンの捕獲に借り出された。

広い町中で一匹のデジモンを探すのは困難かと思いきや、そのデジモンは直ぐに見つかった。

アグモンはとある公園にてこの町の喧嘩番長、大門大と拳と拳によるガチンコバトルの末、大をアニキと呼び慕うようになった。

 

 

大門 大 (だいもん まさる) 哺乳類霊長目 ヒト科 性別:男 年齢:14歳

神奈川県私立鳳学園に通う中学二年生の中学生。

神奈川県横浜市中区本牧近辺に住んでいる。

誕生日は4月2日血液型B型。

三度の飯より喧嘩が好きというほど暴れるのが好きな少年で、喧嘩において200戦連勝を達成したという自称「日本一の喧嘩番長」でとにかく喧嘩を生き甲斐としている。

その為、学校で唯一補習のため呼び出されるなど成績は良くない。

10年前にのぼり棒から落ちて頭に怪我をした事がある。

荒くれ者で通っている一面とは裏腹に非常に家族・仲間想いで、特に幼い妹である知香のことは気にかけている。

ただ、大雑把かつ無神経な性格のため、妹を泣かせてしまう事もある。

しかし、根は人情深いいい青年である。

必殺技はこれまで周辺の学校の猛者を倒して来た無敵の拳、『番長パンチ』。

 

 

しかし、このアグモンはパートナーデジモンではなく、デジタルワールドへ強制送還される予定の野生デジモン。

DATSの隊員としては見過ごすわけにはいかない。

八幡と共に行動し、彼の研修担当となった総本部所属のDATS隊員、藤枝淑乃はガチンコバトルの末、体力がダウンしたアグモンを捕獲しようとが、大はアグモンを守ろうと、アグモンを背中に乗せて逃亡する。

追いかけようとした淑乃と八幡に対してアグモンは必殺技のベビーフレイムを放つ。

八幡のパートナーデジモンである黒アグモンこと、ノワールもベビーフレイムで応戦。

両アグモンのベビーフレイムとベビーフレイムがぶつかり合い、爆発と衝撃波が辺りを覆う。

やがて、土煙が晴れると、そこには大の姿も捕獲対象のアグモンの姿も消えていた。

周辺を探そうするが、八幡とノワールの姿も消えていた。

 

「あ、あれ?もう、何処に行ったのよぉ~!!」

 

夕日がさす公園に淑乃叫びが虚しく響いた。

 

淑乃としては八幡を探すか、それとも捕獲対象のアグモンを探すが迷った。

 

その捕獲対象であるアグモンとそのアグモンのアニキ‥喧嘩番長の大は、閉館した横浜マリンタワーの展望台に身を潜めていた。

町中にはパトカーやDATSの車がサイレンを鳴らしながら、アグモンの行方を探していた。

 

「なんか、スゲェ騒ぎになっているぞ」

 

アグモンが展望台から広がる町並みを見ながら呟く。

 

「お前のせいだろう!!」

 

巻き込まれたというか、自らが背負ったせいと言うか、とにかく、この騒ぎの元凶は少なくともアグモンのせいなので、大はアグモンに対してツッコミを入れる。

 

「大体、お前、何者だ?どっから来たんだ?」

 

大はアグモンに対して、正体、そしてどこから来たのかを訊ねる。

すると、

 

「ソイツの正体はデジタルモンスター‥‥通称デジモンだ」

 

展望台に八幡とノワールが姿を現した。

 

「あっ、お、お前!!」

 

「しつこい野郎だ。アグモンの事をまだ付け狙っているのか!?」

 

大とアグモンは警戒する‥‥と言うか、いつでも八幡とノワールに襲い掛かろうとする。

八幡がアグモンを捕まえに来た淑乃と行動を共にしていた事から大とアグモンは八幡が淑乃の仲間であると言う事を見抜いていた。

そして、淑乃の仲間と言う事はアグモンを捕まえて処分しようとしているのだと判断した。

 

「まぁ、落ち着け。確かに俺はDATSの人間であるが、あいにくと本部の人間じゃない」

 

「どういうことだ?」

 

「同じDATSでも所属する所が違うって事だ」

 

「「?」」

 

大とアグモンは八幡の言っている言葉の意味が分からないのか首を傾げている。

 

「とりあえず、お前は敵じゃないって事か?」

 

「敵でもないし、味方でもない」

 

「どっちなんだよ!?」

 

「とりあえず、俺もアンタにいくつか聞きたい事がある」

 

「お、おう」

 

「昼間、そのアグモンと拳でガチンコバトルをしているみたいだったけど、パートナーデジモンは連れていないのか?どうみてもそのアグモンがアンタのパートナーデジモンにが見えなかったからな‥‥デジモン相手に拳で喧嘩をするなんて、普通ならやらないぞ」

 

「パートナーデジモン?」

 

「そう‥‥俺の黒アグモン‥ノワールやさっき公園に居た藤枝さんが連れていたララモンみたいに、テイマーが育成しているデジモンの事だ」

 

 

ララモン 成長期 植物型デジモン データ

つぼみの様な姿をした植物型デジモン。

頭部の葉っぱを回転させてふわふわ飛び、無表情だが愛嬌がある。

必殺技は、口から固い木の実を放つ『ナッツシュート』で意外と狙いは正確である。

また、葉っぱを命一杯回転させて敵に突撃する『ララスクリュー』と敵を心地良い歌で眠らせる『シング・ア・ソング』。

 

 

「いや、俺はデジモンなんて奴は持ってねぇな」

 

大は今頃の若者には珍しく、デジモンを所有していなかった。

その為、彼はアグモンがデジモンである事を知らなかった。

 

「今時、珍しいな‥‥」

 

「そうなのか?」

 

「ああ‥‥同級生ならほとんどがパートナーデジモンを連れているんじゃないのか?見たところ、アンタも学生だろう?」

 

「そういや、周りの連中はへんてこりんな生き物を持っていたなぁ‥‥って、言うか、俺には大門大って名前があるんだ!!ちゃんと名前で呼べ!!」

 

「失礼‥じゃあ、大門で‥‥それで、大門は周りの同級生がデジモンを持っているのに、大門は持っていないと言う事か?」

 

「ああ」

 

(コイツ、学校では俺と同じボッチなのか?)

 

(でも、デジモンの事を知らないって、今までどんな環境で過ごして来たんだ?)

 

八幡としては大のこれまでの私生活が物凄く気になった。

ボッチである自分や雪ノ下でさえ、デジモンを連れているのに、彼はこれまでの人生‥‥テイマー資格が取れる年齢に達しているのにテイマー資格を取らず、デジモンについても知らずに生活していた様だ。

 

「学校でデジモンについての授業もあるだろう?」

 

「あぁ~‥‥俺、勉強とか苦手なんで、よくサボっているから、そのデジモン?とかの授業も受けてねぇや」

 

大は後頭部をかきながら自分はあまり学校の授業には参加していないことを暴露する。

 

「デジモンって言うのは‥‥」

 

そこで、八幡は大にデジモンについて教えた。

 

「‥‥これが世に言うデジモンと言う存在だ」

 

「へぇ~‥‥ってことはコイツもそのデジタルワールドってところから来たのか?」

 

「恐らく‥‥聞いた話では、そのアグモンはデジタマの時にこっちの世界にリアライズしてきて、その後、DATSの総本部で飼育されていたらしい。だから、生まれ故郷であるデジタルワールドについて何も知らないんだろう」

 

「なるほど‥‥」

 

「それで、アグモン‥‥お前はなんで脱走した?」

 

八幡は次にアグモンに何故、本部から脱走したのかを訊ねた。

 

「もうあそこには戻りたくないんだ」

 

「でも、もうすぐで、お前はデジタルワールド‥つまり、本来の生まれ故郷に還される予定だったのに、脱走したせいで、雲行きが怪しくなっちまったんだぞ」

 

「‥‥」

 

脱走なんてしなくてももうじき、自由の身になれたのに、脱走した事で、デジタルワールドへの返還話も怪しくなってしまった事を聞いて項垂れるアグモン。

 

「まぁ、乗り掛かった舟だ。俺が何とかしてやるよ」

 

大がアグモンの現状を何とか打開してみせるという。

 

「だが、出来るのか?DATSの関係者じゃないのに‥‥」

 

「ウダウダ悩んでもしょうがねぇだろう!!子分が困っているんだから、何とかするのがアニキである俺の役目だろう!!」

 

「アニキ!!ありがとうアニキ!!」

 

アグモンがお礼を言って大をハグしようとしたら、

 

ぐぅぅぅぅぅぅぅ~‥‥

 

アグモンのお腹が盛大に鳴る。

どうやらお腹が減ったみたいだ。

 

「アニキ、腹減った」

 

「少しぐらい我慢しろ」

 

「無理~なにか食わせろ~!!」

 

「大声出すなよ、人が来ちゃうだろう。おい、アンタ、何か食い物を持ってないか?」

 

大は八幡に食い物がないか訊ねる。

 

「うーん‥‥そのアグモンのデジバイスがあれば、アプリで何とか出来るんだけど‥‥」

 

「そのデジバイスがないとダメなのか?」

 

「基本的にデジバイスはパートナーデジモンの専用機器だからな‥‥同じアグモン種でも俺のデジバイスにソイツを入れることは無理だろうな‥‥」

 

八幡のデジバイスはあくまでもノワールの為のデジバイスなので、野生デジモンであるアグモンを収納するのは無理だ。

その間にもアグモンは空腹で目を回しており、ふらふらと大へと近づき、そして‥‥

 

ガブリ‥‥

 

大に噛みつく。

 

「ぎゃぁぁぁぁぁー!!」

 

横浜マリンタワーに大の絶叫が響く。

 

ゴン!!

 

そして、大はアグモンに拳骨を入れる。

 

「テメェ、俺を食おうとしたな!?」

 

「アニキ‥‥美味しそうだったからつい‥‥」

 

アグモンと大のやり取りを見て、八幡は、

 

「おい、ノワール‥‥」

 

「なに?ハチマン」

 

「お前も俺の事をそんな目で見ていないよな?」

 

八幡はノワールも自分の事を非常食として見ているのではないかと思った。

 

「ハチマンを食べたらなんかお腹壊しそうだよ。目が腐っているんだから」

 

「ちょっ、さりげに俺のことをディスるのは止めてくれない!?」

 

パートナーデジモンにさえ、目の事を指摘されて、ちょっとショックを受ける八幡。

 

「なぁ、あんた、デジモンって何食べるんだ?」

 

「ん?そうだな、デジバイスに収容されている時は専用のアプリのデジタル化した肉や野菜、魚や果物があるが、リアライズしている時には人間の食べ物を食べるぞ。まぁ、人間同様、デジモンにも食べ物の好き嫌いはあるが‥‥」

 

「そうか‥‥それじゃあ、なんか買ってきてくれないか?俺はコイツを見ているから」

 

「うーん、そしてやりたいけど、俺はDATSの人間で、そのアグモンは捕獲対象だからな‥‥大門が買いに行くのはダメか?」

 

「俺が食い物を買いに行っている間にアンタがコイツを連れて行くかもしれねぇだろう?」

 

「信用ねぇな」

 

「当たり前だ」

 

「でも、俺が食い物を買いに行っている間に大門がアグモンを連れて逃げる可能性もあるだろう?」

 

「ちょっ、俺の事が信用出来ねぇのか?」

 

「実際に公園からそのアグモンを連れて逃げただろう?」

 

「うっ‥確かに‥‥」

 

「それじゃあ、俺の代わりに俺のパートナーデジモンを大門、お前に託す‥‥互いに大事なパートナーを預けるのはどうだ?」

 

八幡は捕獲対象のアグモンをここで見張る代わりに自身のパートナーデジモンであるノワールを大に貸す‥‥つまり互いにデジモンを人質にする事を提案する。

 

「ん?あんたのデジモン?」

 

「そうだ‥‥テイマーにとってパートナーデジモンは大事なパートナー‥‥俺にとってはそこら辺の人間よりも信頼できる存在だ」

 

八幡は大をジッと見る。

大も八幡と目を合わせる。

大は腐っているとは言え、八幡の目が真剣な事を見抜き、

 

「ちっ、分かったよ。それで手を打つ」

 

「あ、アニキ!?」

 

「大丈夫だ。もし、コイツがお前に何かしたら、俺がコイツらを殴ってお前の事を助けてやるから。だから、安心しろ」

 

「あ、アニキ‥‥わ、分かった」

 

「交渉成立だな‥‥言っておくが、俺の方も同じだ‥‥俺のノワールに何かすれば、俺もお前の事は許さない‥‥どんな手を使ってでもお前に地獄を見せてやる‥‥」

 

八幡が不敵にニヤリと笑みを浮かべると、これまで沢山の修羅場をくぐってきた筈の大でさえ、背中に寒気を感じた。

 

「わ、分かった」

 

大はノワールを連れて近くのコンビニに食べ物を購入しに行った。

 

コンビニにて、八幡からデジモンはリアライズ時に人と同じ食べ物を食べると聞いたが、好き嫌いもすると聞いていたので、アグモンにも当然、好き嫌いがあると思い、

 

「なぁ、クロアグ。アイツはお前と同じアグモン?なんだろう?アイツにはなんか好き嫌いとかあるのか?」

 

大は同じデジモンであるノワールにアグモンの好き嫌いを訊ねた。

 

「ちょっ、『クロアグ』ってもしかして、俺の事か!?」

 

「ん?黒いアグモンだから、クロアグだろう?」

 

「一応、ノワールと言う名前もあるのだが‥‥まぁ、いい‥‥アグモン種なら、どちらかと言うと肉や魚系が好きだ」

 

「肉か魚だな、おっし」

 

大はノワールからアグモンが好きそうな食べ物をチョイスして、籠の中にぶち込んで行く。

結構な量を買うが、腹をすかせたアグモン‥‥しかも他のアグモン種よりも一回りデカいアグモンなので、かなりの量を食べる筈だ。

 

「これぐらいあれば何とかなるだろう」

 

籠の中にぎっしりつまった食べ物を見て呟く大。

それはいいが、支払いは大丈夫なのだろうか?

大が支払いのため、ポケットから財布を取り出している時、

 

「これも一緒にお願い」

 

そう言って籠の中にコーヒーゼリーが追加される。

 

「ん?」

 

「いいわよね?大門大君」

 

そこには昼間、公園にいたもう一人のDATS隊員、藤枝淑乃が居た。

コンビニを出た二人は近くの公園に来た。

 

「うまーい、やっぱ、外で食べるコーヒーゼリーは最高ね」

 

「金払えよ」

 

「君がラプター1の居場所を教えてくれたら払ってもいいけど?‥‥って言うか、貴方、比企谷君のパートナーデジモンよね?どうして彼と行動を共にしているの?」

 

淑乃は大よりもノワールにラプター1こと、あのアグモンの居場所を聞いた方が早いと思い、声をかける。

 

「あぁ~一応、人質?だから、言えないのだ」

 

「人質?なにそれ?」

 

「ハチマンがあのアグモンを人質にしているように今の俺は大門の人質だから、軽々しくあのアグモンの居場所を教えられない」

 

「ラプター1は比企谷君と居るって事ね」

 

淑乃は八幡を呼び出すが、八幡は通信機の電源を切っているみたいで応答しない。

 

「出ない‥‥」

 

淑乃は怒っているのかプルプルと震えている。

 

「それで、なんでアンタは俺の名前を知っているんだよ?」

 

「さっき、大声で叫んでいたじゃない」

 

それから淑乃は大のプロフィールと共に自分がDATSの隊員である事を大に教える。

ついでにあのアグモンの事も‥‥

 

「そういえば、クロアグの飼い主もそのなんとかって所の人間だっていっていたな‥‥」

 

「貴方がラプター1の事を教えてくれないのであれば、重要参考人として一緒に来てもらう事になるけど?」

 

「‥‥わかった」

 

大はアグモンについてもっと詳しい情報を得る為、淑乃についてくことにした。

 

「お前も来い。一応、お前は今、俺の人質なんだからな」

 

大はノワールも連れて行った。

DATSの総本部にある指令室では、二人の女性オペレーターの他に二体の小柄な西洋甲冑の様なデジモンが居た。

 

 

ポーンチェスモン (白) 成長期 パペット型デジモン ウィルス

チェスゲームのスパコンから流出したデータから生まれたパペット型デジモン。

力は弱いが功績を挙げると成り上がり、究極体クラスの力を持つという謎を秘めた一般歩兵である。

口癖は「前進あるのみ!」。

ポーンチェスモン(黒)とはお互い先に功績を挙げようとライバル視している。

必殺技は、槍で突く『ポーンスピアー』と円盾を構えて突進する『ポーンバックラー』。

また、仲間の後方支援を得た時は完全体クラスのデジモンですら攻撃を躊躇する特殊陣形『ピラミッドフォーメーション』をもつ。

 

 

ポーンチェス(黒) 成長期 パペット型デジモン ウィルス

チェスゲームのスパコンから流出したデータから生まれたパペット型デジモン。

力は弱いが功績を挙げると成り上がり、究極体クラスの力を持つという謎を秘めた一般歩兵である。

口癖は「前進あるのみ!」。

ポーンチェスモン(白)とはお互い先に功績を挙げようとライバル視している。

必殺技は、槍で突く『ポーンスピアー』と円盾を構えて突進する『ポーンバックラー』。

また、仲間の後方支援を得た時は完全体クラスのデジモンですら攻撃を躊躇する特殊陣形『ピラミッドフォーメーション』をもつ。

 

 

「藤枝淑乃、ただいまもどりました」

 

「うむ‥‥比企谷君はどうした?」

 

「彼は現在、ラプター1と行動を共にしている模様です」

 

「そうか‥‥」

 

薩摩は表情を変える事無く、淑乃の報告を聞いた。

 

「君が、大門大君か‥‥DATSへ、ようこそ‥私が隊長の薩摩だ」

 

「コイツがラプター1を御した男か‥‥どうみても特別な力を持つようには思えん‥‥勿論、あの腐り目の比企谷もな‥‥」

 

「なんだ?この襟巻野郎?」

 

「ぷっ、襟巻だって‥‥」

 

ノワールは大の発言を聞いて思わず吹き出す。

 

「あん?」

 

ノワールの態度にムカッと来たのかクダモンはノワールをギロッと睨む。

 

「口のきき方には注意しろよ、若造」

 

「‥‥先に俺のテイマーに毒を吐いたのはお前だろう?襟巻野郎。例え、腐り目でもなぁ、ハチマンは俺にとっては大事なテイマーなんだよ。お前こそ、あまり調子に乗っていると、地獄の業火で焼くぞ‥‥テイマーとデジバイスが無くても‥あの姿(メギドラモンX抗体)にはなれなくても、その一つ前の姿ぐらいには進化出来るんだよ」

 

「望むところだ。あの腐り目のテイマーが育てたデジモン‥‥世界を滅ぼすと言われているお前の力‥本当かどうか試してもいいんだぞ‥‥」

 

「後悔するなよ、襟巻野郎」

 

ノワールとクダモンとの間で激しい攻防戦‥‥と言うかまさに事態は一触即発になりかけている。

 

「なんか、雰囲気がマズくねぇか?アイツ等‥‥」

 

「そ、そうね‥‥で、でも私たちじゃあ、止められないかも‥‥」

 

二体のデジモンのやり取りに、冷や汗をかく大と淑乃だった。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。