ラブライブ!Ω/UC 外伝 ラブライブ!アイランドスターズ!!    作:la55

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ラブライブ!アイランドスターズ‼ 第8話(その1)

第8話 理由と生徒会長と禁止令

 

「また、小明とめいは来ていないのかな」

と、雪穂が言うも、ひろ子、

「たしかに。サボる2人じゃないのに」

と言う。1週間ずっと来ていない小明とめい。

はたしてどうしてなのだろうか。このままスクールアイドルをやめるのだろうか。

 

(OP 1番のみ)

 

 その翌日、

「今日もまったく来ていない」

と、雪穂は小明とめいを心配そうに言うと、

「やっぱりサボりじゃないかな」

と、ひろ子がしゃれにもならない風に言う。

 そんなとき、

「あ、あの~」

と、どこからか小さな声が聞こえてくる。

「誰?」

と、まわりを見渡す雪穂。すると、

「あっ、たい子!!」

と、九は小さな声の聞こえる方向を向いて指を指し示した。

「は、はい、たい子です」

と、たい子がこっそりあらわれる。

「どうしたの、川畑(たい子)さん?」

と、雪穂が言うと、たい子、

「3人に見せたいものがあります」

と、雪穂たち3人を呼びかける。

「どこに行くの?」

と、九がたい子に訪ねると、

「めいと小明がなぜ来ていないのかを知らせるためです」

と、たい子は小さな声で答えた。

 

「ここってさとうきび畑だよね」

と、九がまわりを見渡しながら言う。

「でも、これっていつも見慣れているよね」

と雪穂が言う。そう、さとうきび畑は九龍島にとって当たり前の光景だった。九龍島の主産業の1つがさとうきびである。さとうきびは島を代表する特産品ともなっている。

「でも、なぜここなの?」

と、ひろ子が言うと、すぐにたい子は答えた。

「その答えはすぐにわかります」

 すると、さとうきびを植える2人の姿が見えてきた。

「へぇ、さとうきびって今、植えるんだね」

と、九が言うと、たい子は説明を始める。

「さとうきびは春に植えるものと夏に植えるものの2つの方法があります。今やっているのは夏に植えるものです。夏に植えて2年目の冬に収穫します」

「へぇ、そうなんだ」

と、雪穂が納得したそのとき、ひろ子はあることに気づいた。

「でも、あの2人って誰かに似ている。って、あれって、小明ちゃんとめいちゃん!!」

そう、さとうきびを植えていたのは小明とめいだった。

「でも、さとうきびって機械でも植えることができるのでは?」

と、雪穂が疑問に思うが、たい子はそれについても説明する。

「たしかに機械でも植えることができるのですが、いろんな理由から自らの手で植えるのがいいのです」

「でも、なんで小明ちゃんとめいちゃん、2人だけで植えているの?」

と九が言うと、たい子は、

「実は…」

と、実情を説明した。

「めいの両親はさとうきび農家を営んでいます。その父親が1週間前に大怪我をしてしまいました。普段は両親がさとうきびを植えて育てているのですが、大怪我のため、一番大事な時期にさとうきびを植えることができなくなりました。そこで、めいは大怪我しためいの父親のかわりにさとうきびを植えているのです」

 これを聞いた九、

「それじゃサボりじゃなかったのね」

と言うと、たい子、

「サボり!?」

と、ビックリするように言う。これには雪穂、

「サボりっていうわけじゃないけど、1週間前から練習に来ていなかったから?」

と言うと、たい子、

「練習!?めいと小明は何をしようとしていたのですか?」

と聞くと、ひろ子、

「スクールアイドルになるための練習をしていたのです」

と答えた。

 すると、たい子はあることを言い出す。

「だから、夜遅くまで一緒にいたんだね、あの2人」

これを聞いた九、すぐに、

「小明ちゃんとめいちゃん、夜遅くまで何をしていたんですか?」

と、聞き入るように言うと、たい子、

「実は小明の家から夜遅くまで音楽が流れていたのです。そこで、ちょっとのぞいてみると、2人でダンスの練習をしていたのです」

と言うと、雪穂、

「ということは、小明ちゃんとめいちゃん、私たちに内緒で練習していたんだ」

というと、九、

「このままじゃ納得できな~い」

と言うと、なんと、小明とめいの方へ駆け抜けていく。

「ちょっと待って、九」

と、雪穂の制止を聞かずに。

 

「えっ、九ちゃんがなぜここに!!」

と、小明はビックリしながら言うと、めいも、

「えっ、どうして!?」

と戸惑う。

 そんなことを気にせずに九はすぐに、

「めいちゃん、小明ちゃん、私もまぜて」

と言うと、めい、

「えっ、私たちがさとうきびを植えているのって秘密じゃなかったかしら」

と言うと、追いかけてきた雪穂から、

「それって秘密だったの?」

と、逆に言われる。小明はすぐに雪穂の隣にいるたい子に向かって、

「このことは秘密って言っていたよね、たい子」

と言うと、たい子、

「だってこのままじゃ2人がかわいそうじゃない」

と反論。

 そんなたい子、めい、小明に対し、雪穂が、

「でも、どうして秘密なの?」

と聞くと、めいは恥ずかしながら、

「だって、練習に行かなくなったことに対し、私、いや、めいは責任を感じているのです。でも、練習しないままじゃ足手まといになりやすいので、このままフェードアウトすればいいかなって」

と言うと、小明、

「でも、めいだけじゃ怪しまれると思って、私、いや、小明も一緒に抜けたのです。でも、フェードアウトしようと思う以上にまたみんなと頑張っていきたいと思うようになっていき…」

と言うと、たい子は、

「だから、夜遅くまで練習していたのですね」

と、まとめるように言った。

 これを聞いた雪穂、

「それじゃ、今からその練習の成果、見せてくれない」

と、めいと小明に対して言うと、めい、

「わかりました。それじゃ小明、それにたい子、一緒に踊ろう」

と、元気よく言うと、たい子、

「えっ、私も。私、やったことないよ」

と言うも、小明、

「いつもかげから練習を見ていたんでしょ。そのこと、小明が知らないって思っているの?」

と言うと、たい子、

「わかった、わかった」

と言って、たい子、めい、小明は横一列に並んで踊り始めた。

 

1年生 挿入歌 「ウィンターガーデン」

 

白い雪    落ちてくる

きれいな   結晶をみせて

あたり一面  まっしろの

じゅうたんが ひろがってる

 

そこにダイブ  してみたら

痕跡を     残せるかな

私がいたという 痕跡が

永遠に     残せるかな

 

まっしろの キャンパスに

私という  色を染めたい

一生のこる 私との

つながりを のこしたい

だからこそ わたしのこと

ぜったい  忘れないでね

 

とおい道    みえなくて

あたりは    まっしろな世界

どんなどこでも まっしろな

なにもない   世界がある

 

そこにいつも  つながって

存在を     残せるかな

私のこと忘れ  ないように

傷跡を     残せるかな

 

まっしろの キャンパスに

気持ちという 色を染めたい

心がはじけ 染め上げた

カラフルな キャンパスに

だからこそ 私のこと

ぜったい 覚えていてね

 

あなたのこと 忘れたくても

忘れられない なぜなら

とてもまっしろな 公園を

みていたら 思い出すの

思い出というカラーがキャンパスを

染め上げたことを

 

まっしろの キャンパスに

私という 色を染めたい

一生のこる 私との

つながりを 残したい

だからこそ 私のこと

ぜったい 忘れないでね

 

私のこと 忘れないでね

 

「す、すごい」

と、九が言うと、ひろ子、

「これが1年の本気だね」

と、驚きながら言うと、雪穂、

「だけど、勝手に休んだ罰を与えないとね」

と、冷静に言う。

「罰、もしかして私も」

と、たい子が言うと、雪穂、

「川畑(たい子)さんもよ。で、罰は、私と九、ひろ子もさとうきびを植えるの手伝うこと」

と、元気よく言うと、

「それでいいんですか?」

と、めいが恐る恐る言うと、

「それでいいんです」

と、雪穂はで~んとしながら言う。

 そして、続けて雪穂は、

「そんでもって、さとうきび植え終わったら、川畑…、たい子、めい、小明はスクールアイドルの練習に参加すること!!」

と言うと、小明、

「それでいいんですか?」

と聞くと、雪穂、

「それでいいんです」

と答えた。

 これを聞いためいと小明、

「「ありがとうございます」」

と、雪穂に抱きつく。

 一方、たい子は、

「なんで私もなんですか?」

と、悲しそうに言えば、九、

「一蓮托生ってやつ」

と言われ、たい子、

「なんで~」

と泣いてしまった。

 

 

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