ラブライブ!Ω/UC 外伝 ラブライブ!アイランドスターズ!! 作:la55
「あ~」
「あ~あ~あ~あ~」
と、めいと小明が歌の練習を始めたころ、たい子は、
「じゃ、私は帰るね~」
と言うと、めい、
「もう帰っちゃうの」
と、なにか言いたそうにたい子に言う。たい子、すぐに、
「私はスクールアイドルじゃないから練習しなくていいの。それじゃね。おやすみ」
とめいの家を出てしまう。これには小明、
「いけず~」
と、ただたんに言うしかなかった。
が、たい子、家を出たのはいいのもの、
「ちゃんと2人、練習しているかな」
と、なんやら心配そうに言うと、すぐに、
「やっぱり、2人を見ないと」
と、方向転換、めいの家に戻ってきてしまう。
だが、たい子はもう2人にはさよならを言ってしまっているので、戻ってきたことを2人にばれるとまずい、そう思ったのか、
「2人に会わずに陰からこそうと見よう」
と言って、2人には見えないように庭の草木に隠れながら2人を見る。
そのこと、2人は、
「「あ~あ~あ~あ~あ~あ~」」
と、まだ歌の練習をしていた。ただ、たい子、
「私が見ていないとすぐにほかのことをしてしまうからね、ずっと見とこう」
と、草木に隠れたまま、2人を見つめていた。
その翌日、たい子、めい、小明は学校が終わるとすぐにめいの家に行き、夕日が沈むまでさとうきびを植え、夕食後、たい子はいったんめいの家の外に出てはそのまま庭の草木に隠れては2人を見つめ、いや、監視していた。で、めいと小明は昨日と同じく歌の練習…。
「今日は歌の練習、や~めた。ダンス練習しちゃおう」
と、めいはたい子が見ていないと思ってダンス練習をしようとしたそのとき、
ピピピ
と、いきなりめいのスマホが鳴る。
「だれかにゃ」
と、めいはスマホをとり電話にでると、
「めい、ちゃんと歌の練習をしなさい!!」
と、たい子の怒る声がスマホ越しに聞こえてくる。これにはめい、
「わ、わかりました!!」
と言って、スマホを切り、歌の練習を始める。これにはめい、
(なぜたい子にばれたにゃ。どこかに防犯カメラや隠しカメラがあるかにゃ)
とびくびくしてしまう。
一方、小明は、
「あ~あ~、つまらないよ、歌の練習。なら、アクロバットを磨こう」
と言って、アクロバットを始めようとすると、今度は小明のスマホから、
ピピピ
と、呼び出し音が聞こえてくる。小明、恐る恐るでると、
「小明、ちゃんと歌の練習をしなさい!!」
と、今度は小明にたい子からの怒りの声が降り注ぐ。これには小明、
「はい、わかりました」
と言って、歌の練習に戻る。
「ふう、やっぱり私が見ていないとサボっちゃうね」
と、たい子はそう言うと、自分のスマホをポケットにしまう。隠れながら2人を監視しているたい子。2人がサボろうとしているのになにもできない、そんなのはたい子は嫌だった。昔だったら紙を丸めてめいや小明にむけて投げるか矢文?を使うかなのだろう。でも、今は、
「今はスマホがあるから、隠れながら2人にいろいろといえるしね」
と、たい子は現代の武器スマホに感謝しつつ2人を監視していた。
3日目、少しでも練習をサボろうとするめい、小明に対し、たい子は容赦なく、
「めい、サボらないの」
「小明、アクロバット禁止!!」
と、ことあるごとにスマホを使って激しいツッコミ。これにはめいと小明、
「「はい~」」
と、びくびくしながら応じていた。
4日目、めいと小明、たい子からのスマホを通じての激しいツッコミに懲りたのか、
「白い雪~♪」
と、まじめに歌の練習をしていた。これにはたい子、
「よしよし。いい調子、いい調子」
と、2人のことを見つめ続けていた、まるで、なにかを楽しみ始めたように。
5日目、歌もよくなってきたので、庭の草木に隠れていたたい子から、「ダンス練習解禁」というメールが届くと、めいと小明、「ヤッター!!」と言って、喜びながらダンス練習を始めた。2人は動画を見ながらダンス練習を始める。
「2人だったらちゃんとダンスできるかな。なにか楽しみ~」
と、たい子はただ2人をスマホでツッコミつつも楽しみながら2人を見ていた。
6日目、ダンス練習は続く。が、たい子はふと思った。
「私ってなぜ2人の練習を見続けたのかな?」
最初は2人を監視する目的で隠れて2人を見ていた。が、スマホで2人をツッコミしていくうちに、いつもまにか自分も楽しみながら2人を見ていた。
「私、2人を見続けているうちに自分も楽しみながら2人を見るようになってきたな」
と、たい子は自分の気持ちを振り返るととおに、あることを考えていた。
「私、なんで2人と一緒にいるのかな?それはたしか…」
と言って、昔を思い返した。
「たしか、同じ年なのは、私、めい、小明の3人しかいないから、小さいときからいつも3人一緒に遊んでいたな」
これにはたい子、3人で遊んでいたことを思い返す。
「ほら、あともう少しだよ」
「めい、がんばるでしゅ」
「小明もだって」
3人でいつも一緒に遊んで、いつも一緒に勉強して、いつも一緒に楽しんでいく。なにをするのだって3人は一緒。失敗したときも、成功したときもいつも3人一緒。
「でも、今はめいと小明は私とは別のことをしている。私ははじめて2人とは別のことをしている。それでいいのかな?」
たい子はそう言うと、その場を離れて、自分の家に帰っていく。
そして、自分の家の近くに行くと、なにを思ったのか、たい子、いきなり、
「白い雪~♪」
と、「ウインターガーデン」を歌い始めた。だが、初めてにもかかわらず、完全に間違えずに歌えた。
「え~と、踊りは…」
と、たい子、次にダンスを行う。これも間違えずにできてしまう。
「私、なぜ…」
と、たい子は驚く。実は2人を見ているうちに、たい子も曲をすべて覚えてしまったのだ。
「私、めいと小明と一緒になにかをしたい。2人がスクールアイドルになるなら、私も一緒にしたい。けど、私はそんな2人に対して「帰る」と言ってそのまま帰ってしまった。私だけ2人の練習に付き合わなかった。ただ2人を見つめていただけ。そんな私がなにもせずに2人の中にはいるのっておかしいよね」
と言うと、そのまま自分の家に入っていった。
だが、めいと小明はこの日に限って何かに気づいていた。
「たい子からぜんぜん電話がこないね」
と、めいは夜のいつものスクールアイドルのダンス練習をしながら小明に言うと、
「そうだね。だって、庭の草木のほうから何も聞こえてないしね」
と、小明も何かに気づいたみたいに言うと、めい、
「たい子、めいたちを見捨てたのかな」
と、心配そうに言うと、小明、
「大丈夫じゃない。だって、小明たちっていつも3人一緒なんだし」
と、楽観的に言うと、めい、
「それもそうだね」
と答えていた。
7日目、授業を受けていたたい子、
「なにか忘れているような…」
と、なにかを忘れていることを思い返そうとしていた。
そして、
「あ~、すっかり忘れていた」
と、突然言いだすたい子。これには授業をしていた雪穂、
「なにかあったの?」
とビックリした。たい子はすぐに、
「なにもありません」
と言うと、雪穂、
「そう」
と、授業の続きをした。
たい子、このとき、
「めいと小明ったら、九先輩たちに親の怪我で(九先輩たちとの)スクールアイドルの練習を休んでさとうきび植えをしていること、言ってない!!」
と、大事なことを思い出す。そして、
「このままじゃ2人がサボっていると勘違いされるじゃない。でも、2人は完全にそのことを忘れている。このままじゃ、2人の立場がまずい。ここは私が…」
と、たい子、放課後にめいと小明を先にさとうきび畑に行かせ、自分はそのまま九たちのところへとはせ参じようとする。そしたら、案の定、
「サボりじゃないかな」
と、ひろ子が言っているじゃないか。これではいけないと思い、急いで、
「あ、あの~」
と、たい子、九たちの前にあらわれる。
「たい子ちゃん!!」
と、九が言うと、たい子、
「は、はい、たい子です」
と答えた。そして、たい子は、
「3人(たい子の前にいる九、ひろ子、雪穂)に見せたいものがあります」
と言って、九、ひろ子、雪穂の3人をめいと小明がいるさとうきび畑へと連れていった。
さとうきび畑にきたたい子と九、ひろ子、雪穂の4人。途中、たい子は九たち3人にさとうきびを植える時期を説明すると、ひろ子はとある少女2人を見つけて、
「って、あれって小明ちゃんにめいちゃん!!」
と、めいと小明であることに気づいた。そして、九はすぐに、
「なんで小明ちゃんとめいちゃん、2人だけで植えていたの?」
と、たい子に聞くと、たい子は事情を話した。めいの父親が1週間前に大怪我したこと、今(9月)がさとうきびを植える大事な時期なのに植えることができないこと、そして、めいと小明は怪我をしためいの父親のかわりにさとうきびを植えていることを。これに九は2人が九たちとの練習をサボっていたわけじゃないことに安心すると、たい子、
「サボり!!」
と、わざとびっくりすると、雪穂から1週間前から練習に来ていないことを聞く。これにもたい子、
「めいと小明は何をしていたのですか?」
と聞くと、ひろ子からスクールアイドルになるための練習をしていたことを聞く。もちろん、たい子は知っていたが、ここはわざと知らないふりをしながら、
「だから、夜遅くまで一緒にいたんだね」
と、わざとこの2人がこの1週間、夜一緒にいることを九たちに話す。これには九はすぐに飛びつき、
「夜遅くまで何をしていたんですか?」
と言うと、めいの家でダンス練習を2人でこっそりしていたことをたい子がこっそり言うと、雪穂の、
「小明ちゃんとめいちゃん、私たちに内緒で練習していたんだ」
という言葉とともに、九はめいと小明、2人の前に飛び込んでいった。
「えっ、九ちゃんがなぜここに!!」「えっ、どうして!!」
と、いきなりあらわれた九にびっくりするめいと小明。九はいきなり、
「私もまぜて!!」
と言うと、めい、
「さとうきびを植えているの秘密じゃ…」
と、なにかを示し合わせたように突然の設定を作って言うと、小明もすぐに、
「このことは秘密って言っていたよね」
と、たい子に同意を求めるも、たい子、とっさに、
「だって、このままじゃ2人がかわいそうだもん」
と、とっさに反論。これに雪穂、何を感じたのか、
「どうして秘密なの?」
と、3人に逆に質問。これにはたい子、めい、小明、ともに驚くと、とっさにめいはあわててうそをつく。
「だって、練習にいかなくなったことに対して、私…」
と、言葉を詰まらせてしまう。いつも外ではまわりにあわせるように「私」と言うめい。だが、このままだとうそだとばれてしまうと思い、とっさに、
「いや、めいは責任を感じているのです」
と、自分のことをめいと言うとともに、「練習しないと足手まといになり、フェードアウトできれば…」とうそを言い続ける。
小明もそれを受けてか、さらなるうそを重ね塗り、そして、小明もあることを決断した。
(めいが雪穂先生たちに自分のことをめいと言った。なら、小明も雪穂先生たちの前なら自分のことを小明と言ってしまおう)
こうして、小明は、
「めいだけじゃ怪しまれると思って、私、いや、小明も一緒に抜けたのです」
と言うと、すぐに、
「また、みんなと頑張っていきたいと思うようになっていき…」
と言うと、たい子も、この2人のうそを塗り固めるように、
「だから、夜遅くまで練習していたのです」
と、話をまとめてしまった。
だが、年の功(失礼!!)の雪穂にはうそは見破られてしまった。
「それじゃ、今からその練習の成果、見せてくれない」
と、雪穂が言うと、すぐに雪穂はめいと小明のところに行き、
「今のうそを証明させてね」
と、小言でめいと小明に言う。これにはめい、
「雪穂先生って超能力者!!」
と言うと、小明も、
「なんでうそってばれちゃったの~」
と、驚くしかなかった。
だが、これで怖気づくめいと小明じゃない。めいはすぐに、
「わかりました。それじゃ、小明、それにたい子、一緒に踊ろう」
と、元気よく言うと、たい子、突然めいたちと一緒にやることにびっくりする。
「えっ、私も。私、やったことないよ」
と、たい子はとっさに言うも、小明から、
「いつも陰から練習を見ていたんでしょ。そのこと、小明が知らないって思っているの?」
と、何かを知っているみたいに言うと、すぐに小明はたい子のところに行き、
「小明だけじゃなく、めいも知っているよ。めいと小明が夜に練習しているとき、たい子が庭の草木の陰から隠れて見ていたことを」
と、小声で言うと、たい子、
「なぜばれているの?」
と驚く。これに小明は一緒にいためいから、
「だって、練習のとき、たい子、いつもスマホを使ってめいや、小明にツッコミいれていたでしょ。それできるのってどこかにいなきゃできなよ。それに、昨日、たい子の家の近くでたい子が「ウインターガーデン」を歌って踊っていたの知っているよ。だって、たい子のお母さんからすべて聞いているもん」
と言われ、たい子、
「お母ちゃん…」
と、自分の母親を恨むたい子。それに対し、めいと小明、両方から、
「だからね、たい子。一緒に歌おう。だって、めい(小明)たちはいつも3人なんだから」」
と言われた。これにはたい子、
「わかった、わかった」
と言って、2人に降参。これを見ていためい、
「よし、めいたち3人の勇姿、九先輩たちにみせてやろう」
と言うと、たい子、小明とも、
「「オー」」
と言って、横一列に並び、「ウインターガーデン」を歌い始めた。
そして、歌を歌い終わると、すぐに九、ひろ子はたい子たち1年を褒めるが、雪穂は違っていた。
「勝手に休んだ罰を与えないとね」
と、雪穂が言うと、たい子はおもわず、
「罰、もしかして、私も…」
と、たじろづく。これには雪穂、
「川畑(たい子)さんもよ」
と一刀両断。これにはたい子、
「がくし」
とがっかりする。が、その罰の内容が…。
「私(雪穂)、九、ひろ子もさとうきびを植えるのを手伝うこと」
そして、
「さとうきびが植え終わったら、川畑…、たい子、めい、小明はスクールアイドルの練習にさんかすること!!」
だった。これにはめい、
「やった~。これでさとうきびを9月中に植えることができる。それに、これからも小明とたい子、2人と一緒にスクールアイドルできる~」
と、内心喜んでいた。実はあまりにもさとうきびの苗が多すぎて、めいたち3人だけだと間に合わなかったのだ。それが、雪穂、九、ひろ子が加わることでその問題は解決するのだ。それに加えて、これからはめいたち1年生3人で一緒にスクールアイドルとして活動できる。その嬉しさがこみ上げていたのだ。小明も同じ心情だった。
「「ありがとうございます」」
と、御礼を言うめいと小明。
が、その逆なのがたい子だった。
(なんで私、何も言っていないのに、めいと小明と一緒にスクールアイドルしないといけないの。私、まったく練習していないよ。それがいきなりスクールアイドルやりなさいって、本当なの?私、これからやっていけるの?)
と心配するたい子。
「なんで私もなんですか?」
と、悲しそうに言うたい子に、九、
「一蓮托生ってやつ」
と、あっけらかんに言うと、たい子、
「なんで~」
と泣いてしまう。
そんなとき、雪穂がたい子のところに行き、こっそり、
「それが私たちにうそをついた罰だよ。それに、めいと小明、2人をまとめるにはたい子、あなたの力が必要だよ。だって、たい子、あなたしかめいと小明の手綱を握り締めることができないからね」
と言うと、続けて、
「それに、これから先、めいと小明と一緒にやっていく最良の形だよ」
とも言われると、たい子、
(雪穂先生の言うとおりだね。だって、私、めい、小明はいつも3人で1つ。3人一緒に行動し、3人一緒に楽しんで、3人一緒に頑張っていく。それを叶えるにはこれがベストだね)
と、逆に納得してしまった。
それから数日後、
「1,2,3,4、2,2,3,4」
と、雪穂の掛け声とともに、たい子たち5人は一緒にダンス練習をしていた。
「たい子、もう少し早くね」
と、雪穂が言うと、たい子、
「はい」
と答えると、隣にいためい、
「や~い、怒られた~」
と、たい子に言うと、小明も、
「いい気味~」
と、めいと同調する。これにはたい子、
「うるさい!!」
と、2人に反抗する。
しかし、このとき、3人は心でつながっていた。
(いつも3人でやってきた。それも、これからも、ずっと3人は一緒。これからもめいと小明と一緒に感じられる。こんなのずっと続けていきたい)
と、たい子が思うと、すぐにめいも、
(そうだね。たい子と小明、3人ずっと一緒。これ、永遠の法則)
と思うと、小明も、
(そんな永遠の法則、絶対に守っていきたいね)
と思っていた。
3人一緒、これが続く未来、そうなってほしいとたい子、めい、小明の3人はせつに願っていたのでした。
参考資料 「アグリステーション鹿児島 HP サトウキビ苗」