ラブライブ!Ω/UC 外伝 ラブライブ!アイランドスターズ!! 作:la55
「さあ、投票は終わったよ~。ステージには今日参加してくれたスクールアイドルたちが結果を待っているよ~。それでは、今から発表するよ~」
と、レポーターが言うと、九、
「いったいどのスクールアイドルが優勝するのかなあ」
と、わくわくしながら結果を待っていた。
「きっと大丈夫。私たちが絶対に優勝する」
と、バックスターのレンはまだ優勝できると思っており、同じメンバーのカレンも、
「私たちは終わっていない。それが今回実証できる」
と、自信をもって言った。
一方、多恵は、
「こんなことになったけど、私は、いや、私たちは全力を出し切った。絶対に優勝できる!!」
と思うと、ほかのアイランドスターズのメンバーを見る。
「私たちなら大丈夫!!」
と、自信満々の星子を筆頭に全員が力強くうなずく。
そして、九を見る多恵。すると、
「今日は私たちにとって一番うまくいったと思うよ。だって、全力で楽しんだのだから」
と、九は力強く言う。これに多恵、
「うん!!」
と、大きくうなずいた。
ラブライブΩ/UC外伝 ラブライブ!アイランドスターズ!! 最終回
ラブライブ!と九たちとアイランドスターズ!!
ドラムロールが鳴り響く。そして、レポーターが発表する。
「今回のWINNERは…」
ゴクリ
スクールアイドル全員のツバを飲み込む音が聞こえてくる。
レポーターはつかさず言う。
「今回のWINNERは…、九龍高校スクールアイドル、アイランドスターズ!!2位のバックスターの猛追を引き離しての勝利だ~」
これを聞いた九、
「ヤッター。ついに日本一だよ!!」
と喜ぶと、ひろ子、
「私たちやったんだね」
と喜ぶ。めいも、
「めいたちはやったんだ!!」
と、ガッツポーズをし、小明も、
「勝利のアクロバットだ!!」
と、1人でバク転を繰り返す。
春は、
「これで島に優勝旗がくるんだね」
と喜ぶと、星子は、
「これで町が、島が、高校が救われた!!」
と、春の手をとり喜び、氷は、
「ちょっと喜びすぎ」
と、春と星子をおさめようとするも、2人を抱擁してしまう。
たい子は、
「これで、めいと小明の腐れ縁は続くんだわ」
と、涙を流しながら言う。
最後に多恵は九に対し、
「私をスクールアイドルに、アイランドスターズに誘ってくれてありがとう」
と言うと、九、
「どうもいたしまして」
と返した。
そして、九は喜んでいる星子たちを見ると、すぐにルナのところに駆け寄る。
「またみんなで楽しみましょう」
と、九がルナに声をかけると、ルナは九の手をひき、
「私たちが負けたのは楽しまなかったからですか?やっぱり負けるして負けたのですか?」
と、泣きながら言うと、九はすぐに笑いながら、
「私は思うんだ、ラブライブ!は、スクールアイドルは、楽しんでなんぼの世界だと。だって、スクールアイドルってみんなで楽しんで、ほかのスクールアイドルと楽しんで、そして、日本中で、世界中で楽しめる、そんなとても楽しいものだよ。ルナちゃん、そんなにがっかりしないで。今回は楽しめなかったと思うけど、次回から楽しんでいけばいいんだよ」
と言った。
これを聞いたルナ、
「次回から楽しんでいく…」
とつぶやくと、すぐに、
「そうだよ。次回から私たちも楽しんでいけばいいんだよ」
と、レンが元気づけようと言うと、カレンも、
「そうです。私の分析以上に楽しむことがすばらしいことなのか、今回の経験で得ることができました。私たちだって楽しむことができます」
と言うと、ルナ、
「本当にそうなの?」
と、九に再び聞く。
すると、九は、
「そうだよ。また、一緒に楽しみましょう」
と、手をルナにむかって伸ばした。そして、ルナは、
「そうですね。今度から楽しんでいけばいいんだね」
と、少しずつ明るい表情を見せ始めた。
この光景はスクリーンなどにより映し出されていたため、会場中から、
パチパチ
と、大きな拍手が沸きあがっていた。
レポーターはそれを見るとすぐに、
「とても美しい光景ですね~。では、ここで優勝したアイランドスターズにもう1曲歌ってもらいましょう」
と言うと、九、
「もう1曲歌えるんだ。みんな、準備はいいかな?」
と、多恵たちに呼びかけると、8人とも、
「「「「「「「「うん!!」」」」」」」」
とうなずく。
そして、九は、
「それでは、私たち9人で、「アイランドスターズ!!」!!」
と言うと、曲が始まった。
ラブライブ!アイランドスターズ 「アイランドスターズ!!」
すすみつづける あしたの方へ
①
明日へとすすむ わたしたち
帆をあげて 前進していく
わたしたちは いつでもどこでも
永遠の チャレンジャー
たとえ迷って しまっても
心の中に 地図は持っている
だからこそ 前にすすむ
私たちは 絶対に
あきらめるものか!!
絶対に見つかる 私たちの宝
それは(それは) 私たちの(私たちの)
キズナという 1つだけの宝
どんなことでも あきらない
私たちの宝は 永遠に光つづける
「こうして、ラブライブ!決勝は私たちアイランドスターズの優勝で幕が下りました。めでたし、めでたし」
「って、九、誰に話しているの?」
ラブライブ!決勝から1週間後、九の親が経営する民宿の食堂には、九と雪穂の2人だけがいた。九の締めの言葉に雪穂は問いかける。それに九、
「こう言った方が物語の締めにはいいかなって」
と言うと、雪穂、
「それはいいけど、新学期になったら大変なんだからね。ラブライブ!優勝しちゃったから、4月から入学する生徒が多いんだからね。新しい先生を採用するまで、私1人なんだから、助けてくれるよね」
と言うと、九、
「たしか30人だったよね。すごいったらすごいね」
と、あっけらかんに話すも、雪穂、
「ひとごとみたいに話さないで。新入生の面倒を見るのも九たち先輩のつとめでしょ」
と言うも、九、
「そうかな?」
と、知らん顔。
そんなとき、
ピンポーン
と、玄関から呼び鈴の音がしたので、九、
「どなたさまですか~」
と、玄関がくると、そこにいたのは、
「多恵ちゃん!!」
そう、そこにいたのは多恵だった。多恵はきてそうそう、
「今日からお世話になります、土居多恵です」
と挨拶する。
「どうしてここに多恵ちゃんがいるの?それに今日からここに住むの?」
と、九は多恵に質問すると、多恵、
「しかたないでしょ。住む場所がなくなったのだから」
と、理由を簡単に言う。
そこに、
「多恵、今日からここに住むことになったんだ」
と、雪穂が玄関にあらわれると、
「雪穂先生、お世話になります」
と、軽く挨拶する多恵。続けて、
「こんなことになるのは予想していました。私の父、土居建造が逮捕されて、土居建設と政治家などとの癒着があかるみになったため、会社は信用を失い倒産。島のリゾート開発も当然破綻。島の事務所に住んでいた私も事務所の閉鎖によりでていくことになったの。わかる、九」
と説明するも、九、
「わかりません」
と、あっけらかんに答える。多恵、
「九!!」
と、怒るように言うも、九、
「でも、今日から多恵ちゃんも一緒に住むことになるんだね。私は嬉しいよ」
と言えば、多恵、
「あっ、そうだった。九は昔からこんな調子だったね。今からすれば当たり前だね」
と言うと、雪穂、
「そうだね」
と、笑うしかなかった。
でも、雪穂は心の中でこう思った。
「リゾート開発の破綻で島はもとに戻るけど、高校の新入生が大幅に増えたことで、昔以上によりにぎやかになるんだね。そして、その中心には九、みんなの太陽がいるんだから、これからも安泰だね」
そして、3月。星子、春、氷は無事に?高校を卒業し、新しい生徒会長の多恵のもと、九、ひろ子、たい子、めい、小明と新入生30人はスクールアイドルとして雪穂の指導のもと、新しいスタートをきろうとしていた。
そんな3月末日。秋葉原ではドームを中心に、ラブライブ!10周年を締めくくるフェスティバル、スクールアイドルフェスティバルが開催されていた。
「みんな~、はっちゃけているかい!!スクールアイドルの祭典、スクールアイドルフェスティバルは、秋葉原だけでなく、全国いくつもの場所で同時開催中だよ。全国から多くのスクールアイドルが参加しているから、見に行ってね~」
と、レポーターもいつも以上にはっちゃけていた。だが、そこにはアイランドスターズはおろか、バックスターすら参加していなかった。しかし…。
「みんな~、準備はできたかな~」
と、九の合図とともに、
「私たち9人の最後の勇姿、見せつけよう」
と、星子が言うと、氷、
「そうです、そうです」
とうなずき、春、
「私たち(星子、氷、春)の最後のステージだからね。頑張りましょう」
と言うと、めい、
「本当に最後のステージになるかな?突然戻ってくるんじゃ」
とわざとらしく言うと、小明、
「それならそれで楽しくなるよ~」
と反応するも、たい子、
「めいに小明、星子さんに迷惑をかけないでね」
と注意する。
こんな6人を見て、ひろ子、
「いつもこんなやり取りしているから、私たち、ラブライブ!に優勝できたのかもね」
と言うと、多恵、
「それもあるけど、やっぱり、私たち8人をひきつける九の存在が大きいのかも。そして、これからも九はみんなをひきつける太陽になるのかもね」
と言うと、九、
「話は終わったかな?もうすぐ開演の時間だよ」
と、みんなを諭す。すると、みんな、
「「「「「「「「準備OK!!」」」」」」」」
と言うと、9人とも1つの輪となり、声賭けをおこなう。
「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「9」
そして、まわりから「10」の声が聞こえてくる。
「アイランドスターズ、テイク、オフ!!」
この言葉とともにアイランドスターズ最後のステージ?が開く。場所は鹿児島県九龍町九龍島に新しく作られた九たちのステージ、九龍島野外ステージ。そこでアイランドスターズのスクールアイドルフェスティバルが始まる、全国にネット中継されて…。
ラブライブΩ/UC 外伝 ラブライブ!アイランドスターズ!!
最終回 ED ネバーエンディングストーリーズ
私たちの物語は永遠につづくよ
①
物語はいつかは おわるものだと
だれが決めたのか (だれかがきめた)
おわりだといったら おわりになると
だれがきめたのか (だれかがきめた)
だけど私たちは 永遠につづくよ
生きていれば かならず物語は
つづられていく どんなときでも
きっとあかるい とてもたのしい
物語がずっと つづいていく
おわりのない historyがつづく
his story 彼の物語はつづく
私たちの物語も おわりのない
永遠につづく 私たちのhistory
私たちの物語 とてもたのしい
そんな物語が 永遠につづく
おわりのない物語 きっとだれにも
必ずあるはずさ さがしてみよう
私たちとなら 必ずみつかる
だってだれもが もっているはずさ
②
物語はかならず 悲劇になると
だれがきめたのか (だれかがきめた)
悲劇だといったら 悲劇になると
だれがきめたのか (だれかがきめた)
だけど私たちは 笑ってすごすよ
泣いていても かならず私たちは
喜びを知り わかちあってく
きっときらめく とてもうれしい
物語がずっと つづいていく
心つなぐ みんなとのキズナが
my story 心おどりつづけていく
私たちの物語は かなしまない
喜びがつづく 私たちのmy sotry
私たちの物語 どんなときでも
心あふれている 楽しみがつづく
悲しみない物語 きっとだれでも
必ずあるはずさ みつけてみよう
私たちとなら 絶対あえるさ
だってだれもが 楽しめるからさ
私たちはだれもが
自分のストーリーを持っている
おわりのない物語 だけど
絶対にまじわる物語
永遠につづく物語
人の数だけまじわりつづけて
おわりのない物語 たくさん生まれるよ
私たちの物語 とてもたのしい
そんな物語が 永遠につづく
おわりのない物語 きっとだれにも
必ずあるはずさ さがしてみよう
私たちとなら 必ずみつかる
だってだれもが もっているはずさ
私たちの物語は永遠につづくよ
そして、スクールアイドルフェスティバルも終盤にさしあたり、最後の全体での発表を残すのみになる。
「スクールアイドルのみんな~、準備できたかな?」
と、九の掛け声とともに、全国から、
「いいとも~」
の声が響きあう。
「それでは、最後の曲はもちろん、SDS!!「Sunny Day Song」と「スペシャルデイソング」、2曲続けて聴いてください」
と、九の掛け声とともに曲が始まる。
踊っているとき、九はちらっと横を見た。そこには一緒に楽しく踊るバックスターがいた。ルナも元気よく笑いながら踊っていた。
九は近くにいる雪穂を見ると、雪穂、
「これからも大きく羽ばたきなさい、未来にむかって」
と、声をかけるような顔をしている。九は雪穂の顔を見ると、
「やっぱり、私、スクールアイドルになってよかった。楽しんでこそのスクールアイドル、これこそ私の求めるスクールアイドル像。そう思って本当によかった~。私、飛び続けるよ。どんなことがあっても飛び続ける。大きな空にむかって」
と思いつつ、楽しく踊り続けていた。
これでアイランドスターズ、雪穂と九の物語は終わる、かもしれない。けれど、本当の話はまだまだ続く。それはあなた自身の手にゆだねられているのかもしれない。なぜなら、ラブライブ!とは「みんなと叶える物語」だからである。そして、この物語は君と紡ぐ物語(ストーリー)なのだから。
ラブライブΩ/UC 外伝 ラブライブ!アイランドスターズ!! 本編 了