ラブライブ!Ω/UC 外伝 ラブライブ!アイランドスターズ!! 作:la55
「1,2,3,4、2,2,3,4」
雪穂の掛け声と共に九たちアイランドスターズとルナたちバックスターはスクフェスに向けてダンス練習をしていた。
「九、ちょっと速いよ」
雪穂の注意を受けた九、
「はい、わかりました」
と、返事をする。
そして、雪穂はある少女にも注意する。
「ルナ、もう少し元気よく踊って」
これにはルナ、
「…」
と無言になる。
「ちゃんとやってよ~。伊藤(ルナ)さん、ずっと動かないままじゃない」
と、星子が言うも、ルナ、ただ、
「…」
と無言になるまま。一緒に練習をしているが、ルナはただそこに立っているだけしかなかった。
ラブライブ!アイランドスターズ!! 最終章
BSS ―Back Star’s story-
後編 アイランドスターズとバックスターと1つの答え
「本当にごめんなさい。ルナは本気をだせばちゃんとできる子なんですよ」
と、レンが言うも、めい、
「でも、伊藤(ルナ)さんが動かないと邪魔だよ」」
と、怒りながら言うと、小明も、
「小明たちの邪魔になるなら参加しないでほしいです」
と、こちらも怒りながら言うも、たい子、
「こら、めいに小明、そんなこと言わないでよ」
と、小明とめいを叱る。これにはカレン、
「いや、いいですよ。実際に本当の話ですから。でも、本当にルナは本気をだしたらすごいんだから。私の分析がそう証明します」
と弁解する。
これについて、たい子の隣にいた春も、
「それは言えているかもしれないよ。だって、ラブライブ!のときでもキレキレのダンスを見せていたしね」
と言うと、氷も、
「あのダンスはほかをひきつけない素晴らしいダンスだったよ」
と証言するも、めい、
「でも、今はただの柱に成り下がっています」
と言うと、小明も、
「そうだそうだ」
と言うも、たい子、
「めいと小明、少しは黙って!!」
と、めいと小明に注意する。
「だって…」
と、めいが言い訳を言うも、レン、
「それは仕方がないよ。私だってめいさんの気持ち、わかるもの。でも、もう少し待って。きっと、ルナも本気をだしてくれるから」
と、ルナをかばうように言った。
練習終了後。
「やっぱり、伊藤(ルナ)さんをスクフェスに参加させるべきじゃなかったのかな?」
と、星子が雪穂に相談すると、雪穂、
「今は仕方がないと思うよ。だって、自分の心の柱である土居建造はいなくなり、高校すらも失った。伊藤さんにとって大切にしていたものがなくなってしまう、そんなショック状態のまま、踊ってください、と言ってもやる気がでないと思うよ。それに、その練習相手がそれを失うきっかけを作ったアイランドスターズだからね」
と言うと、たまたま隣にいたレンが証言する。
「雪穂先生、ルナのことを心配していただきありがとうございます。実際、私もカレンも土居建造様と高校を失ったことについては今でもショックと思っております。ただ、私もカレンも現実を見つめ、前に進もうとしています。対して、ルナはそのショック状態から抜け出していない。もしかすると、リーダーである責任感が強すぎて、ショックの度合いが大きかったのかもしれません。私とカレン以上に土居建造様に心酔するぐらいですから」
そんなとき、
「なら、いいこと思いついたよ!!」
と、いきなり九が横から割り込んできた。
「九、いきなりどうしたの?びっくりしたよ」
と、雪穂が言うと、九、
「ルナちゃんはいろんなことからのショックで動けないんでしょ。それなら、さらなるショックを与えればいいんだよ」
と、わけのわからないことを言う。それには星子、
「ショック状態の伊藤(ルナ)さんにさらなるショックを与えてどうするの。もっと危ない状態になるんだぞ」
と注意するも、九、
「私、ショックがおきたら、さらなるショックを与えると元気になるもん。ルナちゃん、いろいろと考えすぎているんだもん。だから、ショック状態から抜け出せないんだもん。なら、さらなるショックでそんなもの、吹き飛ばせばいいんだよ」
と言うと、雪穂、
「それは九だけだと思うよ。人間って混乱しているときにさらなる混乱を受けると悪い方向に進んでしまうものなのよ」
と、九に諭すも、九、
「もう遅いもん。もうほかのみんなと約束したもん。明日、それをするもん。もう決定事項だもん」
と言うと、星子、
「また勝手に進めちゃって…。それがどれだけ人に迷惑をかけていると思っているの」
と、九に怒るも、九、
「もう決めたもん。明日、絶対に行うもん」
と、だだをこねる。これには雪穂、
「…」
と黙るしかなかった。
翌日…。
「なんかモニターばかりなんですけど…」
と、雪穂は絶句していた。それもそのはず。練習に使う体育館にはステージには大型スクリーン、そして、横には大小30以上のモニターが設置されていた。
「こんなモニター、どこからもってきたのか…」
と、星子も呆れているばかり。
すると、
「それはね…」
と、突然九が雪穂と星子の前にあらわれると、すぐに、
「これから行う練習に使うものだよ」
と答える。続けて、
「実は、星子ちゃんのおじいちゃんにお願いしたら、町中にあるモニターをできるかぎり貸してくれたんだよ」
と言うと、星子、
「おじいちゃん、九には甘いんだから」
と、おじいちゃんを怒るも、すぐに、九に対して、
「練習に使うなら、モニター1つで大丈夫でしょ」
と反論するも、九、
「だって、これから行う練習はたくさんのモニターが必要なんだもん」
とさらに反論、さらに、
「あと、星子ちゃんのおじいちゃんにもっとお願いして、インターネットの回線も自由に使えるようにしたらから。それに…」
と言うと、続けて、
「もしものために、人工衛星に通信できる大きなアンテナを持つ車も借りたから」
と言うと、雪穂、
「だから、校庭に大きな車が2台止まっていたんだ。でも、1台は(人工衛星に電波を送る)パラボラアンテナ車だけど、もう1台は?」
と言うと、星子、
「きっと電源車でしょう。このモニターすべての電力をまかなうにはそれぐらいの設備を持つ車が必要となります。しかし、どれくらいお金がかかっているのやら…」
と、呆れてしまうと、となりにいたレン、
「なんとスケールの大きな話になってしまっているなんて…」
と、ただただ呆れるしかなかった。
アイランドスターズとバックスター、あわせて12人+雪穂の13人は体育館に集合していた。だが、前面に大型スクリーン、横には大小30以上のモニターに囲まれていると、なんか異様な光景に見えてしまう。
でも、その異様な光景になった理由がこのあと、すぐにわかった。九は13人全員が集まったことがわかるとすぐに、
「スタッフさん、モニターの電源をつけてください」
と言うと、大型スクリーンとモニターの電源がつく。すると、そのスクリーンやモニターにはある少女が映っていた。
「ヤッホー、九、元気だったー」
と、モニターから九たちがよく知る少女の声が聞こえてきた。
「ひろ美ちゃん、元気だよ~」
と、九はすぐにモニターに映る少女に声をかける。そこに映っていたのは、九たちアイランドスターズと九州予選で競い合ったK9のリーダー、ひろ美だった。その横にはK9のメンバー、カケルとはるなも映っていた。
「これはすごい…」
レンは絶句した。ほかのモニターには全国各地のスクールアイドルたちが映っていた。
「こんな光景、私の分析すらこえています…」
カレンも絶句するしかなかった。
そして、九はその巨大スクリーン、モニターの前に立って言った。
「これから、私たちはスクフェスの最後に見せる曲、SDS、「Sunny Day Song」と「スペシャルデイソング」の全体練習を行います」
これには多恵、
「こんなスケールの大きな練習、はじめて。というより、これを実現できた九って一体何?」
と驚くと、ひろ子、
「いや、なにも考えていないよ。むしろ、自分のやりたいことをそのまま表現したっていうほうが正しいかも」
と、たんたんに答えていた。これには多恵、
「…」
と、ただただ絶句するしかなかった。
「1,2,3,4、1,2,3,4」
と、雪穂の掛け声とともに九たち11人はSDSのダンス練習をする。それにあわせるかのようにモニターに映るスクールアイドルたちもダンス練習をする。だが、初めてとはいえ、全体的にまとまっている感じだった。
「1,2,3,4、はい止め」
最初からSDS、「Sunny day Song」と「スペシャルデイソング」を2曲続けて、それも何も個人練習もせずに突然みんなあわせて練習する、そんな無謀と思えること、なのだが…。
「うん、はじめてみんなとあわせて練習したけど、とてもあっていると思うよ」
と、雪穂も太鼓判を押す。それを見ていたひろ美、
「だって、SDSは私たちにとってバイブルですから」
と答える。実はSDS…、「Sunny day Song」はμ‘sたち10年前のスクールアイドルたちがスクフェスで披露して以降、スクールアイドルたちにとって先輩たちから最初に習う曲となっていた。また、「スペシャルデイソング」も、雪穂たちが去年の「ラブライブ!10周年記念パーティー」で披露して以降、またたくまに全国のスクールアイドルたちの虜になっていた。そのためか、2曲ともみんなすぐに踊れるほど練習してきたのだ。
だが、そんなスクールアイドルたちとは対照的にただ1人ただ立っている少女が1人…。
「あれ、1人だけ立っているだけの人がいるよ」
と、モニターに映ったあるスクールアイドルが言うと、
「それは気のせいだよ。雪穂先生、もう1回お願いします」
と、レンが誤魔化すと、雪穂、
「うん、わかった。もう1回通し練習、始めるよ」
と、最初からSDS2曲の通し練習を始める。
すると、完璧に踊る九たち11人とモニターに映るスクールアイドルたちとは対照的に少し動いているが、ほかのスクールアイドルたちとはまったく違う、いや、動きが遅い少女が1人…。
「1,2,3,4、はい止め」
と、雪穂が終了の合図をすると、すぐに、
ハハハハ
と笑い声が聞こえてきた。それも笑っているのは一人じゃない。モニターに映っているみんなだった。これには星子、
「みんな、どうしたの?なんかおかしかった?」
と言うと、モニターに映るスクールアイドルたちを代表してか、K9のひろ美が答えた。
「だって1人だけ動きがぎこちないんだもん。それが…」
この言葉に九を除くアイランドスターズ8人がある少女のほうを見る。
ひろ美は続けて、
「それがバックスターの伊藤ルナさんだったからだよ」
と、衝撃的なことを言った。そう、SDSの通し練習でみんなとあわせて踊れなかった少女とはルナのことだった。ルナはただ立っている、もしくは動きがぎこちない、動きが遅かったのだ。
レンはすぐにみんなに弁解する。
「これには理由があって…、ルナは…、ちょっと…、いろいろあって…」
だが、それにもかかわらずモニターに映るスクールアイドルたちはそんなの関係ないみたいに、ただ、
ハハハハ
と、笑い続けている人たちもいた。
ルナ、これを見て、
「もういや。私、やっぱり無理。建造様や高校はすでにもうない。そして、みじめな私をみんなは笑い続ける。こんな私、もういや。死にたい…」
と、塞ぎこんでしまう。これにはカレン、
「みんな、言いすぎだよ。これじゃルナがかわいそうだよ」
と言うも、それでも、
ハハハハハハ
と、笑い声が止まらなかった。
そんなとき…。
「笑うな!!」
と、みんなを一喝する大声が聞こえてきた。これにはみんな、
「…」
と、一瞬で黙らせてしまう。ルナは大声をだした人物の方を見て一言、
「金城(九)さん…」
そう、大声をだしたのは九だった。九はすぐに雪穂を含めた全員を見るなり、叱り始める。
「みんな、笑いすぎだよ。ルナちゃんは、ルナちゃんは今、心が折れそうになっているんだよ。ルナちゃんは心酔していた人、そして高校を失い、そのために心が折れそうになっているんだよ。それに対して、踊りがおかしいっていうことだけで笑うなんて、みんな、どうにかしているよ」
これには雪穂を含めた全員、
「…」
と無言になるしかなかった、はずだった。
一瞬無言になったと誰もが思った瞬間、口火を切ったのは、
「九ちゃん…」
と言ったひろ美だった。九はすぐに、
「ひろ美ちゃん、言い訳言うのだったら絶交だよ」
と言うと、ひろ美はすぐに、
「言い訳じゃないよ。本当はね…」
と言うと、すぐにあることを言った。
「実はね、私たちが笑ったのは伊藤(ルナ)さんの動きがおかしいから笑ったんじゃないんだよ」
これには九、
「じゃ、いったいなぜ?」
と言うと、ひろ美、
「伊藤ルナさん、いや、ルナちゃんがとても人間くさかったからだよ。ルナちゃんってなんでも完璧に物事をこなす、そんなイメージが今まで強かったんだ。だって、いついかなるときでも完璧にこなしているしね。それが、ラブライブ!であっても。でもね、完璧に踊れるはずのルナちゃんがいろんな理由で悩んで、それで失敗した。そんなルナちゃんが見れただけでもびっくりだよ」
と言って、ルナにむけてひろ美が一言。
「ルナちゃん、もっと私たちにいろんな一面をみせて」
これに続けとばかり、ほかのスクールアイドルたちからも、
「そうだよ。ルナちゃん、私たちと一緒に楽しもう」
と言う。
これに対して、ルナ、
「こんな私でもいいの?」
と聞くと、九、
「そんなルナちゃんだからいいんだと思うよ。これまで完璧が求められていたから、心の支えだった人(土居建造)のために、高校のために完璧を求められていた。でも、今は違うよ。もう心の支えの人や高校はもうない。でも、そのかわりに、私たちスクールアイドルのみんながいるんだよ。みんなを頼ってよ。そして、もっと、ほかのルナちゃんのいいところを見せてあげてよ」
と、笑いながら答える。これにはルナ、
「金城さん、いや、九、ありがとう。私、もう諦めない。建造様や高校のことはもう言わない。けれど、九、そして、みんなを頼って生きていく。完璧な私はもうさようならするよ」
と答えると、九、
「ルナちゃん、それなら約束して。これからずっと、永遠に、私たちと一緒に楽しんでいこう」
と、ルナに対して笑いながら言うと、ルナ、
「うん」
と、元気よくかつ力強く答えた。
そして、無事に?星子、春、氷の卒業式をえて、スクフェス当日…。
「よ~し、みんなで頑張っていこう」
と、九の言葉とともにアイランドスターズとバックスターのスクフェスが始まった。場所は九たち、ルナたちのために新しく作られたステージ、九龍島野外ステージ。そこには全国にネット中継するためのカメラなどの撮影設備が設置されていた。
「今からアイランドスターズ、バックスターの中継が始まります」
と、撮影スタッフの言葉とともに、アイランドスターズ、バックスターのステージが始まった。
「まずは2年で「オータムウインド」です」
と、これまで歌ってきた曲を次々に披露するアイランドスターズとバックスター。この様子は全国、いや、世界中にネット生中継され、世界中の人たちの目を釘付けにしていた。その人たちの目には楽しく歌って踊るスクールアイドルたち、九たちアイランドスターズとルナたちバックスターの姿があった。
そして、そんな夢のようなステージも永遠に続く…、わけでもなく、その終わりは突然訪れた。
「「GALAXY VOYAGER」でした。私たちのステージはこれで終わり…」
と言う星子の声にネット中継のコメント欄には、
エー
という言葉がたくさん流れていく。そんなコメントを見てか、九、
「というのはうそだよ。もう1曲、みんなにみせるのは初めての曲、披露するよ~」
と言うと、突然の発言にコメント欄にも、
ヤッター
の言葉が画面中に流れていく。
ステージにはすでにアイランドスターズ9人にバックスター3人、全員で12人が勢ぞろいしていた。九はこれを見て、カメラにむけて言った。
「今から披露する曲は私たちアイランドスターズ、ルナちゃんたちバックスター全員で歌う曲です」
これを聞いてなのか、突然アイランドスターズとバックスターからある言葉が…。
「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「9」「10」「11」「12」
番号をメンバーそれぞれが言っていくと、12人全員で、
「アイランドバックスターズ、テイク、オフ!!」
と言う掛け声が聞こえてくると、すぐに踊る態勢にはいる。
そして、九は言った。
「それでは聞いてください。アイランドバックスターズで「コンタクト」!!」
そして、曲が始まった。
ラブライブ!アイランドスターズ!!最終章 BSS 挿入歌「コンタクト」
指と指がふれあう 明日へと
①
お互い同士 認めあっている
それをライバルと ひとはいっている
どんなとき どんなところでも
すばらしき たたかいをしてる
そんな戦い 続けていると
いつかは 目覚めてしまう
一緒になって すすめていくと
すばらしいもの つくりだしてく
小さな光が 1つにあつまり
大きな光へ 進化していく
未知の力が あふれだしている
のりこえられない かべなんてないのさ
無限の力 みんなのために
使っていけば あかるい未来
創造していく だからこそ
みんな信じて 前にすすむのさ
②
にらみあってる 時間すぎていく
それにともなって 伊敷きかわってく
こころにも 響きあっていく
すばらしき つながりを知ると
みんなどこか みとめているよ
いつでも みえない糸を
たどっていくと みつけてしまう
どんなときでも つながっている
小さなこころが 1つにあつまり
大きなキズナへ 進化していく
無限パワーが すべて照らしあう
みえないところは 存在しないのさ
はるかな未来 すべてのために
きりひらいてく 信じるちから
パワーにかえてね だからこそ
みんな信じて 前にすすむのさ
はじめはライバル同士でも
交わり続けることで
いつかは仲間となる
どんな困難があっても
いつかはこえていける
だからこそ今は
ライバルだけど
いつかは一緒になれるさ
小さな光が 1つにあつまり
大きな光へ 進化していく
未知の力が あふれだしている
のりこえられない かべなんてないのさ
無限の力 みんなのために
使っていけば あかるい未来
創造していく だからこそ
みんな信じて 前にすすむのさ
指と指がからみあい
大きなうねりとなってく
あかるい未来 しんじて
今を生きてく
歌い終わると、九はすぐに、
「これで私たちアイランドスターズとバックスターのステージを終わります」
と言うと、全員ステージの袖に移動した。
「やったね」
と、ルナが言うと、九も、
「うん」
と、元気よくうなずく。そして、メンバー全員で健闘をたたえあう。
だが、それで終わった…、わけではなかった。ネット中継画面には、
アンコール アンコール
というコメントがたくさん流れていた。
これを見ていた雪穂、
「みんなぁ、視聴者みんながアンコールを求めているよ」
と言うと、九、
「それじゃ、みんなでアンコールに答えちゃおう」
と言うと、ルナ、
「いや、それはできないよ」
と、即答。これには九、
「なんで!!」
と、いきなり驚くも、ルナ、
「これから先は九たちアイランドスターズのステージだよ。だって、私たちバックスターは全員2年生だから。私たちには来年がある。でもね、九たちアイランドスターズはこのスクフェスをもって3年の星子、春、氷が卒業する。ここで思い出に残る最高のステージ、見せてくれるかな。アイランドスターズ最後の勇姿を私たちに、そして、みんなに見せてくれるかな」
と答えると、九、
「うん、わかった。私たちの最高のステージ、見せてあげるね」
と、大きくうなずくと、星子たちを連れてステージへとあがっていった。
そして、アイランドスターズが「ネバーエンディングストーリーズ」を歌っている最中、ルナは雪穂に近づくと、すぐに、
「実はお願いがあるのですが…」
と言う。雪穂はすぐに、
「お願いって何?」
と聞くと、ルナはすぐに答えた。
「実は私たちバックスターをこの九龍高校に編入させてくれませんでしょうか。私たちも九たちと一緒に雪穂先生のもとで一から頑張っていきたいのです。お願いします」
これには雪穂、
「それは別にかまわないよ。だって、うちの高校は誰でもはいれるオープンな高校だもん。それに、バックスターという仲間を得ることができれば、九たちにも刺激になるしね」
と言うと、ルナ、
「本当にありがとうございます」
と、雪穂にお礼を言った。
しかし、そこから衝撃的な言葉が雪穂から飛び出した。
「それに、私にとってあと1年だしね~」
これにはルナ、
「えっ、あと1年…」
と絶句すると、雪穂はさらにこう言った。
「そう、あと1年。私、あと1年でこの高校を離れないといけないの。あと、これはお願いだけど、九たちには内緒にしていてね」
このとき、ルナはただこの言葉に絶句したままだった。
こうして、ラスト、全国のスクールアイドルたちとSDS、「Sunny Day Song」「スペシャルデイソング」を歌ってスクフェスは終了した。それはすなわち、星子、春、氷の3年生の卒業をもって、現メンバーによるアイランドスターズの活動が終了することを意味していた。
だが、物語はさらに進む。これから先、九たちは、ルナたちはどうなっていくのだろうか。そして、雪穂が言った「あと1年」とは…。物語はついにクライマックスへと進む…
次回 ラブライブ!アイランドスターズ!!最終章
ファイナルストーリー 「My Graduation~光の中へ~」