ラブライブ!Ω/UC 外伝 ラブライブ!アイランドスターズ!! 作:la55
九たち3年生の卒業式兼修了式のあと、直前、
「えっ、なに!!」
真っ暗になった体育館に1つのスポットライトが雪穂に降り注いだ。
すると、ある声が聞こえてきた。
「え~、今から~」
これは2年のたい子の声だった。
ラブライブΩ/UC 外伝
「今から…」
たい子の声が続く。
ラブライブ!アイランドスターズ!! 最終…
「今から…」
と、たい子の声が…。
「今からめいたち「ISS」のラブライブ!5位入賞おめでとう会をひらくよ~」
と、突然めいがよこやり。つづけて…、
「小明たちにつづくにゃ~」
と、小明もよこやりしてくる。
「こら~、めいに小明、悪ふざけはするな~」
と、たい子、めいと小明に怒る。
「ごめんにゃ~」
と、めいが言うと、小明も、
「でも、暗い雰囲気は苦手だにゃ~」
と弁解する。これにはまわりから、
ハハハ
と苦笑。そして、雪穂も、
「なにがどうなっているの?」
と困惑していた。
「え~、めいと小明は罰として年度末まで学校中のトイレ掃除ね」
と、たい子が言うと、めい、
「たい子が権力を持つとろくなことがないにゃ~」
と言えば、小明も、
「そうだにゃ~」
と言う。
と、言っているのはほっといて、たい子は改めて言う。
「それでは、最初から」
また暗くなる体育館。そして、再びスポットライトが雪穂に降り注ぐ。
「…」
黙る雪穂…。
ラブライブΩ/UC 外伝
「続きまして…」
と、たい子の声が響く。
ラブライブ!アイランドスターズ!! 最終章
「続きまして、これから雪穂先生の…」
と、たい子は少しためにはいる。
ファイナルストーリー 「My Graduation~光の中へ~」
「これから雪穂先生を送る会をはじめます」
と、たい子は雪穂に向けて言う。
「えっ、私の送別会!!」
これには雪穂は驚いていた。
後編 送別会と退任式とお別れと…
「私のための送別会…」
と、雪穂は驚いたまま、窓などに張られていた暗幕が一斉に落とされる。すると、そこには、
「雪穂先生 2年間 ありがとうございました」
と書かれた大きなパネルがかけられていた。
「本当にありがとう…」
と、雪穂が泣きながら喜ぶと、九、
「私たちは雪穂先生がいたから、ここまで頑張ってきました。その御礼に兼ねて、今から雪穂先生への送別会を行うことにしたの」
と言えば、多恵、
「これはいわば、私たちが雪穂先生に送る卒業式です。楽しんでください」
と言うと、ひろ子も、
「この様子はネットを通じて全世界に配信されています。今、見たところ、ざっと1万人ぐらいの人が見ていますよ」
と、こそっと雪穂に言うと、雪穂、
「大げさすぎるのでは…」
と言うと、ルナ、
「いや、本当だ。やっぱ、私たちバックスターの力はすごいんだぜ」
と、堂々と言うと、レン、
「まっ、本当はアイランドスターズを率いた九さんの最後の融資をみたいのかも?」
と言うと、ルナ、
「なんだとー!!」
と、レンにはむかうと、カレンは、
「私の分析だと…、半々かな、っていえばいいのだろうか?」
と悩む。
「はいはい、続けていきますよ。まず、1年生有志による…」
と、たい子は九たち3年を尻目にたんたんとプログラムを進める。これは多恵、
「こりゃ、私以上にクレーバーな生徒会長になるな」
と思ってしまった。
ステージでは1年生による劇や合唱、そして、ミニライブが行われていた。これを見ている雪穂、おもわず、
「たった1年だけど、急成長してきたかな?」
と、思ってしまうほどうまかったりする。
そして、1年生全ての演目が終わり、続いて…。
「続いて、卒業生による…」
と、たい子が言うと、雪穂、
「ついに九たちの番だね」
と言うが、とうの九は、
「私、ここにいますよ」
と、雪穂の横にいることをアピール。これには雪穂、
「…」
と、黙るしかなかった。
「卒業生による合唱」
と、たい子が言うと、ステージには星子、氷、春が並んでいた。
「雪穂先生、私たちはたった1年間しかいませんでしたが、それでもいい思い出でした」
と、星子が言うと、氷は、
「でも、その思い出は一生で1番楽しいものになりました」
と、泣くのをこらえて言うと、春は、
「私は寮母として雪穂先生たちを支えてきましたが、それでも、この2年間はとても嬉しい、楽しいものになりました」
と言うと、3人は、
「「「そんな雪穂先生に送る歌です。「さよならにさよなら」」
と、3人による歌が始まる。これには雪穂、
「うわあ、これ、お姉ちゃんが歌っていた歌だ~、懐かしい」
と、懐かしさにつつまれていた。
そして、歌い終わると、星子たち3人は、
「本当にありがとうございました」
と、御礼を言うと、雪穂も、
「こ、こちらこそ」
と、これまた御礼を言ってしまった。
そして、たい子たち2年がステージに上がる。さらに、九たち3年生6人も上がる。
「あれ、2年と3年は合同で…」
と言うと、九、
「私たちは9人で新曲を歌います。これは多恵ちゃんが今回のために作った新曲です」
と言うと、9人で一緒に、
「聞いてください。「夢ってなに?」」
と言うと、9人は歌いだした。
「夢ってなに?」
(ドリーミング イン ザ スカイ)
夢 だれもがもっている
夢 だれもがあこがれている
すべての人が 必ず叶える
夢にはそんな 力がある
けれど夢って 何だろう?
夢はいろいろ あるけれど
ただ1つだけ いえる
それは(それは) はてしない
パワーが ある
夢を必ず(必ず)叶える(叶える)
私たちには そんな力がある
夢をリンクして 1つの大きな(大きな)
でっかい夢を つくろう
(ドリーミング イン ザ スカイ)
歌い終わると、2年と3年が一緒に、
「本当にありがとうございました」
と、雪穂に御礼を言った。
そして、ステージには卒業生である星子、氷、春が再びあがってきた。ステージに並ぶ12人。九はその12人を代表して雪穂に言った。
「私たちは雪穂先生と出会えたことで楽しい未来が開かれました。本当にありがとうございます。送別会はこれで終わりますが、最後に私たちから雪穂先生にプレゼントがあります」
これには雪穂、
「なにかな?」
と言うと、九は笑いながら言った。
「それでは聞いてください。雪穂先生に送る最後の歌、アイランドバックスターズで
「僕らは光の中でへ」!!」
そして、雪穂に送る、アイランドスターズ、バックスター、それぞれの思いをミックスして、アイランドバックスターズ、最後の歌がはじまった。
ラブライブ!アイランドスターズ!! 最終章 「僕らは光の中へ」
光さす 道の中へ
①
僕らは光の中を すすんでいっている
あかりめいいっぱい てらしつづけて
ひろがっていく 世界をむけて
可憐にすすんでいく 僕たち
たえまない努力 してるけど
それでも難しい 生きていくには
氷のように固い 世の中でも
僕たちはきっと のりこえるさ
月と星を 何度も見ている
それほど長い 航海だけど
僕たちには そんなの苦じゃない
だってきっと 春は必ずくるさ
だからあきらめ ないで僕たちは
きっと成功できる 大変だけど
究極の力もつ 僕たちだから
光の中をすすんで いけるのさ
②
僕らはいつかは別れ ばらばらになるけど
たとえ暗くなって すすめなくても
あきらめないよ 僕たちきっと
まよわず進んでいく かならず
たえまないあかり みていると
それだけ元気出る くじけそうでも
みんなのことを思い 全力だす
僕たちはきっと あきらめないよ
星が流れ 何度もかわるよ
それほど長い 航海だけど
僕たちは ひとりじゃないんだ
だってきっと みんなココロはひとつ
だからさびしく ないよ僕たちは
きっと繋がっている 遠くにいるけど
究極のキズナもつ 僕たちだから
はるかな道を進んで いけるのさ
いずれは散っていく僕たち
それがたとえ苦しくても
いつかは報われるはずさ
だって 散っていっても
僕たちのココロは1つ
だからこそあきらめないよ
僕たちはやっていけるはずさ
月と星を 何度も見ている
それほど長い 航海だけど
僕たちには そんなの苦じゃない
だってきっと 春は必ずくるさ
だからあきらめ ないで僕たちは
きっと成功できる 大変だけど
究極の力もつ 僕たちだから
光の中をすすんで いけるのさ
僕たちは光の中をすすむのさ
かがやける未来へとすすむため
かがやける未来へとすすむため
「本当にありがとうございました」
九たち12人の声とともに1年生30人からも、
「ありがとうございました」
と、雪穂に御礼を言うと、雪穂、
「本当にありがとう」
と、泣きながら答えていた。
こうして、雪穂の送別会は終わり、雪穂は引越しの準備に追われていた。その都度、級から、
「私、手伝うね」
と、勝手に手伝ってくれたが、雪穂、
「手伝ってくれるのは嬉しいのだけど…」
と、何か裏がありそうと感じていた。
そして、3月31日、ついに雪穂が島を出る日がきた。
「高坂(雪穂)さん、準備はできましたか?」
と、九の母親が言うと、雪穂、
「は~い、できましたよ」
と言うと、玄関に移動、そして、
「これまで2年間お世話になって本当にありがとうございました」
と、玄関にいた九の両親に御礼を言う。すると、
「もう高坂さんは私たちの家族の一員ですよ。いつでも戻ってきてください」
と、九の母親は雪穂に言うと、雪穂、
「本当にありがとうございました」
と言い残して玄関をあとにした。
その3分後…。
「それじゃあ、お父さん、お母さん、行ってきます」
と、九が玄関で両親に言うと、九の母親は、
「それじゃ、行ってきなさい。がんばっていくんだよ」
と、まるでどこかに行くみたいに火打石をあわせると、
「それじゃあね~」
と、九も玄関をあとにした。
九龍高校、3月31日、朝、体育館…。ここでは雪穂の離任式が行われていた。
「高坂雪穂先生、2年間本当にありがとう」
と、校長から御礼の証書が渡されると、雪穂は、
「本当にお世話になりました」
と、涙を流しながら答えた。
雪穂はステージの上からまわりを見渡した。そこには町長である星子のおじいちゃん、氷の父親である副町長をはじめ、この町のえらい人たち、さらに法被で応援してくれたハッピーさん、特攻服が持ち味の漁師軍団、特攻野郎Sチームなど、多くの町民が集まってくれた。
「島のみんな、本当にありがとう」
と言うと、ステージを降りて、生徒の前に立つと、
「1年生のみんな、私は今日でお別れだけど、星子のもとで輝いてね」
と、1年生に対して激励の言葉を送った。
そして、雪穂は九たちの前に立つと、1人ずつ声をかけた。
「カレン、あなたの分析はみんなのために使ってね」
と、雪穂が言うと、カレンは、
「はい、わかりました」
と答えた。
「レン、ルナを助けていってね」
と、雪穂が言うと、レンは、
「私はいつもルナの味方です。安心してください」
と伝えた。
「ルナ、あなたは昔と違って生まれ変わったよ。だから、これからもがんばってね」
と、雪穂が言うと、ルナは、
「私はこれからもがんばっていきます」
と誓った。
「星子、これからはあなたが先生だよ。みんなを明るい未来へと導いてね」
と、雪穂が言うと、星子、
「わかりました。雪穂先生が残したもの、絶対に守っていきます」
と答えた。
「氷、星子を支えていってね。星子はあなたあってのものだからね」
と、雪穂が言うと、氷、
「まかせてください。星子のことならお任せあれ」
と答えた。
「春、あなたは九龍高校生徒たちの母親みたいなものだよ。これからも、生徒たちみんなのために頑張ってね」
と、雪穂が言うと、春、
「任されました」
と答えた。
「たい子、生徒会長としてみんなを引っ張っていってね」
と、雪穂が言うと、たい子、
「みんなをまとめていってやりますよ。任せてください」
と答えた。
「めい、みんな、めいの明るさには助かっているよ。ムードメーカーとしてみんなを暖めていってね」
と、雪穂が言うと、めい、
「めいも頑張るでしゅ」
と、かみながら答えた。
「小明、アクロバットなどでみんなを、島中を、楽しませてあげてね」
と、雪穂が言うと、小明、
「小明の得意技、絶対に活かしていきます!!」
と、元気よく答えた。
「ひろ子、あなたの元気はみんなの元気につながるよ。どんどん進んで言ってね」
と、雪穂が言うと、ひろ子、
「全力前進していきます!!」
と答えた。
「多恵、あなたはこれからこの町の、いや、みんなをまとめていく存在になるよ。だからこそ、もし、くじけそうなことがあっても諦めないで。そして、みんなを頼って。そうすることで必ず明るい未来が訪れるからね」
と、雪穂が言うと、多恵、
「雪穂先生、本当にありがとうございました」
と、泣きながら答えた。
そして、九の前に立ち、雪穂はあることを語った。
「九、あなたが私に声をかけてくれたから、今があるんだよ。九、あなたはみんなの太陽だよ。あなたがいてくれたから、みんなはやってこれた。だからね、九、これからもみんなの太陽でいてね」
これには九、
「はい、わかりました」
と答えた。が、九、そのとき、こっそり、
「でも、その役目、多恵ちゃんに譲ったけどね…」
と、誰にも聞こえないように答えていたみたいだった。
とはいえ、こうして、一人一人に声をかけた雪穂は、みんなの方をみると、町の人たちから、
♪あお~げばとうとうし~
の歌声が聞こえてきた。町中からの贈り物に雪穂、
「本当にありがとう。この2年間は私の宝でした」
と言って、そのまま体育館をあとにした。
そして、雪穂は町中を雪穂の引越し荷物?を載せた自分の車でまわると、いろんなことを思い出しながら港へと向かった。
九龍島の玄関口、九龍港。そこには本土に行くフェリーが待っていた。
「まもなく~、鹿児島港に向かうフェリーが出発します~」
港に響くアナウンスを聞いてか、雪穂はそのまま車をフェリーの車両看板へと進めた。車を降りてフェリーの外にでる雪穂。そこには…。
「雪穂先生、本当にありがとうございました」
「これからも頑張ってください」
などと書かれた横断幕を持った島民たちが集まっていた。
「みんな、本当にありがとう。この島の思い出は忘れないよ」
雪穂は泣きながら言うと、星子が、
「雪穂先生、本当にありがとうございます」
と言いながら、花束を雪穂に渡した。
「黄色いハイビスカス…」
雪穂は花束の花に驚いていた。星子はこれを見て、
「黄色いハイビスカス、花言葉は輝き。雪穂先生は私たちに、島の人たちに、町の人たちに輝きをくださいました。私たちはこれからもこの輝きを大切にしていきます」
と言うと、雪穂、
「頑張ってね」
と答えた。
雪穂はこのあと、フェリーに乗り込み、デッキで見送りにきた島民たちに最後の別れをしていた。
そんなとき、ある船員が雪穂にあるものを渡した。
「紙テープ?」
雪穂はこれでなにをするのかわからなかった。船員は、
「これを外に投げてください」
と、雪穂に紙テープを外に投げるように指示する。
「うん、わかった」
と、雪穂、紙テープを外に投げる。すると、投げた紙テープの端を多恵たちが拾っていく。船員は説明した。
「この紙テープは島を離れる先生たちと生徒たちを結ぶテープです。フェリーが出発すれば、その紙テープを離さないといけない。その意味でも、この紙テープは先生と生徒たちとの別れを実感するもの。こんな悲しいことはありませんが、見送る意味でも、これは心に思い出として強く刻み込まれます」
これには雪穂、
「へぇ~、そうなんだ」
と、うなずいていた。
そんなこんなのうちにフェリーは、
ポー
と汽笛を鳴らして出発しようとしていた。
「あっ、みんな、本当にありがとう。また会おうね」
と、雪穂は大声で言うと、港にいる島民みんなから
「本当にありがとうございました」
という大きな声が響いていた。
そして、フェリーは少しずつ港の外に出ようとしていた。
まず、ルナが持っていた紙テープが切れる。
「ルナ、ありがとう」
雪穂が言うと、ルナも、
「はい、本当にありがとうございました」
と答えた。
続いて、レン、カレンの紙テープも切れる。
「レン、カレン、ありがとう」
と雪穂が言うと、レンは、
「はい」
とうなずき、カレンも、
「はい」
と答えた。
さらに、星子の紙テープも切れる。
「星子、ありがとう」
と、雪穂が言うと、星子、
「はい、本当にありがとうございました」
と答えた。
続いて、春、氷の紙テープも切れる。
「春、氷、ありがとう」
と、雪穂の言葉に春、
「また来てください」
と答え、氷も、
「うん、またね」
と答えた。
そして、たい子の紙テープが切れる。
「たい子、ありがとう」
と、雪穂が言うと、たい子、
「先生、本当にありがとう」
と答えていた。
さらに、めい、小明の紙テープも切れる。
「めい、小明、またね」
と、雪穂が言うと、小明は、
「はい、またですね」
と答え、めいも、
「はい、またでしゅ」
とかみながらも答えた。
そして、ひろ子の紙テープも切れる。
「ひろ子、頑張ってね」
と、雪穂が言うと、ひろ子、
「わかりました」
と答えた。
最後に多恵の紙テープは切れる。
「多恵、本当にこれまでありがとう」
と、雪穂が言うと、多恵、
「雪穂先生、本当にこれまでお世話になりました。本当にありがとうございます」
と答えた。
こうして、全ての紙テープが切れた。しかし、雪穂はそのままデッキにいた。小さくなる人影に対して大きく手を振る雪穂。
「本当にありがとう。そして、さようなら~」
と、大きな声でお別れを言う雪穂、対する港でも、
「雪穂先生、さようなら~」
と、大きな声で別れを惜しんでいた。それは港が、フェリーが見えなくなるまで続いた。って、あれ、誰か忘れていたような気が…。
「本当にお別れになったよ。でも、この2年間は本当に、私にとって幸せな2年間だったよ」
フェリーの客室に戻った雪穂。しかし、あることに気づいた。
「でも、なんか忘れているような。たしか、大事な人を忘れているような」
そんなときだった。
バタンッ
と、客室のドアが突然開く音が聞こえてきた。
「だ、誰?」
と、雪穂はおののく。すると、ドアの方からよく知る少女の手がのびてきた。その少女は言った。
「雪穂先生、私をスクールアイドルにしてください!!」
ラブライブ!アイランドスターズ!! グランドエンディング 「アイランドスターズ!!」
すすみつづける あしたの方へ
①
明日へとすすむ わたしたち
帆をあげて 前進していく
わたしたちは いつでもどこでも
永遠の チャレンジャー
たとえ迷って しまっても
心の中に 地図は持っている
だからこそ 前にすすむ
私たちは 絶対に
あきらめるものか!!
絶対に見つかる 私たちの宝
それは(それは) 私たちの(私たちの)
キズナという 1つだけの宝
どんなことでも あきらない
私たちの宝は 永遠に光つづける
(アイランドスターズ!!)
②
未来へとすすむ 私たち
あの星に むかってすすむさ
私たちは どんなになっても
あきらめは しないのさ
たとえくじけて しまっても
心の中は いつもあたたかい
あきらめず 前にすすむ
私たちは 絶対に
突破してみせる!!
絶対にみつかる 私たちの夢
それは(それは) 私たちの(私たちの)
みらいという 1つだけの夢
どんなときでも つかまえるさ
私たちの夢は 永遠に見つめ続ける
(アイランドスターズ!!)
私たちは9人で1つ
たとえ1人欠けてしまっては
完成しない永遠のパズル
だからこそ9人で1つ
いつでもどこでもどんなときでも
つなぎ続ける
キズナという固い結びで!!
(アイランドスターズ!!)
絶対に見つかる 私たちの宝
それは(それは) 私たちの(私たちの)
キズナという 1つだけの宝
どんなことでも あきらない
私たちの宝は 永遠に光つづける
私たちの心は 永遠に光りつづける
「って、あなた、誰?」
雪穂はおそるおそる聞くと、その少女は答えた。
「私ですよ。九ですよ」
これには雪穂、
「九かぁ、びっくりしたぁ~」
と言うと、九、
「それはこちらのセリフですよ」
と言うが、雪穂、あることに気づく。
「九かぁ~、って、なんで九がここにいるの?」
これには九、すぐに答える。
「私、決めました。卒業したら、雪穂先生を支えていこうって」
これには雪穂、
「でも、親御さんには話をしているの?多恵たちもこのこと知っているの?」
と、九に質問すると、九、
「それは大丈夫!!お父さん、お母さんにはすでに承諾をもらっているし、多恵ちゃんはおろか、島民全員知ってますよ、私の件についてはね」
と元気よく答える。これには雪穂、
「なんちゅう行動力。というか、私だけ知らなかったのかあ。でも、九、自分の荷物は?まさか、本土に着いてから新しく買うとか?」
と、これまた九に聞くと、九、
「それなら心配ないよ。だって、雪穂先生の荷物の中にちゃんとしまってあるもん」
と威張りまくる。
「えっ、うそ!!」
と、客室に持ってきていたキャリーケースを開ける雪穂。そこにはちゃんと九の着替えなどがいれてあった。
「なんで私の荷物のなかに九のがあるの!!いついれたの?」
この雪穂の質問にも九はすぐに答える。
「それは雪穂先生が引越し作業をしているときに私がこっそりいれたの」
そのとき、雪穂はあることに気づいた。
「って、それ、私が引越しの作業中に九が手伝ってくれたときじゃないの。まさか、手伝うふりをして、こっそり九の荷物いれていたってこと!!」
その雪穂の言葉に九、
「その通り!!」
と、これまた大威張りで答える。雪穂、呆れてしまう。
(まさか、九ったら、私が退任すると言ってからこの計画をたてたのかな。そして、その用意周到さ。これをほかのことにもまわしたら立派な大人になれるのになあ。はぁ~)
雪穂はこう思うと、
「感心を通り越して、呆れてものがいえないよ~」
と再び落胆する。これに九、
「雪穂先生、そんなに落胆しないで。それにね、私、雪穂先生のこと、ずっと支えていくと決めたの。だからね、お願い、私を雪穂先生のパートナーにさせて!!」
と言うと、雪穂、
「帰れ、とは言えないしね。でも、本当に大丈夫?もう島には帰れないと思うよ。どんな苦難があるかもしれないよ。それでも大丈夫?」
と、何度も九に聞く。その都度、九は、
「それは大丈夫だよ。だって、私には雪穂先生がいるからね」
の一点張りだった。これを見た雪穂、
「はあ~、仕方がない。九、わかったわ。これからは私、雪穂のパートナーとしてどんなときでも、どんなことがあっても、私についてきてね」
と言うと、九は答えた。
「ヤッター!!わかりました。雪穂先生、いや、雪穂さん!!」