ハイスクールD×D 究極の救世主・大星団の輝き   作:イマジナリ

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はい、第9話です。

今回で4人目の救世主の登場です。

レイナーレやカラワーナにミッテルト、更にはアーシアがどうなるか第1章も後僅かです。

スーパールパンレッドの先読みの力にはビックリしたと同時にそんなのアリかと一緒思いましたが、カッコイイなら良いかと最終的に納得しました。

では、第9話をどうぞ。


第9話 陰謀に仕組まれた巧妙な罠、舞い上がる鷲座の救世主

第9話 陰謀に仕組まれた巧妙な罠、舞い上がる鷲座の救世主

 

 

公園で天野 夕麻としてベンチに座っていたレイナーレは予期せぬ再開に動揺していた。

 

レイナーレ

「炎ツルギ!この前は仕留め損なったが今日は逃さないわ・・・貴様は此処で殺す!」

アーシア

「やめて下さいレイナーレ様!レイナーレ様は行き場を無くした私の側にいて何時も励まして下さったお優しい方です。ですが・・・ですが、もう嘘を付いて自分の心を偽るのはやめて下さい!」

レイナーレ

「何を言っているのかしらアーシア・・・私は炎ツルギを始末する事が望みで・・・」

アーシア

「嘘です!ツルギさんに正体を明かした日の夜・・・レイナーレ様がツルギさんの名前を言いながら泣いていたのを私は見ました。」

レイナーレ

「そ、それは・・・」

 

正体を明かした日の夜・・・何時も夜に話をして励ましてくれるレイナーレがその日は部屋に来ない事に疑問に思ったアーシアが彼女の部屋の様子を見に行った時、彼女はヘッドの上に座り左手首のお揃いのブレスレットを握り締めながらツルギの名前を呼びながら泣いていたのをアーシアは見ていた。

 

ツルギ

「もう無理はしなくて良いレイナーレ。事情はカラワーナとミッテルトの2人から聞いてた。2人を人質にされて俺を狙ったのも、逆らえない様にその首輪を付けさせられているのも分かってる。」

レイナーレ

「カラワーナとミッテルトが!ツルギ君!2人は、2人は無事なの!」

ツルギ

「大丈夫、2人とも君の事を心配していたよ。2人もその首輪を付けさせられた上に、君を人質にしてドーナシークは逆らえなようさせられているんだ。その証拠にアーシアを助けた時に2人を首輪で痛め付けて俺を殺す様に命令していた!」

アーシア

「私もその場にツルギさんと一緒だったので見ていました。」

レイナーレ

「そんな!ドーナシークは私が命令を聞けば2人には一切手は出さないと約束したのに、私の知らない所でそんな・・・」

ツルギ

「話してくれレイナーレ。何があって何故こうなったのか。」

レイナーレ

「・・・分かったわツルギ君。」

 

レイナーレの話を聞くと・・・以前のドーナシークは紳士的で彼女や仲間の事を大切にしている男だったのだか、それが数ヶ月前に突然人が変わった様に変貌しレイナーレ達にツルギを始末するように命令した。

理由を聞いても答えず逆らうなら痛め付けなどの行動を取るようになり更には、目的は不明だがアーシアをこの街に呼び寄せて何かを行おうとしているらしい。

その目的とツルギの始末の為に手段を選ばなくなったドーナシークは命令を聞かないレイナーレをカラワーナとミッテルトをから引き離し全く接触出来ないようにし、2人の命と安全を約束に自分の命令通りに動けと彼女に命令して来たのだった。

 

ツルギ

「そうだったのか・・・奴の目的は一体何だ?」

レイナーレ

「分からないわ、でも私はツルギ君を殺す事なんて出来ない。確かに最初は命令で近づいたけど私は・・・私はいつの間にかツルギ君の事が本当に大好きになってた!」

アーシア

「レイナーレ様。」

レイナーレ

「私を気遣ってくれる優しさも、何も聞かずに励ましてくれる所も、正体や目的を明かした時も私の痛みや苦しみに正面から向き合ってくれる強い所も・・・全部好き愛してる!出来るなら、またあの時みたいにツルギ君とデートしたい。普通の1人の女として貴方と一緒にいた!」

ツルギ

「レイナーレ・・・」

 

涙を流し感情のまま胸の内を明かすレイナーレ・・・大切にしたい日常を失いたくない悲しみから震える彼女をツルギは抱きしめた。

 

レイナーレ

「ツ、ツルギ君!」

ツルギ

「全部話してくれてありがとうレイナーレ約束する。必ず俺がカラワーナとミッテルトを助けて君の笑顔を取り戻す!だから・・・その時はまたデートしょう。このブレスレットを付けてね。」

レイナーレ

「ツルギ君!そのブレスレットまだ付けててくれたんだ。嬉しい・・・私もあの時からずっと身につけてた・・・このブレスレット。」

 

彼女の夕麻としての服のめくられた袖の下にはあの日ツルギから渡されたペアブレスレットが今でも身につけられていた。

 

ツルギ

「レイナーレ!君もそのブレスレット、まだ付けててくれてたんだ。」

レイナーレ

「貴方を忘れる為に捨てようとも思った・・・でも捨てられなかった。大切な貴方からプレゼントだから此れだけはどうしても。」

ツルギ

「ありがとうレイナーレ・・・さあ!事情は把握したんだ。カラワーナとミッテルトを助ける為に協力してくれレイナーレ。」

レイナーレ

「分かったわツルギ君、それとアーシアごめんなさい。貴方にも心配を掛けてしまって。」

アーシア

「気にしないで下さいレイナーレ様。私も微力ですが協力します。」

レイナーレ

「ありがとうアーシア・・・ツルギ君も本当にありがとう。私の仲間も助ける為に貴方の力を貸して!」

ツルギ

「聞くまでもないさ!必ず2人を助けよう。ところでドーナシークはどこを拠点にして・・・」

ドーナシーク

「どこに消えたかと思えば、こんな所にいたかレイナーレ。」

ツルギ

「ドーナシーク!」

 

ドーナシークの拠点にしている場所を聞こうとした時、黒き羽を広げながらドーナシークが現れた。

 

ドーナシーク

「貴様を探して来てみればアーシアまでいるとは好都合だ。レイナーレ、アーシアを連れて此方に来い!」

レイナーレ

「お断りよドーナシーク!貴方の命令には2度と従わないわ!」

ドーナシーク

「貴様!カラワーナとミッテルトの安全は保証していると言ったはずだが?」

ツルギ

「無駄だドーナシーク!お前が約束を破り彼女を利用している事は既に分かっているぞ!」

アーシア

「そうです!貴方がレイナーレ様がしている首輪をカラワーナ様とミッテルト様が付けているのを私もあの日に見ています!」

レイナーレ

「教えなさい!2人は今どこにいるの!」

ドーナシーク

「そんなに会いたいのなら合わせてやる。」

 

ドーナシークが指を鳴らすと後ろにカラワーナとミッテルトが現れた。

 

レイナーレ

「カラワーナ!ミッテルト!」

カラワーナ

「レイナーレ様!」

ミッテルト

「レイナーレ姉様!」

レイナーレ

「良かった2人とも無事で!」

ミッテルト

「来たら駄目っす!姉様!」

 

ミッテルトが叫んだ時、ミッテルトの意思とは関係なく左手から光力の槍をレイナーレの足元に投げて来た!

 

レイナーレ

「ミッテルト!」

ツルギ

「ドーナシーク貴様!カラワーナとミッテルトに一体何をした!」

ドーナシーク

「大した事ではない。此奴等があの時に貴様を逃したので、体を私の意思で動かせる様にしただけだ。」

ツルギ

「何だと!2人とも大丈夫か?」

カラワーナ

「すまない炎ツルギ。我々の力でどうにも出来ない。」

ミッテルト

「体が言うこと聞かないっす!」

 

2人は体を動かそうとするが全く微動だにしない。

 

アーシア

「酷い!なんて事を。」

レイナーレ

「2人を今すぐ解放しなさいドーナシーク!」

ドーナシーク

「ならアーシアを連れて此方に来い。そうすれば2人を解放してやろう。」

ツルギ

「そんな嘘が信じられると思っているのか!此処で今、俺がお前を倒す!」

ドーナシーク

「今は貴様に構っていられんのだよ炎ツルギ・・・それに切り札は最後まで取って置くものなのだよ。」

 

再び指を鳴らすドーナシークすると・・・

 

レイナーレ

「ツ、ツルギ君。」

ツルギ

「どうしたんだレイナーレ・・・!」

 

振り返ったツルギの目に飛び込んで来たのは・・・アーシアに槍を突き付けているレイナーレの姿だった。

 

ツルギ

「レイナーレ・・・何をしてるんだ!」

レイナーレ

「ち、違うのツルギ君!体が勝手に!」

ツルギ

「まさか!3人の体を操っている物は!」

ドーナシーク

「気がついた様だな・・・そうだ!此奴の付けた首輪で体を操っているのだよ。」

 

3人の体を操っていた物の正体は、彼女達に付けられた首輪はだったのだ。

 

ドーナシーク

「今回は貴様に用は無い・・・そこから1歩も動くな炎ツルギ!動けば私の意思1つでレイナーレにアーシアを殺させる。レイナーレ、アーシアを連れて来い!」

 

命令するとレイナーレはアーシアを抱えるとドーナシークの側に飛び上がった。

 

レイナーレ

「ツルギ君!」

アーシア

「ツルギさん!」

ツルギ

「レイナーレ!アーシア!何処まで卑怯なんだドーナシーク!」

ドーナシーク

「どう言われようが構いわしない、カラワーナ、ミッテルト、やれ!」

 

命令すると2人は抵抗するが槍をツルギの足元に投げた。

 

爆発の煙が晴れた先にはレイナーレとアーシアもドーナシークの姿すら無かった。

 

ククル

「ツルギ!大丈夫?」

シルヴァ

「帰りが遅いから嫌な予感がして来てみたが・・・アーシアは!」

ツルギ

「ドーナシークーーーーーーー!!!」

 

目の前にしながら4人を助けられなかった不甲斐なさにツルギは、怒りを爆発させる叫びが静まり返った公園に木霊した。

 

 

あの後ツルギは起こった事を報告する為に部室に立ち寄っていた。

 

ツルギ

「爆煙が晴れた先には誰も居ませんでした。」

リアス

「分かったわツルギ。アレだけ貴方を狙っていたのに・・・それ以上の目的って一体何企んでいるの。」

ツルギ

「分かりません・・・一星すまない!アーシアを守れないどころか攫われてしまって。」

一星

「ツルギが悪いんじゃ無い!悪いのはドーナシークの方だし、体を操ったりアーシアを人質にしたりして!」

 

部室内が重苦しい雰囲気になり始めた時、朱乃が入って来た。

 

朱乃

「部長!堕天使の潜伏している場所が分かりました。以前に2人がアーシアさんを送った街外れの教会です。」

 

それを聞いた一星とツルギが部室から出て行こうとするのをリアスが止めた。

 

リアス

「2人とも待ちなさい!一体何処に行くつもり。」

一星

「決まってます!教会にアーシアを助けに行きます!」

リアス

「駄目よ!悪魔である一星の行動が天使や堕天使との関係に多大な影響を及ぼすのよ!それにツルギも、ドーナシークは貴方が来る事を読んで待ち構えている筈よ。そんな中に飛び込むつもりなの!」

ツルギ

「・・・」

一星

「でもアーシアは友達なんです!行かせて下さい部長!」

リアス

「絶対に駄目よ!一星は裕斗と小猫と待機よ!分かったわね!」

一星

「クッ・・・分かりました。部長。」

ツルギ

「・・・俺は4人を救う為に行きます!」

リアス

「駄目ーーーーーー!!!」

 

部室から出て行こうとするツルギの前に回り込むとリアスは彼を押し倒した。

 

リアス

「何で私の気持ちを分かってくれないの!私は大切な貴方に死んでほしく無い、私には貴方が必要なのだから行かないで頂戴お願いよ!」

ツルギ

「すいません部長・・・部長のお願いでもそれは聞けません!」

リアス

「何故!命を落とすかもしれないのに行こうとするの!」

ツルギ

「約束したからです・・・アーシアには必ず守ると、レイナーレには笑顔を取り戻すと、カラワーナとミッテルトにはレイナーレを助けて2人も救うと、その約束を守ると俺が約束したんです!だから行かないといけないんです!」

リアス

「約束・・・」

ツルギ

「それだけじゃありません・・・俺はキュータマに選ばれた救世主なんです。その使命は心無き者から命の未来と希望を護ること!ドーナシークは4人からそれを奪おうとしている。だから、俺が救世主としてドーナシークを倒さないといけないんです!・・・二度と大切な存在を死なせるものか。」

リアス

「ツルギ今なんて言って、待ちなさい!ツルギ!ツルギーーー!」

 

最後に消え入りそうな言葉を言ったツルギはリアスの制止も聞かずに飛び出していった

 

その後リアスは一星にポーンの駒の説明とプロモーションの説明をして急な用が出来たと言って裕斗に後を任せると部室から朱乃と一緒に出て行った。

 

木場

「行くのかい一星さん?」

一星

「何と言われても私は行くから木場!絶対にアーシアを助けるだから・・・」

木場

「僕も一緒に行くよ。」

小猫

「私も行きます。一星先輩。」

一星

「え?どう言うこと。何で2人も一緒に。」

 

部長には何か考えがある事を察していた裕斗はその意図を一星に説明した。一星がそれを納得した所で出発する事になったのだが。

 

小猫

「さっきのツルギ先輩の表情・・・とても悲しそうでした。」

木場

「そうだね。彼のあんな顔は始めてだ。」

一星

「私も長い付き合いだけど・・・ツルギ、どうしたんだよ。」

 

一瞬見せたツルギの表情が3人の頭から離れなかった。

 

 

部室を出たツルギはドーナシークの拠点の教会の裏の林の中を歩いていた。

 

ツルギ

「もう少しで教会だな・・・部長には悪い事をしたな。謝って済む問題じゃ無いな、下手したら友人じゃ無くなるかな。」

リアス

「そう思うのなら私の言う事を聞いて欲しいのだけど。」

ツルギ

「すいません部長。でも俺は・・・ん?」

朱乃

「そうですわ。ツルギ君はリアスの友人であると同時に私の友人でもあるのですから、あまり心配をかけるのは感心しませんわ。」

ツルギ

「ウヮーーー!部長!それに朱乃さんまで!」

 

教会に踏み込もうとしたツルギは聞こえるはずない声に違和感を感じて振り返ると、其処には少し不貞腐れしまっているリアスと何時もの優しい笑顔を向けた朱乃がいた。

 

ツルギ

「何で2人が此処に居るんですか?」

リアス

「貴方が心配だからに決まっているでしょう!友人を心配させるなんて・・・本当に馬鹿なんだから、今度私のお願いを聞いてくれないと本当に友人を辞めてしまうわよ!」

ツルギ

「リアスさん・・・ありがとうございます!何でも言ってください俺に出来ることなら何でもしますから。」

朱乃

「あらあら、なら私のお願いも聞いてくれると言う事ですねツルギ君。」

ツルギ

「え!朱乃さんのお願いもですか?いや〜〜〜部長には無理を言って飛び出したんで分かるんですけど・・・」

朱乃

「酷いですわツルギ君・・・私は友人と思っていたのにツルギ君は違うのですね。だから私のお願いは聞いてもらえないんですね。」

ツルギ

「分かりました!分かりましたから。意地の悪い事を言わないで下さい朱乃さん!」

 

3人の会話が少し賑やかになり始めた時に2つの影が3人を覆った。

 

ツルギ

「カラワーナ!ミッテルト!」

カラワーナ

「逃げろ炎ツルギ!まだ私達の体はドーナシークに操られている!」

ミッテルト

「私達の事は遠慮せずに倒すっす!そしてレイナーレ姉様を!」

ツルギ

「約束しただろ2人とも!レイナーレだけじゃ無く2人の事も必ず救うと、だからそんな事は言わずに俺を信じろ!」

 

そう言ってツルギはキューバックルからピンク色に鷲が描かれたキュータマを取り出し、装着していたセイザブラスターにセットした。

 

『ワシキュータマ!セ・イ・ザ・チェンジ!』

 

ツルギ

「スターチェンジ!」

 

何時ものようにトリガーを引き鷲の星座が通り過ぎると、ピンクのアンダースーツに背中にある翼と右手にキューザウェポンのグリップ部分の武器キューショットを持った救世主。

 

ツルギ

「スピードスター!ワシピンク!」

 

鷲座の力を持つ救世主、ワシピンクにチェンジした。

 

リアス

「鷲座の救世主!」

朱乃

「スピードスターですか、中々言い当てていますね。」

カラワーナ

「ワシピンク?」

ミッテルト

「カ、カッコいいっす!凄いっす!」

 

キューショットを構えたツルギは・・・

 

ツルギ

「鷲座の如く飛翔する!」

 

背中の翼を広げて飛び上がった!

 

2人の・・・未来と希望を護る為に。

 

 

 

 

 




はい、第9話は如何でしたか。

今回はワシピンクを出しました。

第1章も後僅かですがオリジナルキュウレンジャーも後少ししたら出します。

変身するのは分かってしまうかもしれませんね。ツルギの家族の出番が少ないですから。

では、第10話でお会いしまう。
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