ハイスクールD×D 究極の救世主・大星団の輝き 作:イマジナリ
第1章も最後の佳境に突入です。
今回は新しいキュータマ4種とオリジナルキュータマ1種の登場です。
分かる人には、3つのスキルキュータマがあの場面で使っていたなと思いだすと思います。
では、第10話をどうぞ。
第10話 2人の心と戒めからの救い、ハプニング?と5人目の救世主
ワシピンクにスターチェンジしたツルギはカラワーナとミッテルトをドーナシークの呪縛から解放する為、翼を広げて2人の場所まで飛び上がった。
ツルギ
「2人とも待ってろ!必ず助けるからな!」
カラワーナ
「私達に構うなと言ってるだろ炎ツルギ!早くレイナーレ様を!」
ミッテルト
「そっすツルギ!私達はレイナーレ姉様が無事ならそれで!」
ツルギ
「何を言っているんだ!2人がレイナーレに無事でいて欲しいのと同じ様に、レイナーレも2人に無事でいて欲しいんだ。レイナーレもそうだが2人も嘘を付いて自分の気持ちを誤魔化すな!2人はレイナーレと共に生きたくないのか!」
カラワーナ
「それは・・・グッ!」
ツルギの言葉にカラワーナが顔を俯かせた時、操られている2人の体が光力の槍を構えてツルギに突っ込んできた。それを空中で受け止めるツルギ、その瞳に映るミッテルトの表情は涙が溢れてクシャクシャになっていた。
ミッテルト
「うちは生きたい・・・うちは生きたいっす!此れからも大好きな姉様と一緒に居たいっす!だから・・・だから、ツルギ。お願い・・・助けて!!!」
カラワーナ
「・・・私もだ。私は此れからもあの方と共にありたい、我々を大切に思って下さっているレイナーレ様と!だから頼む炎ツルギ。」
ツルギ
「やっと本音を話したな2人とも・・・心配するな!必ず救いだしてやるからな。もう少しだけ我慢してくれよ!」
力強く頷いたツルギは2人から距離を取る為に更に上空に飛び上がった。
リアス
「ツルギ!」
朱乃
「大丈夫よリアス、ツルギ君は約束を必ず守る男の子。この前も”無事に帰ってくる“と言って帰って来たじゃない。部長であり友人でもある貴女が信じないで如何するの。」
リアス
「そうよね朱乃、ツルギなら大丈夫よね・・・信じてるわよツルギ。」
ツルギが消えていった空をリアスと朱乃はずっと見上げていた。
星々の光が散りばめられた夜空を背景に飛び交う3人、ツルギは2人に追われながらも助ける方法を思案していた。
ツルギ
「2人に付けられた首輪を外せばきっと助けられる筈だ。その為には先ず2人の動きを止めないといけないが・・・カラワーナもミッテルト飛ぶの早すぎないか?」
カラワーナ
「我々にとっては此れが普通だ!」
ミッテルト
「ツルギ!早く何とかして欲しいっす!」
ツルギ
「なら・・・先ずは此れから行くか!」
ツルギはスピードを上げながら距離を取ると、バックルからアンドロメダキュータマを取り出してブラスターにセットした。
『アンドロメダキュータマ!セ・イ・ザ・アタック!」
ツルギ
「此れで動きを止める!ハァ!」
トリガーが引かれブラスターの銃口からアンドロメダの星座が現れると、キューエナジーで出来た鎖が現れて2人の体に巻き付いた。
カラワーナ
「此の鎖で私達の動きを止めるという事だな!」
ミッテルト
「やった動きが止まったっす!ツルギ今の内っす!」
ツルギ
「よし!行くぞミッテルト!」
一気に反転してミッテルトに近づくとツルギは首輪に手を掛けて外そうとするが掴んだ瞬間、ツルギとミッテルトの体に電撃が走った。
ツルギ
「グッ!無理矢理外そうとすると電撃が走るのか!ミッテルト、ここは別の手で。」
ミッテルト
「こんな痛みレイナーレ姉様の痛みに比べたら全然平気っす!だからツルギ、このまま首輪を外して欲しいっす!」
ツルギ
「ガッ!分かったミッテルト。少し我慢してくれ!グゥ〜〜〜〜〜〜ダァーーーーー!」
電撃の痛みに2人で耐えながらツルギは首輪を握る手に更に力を入れた。すると合わせ目から少しずつ亀裂が入り気合いと共に左右に引っ張ると首輪は2つに割れ音を立てて崩れ去った。
ツルギ
「ミッテルト!よく頑張ったな。大丈夫か?」
ミッテルト
「ツルギありがとう!ちょっとまだ痺れてるけど此れぐらい大した事ないっす。うちはやれば出来る子っすよ!」
痛みから解放され倒れ込みそうになるミッテルトを抱きかかえ無事なことに安堵し頭を撫でるツルギ、体を支えて貰いながらニッコリとした笑顔で答え頭を撫でられているミッテルト。
ツルギ
「よし!次はカラワーナの首輪を。」
ミッテルト
「ツ、ツルギ!カラワーナの鎖が!」
カラワーナ
「済まない!もう鎖が持ちそうにない!」
カラワーナの方を見ると、彼女に巻き付いていた鎖は操られている体が引き千切ろうとして至る所に亀裂が入り今にも弾け飛びそうになっていた。
ツルギ
「ならもう1度アンドロメダキュータマの力で。」
ミッテルト
「ツルギ。カラワーナは元々身体能力が高いっす!多分また鎖で動きを止めてもさっき見たいに時間を掛ける間にまた鎖を切られちゃうっす!」
ツルギ
「クソ!なら如何すれば・・・そうだ!ミッテルト、まだ体にダメージがあるのは分かってる。だけど頼む俺に協力してくれ、カラワーナを助けるにはミッテルトの力が必要なんだ!」
ミッテルト
「うちの力が必要・・・分かった!何をすればいいっすかツルギ。」
ツルギ
「少しの間で良いからカラワーナの動きを牽制してくれ。一瞬でもスキが出来れば俺が首輪を破壊できる。」
ミッテルト
「動きを牽制する・・・分かったやってみるっす!」
ツルギが指示を出し終えたと同時に鎖が弾け飛んび、カラワーナが槍を投げてきた。
カラワーナ
「2人とも避けろ!」
ツルギ
「ミッテルト頼むぞ!」
ミッテルト
「分かったっす!カラワーナちょっと間、私が相手っす!」
そう言うとミッテルトは槍を握りしめ突っ込んでくるカラワーナの槍をトリッキーな動きで躱していき、暫くして2人の槍がぶつかり合った。
カラワーナ
「ミッテルト遠慮せずには攻撃しろ!多少の怪我など大した事ない。」
ミッテルト
「なら、そうさせて貰・・・って!ツルギは何処に行ったっすか!」
カラワーナ
「何!炎ツルギは一体何処に?」
ツルギ
「此処だよ!」
ツルギの声がミッテルトの頭上後方からしたので2人が視線を其方に向けると・・・何も居ないはずの空に突然ツルギが現れたのだ。
ツルギは2人が斬り結んだ瞬間にコギツネキュータマを使って姿を消し、カラワーナの首輪だけを狙い撃てるポイントに待機しチャンスを伺って居たのだ。
ツルギ
「カラワーナ!今、助けるぞ!」
ツルギはセットしていたコギツネキュータマを外し新たに持っていたボウエンキョウキュータマはブラスターにセットした。
『ボウエンキョウキュータマ!セ・イ・ザ・アタック!』
現れたボウエンキョウ座の星が纏まりツルギの前にスコープの様な物が現れた。それに映し出されたマーカーがカラワーナの首輪を捉えた時、キューショットにワシキュータマをセットするツルギ。
『ギャラクシー!』
キューショットにピンク色の光が集まり輝きが最高潮に達した時、ツルギはトリガーを引き技を放った。
ツルギ
「アルタイルインパクト!」
真っ直ぐ正確に放たれたアルタイルインパクトはカラワーナの首輪のベルト部分のみに擦り通り過ぎた。すると、カラワーナの首から今まで彼女を苦しめていた首輪のみが真下の森の中に落ちて行った。
カラワーナ
「は、外れた・・・外れたのか首輪が?」
ツルギ
「ああ、もう大丈夫だカラワーナ。此れでドーナシークに従う必要は無い!」
漸く戒めの首輪から解放されたと分かった2人は喜びから互いに抱き締め合った。
ミッテルト
「やったっす!やったっすよカラワーナ!ウチら此れでレイナーレ姉様を助けに行けるっす!」
カラワーナ
「ああ、そうだなミッテルト・・・炎ツルギ、改めてありがとう。お前が居なければ私達はずっとレイナーレ様に心配を掛けて、お助けすることも出来なかった。本当に感謝する!」
ツルギ
「約束したからなレイナーレに・・・必ず2人を助けるってな。」
ミッテルト
「ツルギ!本当にありがとうっす!」
カラワーナ
「こらミッテルト!恩人の炎ツルギに何を抱き付いている!」
ツルギ
「まあまあカラワーナ。大丈夫だから、一旦下に降りよう。」
カラワーナ
「分かった。」
頷いたカラワーナと首に抱き付いたままのミッテルトを連れてツルギはリアスと朱乃の所に一旦戻る事にした。
朱乃
「お疲れ様でしたツルギ君。如何やら2人とも無事に助けられた見たいですね。」
ツルギ
「はい、朱乃さん。ご心配をお掛けしました・・・あの、所で何で部長はそんなに不機嫌そうな顔をしているんですか?」
朱乃
「ふふ、それはですね。」
朱乃が説明する前にリアスはツルギに近づき・・・抱き付いているミッテルトに視線を向けた。
リアス
「確かミッテルトって言ったわね・・・何故貴女がツルギに抱き付いているのかしら!」
ツルギ
「うちツルギの事が好きになったっす!だから抱き付いているっす。」
リアス
「駄目よ!ツルギは私の大切な部員よ。だから抱き締めていいのは部長の私だけなの!」
ミッテルト
「嫌っす!絶対離れないっす!ほらカラワーナもツルギに抱き付くっす!そうすれば1対2になるっす!」
カラワーナ
「いや、私は・・・」
リアス
「それにそんな事を言って良いのかしら?貴女たちのレイナーレは一応ツルギに告白して好意を持っているのを忘れたの。」
ミッテルト
「まだ友人って関係っす!それに、そうなったらレイナーレ姉様とカラワーナと一緒にツルギを愛するっす!」
リアス
「なぁ!」
ミッテルトからの衝撃発言に思わず後ずさるリアス
カラワーナ
「こらミッテルト!何故そこで私まで混ざっているんだ!私は別に炎ツルギの事は・・・」
ミッテルト
「ツルギの事、嫌いっすかカラワーナ?」
カラワーナ
「いや、その〜〜〜嫌いでは無いが。むしろ私も炎ツルギの事が・・・あ〜〜〜〜〜〜!何を言っているのだ私は!」
リアス
「むぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!ツルギ!」
ツルギ
「何でそこで矛先が俺に向くんですか部長!」
リアスに詰め寄られてたじろぐツルギ。
リアス
「貴方にとって大切な存在は私よねツルギ!前に私にそう言ってくれたわよね!」
ミッテルト
「そんな事ないっすよねツルギ!このプリティーなミッテルトちゃんと大人な魅力のカラワーナ、そして優しくて綺麗なレイナーレ姉様の方がいいっすよね!」
ツルギ
「ミッテルトも部長も落ち着いてくれ!今はレイナーレとアーシアを助ける事が優先だ!」
リアス
「ハッ!そうね。今は先ず2人を救う事が優先ね。」
ミッテルト
「そうっす!早く姉様を助けに行かないと!」
状況を思い出したリアスは冷静になり、ミッテルトはツルギから離れた。
朱乃
「ツルギ君、急ぎましょう。今頃、一星ちゃん達も教会の中に入っている筈ですわ。」
ツルギ
「一星達が!なら急がないといけないが、その前に。」
変身を解除したツルギはまた別のキュータマを取り出しセットした。
『アクエリアスキュータマ!セ・イ・ザ・アタック!』
放たれたアクエリアスの星座がカラワーナとミッテルトの頭上で弾けると、青い光のシャワーとなって降り注ぎ2人の傷を一瞬で治した。
カラワーナ
「此れは凄い!傷が一瞬で治った上に。」
ミッテルト
「疲れも一気に吹き飛んだっす!」
ツルギ
「アクエリアスキュータマ。怪我や傷を治したり出来る、水瓶座の癒しの力だ。カラワーナ、教会まで案内してくれ!」
カラワーナ
「分かった。コッチだ!」
カラワーナに先導されて教会に急ぐツルギ達、暫くして林を抜けた先に教会の入り口を発見し勢いそのままに中に入ると。
一星
「ツルギ!それに部長!朱乃さん!」
木場
「お待ちしてました部長!それにツルギ君もね。」
小猫
「タイミングバッチリです。ツルギ先輩。」
フリード
「あらら?誰かと思ったら。カラワーナの姉さんにミッテルトのお嬢ちゃん。それに此奴等の主人のグレモリーの当主様と素敵な殺気のお姉さん!そして・・・この前、随分と世話になったクソ餓鬼じゃねぇかーーーーーーー!!!」
其処には臨戦態勢を整えた一星・木場・小猫に、逝かれた神父ことフリードがいた。
ツルギ
「待たせたな一星・・・遅れて悪かった。」
一星
「そんな事ないって・・・彼女の仲間、助けられたんだ。」
ツルギ
「ああ、バッチリな!」
カラワーナとミッテルトを見て笑顔を向ける一星。
フリード
「カラワーナ姉さんとミッテルトのお嬢ちゃん。此奴等をこんな所に連れてきて〜〜〜〜あの2人がどうなっても良いのかな?」
カラワーナ
「黙れフリード!私達は必ずレイナーレ様を助ける!」
ミッテルト
「そうっす!だから早く道をあけるっす!」
フリード
「ならしょうがないっすね〜〜〜〜〜〜!あっホイっと。」
フリードは掲げた右手の指を鳴らすが・・・
フリード
「あら?・・・なんで首輪が反応しないんだよ!」
ツルギ
「2人の首をよく見ろフリード!」
フリード
「ん〜〜〜〜〜〜あっ!首輪がねぇじゃんか!どういう事だよ!」
ツルギ
「ここに来る前に俺が外した。もう2人を操る事も痛めつける事も出来ないぞ!」
首輪が無いことに頭に来たフリードは地団駄を踏みながら怒りを露わにした。
フリード
「この間と言い今回と言い、本当に邪魔なんだよお前!今日こそキッパリと俺様が地獄に送ってやるよ!」
ローブの下から以前と同じ光剣と光銃を取り出し構えるフリード。
一星
「なら私達が相手になってやる。木場!小猫ちゃん!行くぜ!」
木場
「ああ、行こうか一星さん!小猫ちゃんも準備は良いかい!」
小猫
「はい大丈夫です。裕斗先輩、一星先輩!」
木場は剣を、小猫はグローブを、一星は神器を、それぞれ構えた。
ツルギ
「部長。カラワーナとミッテルトをお願いします。俺も一星達と一緒に戦います。」
リアス
「分かったわ。貴方の・・・いえ、貴方達の力を見せてあげなさい!」
ツルギ
「はい!」
そう言って一星の隣に歩いて行くツルギ。
カラワーナ
「炎ツルギの強さは理解しているが、全員で掛かった方が早く突破出来ると思うが?」
リアス
「この戦いには彼女、一星が成長する上で大切な物がきっとある。だからこそ私達は其れを見守らなければいけないのよ。」
ミッテルト
「成長っすか?そう言えばドーナシークもあの子に少し警戒していた気が?」
朱乃
「其れはきっとこの戦いの後に分かりますわ。」
ツルギの後ろ姿を4人は見つめて送り出した。
ツルギ
「一星。俺を忘れるな・・・レイナーレは必ず助ける!アーシアの事も必ず、だから俺も一緒に戦うぞ。一星!木場!小猫ちゃん!」
一星
「ああ!行こうぜツルギ!アーシアを助けに!」
木場
「勿論さツルギ君!」
小猫
「一緒に行きましょう!ツルギ先輩!」
ツルギ
「行くぞ!マワスライド!」
ツルギは新たな黄色のチェンジキュータマを取り出してブラスターにセットした!
『カジキキュータマ!セ・イ・ザ・チェンジ!」
ツルギ
「スターチェンジ!」
何時もの変身ポーズから放たれたカジキ座の星々がツルギを通り過ぎると、カジキを模したような角が飛び出たフェイスに黄色のアンダースーツ。キューショットの上に2つに分割する刃のパーツの先端部が合体した武器キュースラッシャーを持った救世主の姿となった!
ツルギ
「フードマイスター!カジキイエロー!」
まるでコックが味見した後に唇をなぞるようにポーズをとった5人目の救世主、カジキイエローの誕生である!
リアス
「5人目の救世主!カジキイエロー!」
朱乃
「・・・あら?何とかスターでは無いのですね?」
カラワーナ
「やはり凄い男だ。炎ツルギ。」
ミッテルト
「今度の姿もカッコイイっすよツルギ!」
フリード
「この前はオレンジかと思ったらグリーンになるし!今度はイエローかよ!一体幾つあるんだよ!」
フリードが叫ぶ中。
ツルギは右手のキュースラッシャーを回しながら腰の後ろに持って行き、左手を前にかざす様にして言った。
ツルギ
「さあ〜味わってもらおうか。俺達のコンビネーションの味わい深さを!」
この戦いも残すはアーシアとレイナーレを救うメインデッシュへと突入した。
はい、第10話は如何でしたか?
今回で登場したオリジナルキュータマのアクエリアスキュータマのモチーフは仮面ライダーフォーゼのアクエリアスゾディアーツです。
アクエリアスゾディアーツは劇中で怪我などを治癒していたのと、星座が関係している共通点があったので出してみました。
キュウレンジャーにミズガメキュータマが実際にありますが彼方は水流を発射する物なので、アクエリアスキュータマとは別のキュータマとして設定しています。
この作品の中では同じ星座でも名前と効果を変えたキュータマを今回見たいに出す予定ですので、どうかそこらへんは宜しくお願い致します。
さて次回ではオリジナルのキュウレンジャーを2人出します!
誰がスターチェンジするのかは次回で分かりますが、勘の鋭い方な分かるかもしれませんね。
では次回、第11話でお会いしまう。