ハイスクールD×D 究極の救世主・大星団の輝き   作:イマジナリ

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はい、第13話です。

第1章も後僅かでクライマックスです。今回は一星の覚醒と待ち望んでいたアレが登場します。

お気に入りが30人になりました!本当にありがとうございます。

寒くなって来ましたので読んで下さっている方々は風邪などにおきおつけ下さい。

では第13話をどうぞ。


第13話 堕天の救世主の力・立ち上がる一星と究極のスペースロボ!

第13話 堕天の救世主の力・立ち上がる一星と究極のスペースロボ!

 

 

新たな3つのチェンジキュータマの力によって誕生した救世主。ヒュッケバインヴァイオレット、グリフォンネイビー、フレズベルクグレー。それにツルギことシシレッドを加えた4人は祭壇の頂上でツヨインダベーと睨み合っていた。

 

レイナーレ

「覚悟しなさいツヨインダベー!二度とドーナシークの様に命を奪わせない為に・・・貴方を倒す!」

カラワーナ

「辛い気持ちを抱く者は我々だけで十分だ!」

ミッテルト

「今までの分・・・しっかりとお返しするっす!」

ツヨインダベー

「調子付くな堕天使風情が救世主に・・・しかし!星座にすら成っていない力しか無い貴様らに何が出来る!」

ツルギ

「それは違う!」

 

キューザウェポンをキューソードに組みながらツヨインダベーの言葉を真っ向から否定するツルギ。

 

ツルギ

「確かにヒュッケバインもグリフォンもフレズベルクも星座には無い・・・だが!このキュータマは3人の強い思いと宇宙の星の力が1つになったからこそ起きた奇跡!たとえ星座でなくても、このキュータマには3人の中には・・・宇宙の、星の命の力がやどっているだ!」

ツヨインダベー

「何が宇宙の力だ!何が奇跡だ!天使から落とされた堕天使如きが巫山戯るな!」

ツルギ

「ツヨインダベーお前には決して分からない!自分の為に命を奪い殺し大切な人を失う悲しみや痛みすら理解しないお前には決してな!」

ツヨインダベー

「な!何だと貴様ーーー!」

ツルギ

「覚悟しろ!俺の・・・いや俺達の力を見せてやる!」

ツヨインダベー

「やれるものなら・・・やってみろ!」

 

シルヴァに撃ち抜かれたズバコーンの代わりの砲口が向けられた瞬間に火を吹き真っ赤な弾丸がツルギ目掛けて迫ってきた。

 

レイナーレ

「ツルギ君!私の後ろに!」

 

ツルギの前に飛び出したレイナーレは左右3枚ずつ対になっている翼のキュースライダー全てを背中から切り離した基部から回転・展開させ自分の正面に壁になる様にして並べ攻撃を防いだ。

 

ツヨインダベー

「何!そんな板切れなどで俺様の攻撃を防いだだと!」

レイナーレ

「此れが貴方に不凶を届ける凶鳥の力!この6枚に分離し舞うキュースライダーは私の意思で自由に動かす事が出来る武器。キューエナジーを纏わせ敵を切り裂く斬撃武器であり、エナジーを様々な角度から撃ち出せる射撃武器、更に貴方の攻撃を防いだ様に展開して複数組み合わせれば味方を守る盾にもなるわ。」

ツヨインダベー

「厄介な武器だ。クッ!やれインダベー達!」

 

キュースライダーを自身の周囲に飛ばしながら語るレイナーレに対して、インダベー達に攻撃を指示するツヨインダベー。

 

ミッテルト

「次はうちの番っす!全員纏めて掛かってくるっす!」

インダベー達

「ダベーーーーーー!」

 

此方にギョイサーベルを持って突っ込んでくるインダベー達、其れに対して両手にキューダガーを握り締めたミッテルトも臆する事なく翼を広げ自身も先頭のインダベーに突っ込んで行った。

 

インダベー

「ダッ!べ〜〜〜〜〜〜!」

ミッテルト

「ハァ!テリャーーー!トォーーーーーー!そんな動きじゃうちは・・・捕まえられないっすよ!」

インダベー

「ダベーーーーーー!」

 

逆手に握られたキューダガーを振るいインダベー達を切り裂いて行くミッテルト。敵の動きと間合いからダガーを振るい時には投擲して意表を突いた攻撃を仕掛け、更に腕や足の裏に隠されたキューアンカーを使って攻撃の牽制や敵の妨害に投擲したダガーを先に巻き付け刃が付いた鞭のようにした攻撃まで繰り出して行く。ミッテルトのトリッキー且つ予測できない動きに翻弄され何も出来ないインダベー達。

 

インダベー

「ダ・・・ベ〜〜〜。」

ツヨインダベー

「この役立たずどもが!そんな小娘1人に何を手こずっている!さっさと始末・・・」

カラワーナ

「私の事を忘れて貰っては困るな!」

 

カラワーナの声にツヨインダベーが上を見上げると其処には、盾と身の丈程の大きさで大砲とランスを合体させた様な武器キューガンランスの砲口を向けたカラワーナがホバリングしていた。砲口には既にキューエナジーが充填され発射準備が整っていた。

 

カラワーナ

「この一撃で・・・撃ち砕く!!喰らえーーーーーー!」

ツヨインダベー

「クッ・・・貴様!俺様の盾になれ!」

インダベー

「ダ?ダベーーーーーー!」

 

キューガンランスから放たれた膨大なキューエナジーの砲撃をツヨインダベーは近くにいたインダベーを身代わりにして防いだ。

 

カラワーナ

「貴様!味方を盾にするとは何を考えている!」

ツヨインダベー

「所詮此奴らは使い捨ての駒だ代わりならいくらでもいる。其れを使い捨てて何が悪い?」

カラワーナ

「何処まで歪みきっているんだ此奴は!」

ツルギ

「カラワーナ。此奴らは・・・ジャークマターはこう言う存在なんだ。」

 

降りてきたカラワーナを落ち着かせる為に肩に手を置くツルギ。

 

ツルギ

「だからこそ俺達キュータマに選ばれた救世主が・・・邪悪な者が世界を覆い人々が涙し希望を失うのを救う為に俺達がいるだ!」

 

一気に接近したツルギからのキューソードの一撃をズバコーンで受け止め踏ん張るツヨインダベー。

 

ツヨインダベー

「何が”救う“だ!我々ジャークマターに逆らう愚か者は全て皆殺しだ!」

ツルギ

「そんな事・・・させるか!」

 

キューソードを握る手に更に力を込めるとツルギは決着を付け為に一気に畳み掛け始めた。

 

ツルギ

「一気に片をつける!カラワーナ!行くぞ!」

 

そう言ってキューソードを振るいカラワーナの所にツヨインダベーを投げ飛ばすツルギ。

 

カラワーナ

「任せろ!ツルギ!」

 

自分目掛けて投げ飛ばされたツヨインダベーをキューガンランスを振り下ろし地面に叩き付け更に浮き上がった瞬間に上に突き上げるカラワーナ。

 

『ギャラクシー!』

 

そのままの流れでキュータマをブラスターからガンランスの付け根に付け替え、ガンランスがネイビー色のキューエナジーに包みこまれ同じ高さに飛び上がり必殺の一撃を放つ。

 

カラワーナ

「ビィクティムインパクト!」

 

グリフォンのクチバシを模した鋭い突きを受け再び地面に叩き落されるツヨインダベー。その真下ではミッテルトがキューダガーにキュータマをセットし必殺技を放つべく構えていた。

 

『ギャラクシー!』

 

ミッテルト

「カラワーナ!タイミング、バッチリっす!」

 

その場で自身とダガーを回転させるとミッテルトとダガーにグレー色の風が集まり渦を巻いて行く、其れはやがて大気を切り裂く烈風の如く荒れ狂う嵐の刃へと姿を変えた。

 

ミッテルト

「必殺!ディザスターインパクト!」

 

風の収束が頂点に達した時ミッテルトは風を纏い錐揉み回転しながら落ちてくるツヨインダベーに向かって飛翔して行く。到達するとツヨインダベーの周囲を捉えられない程のスピードの高速回転からのダガーと錐揉み回転から発生したキューエナジーの刃がツヨインダベーを切り裂いて行く。

 

ツヨインダベー

「おのれ!この小娘がーーーーーー!」

 

ミッテルトの一撃で更にダメージを受け祭壇の下に落ちて行くツヨインダベー。

 

ツルギ

「ここだ!行くぞレイナーレ!」

レイナーレ

「分かったわ!ツルギ!」

 

後を追うように祭壇から飛び降りるツルギとレイナーレの2人。

 

ツヨインダベー

「来るな!来るなーーーーーー!」

 

2人に向かって空中で闇雲にズバコーンを乱射するツヨインダベー。

 

ツルギはキューソードとレイナーレが操作してくれているキュースライダーの援護で攻撃を躱し、レイナーレもスライダーの他に手持ちの盾に収納されていた剣キューセイバーを抜き其れらを使って攻撃を躱して行く。

 

ツルギ

「此れで!」

レイナーレ

「終わりよ!」

 

其々ブラスターのキュータマをキューソードとキューセイバーにセットして構えなおし、レイナーレが足元に移動させたスライダーを蹴り空中の距離を縮める。2人の刃がレッドとパープルに発光しキューエナジーが集まって行く。

 

ツルギ

「レグルスインパクトーーーーーー!」

レイナーレ

「デトネーターインパクトーーーーーー!」

 

X切りの様に重なり合う様に放たれた2人のキューエナジーの一撃を受け、ツヨインダベーは最初にツルギ達がいた場所の中心にその勢いのまま叩き付けられた。

 

 

叩き付けられた地面からは粉塵が上がりツヨインダベーがどうなったかは下に着地した2人と上から降りてきたカラワーナとミッテルト、更には下のインダベーを相手していた一星以外のメンバーにも確認出来ない状態だった。

 

ツルギ

「やったか?」

リアス

「ツルギ無事!何処も怪我してないわね?」

ツルギ

「大丈夫です。部長も・・・リアスさんも無事で良かった。」

リアス

「心配してくれてありがとうツルギ。やっぱり貴方の大切な存在は私・・・」

 

ツルギの側で言葉に顔を赤くし恥じらうリアスの間にミッテルトが割り込み文句を言う。

 

ミッテルト

「ちょっと待った〜〜〜!何で!そうなるっすか!」

カラワーナ

「落ち着けミッテルト。何もツルギがその様な意味で言ったと決まった訳では。」

レイナーレ

「ちょっとカラワーナ!貴女いつの間にツルギの事を名前で!」

カラワーナ

「其れを仰るならレイナーレ様もいつの間にか”ツルギ"と!」

 

カラワーナとレイナーレもいつの間にか互いに名前呼びになっている事に驚き合っている。

 

ククル

「ぐぬぬぬ!唯でさえ私にシルヴァ姉に一星にアーシアちゃんまでいるのに、其処に本格的に夕麻ちゃんだけでなく仲間の2人まで参戦するなんて!」

朱乃

「もしかしたら更に増えるかも知れないわよククル。」

木場

「大変だねツルギ君も。」

小猫

「・・・ズルいです。」

シルヴァ

「皆んな気を緩めるな!未だ倒したか如何か分からないんだぞ!」

 

ククルが新たなライバル出現に歯軋りし朱乃はさらなるライバル増加の可能性を告げ、木場はツルギの苦労を考えながら頬をかき小猫の本音が小声で漏れる中、シルヴァはツヨインダベーの落下地点を睨み警戒していた・・・すると。

 

ツヨインダベー

「おのれーーー!やってくれたな炎ツルギ!」

ツルギ

「まだ倒れないか!どれだれタフなんだよ!」

 

粉塵の中からボロボロになりながらもツヨインダベーが出てきた。

 

レイナーレ

「あれだけの攻撃を受けて未だ立てるなんて!」

ツヨインダベー

「この力・・・アーシアから奪ったこの神器の力だ!」

 

ツヨインダベーの片手が光を放ちその光を当てた場所の傷が見る見る回復していった。

 

リアス

「その神器はトワイライト・ヒーリング!あらゆる傷を治癒する神器。」

ツヨインダベー

「その通りだ!此処で厄介な貴様らを始末しておきたかったが仕方ない・・・目的は達した!」

ツルギ

「逃すか!」

 

逃走を図ろうとしている事を察したツルギがキューソードを投げるが、当たった瞬間に放たれたズバコーンの砲弾が入り口の天井を破壊し塞いでしまった。

 

シルヴァ

「しまった!入り口が塞さがれた!」

ツルギ

「クソ・・・部長!一星とアーシアは!」

リアス

「マズイわ!一星にはアーシアさんを連れて教会の入り口に戻る様に言ったから、このままでは一星とアーシアさんが危ないわ!」

ツルギ

「とにかく早く瓦礫を破壊して急がないと!」

 

全員で瓦礫を攻撃し破壊するが大きい物がある上に先ほどのツヨインダベーの攻撃で下手をすれば地下が崩落する可能性がある為一気に破壊することが出来なくなっていた。

 

ツルギ

「一星・・・俺が行くまで死ぬんじゃ無いぞ!」

 

 

一星 side

 

一星はツルギからアーシアを託されてから階段を一気に下るとリアスから指示があり、其れに従ってアーシアと地下の入り口がある教会の中にいた。

 

一星

「一先ずアーシアを横にしないと。」

アーシア

「ハァ、ハァ、ハァ」

 

近くの長椅子にアーシアを横たえると彼女に声をかけた。

 

一星

「アーシア大丈夫だから!必ずツルギが神器を取り戻してくれるから、だから後少しだけ!」

アーシア

「一星さん・・・私、少しの間だけでも・・・一星さんとお友達になれて良かったです。」

一星

「何言ってるの・・・アーシア。」

 

力無く上がった彼女の手を握る一星。

 

アーシア

「其れに初めてでした・・・ツルギさんの事を、誰かを好きになったのは。ツルギさんの事が愛おしくて・・・ずっと側に居たいと思いました。」

一星

「アーシア・・・」

 

徐々に冷たくなっていく彼女の感覚。

 

アーシア

「ごめんなさい一星さん・・・一星さんもツルギさんの事が好きなのに・・・その気持ちを知っているのに・・・其れでもツルギさんを好きなったバチが当たったんですかね?」

一星

「そんな事ない!誰を好きになるかはその人の自由なんだから、誰を好きになっても良いんだ・・・其れにアーシアとならツルギを一緒になって愛しても良いと思ったんだ!シスターから見たらダメだろうけど。」

アーシア

「一星さんと一緒に・・・主に罰せられてしまうかもしれませんが、素敵ですね。生まれ変わってもまた・・・一星さんとお友達になって・・・ツルギさんを好きになりたいです。」

一星

「駄目だ・・・駄目だよアーシア。そんな弱気な発言したら本当に・・・駄目だ!」

 

アーシアの言葉を否定する様に泣きながら声を上げて叫ぶ一星。

 

アーシア

「ありがとう一星さん・・・私の為に泣いてくれて・・・最後にツルギさんと・・・もう1度と・・・お話がしたかっ・・・た、です。」

 

最後の掠れるような声が聞こえた瞬間・・・一星の手からアーシアの手がすり抜けた。

 

一星

「・・・アーシア・・・ねえ、目を開けてよ。冗談が過ぎるよ・・・行っちゃ駄目・・・行かないでよ!アーシアーーーーーー!」

 

冷たく息を引き取ったアーシアの隣で泣きじゃくる一星。

 

一星

「何で・・・何でアーシアが死なないといけなんだ!ただ普通の生活をして、恋をして、生きたかっただけなのに・・・何で!」

ツヨインダベー

「やはり死んだか!だから言ったんだ。助けるだけ無駄だとな!」

一星

「ツヨインダベー!」

 

地下の入り口付近からのツヨインダベーの声に怒りを爆発させて振り向く一星。

 

ツヨインダベー

「アーシアには感謝しないとな。見ろ!さっき炎ツルギに付けられた傷だが・・・この神器の力があれば!このような傷など一瞬で治癒する。この力があれば俺様は必ず出世出来る!」

一星

「・・・五月蝿い。」

ツヨインダベー

「何か言ったか?」

一星

「五月蝿いって言ったんだ!お前だけは・・・お前だけは許さない!」

ツヨインダベー

「ハッ!救世主でも無い。兵士と言う捨て駒の分際の貴様に何が出来る!」

一星

「確かに私にはツルギ見たいな救世主の力も無いし、部長達みたいに魔力も無い、だけど!アーシアの事を守れなかった自分自身もお前の事も絶対に許さないんだよ!」

 

一星の思いに反応する様に神器の宝玉が輝きを増していく。

 

一星

「アーシアを・・・アーシアを返せーーーーーー!!!」

 

『ドラゴンブースター!!』

 

ツヨインダベー

「五月蝿い!此処でアーシアと一緒に死ね!」

 

横薙ぎに振られたズバコーンを躱して神器の拳を叩き込む一星。

 

『ブースト!』

 

ツヨインダベー

「何!俺様の攻撃を躱しただと!」

一星

「伊達に格闘技をやってる訳じゃないんだよ!其れに悪魔になってからはツルギに散々シゴかれたからね!」

 

そう言って今度は蹴りを放つ一星。

 

『ブースト!!』

 

ツヨインダベー

「調子付くなよ!悪魔風情が!」

一星

「グヮーーーーーー!」

 

至近距離からのズバコーンの砲撃を受けて吹き飛ばされてしまう一星、トドメを刺すべくズバコーンを構えなおし近づいてくるツヨインダベー。

 

ツヨインダベー

「手こずらせやがって!さっさとくたばれ!」

一星

「ツルギ・・・お願い!私に力を貸して!」

 

『ブースト!!!』

 

強い意志を宿した瞳を見開き立ち上がる一星に後ずさるツヨインダベー。

 

ツヨインダベー

「馬鹿な!ボロボロのくせに何処にこんな力が!」

一星

「アーシア直ぐに終わらせるから、少しだけ・・・我慢してくれ!」

 

『エクスプロージョン!!』

 

その瞬間に宝玉の輝きが更に増し辺り一帯を照らし出す程輝き、龍の腕を模した籠手に形状を変化・・・否、進化したのだ。

 

ツヨインダベー

「なら望み通りに終わらせてやる!」

 

ズバコーンからの砲弾を一星目掛けて発射したが、其れを片手で弾き飛ばす一星。

 

ツヨインダベー

「そんな馬鹿なあり得ん!この砲弾をたかが悪魔如きが弾き飛ばせる訳が・・・!」

一星

「言いたい事は・・・其れだけか!」

ツヨインダベー

「貴様いつの間に!」

一星

「吹っ飛べ!!この野郎!」

ツヨインダベー

「グッハ!」

 

気を取られてる隙に懐に入り込んだ一星の神器からの強力なストレートナックルを顔面に受けたツヨインダベーは、教会入り口のドアを突き破って外に吹っ飛んで行った。

 

一星

「ハァ、ハァ、ハァ・・・グッドラック!何ちゃって。」

 

ツルギの真似をして親指を立てる一星。ツヨインダベーが戻って来ないのを確認し再びアーシアの側に寄り添うのであった。

 

一星 side end

 

 

ツルギ

「一星!アーシア!無事か?」

一星

「ツルギ・・・ゴメン!アーシアを・・・アーシアを守れなかった!」

ツルギ

「一星・・・一星が悪いんじゃ無い!悪いのは、あの時アーシアを守れなかった俺の責任だ。だから・・・自分を責めるな一星。」

一星

「ツ、ツルギ・・・ツルギ!ウヮーーーーーー!」

 

泣きじゃくる一星の抱き締めて励ますツルギ。だが、ツルギの表示も暗く沈み切っていた。

 

暫くして泣き止んだ一星だったが表示は晴れず、ツルギは一星以上の悔やみからか強く握った手からは血が出ていた。

 

リアス

「ツルギ・・・大丈夫?」

 

優しく声を掛け傷口に自分のハンカチを巻いてくれるリアス。

 

ツルギ

「・・・また俺は守れなかった」

リアス

「ツルギ。今なんて?」

ツルギ

「気にしないで下さい部長・・・俺は大丈夫です。」

リアス

「ツルギ・・・」

 

リアスは聞き逃していなかった。ツルギの”また守れなかった"の言葉を、だが敢えて何も言わなかった。

 

ツルギ

「ところで一星。ツヨインダベーは一体どうした?」

一星

「ツヨインダベーなら私が入り口の外にぶっ飛ばしたけど?」

ツルギ

「本当に逃げたのか・・・其れとも何かあるのか?」

 

ツルギが何も起こらない事に疑問を感じていると・・・

 

ツヨインダベー

「炎ツルギ!其れに兵藤一星!よくもやってくれたな!」

ツルギ

「ツヨインダベー!やはりまだ何か企んでいるのか!」

一星

「ツルギ!今度こそ彼奴を倒すぞ!」

ツヨインダベー

「其れは不可能だ!貴様らはこの力によって俺様に潰されるんだからな!」

 

そう言うとツヨインダベーは懐から印籠みたい物を取り出した。

 

ミッテルト

「何っすか?アレ?」

カラワーナ

「確か印籠と言う物ではなかったか?」

ククル

「まさかアレは!」

シルヴァ

「間違いない!アレは・・・キョダインロウ!」

 

其れを知っているツルギ、ククル、シルヴァは驚愕した。

 

朱乃

「キョダインロウ?」

小猫

「変な名前ですね?」

木場

「ツルギ君。アレは一体何なんだい?」

ツヨインダベー

「とくと見るがいい!ジャークマターの真の力を!」

 

掲げられたキョダインロウから黒い闇が発生しツヨインダベーを呑み込み1.5倍ぐらいの高さに巨大化していく。

 

ツルギ

「アレはジャークマター怪人の切り札だ!怪人の細胞を活性化させて更に力を増大させる物だ!」

リアス

「何ですって!」

 

『ヒカエオロー!!』

 

キョダインロウか禍々しい声が響き闇が晴れた其処には元より表情が禍々しくなりに体が少し巨大化したツヨインダベーがいた。

 

ツヨインダベー

「貴様らは必ず消してやる!」

ツルギ

「させるか!」

 

『セ・イ・ザ・ゴー!』

 

ツルギはブラスターのシシキュータマを奥に倒してトリガーを引いた。すると空中にチェンジする時に現れる獅子の紋様が現れ、其処から獅子型のマシン・・・キューボイジャーが現れた。

 

『シシボイジャー!』

 

一星

「何あのライオンのマシン!」

ツルギ

「アレはシシボイジャー。救世主が呼び出し動かす事が出来るマシンだ!」

 

全員が改めてシシボイジャーを見ると、前足部分からキューミサイルを発射してツヨインダベーを攻撃していた。

 

ツルギ

「よし今の内だ!ククル姉さん。シルヴァ姉さん。此れを!」

シルヴァ

「無理はするなよツルギ!」

ククル

「まだ完全じゃ無いことを忘れちゃ駄目だよ!」

 

ツルギからオオカミとオウシのチェンジキュータマを受け取り自分のブラスターにセットする2人。

 

ツルギ

「レイナーレ!カラワーナ!2人もこのキュータマをセットして奥に倒してトリガーを引いてくれ!」

レイナーレ

「分かったわツルギ!」

カラワーナ

「此れをセットして奥に倒すんだな!」

 

レイナーレとカラワーナもカメレオンとカジキのキュータマを渡されてツルギの言う通りにし、4人が同時にトリガーを引いた。

 

『オオカミボイジャー!』

 

『カメレオンボイジャー!』

 

『オウシボイジャー!』

 

『カジキボイジャー!』

 

シシボイジャーより小型の4つのボイジャーと更に同じサイズのキュータマが現れ合体しツヨインダベーに向かっていった。

 

リアス

「ツルギ!一体何をするの!」

ツルギ

「彼奴を倒します!部長達は下がっていて下さい。」

リアス

「止めても聞いてくれないわよねツルギは・・・くれぐれも無理はしないで。」

ツルギ

「分かりました部長・・・一星。さっきはお前がアーシアを守る為に戦った。今度は俺がアーシアと一星を守る!」

一星

「分かった・・・頼むぜツルギ!」

ツルギ

「サンキュー!」

 

一星に返事を返すとツルギがボイジャーサイズのシシキュータマに包まれシシボイジャーとドッキングした。ボイジャーの中でブラスターのキュータマを手前に倒しトリガーを引くと。

 

『セ・イ・ザ・ドッキング!』

 

其処からシシボイジャーの前足部分が回転し其処に両腕形態に変形した左にカメレオンと右にカジキ、更に両足形態に変形したオオカミが左足にオウシが右足に合体した後にシシボイジャーの頭部が反転し口が開くと顔が現れ各キュータマが発光しツヨインダベーと同じサイズのロボになった。

 

『キュウレンオー!』

 

ミッテルト

「凄い!キュータマってこんな力もあるんっすか!」

リアス

「キュウレンオー・・・こんな力まであるなんて。」

 

キュータマの力のスケールの大きさにリアスも言葉が出なかった。

 

ククル

「ツルギ!余り時間は無いよ!」

シルヴァ

「早くケリをつけるんだ!」

 

ブラスターの通信機能でツルギに話しかける2人。

 

ツルギ

『分かった。一気に決める!キュウレンオーの力を見せてやる!』

ツヨインダベー

「何がキュウレンオーだ!お前ごとスクラップにしてやる!」

 

ツヨインダベーの巨大化したズバコーンとキュウレンオーのカジキスラッシャーが激突し衝撃波が発生し大気を揺らした。

 

この戦いの決着まで・・・後僅か。




はい、第13話は如何でしたか?

今回はキュウレンオーを出しました。以前の感想返信でも書いたのですが今作のキュウレンオーはツルギ達の1.5倍ぐらいの大きさで、イメージ的にはインフィニット・ストラトスのISサイズぐらいとお考え下さい。ボイジャーのサイズはツルギ達と同じくらいです。詳しくはキュウレンオーの解説で致します。

今回はシルヴァことホークコバルトブルーの解説です。

・ホークコバルトブルー
(元ネタはキュータマが仮面ライダーオーズのタカコアメダルです。セイザライフルブラスターはグラブルの水属性のシルヴァが使っているライフルにキューザウェポンのデザインを合わせたものです。スーツは同じくグラブルの水属性シルヴァの服にキュウレンジャー要素を足しアレンジした物です。)

ククルとは反対に必殺必中の戦い方と冷静沈着な性格でライフルを使った遠距離射撃や狙撃を得意としている。だがライフルでの銃剣術やキュータマの力を使ったブレイドライフルでの接近戦も得意。更に視野を広く持ち戦局や状態を判断して的確な牽制から援護もこなし指揮や味方をサポートするのにも長けている。
セイザライフルブラスターもククルがシルヴァの癖や戦い方からデュアルブラスターで培ったノウハウを活かして開発した物、身の丈以上のライフルのバレルは圧縮したキューエナジーを一点に収束さする為の設計である。スコープと重なり合う様にチェンジキュータマをセットする場所と空薬莢を排出する部分にスキルキュータマをセットする場所がありキュータマ越しにスコープを覗く様になっている。各モードを使うにはライフルを上から見て天球儀の支え部分が右にある時がチェンジと基本状態で、必殺技の発動180度・ボイジャーは90度に合わせて撃鉄からのトリガーで発動する。技の発動はククルと同じで撃鉄からのトリガーである。

・ホークキュータマ
此れもガンナーキュータマと同じスキルキュータマだったがシルヴァに反応してチェンジキュータマに変化した。此れもシルヴァ専用である為他の人には使えない。このキュータマの力とシルヴァの腕前から放たれるヒューネラルブリットインパクトが必殺技。

・ブレイドキュータマ
(元ネタは仮面ライダーブレイドのスラッシュのラウズカード)
剣がカーブを描きながら振るわれている模様が描かれたスキルキュータマ。刀剣武器の切れ味を増したりするキュータマだがキューエナジーの刃を出現させる事もでき、シルヴァは此れを使って小型のナイフ形状の刃を装着した銃剣術やライフルの下部全体を覆うほどの刃のブレイドライフルを使った接近戦も熟す。

はい、ホークコバルトブルーの解説はこんな感じです。

次回で第1章の戦いもクライマックスです。

では、次回第14話でお会いしまう。


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