ハイスクールD×D 究極の救世主・大星団の輝き 作:イマジナリ
今回は使い魔の話のラストです。あの可愛らしいドラゴンにツルギの家族、更には使い魔に関してはお任せあれの人も登場します。
ルパパトはサイレンストライカーをやっとパトレン側が使いサイレンパトカイザーが登場し、今週はノエルのフランス2往復に鮭の押し付けと笑いが多かったですね。
圭一郎はルパレンの正体に確信を持った感じでしたね。
お気に入りが40になりました。皆様ありがとうございます。
では第18話をどうぞ。
第18話
生徒会との勝負で使い魔依頼の権利をゲットしたオカ研メンバーは、部室に集まりお菓子やジュースなどで細やかな祝勝会を起こなっていた。
リアス
「皆んなお疲れ様。皆んなが頑張ってくれたお陰で無事に使い魔を探しに行けるわ。でも・・・まさかツルギがボールを割ってアウトになるなんて思わなかったわ。」
ツルギ
「笑わないで下さい部長!俺だってボールを受け止めるのに必死だったんですから。後、一星・・・俺を睨むな!何も言わずに賭けをして負けたからって何で俺を責めるんだよ!」
一星
「五月蝿い五月蝿い!兎に角!絶〜〜〜〜〜〜対にツルギが悪い!」
ツルギ
「物凄く理不尽だ!」
笑いながらリアスに痛い所を蒸し返されるツルギ、必死に説得している時に視線を感じて其方を向くと其処には・・・
テーブルに並べられた皿にある沢山のクッキーをやけ食いの様に食べながら怒っていますオーラ全開の一星。其れに対してジュースを飲みながら一星から理不尽な怒りの矛先を向けられている事に反論するツルギ。
一星
「(ツルギの馬鹿!私の気持ちも知らないで・・・鈍感!)・・・」
ツルギ
「何だよ一星?」
一星
「・・・馬鹿。」
レイナーレ
「仕方ないわね一星。でも負けたからと言ってツルギに怒るのはお門違いよ。ね〜〜〜ミッテルト。」
ミッテルト
「そうっすねレイナーレ姉様。ウチらと同じ方を選んでいたら一星もスキンシップ出来たのに残念だったっすね!」
一星
「さっきから言ってくれるわね・・・てか!何に既にツルギにくっ付いてるのよ!!しかも家どころか部室の中だし、オマケにお預け食らってる私の前で!」
アーシア
「落ち着いて下さい一星さん。はい、クッキーですよ。」
一星
「ありがとうアーシア・・・おいちい。」
アーシアが口元に差し出したクッキーを食べる一星。
口の中に広がるほんのりとした甘さと美味しさに少しばかり機嫌が良くなったのか、まだ僅かに不貞腐れながらもクッキーの感想を言いながら座り直しジュースを飲む一星。
暫くするとリアスの言葉で祝勝会は終わり、いよいよ使い魔を探しに向かう事になった。
リアス
「そろそろ使い魔の森に向かうとしましょうか!」
ツルギ
「気おつけて行ってきて下さい部長。俺とレイナーレ達は部室に待機してますから。」
リアス
「心配ないわ。何故なら・・・ツルギ。貴方達も一緒に行くからよ。」
カラワーナ
「私達もだと?しかし私達やツルギはリアスの眷属では無いから一緒にジャンプする事は出来ないだろ?」
朱乃
「心配いりませんわカラワーナ。はいツルギ君。」
ツルギ
「此れって・・・一星とアーシアが配っていたビラ・・・あれ?魔法陣だけしか書いてない。」
朱乃からツルギ達に手渡された物は以前一星を転生させる時にリアス達が現れた時や、一星やアーシア勿論手伝いで一緒に回っていたツルギも何度も見た事がる町で配っているビラだった。
唯一違う所は”願いを叶えます”と書かれていた文字が無くシンプルに真ん中に魔法陣だけが描かれている。
リアス
「ジャンプするにはジャンプする為の魔法陣に私の眷属である証、言わば刻印を読み込ませる必要があるの。それには簡易的ではあるけど刻印が刻まれていて所持している人物を眷属として認識させる事が出来る様にしたのよ。」
ツルギ
「つまり此れを持っていれば俺達も部長達と一緒にジャンプ出来るんですか!」
リアス
「ええ。以前貴方やアーシアを置き去りにして以来、一緒にジャンプする方法を考えていて色々と考えて此の方法を見つけたの・・・あの時の様な事を2度としない為に。」
アーシア
「部長さん。」
ツルギ
「ありがとうございます部長。俺達の事を其処まで思ってくれて・・・感謝します。」
リアス
「頭を上げてちょうだいツルギ!私は私の思った事をしただけよ。(もう2度とあんな思いはしたく無い・・・ツルギを失う悲しみなんて・・・)」
ツルギ
「部長?」
リアス
「何でもないわ・・・さあ。改めてツルギ達も連れて森に向かうわよ!」
ツルギ
「はい部長!」
頭の中を切り替えるように首を横に振るリアス。
そして改めて使い魔の森に向かう為に片手を翳すと床にジャンプ魔法陣が現れ全員が魔法陣の上に乗ると眩い光を放ち、たちまち全員を包み込んだのであった。
光が収まり全員が目を開けると・・・其処には鬱蒼と生い茂る枯れ果てた様な高い木々が並び、空はまるで血を地面垂らした様な少し赤黒い色をした森の中の拓けた場所にジャンプしていた。
一星
「此処がもしかして!」
ツルギ
「使い魔の森の中。」
アーシア
「あぅ〜〜〜少し怖いです。」
ツルギ
「大丈夫かアーシア?」
アーシア
「はい。大丈夫ですツルギさん。」
森の異様な雰囲気に驚く一星と対照的に落ち着いているツルギ。
アーシアは少し怖いのか震えながらツルギの袖を掴んでいたが、其れに気付き手を握ってくれた事が分かると笑顔に戻った。
ツルギ
「想像していた場所とは全然違うな・・・ところで部長。何で急いで此処に来たんですか?何か急がないといけなかったんですか?」
リアス
「其れは彼が満月の日にしか依頼を受けてくれないからよ。」
ツルギ
「彼?」
???
「ゲットだぜ!!」
ツルギがリアスの言葉の中にあった”彼”がどの様な人物か気になっていると、大きな声が聞こえて来たので上を見上げると・・・其処にはタンクトップに短パンに大きなリュックを背負い、帽子のツバを後ろにかぶった男が木の枝に立ち此方を見ていた。
ザトゥージ
「今宵もいい満月だっぜ!俺の名はザトゥージ!使い魔マスターを目指している悪魔だっぜ!!」
颯爽と名乗りツルギ達の元に飛び降りてくるザトゥージ。
一星
「ザ、ザトゥージ・・・ツルギ。何処かで聞いた気が。もしかして!」
ツルギ
「駄目だ一星!その先を言ったら駄目だ・・・駄目だ。」
一星
「・・・分かった。」
某作品の電気ネズミを相棒にしている主役と被っていると一星が言いかけるのを止めるツルギ。表情から口にするべきでは無い事を察し言いかけた言葉を仕舞う一星だった。
リアス
「今夜はよろしくお願いしますザトゥージさん。例の子達を連れて来たわ。」
ザトゥージ
「活発的でボーイッシュなスポーツ少女と金髪美女だなOK任せな!俺にかかればどんな使い魔も速攻ゲットだぜ!!」
ツルギ
「朱乃さん大丈夫ですか?俺は今物凄く不安です。」
朱乃
「彼は使い魔に関するプロフェッショナルですから大丈夫ですよ。」
ザトゥージ
「心配すんな嬢ちゃんの連れの兄ちゃん。俺に任せて大船に乗ったつもりでいな!」
ツルギ
「(大船と言うか泥舟の様な気がするが)・・・胡散臭いですが朱乃さんが言うなら。」
ハイテンションで両手でゲットの頭文字のGを作り笑っているザトゥージに朱乃の言葉でプロだと納得したが、何か起こりそうな気がして少し不安を感じるツルギ。
ツルギ
「因みにザトゥージさん。使い魔はやっぱり強いだけじゃ無く、個人にあった使い魔を吟味して探すんですか?」
ザトゥージ
「その通り!意外と話せるじゃねえか兄ちゃん。使い魔ってえのは強いのから早いの更には毒持ちまで色々、だからこそ有用性や個体の特徴を把握しかつ自分の特性を補う事などを考えた上で選ばなきゃいけ無いんだっぜ!」
ツルギ
「成る程。闇雲に強いからとか単純な考えで選ぶ物じゃ無いんですね。(ザトゥージさん。本当に使い魔の事をよく理解してる・・・凄いな。)」
アーシア
「あの〜出来れば私は可愛い使い魔が欲しいです。」
一星
「そうだねアーシア。どうせなら可愛い子が良いよね。」
ザトゥージ
「おう〜〜分かったよ〜〜!」
ツルギ
「・・・さっき一瞬でも凄いと感心した俺が馬鹿だった!」
ザトゥージの使い魔への知識などに感心したツルギだったが其れをアッサリと覆す程の手の平返しに、呆れと一瞬でも見直した自分自身の考えに呆れが出てしまった。
其れから一通りの話を終えた一行はザトゥージの先導で森の中を奥に向けて進んで行く。
高い木々と赤黒い空の為に薄暗く視界があまり良く無い中を突き進む事数分・・・先頭を行くザトゥージから歩みを止めて静かにする様にジェスチャーしながらある所を指差した。
其処を静かに全員が見ると、其処には周りの森の景観とは全く違った
青く透き通った綺麗な水が溢れた小さな泉が光を放ちながら存在していた。
ザトゥージ
「此の泉から気配がする。おそらくはウンディーネだ。」
ツルギ
「ウンディーネって確か・・・水の精霊で美しい姿をした女性の精霊とかゲームで聞くけど。」
ザトゥージ
「そうだぜ。きっともう直ぐ・・・おっ!ウンディーネが出てくるぞ。」
指差す先には泉の水面が揺れ青白い光が空に向かって伸び始めていた。
暫くすると揺れが更に激しくなった瞬間に水柱が上がり中に女性の様なシルエットが浮かび上がって来た。やがて水柱が少しずつ収まって行くと中心だった場所には、綺麗で流れる様な金髪に鍛え上げられた筋肉と厚い胸板を晒した漢と書いて男とも呼べる様な見た目をした精霊が現れた。
一星
「え〜〜〜〜〜〜!アレがウンディーネ!唯の鍛え抜かれた女子プロレスラーにしか見えないし!!」
ザトゥージ
「アレがウンディーネだ。縄張り争いが激しいから女性と言っても腕っ節が強く無いと生き残れねぇんだよ!今の時代、精霊も実力主義なんだよ。」
一星
「あれじゃ世間一般のウンディーネのイメージが覆るよ。」
ツルギ
「諦めろ一星。よく言うだろ・・・現実は小説より奇なりってな。」
ザトゥージ
「あれなら強さは保証済みだぜ嬢ちゃん!」
一星
「アレだけは絶対に嫌だ!部長。他の使い魔を探しましょう。」
リアス
「仕方ないわね。また暫く移動しましょうか。」
ウンディーネは諦め再びザトゥージの先頭で暫く森を進む中、一同が少し拓けた場所に出た時にザトゥージがまた足を止めて上を見上げていた。
ザトゥージ
「ん?おわっ!!彼奴はスプライトドラゴンじゃねぇか!」
ツルギ
「スプライトドラゴン?どんな使い魔何ですかザトゥージさん。」
ザトゥージ
「蒼雷龍とも呼ばれ青い雷撃を放つドラゴン、その子供みたいだな。上位クラスのドラゴンで成熟したらゲット出来ない貴重なドラゴンだぜ!」
スプライトドラゴン
「クピッ?」
全員がザトゥージの視線の先を見ると小さいが確かに青い体と其れに合ったサイズの翼、凛々しい顔と尻尾に愛らしい瞳をしたドラゴンが1匹枝の上に座りながら此方を見ながら首を傾げ可愛い声を出していた。
木場
「此れは珍しいですね。」
小猫
「小さくて可愛らしいです。」
リアス
「私も見るのは初めてだわ。」
朱乃
「一星ちゃんは赤龍帝の力を持っていますから相性バッチリかも知れませんよ。」
一星
「可愛い上に強いドラゴン・・・よし決めた!私の使い魔は君に決め・・・」
アーシア
「キャッ!今何か冷たい物が!」
アーシアの悲鳴で後ろをツルギが振り返ると・・・其処には、大量のスライムがおり更に上からもどんどんスライムが降って来ていた。
木場
「スライムか!しまった!」
ツルギ
「ザトゥージさん!何なんですかこの大量のスライムは!」
ザトゥージ
「此奴等は言わば森の厄介も何だよ。害は無いんだが布地を主食にするスライムで特に女性の服をよく好んで狙ってくるんだよ。」
顔にスライムを付け鼻血を出しながら説明するザトゥージだったが、ハッキリ言ってのんびりしている場合では無い。
何故なら今この瞬間にもリアス達の服はスライムに溶かされあられもない姿になりつつあるからだ。
朱乃
「あらあら!あら〜〜〜はしたないですわ!」
リアス
「ちょっ!はぁんっ・・・ひうっ!だ、だめ〜〜〜〜〜〜!」
アーシア
「あ〜〜〜〜ん!ふ、服が〜〜〜〜!溶けちゃいます!」
小猫
「止めっ・・・あっ!た、助けて下さ・・・ひぁっ!ツルギ先、先輩!」
一星
「だ、駄目。見ないでよ〜〜〜〜ツルギ!」
木場
「すまないツルギ君!僕も前が見え・・・うわっ!」
ツルギ
「皆んな待ってろ今助ける!レイナーレ達は無事・・・ファッ!」
リアス達がスライムによって動けず服が溶かされて行く。
スライム達は御構い無しに服の下の部分にも入り込み更に服を溶かし始め、その感触に艶めかしい声を上げ助けを求めりリアス達。
直ぐさま助けに入ろうとするがレイナーレ達が気になり後ろを振り向いたツルギだったが・・・手遅れだった。
レイナーレ
「其処は・・・其処は駄目〜〜〜!あっ、あぁぁあん!!」
カラワーナ
「止めろ!それ以上は止め・・・ちょっ!ちょっとっ!」
ミッテルト
「こういう事は!ツ、ツルギにして貰っ・・・いゃあぁぁっ!」
ツルギ
「こんな時に何に言ってるだミッテルト!兎に角早く皆んなを!これだけの数を相手なら・・・力を貸してくれ!」
ツルギは懐から普段の銀枠とは違う金枠に真っ赤なカラーに少し小顔の獅子が描かれたキュータマをブラスターにセットしてレザーをボイジャー発進側に倒してトリガーを引いた。
『コジシキュータマ!セ・イ・ザ・ゴー!』
シーザー
「ガゥ!」
一星
「え?シーザー・・・ひゃぁぁん!」
ツルギ
「シーザー!レイナーレ達をスライムから助けてやってくれ。俺は部長達を助ける!」
シーザー
「ガゥガゥ!」
地面の光から現れたのはツルギの家でペットの様に可愛いがわれている小型ライオン型メカのシーザー。
ツルギからの指示に頷き返事をしたシーザーはレイナーレ達に纏わり付いているスライム達に噛み付いて引き離したり口からの火球を駆使して、どんどんスライムを倒して行く。
ツルギもブラスターを使ってスライムだけを撃ち落とし倒して行きリアスの側に着いた。
ツルギ
「部長!大丈夫ですか?」
リアス
「ありがとうツルギ。此れでやっと動けるわ!ああもうっ!よくも散々やってくれたわね!」
朱乃
「此れは・・・お仕置きが必要みたいですね!」
小猫
「いい加減離れて下さい!」
木場
「やっと取れた!跳ねたスライムで僕の服も溶けてしまったよ。」
一星
「うわ〜〜〜〜まだ付いてる!気持ち悪いなもう〜〜〜〜!」
レイナーレ
「この!制服がボロボロになっちゃたじゃない!」
カラワーナ
「また新しい服を買わねばならないな。」
ミッテルト
「拭がされるならツルギにされたかったっす!」
ツルギとシーザーの助けで各々動けようになっていく。
スライムはあっという間に倒されて行く中でのミッテルトの言葉は本人には聞こえてないが、ツルギもアーシアに付いた最後のスライムをちょうど倒し終えたようだ。
ツルギ
「アーシア大丈夫か?何処か怪我とかはしてないか?」
アーシア
「ありがとうございますツルギさん。特に怪我も無いので大丈夫です。」
一星
「全く!酷い目に・・・アーシア!ツルギ!上にまだいる!」
ツルギ
「またかよ!しつこいぞ!」
スプライトドラゴン
「クッピー!!」
上からまた降ってくるスライムからアーシアを守ろうと彼女を自分の背に隠してブラスターをツルギが構えようとした時。横からスプライトドラゴンが青い雷撃が放ちスライムを倒しながらアーシアの前に降りてきた。
スプライトドラゴン
「クッピ!クッピピピ?」
アーシア
「もしかしてこの子。私を助けてくれたんですか?」
ザトゥージ
「スプライトドラゴンは心の清い者に心を開くと言われている上に外敵と決めた奴のみを攻撃するんだぜ!恐らく嬢ちゃん達を襲ったスライム達を敵と思い守ろうとしたんじゃ無いか?」
アーシア
「ありがとう。私を助けてくれて。」
一星
「本当ありがとうね。スプライトドラゴン。」
スプライトドラゴン
「クゥ。クゥ〜〜〜〜ン!」
アーシアの肩に乗り一星に頭を撫でられながらスプライトドラゴンは、嬉しさからか元気な声を上げながらアーシアに擦り寄っていた。
リアス
「もうすっかりアーシアに懐いてるわね。此れは彼女の使い魔はあの子で決まりね。」
アーシア
「私で良いんですか部長さん?」
ザトゥージ
「何言ってるんだよ嬢ちゃん。スプライトドラゴン自身が嬢ちゃんを選んだんだよ。やったな!使い魔ゲットだっぜ!」
アーシア
「ありがとうございます。此れから宜しくね。」
スプライトドラゴン
「クピッ!クピッピ〜〜〜♡」
朱乃
「嬉しそうですね。さあアーシアちゃん。使い魔との契約を始めましょう。」
スプライトドラゴンを地面に下ろしたアーシアは朱乃の指示に従いながら使い魔との契約を始めた。その間にドレスアップキュータマで全員の霰も無い服を元に戻していくツルギ。そしてアーシアが契約の言葉を言い終わると緑色の魔法陣か消えてスプライトドラゴンとの契約が無事に結ばれた。
朱乃
「はい。此れで契約は完了ですよアーシアちゃん。」
スプライトドラゴン
「クピッ!」
アーシア
「くすぐったいですよ〜〜〜ラッセー君。」
ツルギ
「もう名前を決めてたんだなアーシア。」
一星
「使い魔の話が出た時に私と2人で決めたんだ。」
アーシア
「一星さんのお名前の一部を頂いたんです。」
ザトゥージ
「おめでとう嬢ちゃん。アッ!其れと兄ちゃん。ドラゴンの雄は他の雄が嫌いだから近づくなよ。雷撃を浴びせられるぞ。」
ツルギ
「分かりました。気おつけます。」
ザトゥージとツルギのやり取りをジッと見ていたラッセーはアーシアに離して欲しいような仕草をし始めた。アーシアが離してあげるとラッセーは真っ直ぐツルギの方に飛んで行くと肩に乗り頭を出してきた。
ツルギ
「え?ザトゥージさん。ラッセーはドラゴンだから他の雄は嫌いなんじゃ?」
ザトゥージ
「長い事使い魔を見てきたが初めてだぜ?ましてや自分から雄に近づて行くなんて!」
リアス
「ふふ。ラッセーには分かるのよ。ツルギが良い人だって、だから自分から側に寄って来たのよ。」
ラッセー
「クッピ!クッピ!」
アーシア
「きっとそうですよ。ツルギさんラッセー君は今、頭を撫でて欲しいんですよ。早く撫でて上げてください。」
ツルギ
「部長、アーシア・・・ラッセー撫でるぞ。」
ラッセー
「クッピ〜〜〜〜〜〜♡」
優しく頭を撫でてあげるとラッセーは目を細めてもっとして欲しいのか、更に頭を突き出して撫で撫でをおねだりして来る。
ツルギ
「可愛いな・・・俺も宜しくな。ラッセー。」
ラッセー
「クッ〜〜〜ピ!」
リアス
「本当に不思議ねツルギは何時も私達を驚かせるわね。」
ツルギ
「そんな事ないですよ部長。俺は唯・・・」
シーザー
「ガゥガゥ!」
ツルギ
「おわっ!シーザー!」
ラッセーを撫でながら話していると反対の肩にシーザーが飛び乗って来た。
シーザー
「ガゥ。クゥ〜〜〜〜ン。」
ツルギ
「何だ焼きもちかシーザー。大丈夫だ俺の1番の親友はシーザーだからな。」
シーザー
「ガゥ〜〜〜〜ン!」
リアス
「忘れていたけどツルギ。その子は一体何?」
一星
「ああ部長。この子はシーザー、ツルギの家に住んでる家族なんです。」
ツルギ
「シーザーは俺が獅子座の救世主になった時に父から送られた大切な親友で家族なんです。ほらシーザー。部長達に挨拶。」
シーザーは頷くとリアスの肩に飛び乗ると頭を下げながら吠えた。
シーザー
「ガゥ。クゥークゥー。ガゥ!」
リアス
「シーザーも可愛いわね。よろしくね。」
朱乃
「私とも仲良くして下さいねシーザー。」
木場
「僕もよろしく頼むよ。」
小猫
「今度はシロの事も紹介しますね。」
どうやらシーザーも無事に受け入れてもらえたようだ。
ザトゥージ
「さってと!そろそろ時間だな。今回の使い魔探しは此処までだ。」
一星
「ええ〜〜〜!私まだ使い魔見つけてないよ!」
ザトゥージ
「悪いな嬢ちゃん。この時間帯になると使い魔を見つけるのが難しくなるんだ。悪いがまた次の機会にな!」
一星
「なら仕方ないな・・・ガックし。」
リアス
「また次の機会があるわ一星。焦る必要は無いわよ。」
一星
「今度は来た時はラッセーぐらいの可愛い使い魔をゲットするぞ!」
こうして使い魔の森でアーシアはラッセーと言う可愛い使い魔をゲットし一星は次回に持ち越しとなった。
ザトゥージにお礼を言い別れた後に森に来た時と同じジャンプを使い部室に戻って来た一同、既に日は傾きだして夕日の明かりが沈みかけていた。
リアス
「皆んなお疲れ様。ゆっくり休んでちょうだい。」
一星
「はい。お疲れ様です部長。なあ〜ツルギ。今日の夕食なに?」
レイナーレ
「お疲れ様。一星!貴女今日も私達の家で食べるの?」
ミッテルト
「ウチらの家に来るのは偶にで結構っす!何だったらずっと来なくても良いっすけど。アッ!お疲れ様っす!」
アーシア
「お疲れ様でした部長さん朱乃さん。まあまあミッテルトちゃん。食事は大勢の方が楽しいですよ。」
ツルギ
「お疲れ様でした。しかし今日の夕食はどうしょうか?明日の弁当の内容も考えないといけないし。」
カラワーナ
「先に失礼するぞ。ならツルギ帰りがけに買い出しに一緒に行くか。」
木場
「お疲れ様でした部長、朱乃さん。小猫ちゃん、ツルギ君にお弁当を頼まなくて良いの?」
小猫
「忘れてました!ツルギ先輩。私のお弁当もお願いします。部長、朱乃さん。お疲れ様です。」
全員が帰り支度をして部室を後にする中、視線を感じたツルギが振り返るとリアスがこちらを見つめていた。
ツルギ
「どうしましたか部長?」
リアス
「何でも無いわ・・・そうだ!ツルギ。明日私にもお弁当作ってきて貰えないかしら?」
ツルギ
「分かりました期待していて下さい。リアスさん。朱乃さん。お疲れ様でした。また明日。」
リアス
「ええ。」
朱乃
「気おつけて帰って下さいねツルギ君。」
軽く会釈すると一星達の後を追いかけて行くツルギ。
旧校舎の外を駆けて行く姿を見えなくなるまで追いかけるリアスに朱乃は声を掛けた。
朱乃
「本当に不思議ねツルギ君は。」
リアス
「そうね。でもツルギに出会ってから私は毎日がとても楽しいわ。何気ない事も代わり映えしない日常も全部が違って見えるわ。私は今とても充実しているわ。」
朱乃
「良かったわねリアス。あの日にツルギ君に出会って。」
リアス
「此処では部長よ朱・・・此の魔法陣は!」
背後に魔力を感じたリアスが振り返ると床にはグレモリーの魔法陣が浮かんでおり、その魔法陣から銀髪にロングスカートのメイド服を着た女性・・・グレイフィアが出てきた。
グレイフィア
「お久しぶりですリアスお嬢様。」
リアス
「グレイフィア!どうしたの一体?」
グレイフィア
「至急お伝えしないといけない要件が出来ましたので・・・縁談の日時が早まりましたのでお知らせに。」
リアス
「そ、そんな・・・」
今まで誰にも見せた事がない暗い表情を浮かべ力なく椅子に座り込んでしまったリアス。
新たな戦いの舞台がツルギ達を待ち受けている。
はい、第18話は如何でしたか?
次回からはライザーが本格的に登場します。リアスの今後やツルギの正体や過去に少しずつ近づいて行きますので宜しくお願い致します。
では次回、第19話でお会いしましょう。