ハイスクールD×D 究極の救世主・大星団の輝き 作:イマジナリ
今回はライザーの登場と未登場のキュウレンジャーが出ます。
今年おそらく最後の投稿になりますが来年も頑張って投稿致しますので、皆さんよろしくお願い致します。
では第19話をどうぞ。
第19話 追い詰められしリアスの行動・合間見えるフェニックスと狼の救世主
ツルギ
「今日は良い天気だな。アーシア。」
アーシア
「そうですねツルギさん。朝干した洗濯物もよく乾きそうとシルヴァお姉ちゃんも言っていました。」
ミッテルト
「でも流石に8人分の洗濯物を朝から干すのは大変だったっす!」
一星
「仕方ないでしょう!ミッテルト達は一緒に住んでるんだから家事は分担しないと。」
レイナーレ
「分かってるわよ一星。ツルギと将来家庭を持った時の為に今のうちに花嫁修業は怠らないようにしないとね!」
一星
「言っておくけどツルギの隣は・・・譲らないわよ!」
レイナーレ
「望むところよ!」
カラワーナ
「まあまあ2人とも、通学中に喧嘩は止めるんだぞ。」
使い魔の森に行った次の日、温かい風が吹く晴天の中で駒王学園への道を制服とスーツを其々着たツルギ達が歩いていく。
周りには同じく学園へ向かう為に生徒や同級生達が自転車や歩きなど様々な方法で通学し、時々気心知れた友人やクラスメイト達が挨拶をしながら通過して行く。
男子生徒
「おはよう炎!この間の委員会の仕事、手伝ってくれてありがとな!」
ツルギ
「気にすんな。何かあったらまた呼べよ。」
男子生徒
「おう!本当にサンキュー!」
そう言ってツルギの肩を叩きながら自転車のスピードを上げ先に行く男子生徒。
女子生徒
「おはようツルギ君。ケーキ作りのアドバイスありがとう。」
ツルギ
「試してみてどうだった?」
女子生徒
「とっても美味しかったよ!今度作って持って行くから感想聞かせてね。」
ツルギ
「ああ。楽しみにしてる。」
今度ケーキを持って来ると約束して顔を赤くしながら走って行く女子生徒。
アーシア
「一星さん。改めて思ったのですが・・・ツルギさんって本当に顔が広いですね。」
一星
「ツルギはあの気さくな性格と浸し見やすに、年上や初見の人には敬意を払って丁寧な対応をするから、色んな人に覚えられて殆どの生徒が知ってるんだよね。」
カラワーナ
「教師の間でも暫し話題に上がって来るな。よく積極的に手伝いをして学業も真面目、他の活動などにも率先して参加して感心と言って褒めていたな。」
小猫
「私のクラスでもツルギ先輩は人気です。優しくて面倒見がいい素敵な先輩だと言う子もいました。」
ミッテルト
「あっ、小猫。おはようっす!」
小猫
「ミッテルトもおはようございます。」
皆んなで話していると最近ミッテルトとある共通の悩みで仲が良くなった小猫が合流して自分のクラスでの話をした。その後では制服を纏った木場もいた。
木場
「ツルギ君は学園で自分の事が其処まで有名になっているとは知らないだろうけどね。」
一星
「おはよう木場。はぁ〜〜〜其処がツルギの良いとこなんだけど私達からしたらライバルが増えるだけなんだけどな〜〜〜。」
一星が溜息をつきながら愚痴をこぼすのに頷くレイナーレ達。すると先を行くツルギに走ってきた松田と元浜が立ち塞がった。
松田
「ツルギ!何故俺達同士を裏切ったーーー!!」
ツルギ
「・・・何の事だ?」
元浜
「ここ数日の間ツルギの行動を確認させて貰ったが・・・ほぼ毎日アーシアちゃんやレイナーレちゃん達と通学しているじゃないか。オマケに噂で聞いたが・・・お前がアーシアちゃん達と同棲していると言うのは本当か!!」
ツルギ
「同棲?まあ〜一緒に住んでるって意味で合っているが。」
松田
「NO〜〜〜〜〜〜!!やっぱり噂どおりだったか!」
元浜
「同じ同士である我々は女子には見向きもされないのに何故!ツルギはこうも女子が集まるのだ〜〜〜〜〜〜!!」
ツルギ
「誰が同士だ!お前らは確かに友人だと思うが・・・お前らは良い所より悪い所が多すぎるんだ!其処が治ればマシになるのに性懲りも無く更衣室を覗く何て事をしてるから女子が離れるんだ!」
桐生
「そうそう!ツルギの言う通り。あんた達変態2人組も少しはツルギを見習って真面になりなさいよ〜。まあ〜其れでも私は遠慮するけど。」
片瀬
「ツルギが間に入っているからしないけど、本当だったら覗いたその場で取っちめてやる所よ!」
村山
「ツルギ君に感謝しなさい!変態2人組!」
ツルギ
「おはよう。桐生、片瀬、村山。」
松田と元浜に説教をしている所に桐生達も合流して一緒に2人に文句を言う何時もの光景が広がっていた。
松田
「俺達は己に正直に生きているだけだ!!」
元浜
「男なら誰でも探求せずにはいられないのだよ!!」
ツルギ
「よし!なら今から匙に生徒会に引っ張って行くからと連絡するか。」
松田・元浜
「「何卒ご勘弁下さい!ツルギ様!!」」
ツルギ
「ったく。調子の良い奴らだな。」
瞬時に土下座をする松田とに呆れながら少し笑うツルギであった。
その後全員で纏って学園に登校しクラスメイト達と朝の語らいをし朝礼からの1日が始まった。
勉強にスポーツなど様々な授業をこなし昼休み、オカ研で昼食を取る為に部室に向かったツルギ達。
ツルギ
「失礼します。部長、朱乃さん。」
リアス
「・・・」
朱乃
「部長。ツルギ君達が来ましたよ。」
リアス
「ハッ!ごめんない。少し考え事をしてたわ。」
ツルギ
「大丈夫ですか部長?リクエスト通り部長の分のお弁当を作って来ましたけど・・・食べられますか?体調を崩しているとか。」
リアス
「大丈夫よ!有り難く頂くわツルギのお弁当。」
そう言って立ち上がり皆んなと昼食を食べ始めた。
しかしどこか上の空状態のリアスの箸は全く進まず途中でツルギに声を掛けられて食べ切ってはいたが、ツルギの眼には今のリアスが自分に起きた事を気取らせない為に空元気を出している様にしか見えなかった。その証拠にリアス自身は気付いてないがかなりの回数溜息をしていた。
その後の昼休みもリアスは窓を見つめボーッとしていたかと思えば、大きな溜息をして俯く始末。だがツルギが聞いても”大丈夫よ”と、うわごとの様な返事ばかりだった。
ツルギ
「部長、一体如何したんだ。あんな部長の・・・リアスさんの表情は初めてだ。」
授業と悪魔稼業の手伝いを終えてベッドに横になっているツルギ。
現在自宅にはツルギ以外いない。ククルは修理の依頼の品の納品と夕食の買い出し・シルヴァは弓道場での指導・一星とアーシアは其々のお得意さんの依頼で呼び出し・レイナーレ達3人はキュウレンジャーとして腕を上げる為に特訓に出かけて外出中。
ククルが今日の夕食担当なので其れまで時間があるツルギは学園からの課題をこなし終えて、暇を持て余していた。
ツルギ
「昨日使い魔の森に行った後までは普段通りだった。最近は元気が無かったけど・・・何があっ?ま、眩しい!」
リアス
「ツルギ・・・」
ツルギ
「部長!」
突然の眩い光に目が眩み周りが見えなくなってしまった。眩みが収まり最初にツルギの眼に飛び込んで来たのは、俯き表情は見えないが微かに震えているリアスだった。
ツルギ
「如何したんですか部長?・・・話を聞きますから一先ず座って。」
リアス
「ツルギ!」
ツルギ
「ウワッ!(ボフッ)本当に如何したんですか部長!何で抱き付いて突然押し倒したんですか!」
リアス
「ツルギ・・・今すぐ私を抱いて!私を・・・貴方の女にして。」
服を脱ぎ下着姿になっているリアスから発せられた思わぬ言葉に驚きを隠せないツルギ。
ツルギ
「な、何を行っているんですか!部長!」
リアス
「もう此の方法しか思いつかないの!貴方となら・・・ツルギとなら男女の関係にもなって良いと思うわ。既成事実さえ出来れば誰も文句は言わないはずよ。」
ツルギ
「既成事実?と、兎に角!一旦落ち着いてください!」
リアス
「私に迫られ求められのは嫌?ツルギの眼に私の体は魅力的に見えないの?」
ツルギ
「・・・勿論、魅力的です部長。透き通って引き込まれる瞳に流れる様な艶やかな髪、ハッキリと際立った唇に細くしなやかな首筋、其れだけじゃ無い。こんな・・・自分が何者かも話さない俺の様な存在を心から気にかけ見守ってくれている優しさも、キングとして皆んなを纏め厳しい中での思い遣りや時に勇気を持った覚悟を見せる立派なところも、そして・・・部長としてでは無く1人の女性、リアスさんとして見せる屈託の無い可愛らしい笑顔。口では言い表せない程に部長は魅力的です。」
リアス
「ありがとうツルギ。なら問題は無い・・・」
ツルギ
「でも・・・今の、今の部長には・・・全く魅力を感じません!」
リアス
「ツ、ツルギ。な、何故・・・貴方は私に言ってくれたわ!何かあれば必ず力なると!なのに何で!!」
予想を裏切るツルギの突き放す様な答えに声を荒げるリアス。
ツルギなら自分の辛さを受け入れてくれる。ツルギなら私を拒まず力になってくれる。そう思っていた自分の気持ちを真っ向から否定され、今まで気取らせない様に押し殺してきた感情が爆発してしまいツルギにあたり散らす様に声を上げるリアス。
ツルギ
「確かに言いました。必ず力になると・・・でも!今の部長は俺に頼ろうとしているんじゃ無い・・・俺に逃げようとしているだけだ!!」
リアス
「に、逃げる!」
ツルギ
「俺と言う存在に逃げ辛い事から目を背けているだけです!だから俺は今の・・・自暴自棄になって何もかも投げ捨て、辛い現実を変えようと立ち向かわない部長には魅力を感じ無いと言ったんです。」
リアス
「アッ・・・アッ!私は!私は!!」
ツルギ
「・・・部長。」
リアス
「アッ!ツ・・・ツルギ?」
自分のやろうとした行動を理解し悔やみと、とんでも無い事をしょうとしたショックから膝から崩れ床に座り込み体を震わせ頭を抱え込むリアス。其れを見て不安を和らげる様に正面から優しく抱き締めるツルギに驚くリアス。
ツルギ
「すいません。部長の事情も知らずに酷いことを言ってしまって、でも・・・その場の激情に任せて自分自身を傷付ける様な事は止めて下さい。俺は大切なリアスさんに傷付いて欲しく無い、だから自分の中だけに溜め込まず全て話して下さい。何があったのか、どんな状況なのか、部長の望みを・・・其れを話してくれれば約束通りに必ず力になりますから部長。」
リアス
「ツルギ・・・本当にごめんなさい。貴方の気持ちしっかり伝わったわ・・・実は。」
グレイフィア
「こんな事をして破談に持ち込もうと言うわけですか?その様な下賤な輩に操を捧げたと知れば旦那様とサーゼクス様が悲しまれます。」
リアス
「グレイフィア!」
床に再びグレモリーの魔法陣か浮かび上がると、其処からリアスに家からの知らせを伝えに来たグレイフィアが現れた。
床に脱ぎ捨てられ落ちている服を拾いながらツルギにまるで見下した視線を向け蔑む様な言葉を発するグレイフィアに、今度は体をツルギから離し立ち上がったリアスが睨みながら口を開く。
リアス
「グレイフィア!今ツルギに言った言葉を取り消しなさい!ツルギは間違った事をした私を正してくれた。それだけじゃ無いわ・・・彼は沢山の物を与えてくれて、私の大切な眷属や他の命の危機を救ってくれた。そして私の掛け替えのない存在・・・そのツルギに対してまるで見下した様な言葉、いくらグレイフィアでも許さないわよ!」
グレイフィア
「も、申し訳ありませんリアス様。(リアス様がこんなに感情を露わにして怒るとは・・・このツルギと呼ばれる男性を其処まで気に掛けていらっしゃるとは・・・しかし何処かでこの方とはお会いした様な気がするのは何故?)・・・確かツルギ様と仰いましたね。私はグレモリー家に仕えておりますグレイフィアと申します。」
ツルギ
「は、初めましてグレイフィアさん。自分は炎ツルギと申します。」
グレイフィア
「失礼な態度を取ってしまったのに丁寧な対応をありがとうございます。そして先程申し訳ありませんでした非礼お詫び致します。」
ツルギ
「気にしないで下さい!グレモリー家に仕えているという事なら部長を心配して来たんですよね。先程の状況を見たらそうなるのも仕方ありませんから。」
グレイフィア
「お心遣い感謝致します。」
そう言って深々と頭を下げるグレイフィアだが、顔を上げると素早くリアスの方に向き直った。
グレイフィア
「リアス様。ツルギ様が誠実な方である事は分かりましたが、この様な事はお止め下さい。貴女はグレモリー家の次期当主であり年端も行かぬ1人の女性、無闇に殿方に肌を晒すべきではありません。唯でさえ事の前なのですから。」
リアス
「グレイフィア。貴女が此処に来たのは貴女の意思?其れとも家の総意?もしくは・・・お兄様の意思かしら?」
グレイフィア
「全てでございます。」
リアス
「そう・・・貴女が直々に人間界に出向いた理由は分かったわ。グレイフィア私の根城で話しましょう。朱乃も同伴させるわ。」
グレイフィア
「分かりました。キングの傍らにクィーンを置くのは常ですので。」
話をしながらグレイフィアから渡された服を身に纏っていくリアスは全て着替えるとツルギの方を向いた。
リアス
「ツルギ本当に今日はごめんなさい。貴方が止めてくれなかったら私はきっと間違った方に進んでしまっていたわ。」
ツルギ
「気にしないで下さい部長。友人の間違った事を間違ってると言えるのは友人だけですから。」
リアス
「ツルギらしいわね。明日改めて話すは。だから・・・今日はありがとう。」
ツルギに駆け寄ると軽く頬に2回目のキスをしてリアスはグレイフィアと共にジャンプして帰って行った。
その後、帰宅した一星達から様子が変なのを指摘されて起こったことを全て話した。
色々と聞かれたがリアスの悲しい表情や切羽詰まった行動が頭から離れないのか無言になるツルギを気遣って、その日はこれ以上何も聞かずに1人にしてあげる事にした一星達。
次の日・・・何時もなら和気藹々と話をして楽しいはずの昼休みだが今日は無言で黙々と昼食を食べていたツルギに影響されて静かで、クラスメイト全員も様子がおかしいツルギを心配していた。
一星
「大丈夫かな?明るくて元気なツルギが無言だと調子狂っちゃうよ。」
アーシア
「食事もあまり進まないようでしたし。昼食も残していましたツルギさん。」
レイナーレ
「リアスに何があったのかしら?ツルギも其れが気になっているから無意思に無言になってるんだわ。」
特に一緒に住んでいて同じクラスのアーシアとレイナーレ。其れに1番付き合いが長い一星達の心配は尚のことである。
その後の午後の授業でもリアスの事でいっぱいのツルギ。
回答を指名されても何も言わないツルギに教師も心配して声を掛けるなど、普段のツルギからした全く違う様子は瞬く間に学園に広がっていた。
そして放課後になり部室に向かうツルギの後ろを合流した木場と小猫ちゃんと追う一星達。
木場
「噂どおりツルギ君の様子が変だね小猫ちゃん。」
小猫
「あんな元気が無いツルギ先輩は初めてです。早く元気になって欲しいです。」
2人も心配しながら部室に向かっていると突然立ち止まるツルギ。
一星
「ツ、ツルギ?如何したの?」
ツルギ
「部室に部長と朱乃さん以外の人がいるのを感じる。」
木場
「えっ?・・・本当だ!此処に来てようやく気付いた!部長達以外の誰かがいる事に。」
部室の中に入ると何時もの場所に深妙な表情をして座るリアスの横に朱乃が立っており更に気配の正体であるグレイフィアも中にいた。
リアス
「全員集まったわね。」
グレイフィア
「私からお話しましょうかリアス様?」
リアス
「大丈夫よ・・・ツルギ。其れに他の皆んなにも話して置くわ。実は私は・・・」
木場
「此れは!フェニックスの魔法陣!」
リアスが言葉を続けようとした時・・・突然床に普段リアス達が使っている魔法陣とは違う物が現れ凄まじ熱を発しながら火柱を上げた。
暫くすると中に人影が現れ其処から、見るからに上等な服を身に纏い金髪の派手な髪型をした男が姿を現した。
???
「会いに来たぜ。愛しのリアス!さあてリアス早速だが式の会場を見に行こう。日取りは既に決定しているんだから早めに行くとしょう。」
リアス
「・・・離してちょうだいライザー!」
一星
「部長!誰なんですかこの人は!」
ライザー
「おお〜〜!中々良い女だな!リアス。此れからはこの子も俺達の眷属になるのだから俺の事もしっかりと教えておいてくれないと困るな。」
リアス
「そんな必要は無いわ!そんな事にはならないからよ!」
ライザー
「相変わらずつれないなリアスは!で、君の名前は何なの・・・おい!何の真似だ!下等な人間が!」
ツルギ
「これ以上一星に舐め回すような下卑た視線を向けながら触れるようとするな!」
ライザー
「何だと貴様!」
ライザーの如何わしい態度と行動にすかさず一星の前に立ちライザーの伸ばした手を払い除けるツルギ。其れが癇に障ったのか怒りを露わにするライザー。
グレイフィア
「お止めくださいライザー様。貴方もフェニックス家の名を背負っている者、人間界で揉め事を起こすば家の名に泥を塗ります。」
ライザー
「チッ!」
グレイフィア
「ツルギ様。此方は古い家柄を持つ純潔の上級悪魔フェニックス家の三男のライザー・フェニックス様。グレモリー次期当主の婿殿であらせられます。」
ツルギ
「なっ!部長の婚約者!」
こんな下卑た男が由緒ある家の出身であると同時にリアスの婚約者だという事に驚きで驚愕するツルギ。
ライザー
「ん〜〜〜リアスのクィーンの紅茶は美味しいな。」
朱乃
「痛み入りますわ。」
一星
「ツルギ。私、あの男・・・嫌い!」
ツルギ
「ああ。俺もだ一星。あの女性を見る如何わしい目を見るとイライラしてくる。」
先程からリアスの肩を抱き髪に指を絡めて弄りながらスカートから露出した太もも撫でている。その行動にツルギはおろか一星もイライラし始めている。
ライザー
「しかし新しい眷属2人も良いが、後ろにいる堕天使3人も中々じゃないか。どうだ俺の元に来ないか?3人とも可愛がってやるぞ!」
レイナーレ
「冗談じゃ無いわ!あんたの様な女たらし何てお断りよ!」
カラワーナ
「誠実さの欠片も無い者が気安く話しかけるな!」
ミッテルト
「ハッキリ言って気持ち悪いっす!其れにウチらにはツルギって言う素敵な存在がいるんっす!」
ライザー
「そんな下等な人間風情の何処に魅力がある?そんな奴より俺の側にいたほうが良い思いが出来るものを。」
リアス
「良い加減してちょうだいライザー!さっきから聞いていれば一星やレイナーレ達に対してそんな話ばかり!其れに私の後輩で大切なツルギに対する態度は何!だから貴方とは結婚し無いと言っているのよ!」
肩に回された手を払い除けて立ち上がったリアスはハッキリと告げた。其れに対してライザーも立ち上がりリアスの片腕を掴み反対の手で顎を持ち上げ顔を近づける。
ライザー
「あまり我儘が過ぎるんじゃ無いかリアス。君の家の事情はそんな悠長な時間を持てるわけ無いだろ!」
リアス
「家を潰させはしないわ!私が次期当主である限り相手は自分できめるわ!その為に婿養子だって向かい入れるけど・・・貴方はお断りよ!」
ライザー
「俺だってフェニックス家の名を背負っているだ。どんな手段を使ってでも君を冥界に連れて帰り妻にする!」
リアス
「私は私が本当に添い遂げたいと思った人と一緒になると決めたの!其れが私の願いよ!」
ライザー
「何が願いだくだらん!良い加減そんな夢うつつなどなど言っていないで俺と・・・ん?グッハァァァ!」
腕を捻じ上げリアスの願いを嘲笑うライザーが更に言葉を続ける事はなかった。何故なら・・・力強く拳を握り込んだツルギに殴り飛ばされたからだ。
リアス
「ツルギ・・・」
ライザー
「な、何をする貴様!人間風情が調子に・・・」
ツルギ
「今・・・何って言った。」
ライザー
「ハァ?」
ツルギ
「部長の願いを聞いた後・・・何って言ったかと聞いてるんだ!」
ライザー
「何だそんな事か。くだらんと言ったんだ!何が願いだ。そんな物が一体何になると言うだ。たかが願い程度ぐらい・・・ブッハァァァ!」
ツルギ
「巫山戯るな!たかが願い・・・お前にとってはくだらないかも知れないが部長にとっては掛け替えのない願い何だ!!1つお前に良いことを教えてやるライザー!」
2度も殴り飛ばされフラフラになりながら立ち上がるライザーに対してハッキリと告げるツルギ。
ツルギ
「人や命あるものの願いは未来の現実!其れを嘲笑い踏みにじる奴は決して許されない!お前に部長の・・・リアスさんの願いを笑う権利は無い!」
リアス
「ありがとう・・・ツルギ。」
グレイフィア
「・・・」
ライザー
「よくも・・・よくも俺を殴ってくれたな人間!絶対に許さん。現れろ俺の眷属達よ!この人間を叩きのめせ!」
ライザーが背後に手をかざすと部室に現れた時と同じ魔法陣が現れ其処から15人の大人の女性やら猫耳を生やした女の子に、双子なのか瓜二つの女の子まで沢山のライザーの眷属達が現れた。
ツルギ
「なら俺も少し本気を出させてもらおうか!マワスライド!」
『オオカミキュータマ!セ・イ・ザ・チェンジ!』
ツルギ
「スターチェンジ!」
青いカラーに狼が描かれたキュータマを使いスターチェンジしたツルギ。光が収まった中心には何時もとは違って全身に体毛の様な物に覆われたアンダースーツを纏った救世主の姿があった。
ツルギ
「ビーストスター!オオカミブルー!」
ライザー
「な、何だその姿は!」
グレイフィア
「!!」
ツルギ
「獣の牙の鋭さ・・・見くびるなよ!」
正に部室内は一触即発状態になっていた。果たして此の縁談の話はどうなるのか!
はい、第19話は如何でしたか?
この作品を読んでいる知人にが聞いていたので書こうと思いましたが、最初のキュウレンオー戦闘シーンはキュウレンジャー第1話の戦いを元ネタにさせて頂きました。
後、其々のキュウレンジャーに初変身した後に言っている言葉は元のキュウレンジャーのを参考にしたり、其れらしい物が無かったり女性キュウレンジャーに関しては星座からイメージに合わせて、ウルトラマンオーブのクレナイ・ガイの「闇を照らして!悪を討つ!」などをイメージして書いています。
寒さが益々厳しくなりますが読んで下さっている方々は体調管理に気をつけて年末をお過ごし下さい!
では、第20話でお会いしましょう。
良いお年をお迎え下さい!