ハイスクールD×D 究極の救世主・大星団の輝き   作:イマジナリ

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はい!第22話です!

少し投稿が遅れましたが特訓は今回で終わり、次回はライザーとのレーティングゲームの開始です。

新しいCSMはクウガが来たからアギトかと思ったら、まさかのブレイドが来ました。

アブゾーバーやブレイラウザーまであるので凄く高そうです。

ジオウにはクイズが登場し次回にはウォズの新フォームが登場、引っ切り無しです。

では、第22話をどうぞ。


第22話 2人の乙女の不安と愛・一星の覚醒の前触れ

第22話 2人の乙女の不安と愛・一星の覚醒の前触れ

 

 

一星

「今回の特訓で改めて分ったんだ・・・私が皆んなの中で1番弱いんだって。」

 

一星の口から出た言葉は普段の明るく元気な笑顔と活発的で少し男勝りな性格から想像出来ない程に暗く。何時も明るさが無い表情には不安等が入り混ざり影を落としていた。

 

一星

「私は体力に少し自信があったのと格闘技の経験が僅かにあっただけ・・・木場見たいな類稀な剣の才能は無いし、小猫ちゃん見たいに本格的な格闘技をやってた訳じゃない。魔力に関しては朱乃さん見たいな凄い魔術は使えないどころか、アーシアに出来た基礎の部分すらまともに出来ずピンポン球ぐらいの塊を作るのがやっと。」

ツルギ

「・・・」

一星

「況してやレイナーレ達3人やククル姉やシルヴァ姉達の様に・・・宇宙に認められて唯一無二の救世主に選ばれるだけの存在でも無い。唯の普通の女の子で極々当たり前に生きて来ただけ。」

ツルギ

「一星。あまり自分を卑下にするな。」

一星

「違うんだツルギ。卑下にしてるんじゃ無いの・・・私このまま何て嫌だ!!」

ツルギ

「一、一星?」

一星

「部長の本当に好きな人と一緒になりたい気持ち・・・私にも凄く分かる!部長は私の命を繋ぎ止めてくれた恩人だし主人だから・・・その夢を守る為に力になりたい!其れに・・・部長の為そして私達の為に必死に協力してくれてるツルギに応えたいのに・・・だけど!!」

 

声を張り上げ叫ぶ一星の表情には悲痛さが浮かんでおり握り込んだ指先には血が溜まり赤くなり、クシャクシャになった顔に目尻から流れた涙が頬を伝い地面に落ち跡を残した。

 

一星

「今の私の力は1番弱い!!もっと木場や小猫ちゃん見たいに強くなりたい!もっと朱乃さんやアーシア見たいに皆んなの力になりたい!其れなのに・・・今のままじゃ部長の夢を守れない!ツルギの私達への思いに応えられない!そんなの嫌だ!!」

ツルギ

「一星・・・」

一星

「だからもっと強くなりたい!!木場見たいに早く!小猫ちゃん見たいに力強く!朱乃さんやアーシアそれだけじゃ無い!レイナーレ達やククル姉やシルヴァ姉見たいにも!!その為には・・・どうしたら良いのツルギ!」

ツルギ

「・・・」

一星

「ツルギ?」

ツルギ

「・・・本当に馬鹿だな!一星は。」

一星

「・・・ハァ!!」

 

ツルギの口から出た”馬鹿だな”の発言に暫し固まり呆然とする一星だったが、正気に戻った時の表情には不安や悲痛より私怒っていますよと言った表情になっていた。

 

一星

「人が真剣に悩んでるのに掛ける言葉が馬鹿って如何言う事だよツルギ!!人の気持ちも知らないでよくそんな事が言えるよね!てか、馬鹿って言った方が馬鹿なんだよ馬鹿ツルギ!!あ〜あぁぁぁ!ツルギに相談した私も馬鹿だったよ!もぅぅぅ〜〜〜〜〜〜!!」

 

何時ものツルギと喧嘩する感じで怒り不貞腐れてそっぽを向いてしまった一星を見て笑うツルギ。

 

一星

「な、何笑ってるんだよツルギ!!」

ツルギ

「あっははは〜〜〜♪悪かった一星。でも・・・何時もの俺が知ってる一星の顔に戻った。」

一星

「えっ?もしかしてツルギ・・・私を励ます為に、わざと”馬鹿だな“何て嘘まで言って励ましてくれたの♪」

ツルギ

「いや?馬鹿なのは事実だ。」

一星

「ガクッ?!何だよ〜!励ましてるの?貶してるの?どっちかハッキリしてよ!!」

ツルギ

「木場や小猫ちゃん見たいになっても・・・お前は強くなったわけじゃ無いぞ一星。」

一星

「えっ?どういう事?意味分かんないよ〜〜〜〜??」

 

馬鹿と言う言葉が冗談じゃ無く本当に言われていた事に肩を落としずっこ蹴る一星は、ツルギに本当に強くなったわけじゃ無いと言われ意味が分からずにチンプンカンプンになり頭を捻り唸り始める。

 

ツルギ

「木場や小猫ちゃんの力や強さは今までの経験や生きてきた道筋が積み重なって生まれた力。つまり・・・その者だけが体得しその者だけの唯一無二の強さ、だからその力や強さを一星が手に入れても本当の一星自身の強さじゃ無いからだ。」

一星

「私自身の強さじゃ無い?」

ツルギ

「例えて言えば。今の一星が木場と同じ様に剣を振ったとして寸分違わずに同じ動きや剣技が出来るか?小猫ちゃんと同じ拳を放てるか?」

一星

「きっと出来ない・・・2人の真似なんて出来ないよ。」

ツルギ

「そう・・・其れは唯の真似だ。同じ様な事は出来たとしても其れは単なる付け焼き刃に過ぎない・・・本当の木場のスピードや小猫ちゃんのパワーと比べれば雲泥の差。そんな物を身に付けても其れは強さじゃ無い!」

一星

「・・・」

 

”付け焼き刃"言って仕舞えば唯の猿真似。そんな真似事は本当に強さにはなり得な事を言われ、再び俯き黙り込んでしまった一星の頭に手を置き優しく撫でるツルギ。

 

ツルギ

「焦る必要は無いんだ一星・・・焦りは視界を歪ませ進むべき道、進みたい道を踏み外させる。そうなっては歩みは止まり未来の可能性さえも閉ざしてしまう。だから・・・先ずは落ち着け。そしてゆっくりで良い。誰かの強さじゃ無い自分だけの強さ・・・自分にしか無い本当の強さの答えを見い出すんだ!」

一星

「本当の強さ・・・見い出せるかな?今の私に・・・」

ツルギ

「今の一星は漸くスタートラインに立ったばかりだから直ぐには見つからないかもしれない・・・けど、心配するな!一星は大切な幼馴染だ!お前が進む先を見失なった時は俺様がお前の手を掴んで一緒に歩んでやる!不安に押しつぶされそうな時は俺様が側に居てやる!だから俺と一緒に見つけよう・・・一星のなりの答えを!!」

一星

「プッ!!出た〜久々のツルギの俺様っぷり!あっははは!やっぱり可笑しい!」

ツルギ

「一星〜〜〜お前な!人が励ましたってのに笑うか普通!!」

一星

「あっははは〜ゴメンゴメン♪でも・・・何時も変わらず励ましてくれてありがとう。ツ〜ル〜ギ!!」

ツルギ

「ちょっ?!おわっ!!イキナリ飛び付つくな危ないだろ!」

一星

「えっへへへ♪最近こうして無いから良いでしょう♪」

 

励ましたのを笑われ今度は逆にツルギが怒る中・・・自分を心配してくれた事・大切な幼馴染と言ってくれた事・初めて会った時から変わらず何時も側に居てくれた事、そして一緒に答えを見つけようと言ってくれた事。

何時も変わらず側に居てくれる大好きなツルギが愛おしくなり思わず飛び付いてきた一星。其れをバランスを崩しながらも受け止め笑顔の一星の顔を覗き込むツルギ。

 

一星

「ねぇ〜ツルギ?前に励ましてくれた時のアレやって!」

ツルギ

「えっ!アレをやれって言ってるのか!あの時は勢いでやったと言うか・・・本当にやるのか?」

一星

「うん!やって!!其れともさっき言ってた事は嘘だったの?」

ツルギ

「分かった・・・一回、一回だけだからな!絶対に笑うなよ!」

 

そう言って普段はあまり真っ赤にしない顔を近付けると、前髪を少しずらし一星の額に軽いキスをするツルギ。

以前励ましてくれた時に一回だけしてくれとお願いした額へのキス・・・一星だけがやって貰ったキス。一星だけが知っているツルギの恥ずかしがる表情。

自分だけが特別な事に思わず笑みが溢れる一星だが、等のツルギは恥ずかしさが限界に達してしまったのか。

 

ツルギ

「も、もう良いだろ?!ほら!早く戻ら無いと一星の夕食だけ無しだからな!!」

一星

「え〜〜〜!!幾ら恥ずかしいからって其の誤魔化し方は無いよツルギ!!」

ツルギ

「う、五月蝿い?!良いから早く戻るぞ!!」

一星

「相変わらずだねツルギは・・・でも、そんな所が大好きなんだけどね・・・待ってよ〜〜〜ツルギ!!」

 

先をズンズン歩くツルギの背中を追って走り出す一星。

幼馴染同士の大切で特別な時間を過ごした一星の表情には何時もの明るさと元気が戻っていた。

 

 

その後ツルギと一星が別荘に戻って来るとちょうど夕食の準備を終えた全員が2人が戻って来るのを待っていてくれた。

ククル特製の夕食に舌鼓を打ち。特訓の汗を流すのと疲れた体に英気を養うために湯船を浸かり全員が明日の最終日の為に部屋に戻り睡眠を取る中。

ふと目が覚めてしまったツルギが窓から少し外に目を向けると、別荘横にある小さな噴水を囲んだ場所にリアスが居るのが目に止まった。

 

リアス

「如何したのツルギこんな時間に?もしかして眠れないのかしら?」

ツルギ

「一度は寝たんですが目が覚めてしまって外を見たらリアスさんが居たので気になって来ました。夜は未だ冷えますから温かいコーヒーを持って来たので、後俺のですがブランケットも使って下さい。」

リアス

「態々ありがとう・・・あっ、此のブラック美味しい♪料理だけじゃなくコーヒーも淹れて上手いなんて流石ねツルギ。」

ツルギ

「毎日シルヴァ姉さんも飲んでいるコーヒーなんです。まあ〜自分は砂糖とミルクが無いと飲めませんが。」

リアス

「うふふ♪以外ね。ツルギなら普通にブラックを飲むと思ったんだけど、未だ子供ぽい所もあるのね。」

 

ブランケットを掛けて貰いながらカップに注がれた温かいコーヒーを飲むリアス。

口に広がるほろ苦くも深い味わいと鼻に抜ける芳醇な豆の甘い香りに全身に行き渡る熱、今まで飲んだこと無い美味しさに体だけでなく心も温かくなっていく。

ツルギとのしがらみの無い1人の友人としての他愛も無い会話の最中にカップを置き会話を止めるリアス。

 

リアス

「ツルギ・・・ありがとう。」

ツルギ

「何の話ですか?俺は唯・・・自分の心のままに勝手に行動しただけですよ。」

リアス

「其れでも貴方にお礼を言いたかった。あの時・・・間違った私を止めてくれ時も私の願いをライザーが笑って怒ってくれた時も、本当に嬉しかった。」

ツルギ

「リアスさん。」

 

今回の縁談問題が始まってから色々と慌ただしく日々が過ぎていた為中々お礼を言え無かったリアス。

 

リアス

「貴方が・・・ツルギが居たから私は今ここに居て自分の選んだ道を進む事が出来ているわ。貴方の純粋で真っ直ぐな気持ちが私に戦う勇気を与えてくれたのよ。」

ツルギ

「大袈裟ですよ俺は唯、人や命が抱いた夢はとても尊い物であると同時に掛替えの無い大切な物なんです。其れは幻なんかじゃ無い・・・何れ未来での現実になるんです。その為なら特訓相手でも何でも協力しますよ。」

リアス

「今、何でも協力するって言ったわね。ツルギ?」

ツルギ

「ええ。確かに言いましたけど?」

リアス

「なら・・・私を抱き締めてちょうだい!」

ツルギ

「ええーっ!?抱き締めてって!俺がですか!!」

リアス

「そうよ!其れに前にアーシア達を助けに行った教会で約束したじゃない”私の言う事を1つ聞く“とね。」

 

以前に教会に突入した時と解決した後に言われた約束を此処で出されるとは思っていなかったツルギは、どうしたものかと頭を捻っていたが両手を広げ潤んだ瞳で此方を見上げてくるリアスにドキドしてしまった。

 

ツルギ

「リアスさん。」

リアス

「貴方の温もりと存在を感じていたいの、だからツルギ・・・お願い。私を・・・抱き締めて♡」

ツルギ

「わ、分かりました。あの〜抱き付かれる事は頻繁にあるんですが、自分から抱き締めるのは慣れてないので其処は許して下さい。」

リアス

「ええ、分かったわ。来て・・・ツルギ♡」

 

リアスから抱き締めたりした事はあった・・・だがツルギから抱き締められた事は今日が初めである。

腰に回されたがっしりとした両腕と大きな胸板に顔のすぐ横にあるツルギの整った顔、耳の辺りで聞こえる彼のゆったりとした息遣いに全身に伝わる温かな温もりにリアスの鼓動は早くなっていた。

其れと同時に抱き締められた事で、今まで誤魔化して来た自分自身の心の迷いにも答えを見つける事が出来た。

 

リアス

「(ごめんなさい一星。あの時は貴女には分からないと言ったけど・・・私は自分の気持ちから目を逸らしていただけだったわ。でも・・・もう此の想いに嘘は付けない!だからあの時に真っ先にツルギが頭に浮かんだ・・・私がツルギの事を1人の女として好きになったから♡愛おしくて愛おしくてずっと側に居て欲しい大切な存在。だから・・・その為にも!)・・・ありがとうツルギ。貴方の鼓動しっかり伝わって来た・・・とても高鳴っていたわよ♡」

ツルギ

「当たり前じゃないですか?!綺麗で可憐な女性であると同時に可愛いくて素敵なリアスさんを抱き締めていたら、心臓がバクバクしてはち切れそうでしたよ!!」

リアス

「またツルギの可愛い所が見れて私はラッキーね♪うふふ。明日の最終日も宜しくねツルギ!」

ツルギ

「はい。リアスさん!・・・あっ!もう大分時間が経ってしまってますね。自分はそろそろ休みますがリアスさんは如何しますか?」

リアス

「私も後もう少ししたら休むわ。ゆっくり休んでちょうだい。」

ツルギ

「分かりました。ブランケットとコーヒーは置いておきますから、お休みなさいリアスさん。」

リアス

「ええ。お休みなさいツルギ♪」

 

頭を下げて挨拶をしたツルギが別荘の中に入って行くのを確認したリアスは肩から掛けたブランケットに顔を埋めながら空を見上げた。

 

リアス

「ツルギの匂い・・・とても落ち着く♡其れにこうやって肩から掛けているとツルギに背後から抱き締められている見たいに感じて幸せ♡しかしライバルは多いわね。でも・・・一星達には負けないわ!」

 

ククルとシルヴァがツルギに恋愛感情を持っているのは分かっている。即ち・・・既に7人ものライバルがリアスにはいる。

だが其れでも諦めないと誓った。1人のリアスとして愛するツルギと添い遂げる為にも必ずゲーム勝つと覚悟を決めたのだから。

 

リアス

「私の進むと決めた未来と願いの為に・・・そして協力してくれたツルギの思いに応える為にも必ず勝って見せる!」

 

愛するツルギとの未来の為に決意を宿したリアスの表情には、もう一遍の迷いも無くなっていた。

 

 

翌日の最終日。

 

朝食を済ませて最後の特訓を開始する一同。

先ずはリアスや朱乃其れとアーシアに関しては特に問題無くアーシアの治癒の力は向上し、リアスと朱乃はコーチ役のククルとシルヴァからも問題無しと言われた。

そして残りの3人の内、木場と小猫に関してはツルギとの特訓を踏まえた上での模擬戦を先ほで終わらせた。

 

ツルギ

「初日の特訓から僅か数日で大分腕を上げたな2人とも。」

木場

「ツルギ君のお陰さ。以前よりスピードも上がり技に磨きが掛かって更に洗練されたよ。」

小猫

「私もパワーが向上し威力が上がりましたが、体力の消耗は逆に少なくなりました。ありがとうございましたツルギ先輩。」

ツルギ

「其れは2人が自分自身で身に付けた事だ。俺は唯相手をしただけだよ。」

リアス

「ツルギの言う通りよ。此れは貴方達が努力した結果なのだから自信を持ちなさい2人とも♪」

朱乃

「ツルギ君の特訓の賜物ですね。うふふ・・・では最後は一星ちゃんの番ですね。」

 

朱乃の言葉で目を閉じて集中していた一星がブーステッド・ギアを出現させながら立ち上がる。

 

アーシア

「一星さん!頑張って下さい!」

一星

「ありがとうアーシア♪ツルギが言ってくれた事、自分だけの強さへの答えは未だ全然見出せて無いけど・・・その為の第一歩を此処から踏み出す!」

ククル

「そうだよ一星。悩むぐらいなら考えず前に出る!其れでこそ私達の知ってる一星だよ♪」

シルヴァ

「全力で拳を振るってくるんだ一星!其れが必ず一星の未来への足跡になる筈だ。」

一星

「ククル姉。シルヴァ姉・・・分かった!行ってきます!!」

 

3人からの後押しを受けてツルギの正面に立ちブーステッド・ギアを構える一星と、審判役のリアスの横には既にシシレッドにスターチェンジしキューソードを持ったツルギ。

 

リアス

「最後は一星ね・・・一星!先ずは貴方が出来る限界まで倍化を続けなさい。」

一星

「倍化をですか?でも今まで最高で10回が限界の筈ですけど部長?」

ツルギ

「やってみれば部長の言っている事の意味が分かるさ一星。」

一星

「分かった。ブーステッド・ギア!」

 

『ブースト!!』

 

リアスからの指示通りに倍化を始める一星。

何度もブーストの掛け声を発し力をどんどん倍化させてい10回倍化を完了したが、体に余裕があるのを感じ未だ行けると思った一星は更に力を倍化させて行く。

やがてこれ以上の倍化は無理だと感じ取った一星だが、既に倍化した数は以前の最高10回を超え20回に達していた。

 

一星

「嘘・・・私いつの間に此れだけ倍化出来るようになったの?」

リアス

「此れが今の貴方の実力・・・此の特訓の中で悩み毎日ボロボロになりながらも、新しい決意を抱き其れに向けて必死に前に進もうと決め。ツルギに何度倒されても立ち上がって来た一星の努力の結晶よ!」

ツルギ

「凄いぞ一星!まさか此処まで倍化出来るようになっていたなんて、本当に凄いぞ!!その決意を忘れない限り・・・必ず見いだせる。一星だけの強さを。」

一星

「私だけの強さを・・・なら・・・また胸を借りるよツルギ!!」

ツルギ

「ああ!全力で向かって来い一星!!

一星

「行くっぞぉぉぉ!ブーステッドーーー!!ギアーーー!!!」

 

『エクスプロージョン!!』

 

一星の新たな決意に応えるように特訓初日の時とは比べ物になら光を放ったブーステッド・ギアによって全身に覆い揺らめくオーラを纏った一星が凄まじい猛スピードで此方に突っ込んで来るのをキューソードで受け止めるツルギだったが。

 

一星

「喰らえツルギ!デリャアァァァーーー!!」

ツルギ

「グッ?!何てパワーだ!受け止め切れ無・・・グッワァァァーーーー!!」

レイナーレ

「シシレッドになっているツルギを嗚呼も簡単に吹き飛ばすなんて、何てパワー!」

カラワーナ

「私でもツルギの防御突破にかなりの時間を要したというのに、一星は此の短期間の間に其れを成し遂げたのか!」

ミッテルト

「一星ってまさか天才なんじゃ・・・って!ツルギは大丈夫っすか?」

 

数日前と明らかにインパクトも威力も格段に上がった一撃によって一星の拳を受け止め切れなかったツルギは、鋭いパンチを諸に受け木々を薙ぎ倒しながら林の中に吹っ飛んで行った。

その予想外のパワーアップと今日までツルギに一撃を当てる事がどれ程難しいかを身を持って体験しているレイナーレ達3人は、一星の成長速度と潜在能力の高さに驚いていると。

 

ツルギ

「受け止め切れなかったとはな・・・痛ったたた!」

一星

「ツルギ!ごめん大丈夫?つい全力で殴りに行っちゃったけど?」

ツルギ

「大丈夫・・・でも。この感覚・・・久しぶりだ・・・戦士としての魂が燃え上がる!!一星、真っ向勝負だ!魔力の塊を俺に向かって打て!!」

一星

「えっ?でも私の魔力の塊はピンポン球ぐらいのしか出せないし?」

ツルギ

「今の一星ならピンポン球ぐらいの魔力でも必殺の一撃になる!俺を信じろ!其れに俺の胸を借りるって言ったの一星だろ!もっと見せてくれお前の強さを!覚悟!」

リアス

「ツルギは貴方の成長を心から喜んでいる・・・だから貴方の全てを見たいのよ。仲間として、友人として、そして・・・大切な幼馴染として。だから・・・貴女自身の力を信じなさい!」

一星

「部長・・・分かりました!行くよツルギ!私の必殺技・・・ドラゴン!インパクトォォォーーーーーー!!」

 

ツルギとリアスの言葉を信じ前に掲げた右手に魔力を溜めて行く一星。

やがてピンポン球サイズの塊が出現し赤い光を放つ中。ツルギを真似て必殺技名を叫びながら後ろに引いた右手を前に突き出すと、ブーステッド・ギアによってピンポン球サイズから全く想像出来ないぐらいの膨れ上がった魔力が凄まじい濁流となってツルギに向かって放たれた。

 

ツルギ

「こっちも本気で行くぜ・・・一星!!」

 

『ギャラクシー!』

 

ツルギ

「レグルスゥゥゥーーー!インパクトォォォーーー!!」

 

ツルギのレグルスインパクトと一星のドラゴンインパクトがぶつかり合った瞬間、辺り一面を包むほどの眩い光が視界を塞ぐと同時に爆音を響かせて大爆発を起こした。

爆発の為に土煙や埃が舞い上がり何も見えずにいたが・・・徐々に煙が晴れて行くと、其処には力を使い果たし膝から崩れ落ちている一星とキューソードを振り抜いた状態で立っているツルギがいた。

 

ツルギ

「さっき喰らった一撃と此れで・・・引き分けだな一星。」

一星

「どう言うこと?私の必殺技はどうなったの?」

ツルギ

「俺の後ろの山を見てみろ♪」

一星

「後ろの山って一体なん・・・で・・・えぇぇぇーーーーーー?!?!山、、、山が〜〜〜!!」

リアス

「一星も凄かったけど・・・貴方も本当に凄いわ・・・ツルギ♡」

 

ツルギが指差した山を見ると一点からV字型に伸びた跡があった。

その正体は一星が放ったドラゴンインパクトの魔力をツルギがレグルスインパクトで真っ二つにした事で、切られた後に其れが当たった山の中腹から木々を抉りながら左右に分かれて山肌を伝って行った跡であった。

 

一星

「イヤイヤ?!私の魔力の威力にも驚いたけど!其れを真っ二つにするツルギって一体どんだけ!!」

ツルギ

「未だ魔力の集束に無駄があるから対処出来たが、恐らく普通ならさっきのを喰らったら大半の相手は消し飛ぶ筈だ。ですよね部長?」

リアス

「ええ!今の一撃は間違い無く上級悪魔クラスの一撃。あれを受けたら大抵の相手はツルギの言う通り跡形も無くなるわ。」

一星

「・・・マジ!」

 

あまりの事態に面食らい呆然となる一星。

 

ツルギ

「僅か数日しか無かったから粗削りにはなったが・・・如何ですか部長?此れだけ全員が力を付けたなら上出来と言って良いんじゃないですか?」

リアス

「そうね・・・貴方とククル達の協力のお陰で私達は確実にレベルアップ出来た上に、全員が改めて自分を見つめ直す事が出来たわ。ツルギ・・・本当にありが・・・」

ツルギ

「その先はライザーとのゲームに勝ってから聞かせて下さい。」

リアス

「分かったわ・・・皆んな!やれるだけの事は全てやったわ。朱乃!祐斗!小猫!アーシア!一星!そしてツルギ!ライザーとのレーティングゲーム・・・必ず勝つわよ!!」

ツルギ達6人

「「「「「「はい!部長!!」」」」」」

 

準備は全て整った・・・ライザーとのレーティングゲームの開始である。




はい!第22話は如何でしたか?

今回は一星メインとリアスの心境の変化を中心にしました。

次回のレーティングゲームから以前から言っていましたが残りのキュウレンジャーの登場と戦闘シーンがありますので、お楽しみに。

ルパパトは遂に正体がバレてしまい気不味い雰囲気になっていましたね。

咲也が無言だったのが更に雰囲気を重たくしてましたね。

では次回、第23話でお会いしましょう!
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