ハイスクールD×D 究極の救世主・大星団の輝き   作:イマジナリ

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長らくお待たせしました!第23話です!

ルパパトの最終回には思わず涙しました。ルパレン全員無事で良かったです。まさかジャックポットストライカーが彼処で出てくるとは・・・そして待ちに待ったスーパーパトレン1号!最終回で漸く登場でしたね!そして最後の最後までルパレンとパトレンの関係は変わらずでしたね。

そしてジオウはソウゴがオーマジオウとしての力に少し覚醒した感じになりましたが、ジオウIIもカッコイイですね。次回はキカイも登場で待ち遠しいです。

では第23話をどうぞ!




第23話 ゲーム開始!体育館での戦いと天秤座の救世主の出現!

第23話 ゲーム開始!体育館での戦い、天秤座の救世主の出現!

 

 

ユーベルーナ

「お、おやめ下さいライザー様!此れからレーティングゲームが行われるのですよ。これ以上のお戯れは!」

ライザー

「この俺が負けるわけ無いだろ〜何せ不死身のフェニックスなのだからな♪分かったらもっと側に来て俺を楽しませろユーベルーナ。」

レイヴェル

「いい加減して下さいお兄様!後数時間でリアス様達とのゲームだと言うのに・・・ユーベルーナ。此処は私が相手をしますから貴女は他の眷属達と準備に入りなさい。」

ユーベルーナ

「分かりましたレイヴェル様。」

ライザー

「・・・」

 

後数時間でレーティングゲームが開始されようとしている中でフェニックス家の屋敷で嫌がるユーベルーナを抱き寄せ唇を奪おうとするライザーだが、其処に現れたレイヴェルの言葉にユーベルーナを離すとソファに踏ん反り返るようにして座り直した。

フォローによってライザーから離れたユーベルーナが指示を受けて別室に待機している眷属達の元に向かうために部屋を出たのを確認したレイヴェルは兄に向き直った。

 

レイヴェル

「お兄様!あまり慢心が過ぎるのでは無いですか!そんな事では勝てる戦いにも勝てないどころか、勝負なさるリアス様に失礼では無いのですか!」

ライザー

「俺が負けるとでも言うのかレイヴェル!そんな事は万に1つもありはし無い!現に今まで俺は全てゲームに無傷で勝利し相手を倒して来ただろ!」

レイヴェル

「それはフェニックスとしての力があったからです!いつまで才能に胡座をかけば気がすむのですか!あの時のリアス様の・・・ゲームをお受けになるといった時のリアス様の瞳は覚悟をお決めになった本物です!今のままでは確実に足元を掬われるてしまいますわよ!」

ライザー

「何だと!未だ実際のゲームすら行なったことも無いリアスとその眷属達。そして生意気なあの人間のガキ1人如きに俺が遅れを取るとでも言いたいのかレイヴェル!」

レイヴェル

「そう言っているのです!リアス様の覚悟に眷属達全員が一丸となっていました。必ず僅かな時間でも力をつけて来ます。何より・・・ツルギと呼ばれていた男性。彼の方の力も正体も未知数・・・その為の対策を考慮すべきでは無いのですか?」

ライザー

「心配無いと言っているだろ!俺の勝利が揺らぐことは無い!俺には・・・あの力があるのだからな。」

レイヴェル

「あの力?」

 

宵闇が写り込む窓ガラスの向こうで雨音に混じって轟く雷鳴が鳴り響く中でライザーが懐から取り出した小さな箱状の物体。

それがゲームに波乱を生むことを其れを見ていたレイヴェルや準備をしているツルギ達も知らなかった。

 

 

一方でゲーム開始の深夜を前にオカ研の部室に集合し準備に取り掛かっているツルギ達。

 

アーシア

「き、緊張して来ました。一星さんは大丈夫ですか?」

一星

「だ、だ、大丈夫!全然、も、問題なしだよ?!ちょっと体が揺れてる気がするけど大したことじゃ無いよ!きっと武者震いだよねツルギ!」

ツルギ

「完全に緊張で震えてるだけだぞ一星。大丈夫だからアーシアも一星も深呼吸して落ち着け。」

 

緊張で震えてる2人の肩に手を置き交互に背中をさすりながら深呼吸を促すツルギに合わせる息を整える一星と横で同じ様に深呼吸するアーシア。

其れが終わると同時に入り口からソーナが入って来た。

 

ソーナ

「準備は万全のようですねリアス。其れにツルギ君も。」

リアス

「今回のゲームの中継係を引き受けてくれてありがとうソーナ。」

ソーナ

「気にしないで頂戴リアス。私は貴女の友人として今回のゲームを見届けなければいけないから・・・頑張って下さいリアス。ツルギ君もレイナーレさんやご家族の事は心配せずにゲームに集中して下さい。」

ツルギ

「ありがとうございますソーナ会長。ククル姉さん達の事はよろしくお願いします。」

ソーナ

「ええ。貴女達の勝利を信じています。」

 

今回のゲームをグレモリーとフェニックス両家や関係者への中継係を引き受けてくれているソーナに感謝の言葉を言うリアスに友人として気遣う言葉を掛ける。

ツルギからも中継室からゲームを見る事が出来るようになっている

ククルとシルヴァの2人とレイナーレ達3人の事をお願いしている事への感謝の言葉を聞き届けると健闘を祈る言葉と共に部室を後にするソーナ。

 

グレイフィア

「皆様。間も無くゲーム開始です。準備は宜しいですか?」

リアス

「準備は万全かしら皆んな?」

朱乃

「私は問題ありませんわ部長!」

木場

「此方も準備完了です!小猫ちゃんはどうだい?」

小猫

「バッチリです!いつでも行けます!」

アーシア

「私も!せ、精一杯頑張ります!」

一星

「全力全開!大丈夫です部長!」

リアス

「ツルギ・・・準備はいいかしら!」

 

全員の準備が完了した事を確認し力強く自分を呼ぶリアスの声にセイザブラスターを左腕に装着し、制服とは違う紅いカラーのロングコートを翻しながら立ち上がるツルギ。

 

ツルギ

「行きましょう部長!部長の未来を切り開く為に!」

リアス

「ええ!行きましょう!」

グレイフィア

「ではこの魔法陣の上にお乗り下さい。戦闘スペースへと転送致します。」

 

全員が魔法陣の上に立ちグレイフィアが両手をかざすと、魔法陣から光が溢れ転移の準備に入った。

 

グレイフィア

「リアス様。このゲームは魔王ルシファー様もご覧になっておりますが大丈夫ですか?」

リアス

「大丈夫よグレイフィア。私は逃げないわ!自分の心にも・・・そして、私自身の未来からも!」

グレイフィア

「・・・分かりました。ご武運をお祈りいたします!其れでは転送致します。」

 

光の輝きが頂点に達した瞬間。リアス達は光に包み込まれ部室から姿を消しゲームが行われる空間に転移した。

 

一星

「・・・あれ?失敗ですか?此処って部室ですよね部長?」

ツルギ

「いや違う。空を見てみろ一星。」

一星

「空?うわっ!!空が緑色だ!」

朱乃

「此処は異空間に作られた学園のレプリカですわ一星ちゃん。」

一星

「えぇ〜〜〜!!学園丸々コピーしたって事ですか!凄すぎませんか!」

 

一星が余りのスケールの大きさに驚いているとゲーム空間にグレイフィアの声が響き渡った。

 

グレイフィア

『皆様。このたび審判役を担う事になりましたグレモリー家の使用人のグレイフィアでございます。両陣営は転移された先が本陣となりリアス様は旧校舎のオカルト研究部の部室、ライザー様は新校舎の生徒会室となっております。ポーンの方はプロモーションする際は相手本陣周辺まで赴いて下さい。最後にサーゼクス・ルシファー様の名のもとに両家の奮戦を期待致します。』

ツルギ

「始まりましたね部長!」

リアス

「ええ・・・皆んなで必ず勝つわよ!先ずは勝つための戦略の練り上げからよ!」

全員

「「「「「「はい!部長!」」」」」」

 

こうしてライザーVSリアスの戦いの幕は切って落とされたのであった。

 

 

打ち合わせを終えたオカ研メンバーは最初に本陣周辺の森に罠を張り本陣に残ったリアスとアーシア以外のメンバーで此方に向かって来ているであろうライザーの眷属達を迎え撃つチームと、戦略の要となる盤面の中央に位置する体育館を確保する為のチームの2つに分かれ行動する事となった。

そして現在、体育館に向けて側の林の中を進みながら裏に回り込み体育館内に侵入を試みている一星と小猫とツルギの3人。

 

ツルギ

「此処までは見つからずに来れたが・・・どうやら既に何人かいるな。」

小猫

「はい。恐らく3人・・・いや、4人はいますね。」

一星

「私達が体育館に入った事は分かってるのかな?」

 

裏の用具室の中を進みながら壇上傍まで到着したツルギ達が中にいるライザーの眷属の大凡の数と侵入に勘付いたかを話していると。

 

??

「そこに居るのは分かってのよ!出て来なさいグレモリーの眷属さん達!」

ツルギ

「どうやら既に俺達に気づいている見たいだな!」

一星

「なら!下手に隠れるより此処は!

小猫

「はい!正面から堂々と行きましょう!」

 

壇上からツルギ達が姿を現わすとそこに居たのは以前ライザーがオカ研に来た時にツルギが助けたミラと、エメラルドグリーンの髪をした少し幼さが残るTシャツとスパッツ姿にチェーンソー持った双子と、チャイナドレスの様な服を着た中華風の出で立ちをした少女の合計4人のライザー眷属達がいた。

 

雪蘭

「私はルークの雪蘭!此方に来たのはルークにポーンとやっぱり・・・ライザー様を殴り飛ばした人間の男の3人見たいね。」

ネル

「私はポーンで姉のネルで〜す♪」

イル

「同じくポーンで妹のイルで〜す♪」

ネル・イル

「「双子の姉妹で〜す♪♪」」

ミラ

「・・・」

 

其々が自己紹介をする中・・・ツルギを無言で見つめるミラ。

 

一星

「あの子って確かツルギが部室で助けた女の子だよね。なんか迷いがある様な感じがするんだけど?」

小猫

「理由は分かりませんが・・・ツルギ先輩。彼女をお願いします。他の3人は私と一星先輩とで相手をしますから。」

ツルギ

「分かった。ルークと双子のポーン達は任せた!一星。油断せずに常に周りに神経を張り巡らせておくんだぞ!」

 

『オオカミキュータマ!セ・イ・ザ・チェンジ!』

 

一星

「分かった!任せてよツルギ!私がポーンの双子ちゃん達を相手するからルークはお願いね小猫ちゃん。ブーステッドギア!」

 

『ブースト!!』

 

小猫

「分かりました。一星先輩も気をつけて下さいね。」

ツルギ

「それじゃあ・・・行くぞ2人とも!スターチェンジ!!」

 

ツルギの掛け声で一斉に分かれ其々の相手に向かって行く3人。

それに合わせて雪蘭達も武器を構えたりファイティングポーズをとって3人に向かって走り出した。

体育館中央で根を握り締め構えているミラの前にオオカミブルーに変身し着地するツルギ。

 

ツルギ

「確かミラって名前だったな・・・何を躊躇っている?何を迷っている?」

ミラ

「・・・お願いです。リタイアして下さい!」

ツルギ

「リタイアか・・・悪いが其れは出来ない!このゲームには部長の・・・リアスさんの夢が掛かっているんだ。其れに仲間が必死に戦っているのに俺が逃げ出すわけにはいかないからな!」

ミラ

「其れでも・・・其れでもお願いです!このゲームからリタイアして下さいお願いします!」

ツルギ

「何でそこまでして俺にリタイアして欲しいだ?」

 

構えていた根を握る腕を下ろし涙を流し泣きながらも理由を語るミラ。

 

ミラ

「私達はライザー様に拾われて今まで生きてこれました。ライザー様に捨てられたら私達は生きていけません!捨てられない為にはゲームで相手を倒して結果を残さないといけない!でも・・・でも私は貴方と戦いたくない!!こんなに弱くて!役立たずで!ライザー様にも体だけで側に置いて貰っている私を・・・貴方は身を呈して守ってくれた。あの時も会ったばかりなのに!赤の他人なのに!こんな私を守ってくれた。そんな優しい貴方と戦うことなんて私には出来ない!そんな事したく無い!!」

 

心の中に溜まった今までの苦しみを吐き出すように思うがままに叫ぶ悲痛な表情のミラを見る雪蘭達と一星達。

 

雪蘭

「ミラ・・・」

小猫

「其れが彼女がツルギ先輩と戦うのを躊躇う理由。」

雪蘭

「私達だってこの間の行動を見てあの人とは戦いたく無いけど・・・戦わなければ私達に居場所なんて無いのよ!」

ネル

「其れに勝たなかったら!」

イル

「ライザー様にお仕置きされる!」

ネル・イル

「「其れだけは絶対にイヤ!!」」

一星

「ライザーって本当にキング?この子達の話を聞く限りだとキングの器では無いと思うけど。」

 

ミラだけでなく雪蘭達も同じ様に苦しんでいた。

ミラの理由を聞き納得する小猫とライザーに呆れている一星、そしてミラに近付きながら言葉をかけるツルギ。

 

ツルギ

「君は自分が弱いと言っているけど・・・そんな事はないさ。誰かを思い遣り頭を下げる事が出来るのも立派な強さだ。君が今している事は簡単に出来る事じゃ無い。」

ミラ

「私が・・・強い?」

ツルギ

「そうだ。強さと言うものは単純に力や相手を屈服させる事じゃ無い・・・心無き力は破壊を生む暴力に他ならない。本当の強さと言うものには必ず優しさや大切な人を守りたいと言う強い心や想いが宿っている。だから俺の事を思って・・・俺を傷付けたくないからリタイアして欲しいと勇気を持って言ったミラの優しさが込もった言葉も強さの1つの形だ。」

ミラ

「私の・・・強さ。」

ツルギ

「だが此処は真剣勝負の場!俺には一緒に戦う仲間の為に!そして部長の夢を守る為にも戦う覚悟を持って此処にいる!ライザーは兎も角・・・ミラにも辛い時を一緒に支え合って来た仲間がいる筈だ!その仲間達が戦っているのに・・・戦うべき相手を前に自ら戦う意思を捨てるなど愚の骨頂!周りを見てみろ!」

ミラ

「え?」

 

ツルギの言葉にミラが顔を上げると・・・其処には其々が戦いながらも励ましの言葉を投げかけてくれている雪蘭達の姿だった。

 

雪蘭

「ミラ!この3人を相手にするには貴女の力が必要なのよ!」

ネル

「一緒に戦ってよミラ!」

イル

「それで負けたとしても!」

ネル・イル

「「誰もミラを責めたりなんてしないよ!」」

ミラ

「皆んな・・・ありがとう。ご迷惑をお掛けしました!未だ未だ未熟者の私ですけど全力で行きます!」

ツルギ

「そう来ないとな!行くぞミラ!!」

 

ミラの根とツルギのキュークローがぶつかり合い赤い火花が飛び散った。

 

 

雪蘭

「あのツルギって男・・・優しい上に真っ直ぐで良い男♪思っていた以上の奴みたいね!」

小猫

「ツルギ先輩が優しいのは納得しますが・・・良い男とはどう言い意味ですか!」

雪蘭

「私は唯思った事を正直に言っただけよ。さて・・・無駄話は終わり!此処からは本気で行くわよ!ハアァァァ!!」

小猫

「なら私も先輩との特訓の成果を披露します!!」

 

ルーク同士の重い一撃の拳と拳がぶつかり合い。

雪蘭の中国武術の独特の体捌きとルークの特徴が合わさった力によりしなる様に放たれる蹴りと、ツルギとの特訓で雪蘭のパワーを逆に利用し的確に重く鋭いカウンターを仕掛けて行く小猫。

 

ネル

「ねぇ〜イル?あのお兄さん凄くカッコ良かったよね♪」

イル

「うん!私お兄ちゃんの事・・・ふふふ♪」

一星

「何今の笑い!ツルギは私の幼馴染なんだから!変な事したら許さないよ!」

ネル

「ベェ〜〜〜!貴女には関係ないも〜ん♪」

イル

「そんな事言う貴女は!このチェーンソーで!」

ネル・イル

「「バラバラ♪バラバラ♪」」

一星

「てか!女の子がそんな物騒な物振り回して危ないでしょう!」

 

ツルギの事でネルとイルの姉妹のチェーンソーで追っかけ回されている一星。

 

各々が戦いをする中でツルギとミラの戦いは激しさを増していく。

 

ミラ

「てい!はっ!そこぉぉぉ!!」

ツルギ

「長物の武器の根を此処まで巧みに操って・・・クッ!しかも一定の距離を保ち反撃させにくくする上に技の威力も高い。戦ってみて分かった・・・やっぱり君は強いなミラ!」

ミラ

「不思議なんです!今まではこんな風に戦えなかったのに今ならもっといける気がする!!はあっ!せい!!」

 

ミラの根捌きはサソリオレンジになった時のツルギの槍捌きに引けを取らないほどに卓越していた。

現に放たれる突きや打撃の1つ1つの威力も強く長物の特有の長過ぎるが故の扱いにくさを感じさせない程の連続攻撃。

更には根の長と言うアドバンテージを活かしツルギを自分の懐に入らせない様に戦っていた。

 

ツルギ

「だが!俺も負けられないんだ!部長の為にも!!」

ミラ

「(隙が出来た!今なら!)たぁぁぁ!!」

ツルギ

「今だ!はぁぁぁっ!・・・でりあぁぁぁっ!!」

ミラ

「私の根を一撃で!」

 

距離を取り構えなおしたツルギの隙を見て全力の突きを放ったミラだったが、正面から根を掴まれ振り上げられたキュークローの一撃で真っ二つに叩き折られてしまった。

 

ツルギ

「ミラは無意識に狙う場所を目で追っている。其れを見極めれば対処出来る。はあぁぁぁ!!」

ミラ

「きゃあぁぁぁ!」

 

根を折られた事に驚いているミラの隙を見逃すツルギでは無い。

折った根を投げ捨てると一気に懐に入り中国武術にある発勁を放った。其れをもろに受け後ろに飛ばされるミラ。

 

ミラ

「未だ!あれ?足に力が・・・入らない!」

ツルギ

「悪いがミラの負けだ。ペース配分を考えずに攻撃し過ぎて体力が限界に達していたんだ。でも・・・いい勝負だった!」

ミラ

「ありがとうございます。さあ!此れは真剣勝負なんですから手加減なんてしたら駄目ですからね!」

ツルギ

「ああ。死力を尽くして戦うと決めた相手に手心を加えるのは侮辱になるからな。」

 

『ギャラクシー!』

 

ツルギ

「行くぞ!ルプスインパクト!」

 

全身全霊をかけて戦ったミラがキュークローからの一撃を受けて宙を舞う。だがミラの表情には全てを出し切って戦った為か・・・何処か晴れ晴れとしていた。

そして地面に叩きつけられる衝撃が来ると目を閉じるが、伝わって来た感覚は冷たく硬い地面では無く温かいツルギの腕の中でお姫様抱っこされている感覚だった。

 

ツルギ

「大丈夫かミラ?」

ミラ

「え?えええ〜?!あ、あの!だ、大丈夫ですから?!恥ずかしいので降ろ、降ろして下さい?!」

ツルギ

「立とおにも体力が無いんだから無理するな。他の3人も戦い終わったみたいだから其処まで連れて行くから捕まってるんだぞ。」

ミラ

「あ、ありがとうございます。」

 

ミラを抱き抱えたまま一星と小猫の元に戻ると其処には無事に勝利した2人と負けてしまった様だがミラを笑顔で迎える仲間の3人がいた。

 

雪蘭

「お疲れ様ミラ。負けちゃったわね私達。」

ネル

「ああ〜!お仕置きされるの嫌だな〜!」

イル

「仕方ないよお姉ちゃん。でも今までの中で1番のゲームだったと思うよ私♪」

ミラ

「皆んなごめんね。私・・・」

雪蘭

「何言ってるのよ!今日のミラは凄かったわよ!ネルとイルもそう思うでしょう!」

ネル・イル

「「うん!ミラ凄かった!」」

ミラ

「ありがとう皆んな♪」

 

仲間同士で互いの健闘を称え合うミラ達。

 

一星

「やったねツルギ!私も双子ちゃん達を相手に頑張ったよ!」

ツルギ

「未だゲームは始まったばかりなんだから一気意中してたらやられるぞ一星。」

小猫

「ツルギ先輩の言う通りです。未だ数では彼方が有利です。」

 

勝っても油断せずに気を引き締め直すツルギ達。

 

雪蘭

「ねぇ。確かツルギだったわよね?」

ツルギ

「ああ。如何した俺に何か用か?」

雪蘭

「ツルギのお陰で胸の中にあったしがらみが無くなってスッキリしたわ!ありがとう・・・唯、ライザー様には気おつけなさい!」

ツルギ

「如何いう事だ?」

 

雪蘭に言葉の意味を尋ねるツルギ。

 

雪蘭

「ライザー様のゲームのセンスはとても高いわ。今頃は私達とは別の眷属達を既に動かしているわ。其れに最近ライザー様はフェニックス家に招待した変な客人から何か奇妙な物を手に入れたって聞いたわ。」

一星

「変な客人に?」

小猫

「奇妙な物?」

雪蘭

「私にも分からないわ。唯・・・その客人を一度見た事があったけど不気味だわ。きっと何かあるわ今回のゲーム。」

ツルギ

「分かったが何故そんな事を対戦相手の俺に教える?何のメリットも無い上に下手をしてライザーに知られたら。」

 

ツルギが情報を提供してくれている事に疑問をいだき真意を聞こうとした時、グレイフィアのアナウンスが響いた。

 

グレイフィア

『ライザー様のポーン3名。ルーク1名。此処でリタイアです。』

雪蘭

「此処まで見たいね。さっきの答えだけど・・・私、あんたの事が気に入っちゃったのよ♪其れが答え♪」

ツルギ

「え?気に入った?」

ネル

「うん♪お兄さん優しくて凄くカッコ良かった!」

イル

「お兄ちゃんみたいな人が主人だったら良かったのにな〜♪」

ミラ

「こんな事言ったら変ですけど・・・頑張って下さい♪」

 

そう言うと4人は緑の光に包まれて3人の前から消えてしまった。

 

一星

「えっ?!あの子達はどこに行ったの!大丈夫?」

小猫

「大丈夫です一星先輩。リタイアした人達は救護室に強制転移させられるんです。」

ツルギ

「なら問題は無いな。」

リアス

『3人とも聞こえる?無事に勝つ事が出来たみたいで安心したわ。』

ツルギ

「部長。木場の方は如何ですか?」

リアス

『祐斗なら問題無いわ。きっと今頃・・・』

 

リアスが木場の近況を報告しようとした時にまたもグレイフィアのアナウンスが入った。

 

グレイフィア

『ライザー様のポーン3名。リタイアです。』

小猫

「祐斗先輩も大丈夫みたいですね。」

一星

「ツルギの作戦。上手くいったね!」

ツルギ

「如何やらそうみたいだな!」

 

ツルギが立案した作戦。それは・・・ツルギ達が雪蘭達に発見されたほんの少し前に遡る。

 

 

此処はリアス達の本陣裏の鬱蒼とした林の中・・・その中を進む3人の人影があった。

 

シュリヤー

「雪蘭の報告ではあの男は体育館の方に来たみたい。ならこっちは手薄の筈よ!」

マリオン

「こんなトラップで守れるなんて・・・本当に思っているのかしら?」

ビュレント

「見えたわ!あれが敵本陣ね!」

 

雪蘭からの報告を仲間に伝えてサンバの踊り手の様な服装をしているのはポーンのシュリヤー。

仕掛けられたトラップを破壊し作戦の拙さを指摘しているメイド服を着た女性はマリオン。

同じく少し胸元が開いたメイド服を着て林の中の旧校舎を発見したのはビュレント。

3人はリアス達の本陣に奇襲を仕掛け為に背後の林の中を進み漸く目的地を発見し走り出すが・・・

 

マリオン

「如何ゆう事?何故敵本陣が消えて?」

木場

「残念だったね・・・もう此処からは逃げられないよ。君達はうちのクイーンが張った結界の中にいるからね。」

ビュレント

「しまった!トラップに気を取られ過ぎて!」

木場

「人手不足は知恵で補わないとね。」

シュリヤー

「あのツルギって男も君も割とタイプだから余り言いたく無いけど・・・もしかして3体1で勝てると思ってる?」

木場

「3体1か・・・違うよ。正確に言えば・・・」

???

「3体2だ!」

 

背後から聞こえて来た声に3人が振り向くて・・・其処に居たのは。

 

マリオン

「嘘!な、何故!」

ビュレント

「そんな!何で此処にいるの?!」

シュリヤー

「貴方は確か雪蘭達の方にいる筈!」

ツルギ

「その通りだ!俺はキュータマの力で出現した言わば分身だからな。」

 

此処にいる筈のないツルギの正体はフタゴキュータマの力で出現したキューエナジーの分身体だったのだ。

ゲーム開始から林にトラップを仕掛け終えて2チーム別れる時に既にキュータマの力で分身体を作り木場と2人で奇襲してくるライザーの眷属達を待ち伏せていたのだ。

 

ツルギ

「木場!援護は俺に任せて正面の相手だけに集中しろ!」

木場

「なら背後は任せたよツルギ君!」

ツルギ

「ああ!任せろ!マワスライド!」

 

『テンビンキュータマ!セ・イ・ザ・チェンジ!』

 

ツルギ

「スターチェンジ!!」

 

新たに天秤が描かれた金色のキュータマをセットしスターチェンジするツルギ。

光が収まった中心にいたのはヘルメットが他より少し角張った形をして金色のアンダースーツに銀色のラインが入った救世主。

 

ツルギ

「トリックスター!テンビンゴールド!」

マリオン

「この間とは姿が違う!」

ビュレント

「その姿と言い分身体を生み出したり!」

シュリヤー

「貴方は本当に何者なのよ!」

 

ツルギはキューザウェポンをキュークロスボウにしながら、その銃口を向けて言い放った。

 

ツルギ

「天秤の支点が傾くのは・・・どちらかな?」





はい!第23話は如何でしたか?

ネルとイルに関して調べたのですがネルの方が姉と言うのを聞いたので書きましたが、間違っていたら教えて頂けると有り難いです。

そして最後にテンビンゴールドの登場です。活躍は次回に。

更に唐突ではありますが・・・カズミン!Vシネ化おめでとう!

Vシネ仮面ライダーグリス!とても楽しみです!

では次回の第24話でお会いしましょう!
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