ハイスクールD×D 究極の救世主・大星団の輝き 作:イマジナリ
今回は堕天使レイナーレの仲間の一人が新たに登場、それと前回の後書きで書いたとうり戦闘では無いですがキュウレンジャー要素が少し出ます。
では、第4話をどうぞ。
第4話 堕天に渦巻く陰謀と一星の転生、迫られるツルギの秘密
ツルギ
「夕麻ちゃんが・・・堕天使。」
レイナーレ
「あら?以外ね。私の正体を知って堕天使としての姿を見ても動揺しないなんてね。」
ツルギ
「動揺してるさ。ただ動揺した態度を隠すのが癖になってるだけで・・・夕麻ちゃん、いやレイナーレ。俺を殺すことが何の目的に繋がる。」
レイナーレ
「人間の分際で至高の堕天使である私の名前を気安く呼ぶな!なぜ貴様に私の目的を話さなければならい。どうせお前は此処ですぐ死ぬのだから。」
ツルギ
「すぐ死ぬか・・・其れが君の、レイナーレの本心なのか?」
レイナーレ
「何を訳の分からない事を言っている!私は・・・」
ツルギ
「なら何故そんなに悲しい瞳で俺を見る!何故そんなに体を震わせて・・・そのブレスレットを掴んでるんだ!」
レイナーレはツルギの一言で改めて自分自身に目を向けてみた。
彼女は驚いた、自分の腕が!足が!震えて止まらない。ツルギはただの人間、それだけなのに・・・それだけの存在の筈なのに恐怖からか悲しみからなのか分からない感情から来る震えが体を揺らし、心を揺さぶって来る。彼から・・・ツルギから送られたブレスレットを掴む力が更に強くなるのが分かった。
レイナーレ
「五月蝿い!五月蝿い!早く・・・死になさい!」
レイナーレは血塗られた紅いクリスタルの様な光を放つ槍のような物を握りしめると、迷いを振り払う様に首を横に振り叫びながらツルギに向かって其れを投げて来た。それは辺りを照らすような光を放ちながらツルギを包み込むと、大爆笑した。
レイナーレ
「私は・・・私は。」
爆発地点を悔やむような表情をして見つめているレイナーレ。しかし・・・
ツルギ
「やはり何か理由があるんだろレイナーレ。」
聞こえて来たツルギの声にレイナーレは驚き爆発の炎を見た。すると炎の中から、左腕に赤を基調とした色合いの先に銃口と後ろには折り畳まれた形をしたトリガーグリップ、星を模った球体の中心に盾の模様が映し出されたグリーンの天体球技のような物がはめ込まれたブレス、セイザブラスター巻き。
左手には黒と銀で上下に分かれた刀身に青いクリスタル状の刃とブレスと同じ赤のカラーリングに刀身から繋がる様に金のラインが走ったブレード、キューソードを持ってツルギが現れた。
レイナーレ
「私の一撃を人間如きに防がれるなんて!まさか神器を宿しているなんて、どうすれば・・・」
ツルギ
「レイナーレ、何かあったんだろ。何があったか話してくれ俺が力になるから!」
レイナーレ
「黙れーーー!」
ツルギ
「くっ!」
再び槍の様な物を飛ばしながら近づいて来るレイナーレ。ツルギはセイザブラスターにセットされたタテキュウタマを手前に向けて倒した。
『セ・イ・ザ・アタック!」
セイザブラスターからタテキュータマに宿った力を発動させる音声が鳴ると、ツルギの前に盾のような物が現れたレイナーレが放った槍を弾き返した。そして突っ込んで来るレイナーレの槍とキューソードがぶつかり合い火花が散った。
ツルギ
「止めるんだレイナーレ!君は本当はこんな事したく無いんだろう?」
レイナーレ
「五月蝿い!私の目的は貴様を殺すことだけだ!」
ツルギ
「いや違う。レイナーレは嘘を言っている!その証拠に攻撃に迷いがある。1つ1つの動作にも切れや覇気が無い!」
レイナーレ
「五月蝿いと言っているでしょう!私に迷いなんて・・・それに貴様に私の何が分かる!」
ツルギ
「分かるさ!本当のレイナーレは・・・俺の事を気にかけてくれる優しい子で他人を思いやることの出来る心の持ち主で、本当は自分が1番苦しいのに相手の為に自分が傷つく事を選ぶ強い女性だ!だからこそ俺はレイナーレを救いたいんだ!」
レイナーレ
「私に貴様の幻想を押し付けるな!私は、私は・・・」
???
「何を手間取っているレイナーレ。」
突如2人を覆い隠す様に広がった影の先に月をバックにした男が1人浮遊していた。
ツルギ
「誰だ!」
ドーナシーク
「初めまして炎ツルギ、私はドーナシークと申す者だ。以後お見知り置き頂きたい。」
レイナーレ
「ドーナシーク!何故。」
黒いスーツ姿に深く帽子を被った男ドーナシークはツルギに帽子を取って挨拶する様に自己紹介した後、レイナーレを睨み付けて話し始めた。
ドーナシーク
「レイナーレ。炎ツルギを始末するのにどれだけ時間を掛けている。この役立たずが!」
レイナーレ
「グッハ!」
ツルギ
「止めろドーナシーク、これ以上レイナーレに手を出すな!」
一方的にレイナーレを痛ぶって行くドーナシークを止め為に駆け寄ろとするツルギだか、ドーナシークはレイナーレの背後から首を絞めながら青い光の槍を首に突きつけてきた。
ドーナシーク
「動くな炎ツルギ!此奴を今此処で消しても良いんだぞ。」
ツルギ
「クソ!レイナーレを人質にするなんて卑怯な奴が!」
ドーナシーク
「どうとでも言うが良い。さあ・・・そろそろ死んでもらおうか!」
ドーナシークが槍を持った腕を振るとツルギの体を光の輪っかの様な物が拘束し身動きを全く出来ないよう体をに縛り上げていく。
ツルギ
「しまった!(クソ両腕が全く動かせない!キュータマも使えない上に回避する事も攻撃を防ぐ事も出来ない・・・以前なら問題ないが、今の俺では・・・)」
ドーナシーク
「お別れの時間だ。炎ツルギーーー!」
ドーナシークから放たれた槍がツルギに迫って来る!
ツルギは覚悟を決め目を閉じたが痛みが来る事は無く、何が起こったのか確かめる為に目を開けたツルギに飛び込んできた光景は!
一星
「ツ、ツル、ギ。大丈夫?」
ツルギ
「一、一星?」
一星
「良かったツルギが無事で、よ・・・か、った。」
ドーナシークの槍で体を貫かれ血を吐きながらツルギを庇うようにして立っている一星だった!彼女はツルギが無事だと分かると掠れた声で”良かった“と言って、血溜まりの中に倒れた。
ツルギ
「一星ーーーーーー!」
ドーナシーク
「余計な事をする餓鬼が!だが次は・・・此れはグレモリーの紋章!チッ、レイナーレ撤収するぞ!」
レイナーレ
「分かったわ・・・(ツルギ君・・・)」
ツルギの後ろに現れたグレモリーの魔法陣を見たドーナシークは分が悪いと判断してレイナーレを連れて飛び立っていった。レイナーレはショッピングモールの時と同じ表情で涙を流しながらドーナシークの後を追った。
ドーナシーク達が飛び去ると拘束も解けたのでツルギは急いで一星の元に駆け寄った。
ツルギ
「一星しっかりしろ!頼むから死ぬな俺を見ろ!目を開けてくれ一星。また何時もみたいな口調で話しかけて俺に抱きついてくれよ。頼むから目を・・・目を開けてくれよ一星。」
一星の冷たくなった体を抱き締めて話しかけるツルギだか、一星から言葉は返ってこず伝わって来るのは熱い彼女の血の感覚だけ。
ツルギ
「一星は俺が死なせたような物だ!俺は・・・俺はまた大切な人を救えなかった。」
過去の光景と今の一星を重ね涙を流していると、ツルギの後ろの赤い魔法陣の中からリアス達オカルト研究部のメンバーが現れた。
リアス
「ツルギ君無事!貴方が堕天使に襲われたと小猫達から連絡を受け・・・ツルギ君?」
ツルギ
「リア、スさん。一星が・・・一星が俺を庇って。」
朱乃
「リアス彼女はおそらくもう・・・」
木場
「すまないツルギ君!僕達が部長に報告する時間があったら助けに入るべきだった。本当にすまない!
小猫
「祐斗先輩が悪いんじゃありません!ツルギ先輩、私が先に部長に報告しましょうって言ったんです!だから悪いのは私です。」
ツルギ
「いや2人は悪くない。悪いのは俺だ!力がありながら一瞬の油断から一星を死なせたんだ。」
一星の骸を抱き上げながら己を責めるツルギ・・・それを見ていたリアスは懐からチェスの駒を取り出しながらツルギにある提案を持ちかけた。
リアス
「ツルギ君・・・彼女を生き返らせる方法が1つあるわ。」
ツルギ
「本当ですかリアスさん!一星を・・・一星を生き返らせる方法が!」
リアス
「ええ、あるわ。ただし人間では無く、悪魔としてだけれど。如何?」
ツルギ
「俺が決めるべき事では無いと思います・・・だけど俺は一星に生き返って欲しい!リアスさんお願いします。一星を、一星を生き返らせ下さい!」
リアス
「分かったわ。私に任せて頂戴。」
彼女はツルギ安心させるように頭を撫でると朱乃達と一緒に下がらせ横たえた一星の胸に駒をかざした。すると驚いた表情の後に同じ駒を7個、合計8個を胸の上に置くと自身も下がる。そして両手を前に掲げると呪文のような言葉は唱え出した。
リアス
「我、リアス・グレモリーの名において命ず。汝、兵藤 一星よ!我の下僕となるため、いま再びこの地へ魂を帰還させ悪魔と成れ!汝、我が兵士として新たな生に歓喜せよ!」
その瞬間!リアス達が現れた時と同じ魔法陣が現れ強い光を放った。光が収まると魔法陣の中心には、先程まであった傷が無くなり真っ白だった顔も生気を宿した状態に戻った一星がいた。
一星
「あ、あれ?私いったいなにしてたんだっけ?あっ!ツルギ。ツルギは。」
ツルギ
「一星!良かった。本当に良かった!」
一星
「ちょっ!ツルギ一体如何したんだよ!何イキナリ抱き付いてんだよ!(嬉しいけどさ。)とにかく離れろ!」
ツルギ
「悪い一星。一星が生き返ったかと思うと嬉しくて。」
一星
「い、生き返った!なら私、やっぱり一度死んで・・・もう〜〜〜訳わかんないし!」
”生き返った"その言葉に自分にいったい何が起こったのか分からず一星が混乱しはじめ出した所で。
リアス
「大丈夫そうね兵藤 一星。私が分かるかしら?3年生のリアス・グレモリーよ。改めてよろしくね私の可愛い下僕。」
一星
「リアス・グレモリー先輩!嘘、なんで私の目の前に・・・ん?私がグレモリー先輩の下僕!」
朱乃
「部長。事情を説明しないと一星ちゃんが困ってしまっていますよ。」
一星
「朱乃先輩まで!もう何が何だか?」
木場
「一星さん。落ち着いて後で詳しく説明するから。」
小猫
「大丈夫ですから、一星先輩。」
一星
「分かった、ありがとう。木場くん。小猫ちゃん。」
一先ず一星が落ち着きを取り戻した所でリアスはツルギに話しかけた。
リアス
「ツルギ君。今日はもう時間も遅いから明日詳しくお互いの事を説明し合うために、オカルト研究部の部室まで来て頂戴。」
ツルギ
「分かりました。なら一星は俺が家まで送って行きます。」
リアス
「それは待って頂戴。彼女は生き返ったばかりで、ちゃんとした治療を受けてないから今日は私が彼女を預かるわ。」
ツルギ
「なら一星の事はよろしくお願いしますリアスさん。ならまた明日伺います。」
リアス
「ええ。ツルギ君も今日は色々あったでしょう。しっかり休んで頂戴。」
話が纏まるとリアスは朱乃達と一星を連れて魔法陣の中に消えた。一方ツルギは一星の両親に一星は自分の家に止まって行くと言って誤魔化し家帰った。家に着くとククルとシルヴァが玄関でツルギの帰りを待っていた。
シルヴァ
「ツルギ!良かった帰りが遅くて心配したぞ。大丈夫?」
ククル
「ツルギ何かあった?お姉ちゃんに話してごらん。あっ!お腹すいたでしょう。晩御飯温めるから少し待っ・・・」
ツルギ
「ククル姉さん。シルヴァ姉さん。・・・話しておきたい事と頼みがあるんだ。」
その日の炎家の灯りが消えたのは深夜を過ぎてからだったそうだ。
次の日・・・ツルギはいつも通りに登校して授業を受けていたが集中出来ずにいた。ここ最近お決まりになっていた夕麻の話題が一切無くなり誰も覚えていなかった。オマケに一星も学園に来ていないのが拍車になり授業中もボッとしてしまい先生に注意されてしまう始末。
学友の桐生や片瀬に村山、悪友の松田に元浜もツルギを心配して励ましたりしてくれた。そして放課後になり話をする為にオカルト研究部に向かうと。
一星
「オッス!ツ〜ル〜ギ!」
ツルギ
「一星!お前授業も受けずに何処に居たんだよ。心配したんだぞ。」
一星
「悪かったって!部長が”今日は休んでいなさい"って言ってたから。」
ツルギ
「良かった。心配して損した!」
一星
「何だよ!今の”損した“って!」
2人が言い合っているのを微笑ましく見つめるリアス達4人。
木場
「ほら、一星さん。落ち着いて。」
一星
「だって木場。ツルギの奴が酷い事言うから!」
小猫
「ツルギ先輩も落ち着いて下さい。」
ツルギ
「小猫ちゃん。だいたい一星が心配掛けさせるからな!」
リアス
「はいはい2人共そこまでよ。」
リアスの言葉と合図で言い合いを止めた2人が席に座ったのを確認したリアスは話を始めた。
リアス
「さて先ずはツルギ君に私達について説明するわ。単刀直入に話すわ私達は・・・悪魔よ。」
ツルギ
「リアスさん達が悪魔!」
リアスが全員に目配せすると全員の背中から悪魔の羽が現れた。その後ツルギはリアスから色々な事を聞かされた。今の悪魔の現状や社会仕組み、一星を転生した悪魔である転生悪魔に生まれ変わらせる事が出来た駒イーヴィル・ピース、そして夕麻の正体が改めて堕天使である事など様々な事を教わった。
ツルギ
「そうなんですね・・・あのリアスさん。あの公園の場所をどうやって特定して一瞬で現れることが出来たんですか?」
リアス
「簡単よ。此れを伝って転移して来たのよ。」
リアスが机の上にある”願いを叶えます”と書かれた魔法陣付きの紙を見せて来た。
リアス
「此れは持っている人の強い願望を叶える為に私達を召喚する為の物だけれど、それを一星が駅前で配っていたのを貰って持っていたのよ。」
ツルギ
「駅前で配っていた・・・一星、まさかお前最初からついて来てたな。」
一星
「別に良いだろ。それでツルギは助かったんだから感謝しろよ!」
リアス
「そして死の瞬間一星は願ったのよ。”生きたい"とね。このまま死んで大好きなツル・・・」
一星
「うわーーーーーーー!部長、やめて下さい!まだ心の準備が。」
リアス
「アッ!ごめんなさい一星。まだ早かったわね。」
ツルギ
「大好きな何?俺が知ったらまずい事か?」
一星
「うっさいアホツルギ!」
ツルギ
「イって!」
リアスが誤って言ってしまいそうになってしまった一星のツルギに隠して来た気持ち。それを分かっていないツルギに腹を立てた一星は一発デコピンを放った。
リアス
「とにかく一星の生きたい思いが私達をあの公園に召喚したから、あの場所に現れる事が出来たのよ。」
ツルギ
「成る程・・・そう言い事だったんですね。」
リアス
「理解が早くて助かるわ・・・じゃあ次はツルギ君が話す番よ。」
ツルギ
「・・・」
リアス
「教えて頂戴・・・貴方は一体何者なのかしら?」
いま語られるツルギの力・・・その正体が明らかになる。
はい、第4話如何でしたか?
一星に関してはまだツルギに自分の感情を伝えていない設定です。
話が進むごとはに進展していきますので、よろしくお願いします。
さて、レイナーレの本心はどうなのか?ドーナシークの立場との関係などありますが今後どうなるでしょう?
そして自身について迫られるツルギ。それはまた次回で。
では、第5話でお会いしましょう。