ロクでなしの紅炎公(憑依)   作:紅ヶ霞 夢涯

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 あけましておめでとう!まだ正月ですね(錯乱)。

 正直この話は書くかどうか凄く悩みました。でも書きたかったんです!この作品を書き始めた当初からそう考えてました!!!だから仕方ないんです!

 そして遅くなった割には結構短いです、ごめんなさい!
 
 ……それから何方か感想を下さいませんか?いつの間にか頂いた感想が消えていて悲しいのです……。



第15話 ED郵便社

 唐突ではあるが私、宮廷魔導士団特務分室の室長を務めるイヴ=イグナイトは、定期的に休みを取るようにしている。

 

 あまり上司が働いていると、休みを与えた部下も落ち着かないだろうと思ってるからだ。実際にそうなのかは知らないけど。

 

 どうせならしっかりと休んでもらいたいが故の行動、なのだが………………そんなことを気にするのは、セラくらいかもしれない。

 

 そんな割とどうでもいいことを考えながら乗合馬車を利用してフェジテを訪れた私は、街の中心近くにある一つの建物に裏口から入る。

 

 その建物は二階建ての横に長いレンガの建物で、真ん中には両開きの大きな扉がある。縦長の窓は換気の為か開けられていて、その縁から緑色のカーテンが見える。

 

 ここに拠を構えている会社の名称はED郵便会社。

 

 略さずに言うならば、正式名称はイヴ(E)ディストーレ(D)郵便会社。

 

 

 つまり私の会社だ。

 

 

 

 

 

 

 

<sideグレン>

 

「俺とセラだけかと思ったが、まさかジジイまで……そんだけヤバいのか?」

 

「詳しくは分からんが、恐らくはのぅ」

 

 俺と同じ特務分室の魔導礼装に身を包み、顎髭を撫で目を細める壮年の男。

 

 特務分室執行者No.9《隠者》、バーナード=ジェスター。

 

「もしかしたらあの組織ーーー天の智恵研究会とも関わりがあるかもしれない……って情報だったよね?」

 

 白い肌に走る赤い紋様が目を引く銀髪の女性。いつもの南国風にした魔導礼装を着てはいるが、いつもと違い真剣な表情を浮かべている。

 

 特務分室執行者No.3《女帝》、セラ=シルヴァース。

 

「まぁ何にしたって、それを確認しに行くんだ。気ぃ引き締めて行こうぜ」

 

 そう言って俺は遠見の魔術を使い、今回の任務で調査対象に当たるものを見つめた。

 

 ここ数年でフェジテを中心に力を付けた、恐らくはアルザーノ帝国で唯一であろう民営の郵便会社。

 

 それだけなら珍しいというだけであり、問題視するようなことではない。だが幾つかの不自然な点があった。

 

 それは従業員のほとんどが孤児院の出身であり、しかもその半数以上の素性、あるいは出自が不明。

 

 正確には出身の孤児院は調べれば分かる。だがその前、一体どういった経緯で孤児院に入ることになったのか、孤児院で過ごす前は一体どこに居たのか。それらがいくら調べても分からない。

 

 それだけでも怪しいというのに、会社を経営する人物の名前すらも同様だ。

 

 ここまで分からないことだらけとなると、全く証拠がなくとも天の智恵研究会の関わりが疑われる。

 

 ジジイ曰わく、イヴはこの任務の優先度はほぼゼロだと言っていたらしいが、そういうわけにもいかないだろう。

 

「………ED郵便会社、か」

 

 俺は何となく呟いた。

 




 
 そろそろグレン視点で書けるかもな、書こうかなとか思う今日この頃。
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