感想欄にとある漫画のとある人物の名前がある………皆様、察しがよろしいようで。
ごちゃごちゃ混ぜてくぞー。
『青髭』を討伐した翌日未明。
私はセイバーと共に《業魔の塔》を抜け出して、フェジテにあるED郵便社に向かっていた。当然、特務分室の誰にも伝えずに。
「マスター」
「何かあった、セイバー?」
「何者かが、我々を監視しているようです。どうしますか?」
すぐ後ろを歩くセイバーの言葉に上を見る。私には何も見えはしないが、セイバーには何かしら見えているのだろう。
「使い魔?どんなの?」
「そうですね。簡単に言えば、天使かと」
「………ふーん、そう」
ということは、ジャティスか。なら気にする相手でもない。撒いてしまおう。
そう決断した私はセイバーにフェジテまで運んで貰った。その際に全速力で走るよう言ったので、当然ながらジャティスの天使が追いつける筈もない。
そんな感じでジャティスの人工精霊を撒いて、日が昇って間もなくフェジテのED郵便社に来たのはいいんだけど………
「………………………サーヴァントの気配がするって、マ?」
「ま?あ、いえ。クラスは分かりませんが、確かにサーヴァントの気配があります」
「そう」
困った。私は
(………いや、僥倖と考えるべきかもね)
全く何の手掛かりもないサーヴァントの行方が、さっそく一つ判明したのだ。何故に私の会社にいるかは謎でしかないが、手短に片付けるとしよう。今ならまだ、それが出来る筈だ。
「セイバー、突入するわよ。ちゃんと付いて行くから、最短距離でサーヴァントの所まで案内して」
「分かりました。壁をいくつか破りますから、破片には十分に気をつけて下さい」
「待って待って早まらないでお願いだから」
今にも飛び出そうとするセイバーを必死になって抑えた。
〈side???〉
「マスター、いつまで私はここにいればいいの?」
自分を呼び出した金髪碧眼の少女にそう尋ねると、彼女は短く「未定です」と答えて続けた。
「少なくとも社長がお戻りなるまでは、この場に留まって頂きます」
「その社長っていう人の話を詳しく聞きたいんだけど………生憎とその時間もなさそうね」
建物の外にサーヴァントの気配を感じた。こんなに近くにいるのなら、相手もこっちの存在には気づいている筈。
ソファから立ち上がり、虚空から武器を出す。それは、黄金の装飾が施された白い弓。金色のラインが入った青いドレスの上から、金属のアーマーを胸部や腰部に装備する。
「………私の指示には、従うのではなかったのですか?」
「状況が変わったの、マスター………
己がマスターの名を呼び、弓を左手で強く握る。
「敵が来たなら、倒さないとね」