ピィピィと音が鳴る。
「待たせてごめん、立香ちゃん。」
「おかえり、ロマン。それで…部品等の所在地の手掛かりでも見つかった?」
ロマンはガサゴソと白衣の中を漁り、一枚のクシャクシャになって丸められた紙を出した。
「これを見てほしい」
そう言って彼は紙を広げて、こちらに見せてきた。しかし、その紙には何も書かれていなかった。
はて。こんな紙を見せて、何を示したいのだろうか。
”ブルーライトを当てたら文字が浮かび上がる”とか、”火で炙ったら文字が浮かび上がってくる”と言ったギミックでもあるのだろうか。
「……あっ。ごめんそっち裏側だった」
恥ずかしさで顔を赤くしたロマンは、くるりんと紙をひっくり返した。するとそこには、見覚えのあるあの言葉が書かれていた。
【ニゲロ リョウリ キケン マスター】
確か、アルトリアが私を襲おうとした事件の時、彼女が書いた怪文書だったか。
あれはたった数か月前の話だというのに、なんだか懐かしい気分がする。
…それはそうと、この怪文書と部品の行方、どう関係があるのだろうか。
「えっと…この怪文書、誰が書いたか分からないんだけど…実は”この文字を書いた人物と同一人物が、部品等を持っている”みたいなんだ」
「えっ」
部品の持ち主はアルトリアだったのか。いやでも、私にしか送られていない怪文書がなぜ管制室にあったのだろうか。気になるが、とりあえず本人に聞いてみたほうが早いだろう。
「それで…アル…部品の持ち主がどこにいるか分かる?ロマン」
「えっと…そこから右に曲がった角の部屋の中にいるみたいだよ」
「了解。ジャック、ナーサリー、フォウ、行くよー!」
「はーい!」
ベッドで跳ねすぎて半分死にかけて動かないフォウを持ち上げて、ドアの前で鳴いてもらい、部屋から出た。
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「ここから反応があるみたい……ん?この部屋って」
反応があった部屋ーーそれは、食堂だった。それも厨房の中に反応があるそうだった。
厨房と言えばエミヤだが、霊基反応は一つだけだという。
つまり、アルトリアが…
ごくりと唾を飲み、フォウくんに鳴いてもらった。
プシュゥと音が鳴り、ドアが開く。
「おーい!」
…………全く反応がない。厨房の中にでも隠れているのだろうか。とりあえず厨房の中へと向かった。
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厨房の中には誰もいなかった。が、代わりに一枚の紙が落ちていた。
さっきの怪文書然り、良く分らない怪文書だろうか。軽い気持ちで拾って見てみる。
…そこにはある意味、予想だにできないようなことが書かれていた。
眠すぎて雑かもです…すいません