招待状をもらった日の夜。
書かれていた時間通りに祝賀会開催場所の食堂に行くと、既に多くのサーヴァントが来ており、エミヤ達によって山のように作られた料理がいくつかあるテーブルの上に所狭しと並んでいた。
「あっ、先輩!」
突然背後からの声に、ビクッと身体を震わせる。
「…って、マシュか。突然声をかけられたから驚いたよ」
「す、すいません!先輩の姿を見かけたものですから、反射的につい…」
マシュは落ち込んで暗い顔をした。
…適当な話題に切り変えようか。
「いや、全く気にしてないし大丈夫だよ。それより、マシュも祝賀会に来たの?」
「…はい!ダヴィンチちゃんと会話していたら、突然”マシュ、今夜九時から祝賀会を始めよう!私は食材を提供してくれるサーヴァントと話をつけに行ってくるから、マシュは食堂のサーヴァントたちと話をつけにいぅてくれたまえ!”と言い出しまして」
…予想の範囲でしかないが、ダヴィンチちゃんもマシュの今の心を見抜いて、少しでもマシュの気が紛せられるようにこの祝賀会を開催することにしたのだろう。
なぜか当の本人がこの会場にいないみたいなので、その真意は分からないが。
「そうなんだ。ところでーー」
そう言えばマシュに聞きたいことがあったので尋ねようとした瞬間、食堂のライトが消えた。
すると突然、上からマイクを持ったアルトリアとダヴィンチちゃんが落ちてきた。
「レディースアンドジェントルメン!やぁ、みんな!知れ渡っているかもしれないが、私は代理所長兼天才科学者のレオナルド・ダ・ヴィンチだ!そしてこっちが…」
マイクをダヴィンチちゃんに渡されたアルトリアはこほん、と一息ついた。
「みんな知っていると思うが、アルトリア・ペンドラゴンことセイバーだ。よろしく頼む」
会場中にわぁぁぁぁと歓声が沸き立った。にしても、みんなテンション高いなぁ。
アルトリアがマイクをダヴィンチちゃんに返すと、彼(彼女)は「今からビンゴ大会をする!」と言い始めた。
一部サーヴァントから面倒だと批判の雨が降り注がれたが、一番初めに当たった人は聖杯を手に入れるチャンスがあると彼(彼女)が言うと、批判の雨は一気に止み、歓声と希望にすり替わった。
「……ってあれ?」
そんなみんなの姿を穏やかに見ていると、いつの間にかマシュがいなくなっていることに気付いた。どこに行ったのだろうか。
少なくとも食堂の中にはいなかったので、コソコソと祝賀会を抜け出して、彼女を探すことにした。
眠たすぎて、今回あんまりストーリー進んでません。