アルトリアの言った事の八割は大方推測通りだった。
しかし、エウリュアレの矢で気絶させられたもとい魅了にかけられていたのは予想外だった。
全く痕跡なかったし、てっきりアルトリアが勢いで殴ってしまったと完全に思い込んでいた。
…まぁ、なんにせよ。誰も私を暗殺しようと目論んでいたわけじゃなくてよかった。
「さて、アルトリア」
暗い顔で床を見ていたアルトリアが顔を上げた。
「…は、はい。なんでしょうか、マスター。未遂だったとはいえ、マスターに実質的な反逆行為を働こうとしたのは事実です。令呪による自害でも、なんでも受けい…」
「一緒にアフタヌーンティーに参加しない?」
「えっ」
アルトリアは目を見開いて驚いた顔をした。
「いや、せっかくアフタヌーンティー楽しみにしてたみたいだしさ。参加しないのももったいないでしょ?」
「ですが、マスター…」
「私を襲ったことは気にしてないよ。だからさ、一緒にアフタヌーンティーに参加しよ?」
アルトリアは少し悩む動作をしたが、すぐに二つ返事で了承してくれた。
良かった、これでアルトリアの心の中にあるであろう私に対する罪悪感も解消できそうだ。
「それじゃあ、行こうか」
「はい、マスター」
少し言葉を交えながら、小走りで食堂へと歩を進めた。
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食堂へ帰ってくると、すぐさまジャックが私に抱きついてきた。服の中に顔を埋めているの可愛い。
「おかあさん、どこ行ってたの?」
「ちょっとお花摘みに行ってたんだ」
「お花摘み?いいなぁ」
ジャックの頭を優しく撫でてあげると、満足したのかナーサリーたちのもとへと帰っていった。
少し寂しい。後ろを振り向くと、そんな私たちの姿をアルトリアが優し気な目で見つめていた。
「…いいものですね、子供というのは」
「…うん、そうだね」
…多分、彼女はジャックと彼女の
円卓を崩壊させた元凶とはいえ、息子は息子。何かしら思うことがあるのだろう。
もしかすると、別の何かを考えているかもしれないが。
ジャック達の方を見ると、料理を補充しに来たらしいエミヤが子供達に囲まれている姿が見えた。
エミヤは困り顔をしていたが、なんだかんだ嬉しそうだった。羨ましい、そこ代わって。
「それじゃあ、私たちも料理を食べに行こうか」
「はい、マスター」
子供たちとエミヤの姿を横目に、アタランテたちのいる席へと歩いて行った。
…ところで、何か忘れている気がするのだが気のせいだろうか。
「…あっ」
これで素敵なお茶会は終わりです。
次回は閑話になります。
内容は今日中に考えておきます。