黒猫物語   作:クロム猫

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今回はとある鎮守府の艦娘達と楽しい交流をしたほんわかしたお話になります。
鎮守府によって同じ艦娘でも違うんですよ奥さん。


幕間:第603鎮守府と愉快な艦娘達
最初からクライマックス


「あっちに行ったぞ!」

 

「何て奴等だ!!速いってレベルじゃねーぞ!!」

 

「MS隊急げ!!」

 

 MSパイロット達が出撃準備、艦娘達も出撃に急ぐ。

 

 島風「遅~い!!早く出撃しようよ!!」

 

 摩耶「わかってる!!比叡さんこちらは準備出来てるぜ!」

 

 比叡「比叡艦隊出ます!!気合い!!入れて!!いきます!!」

 

 比叡、摩耶、島風は出撃ドックから出る。続いて艦娘達が後を追う。

 

 瑞鶴「まったく………まさかこうなるなんてね」

 

 翔鶴「話は後よ瑞鶴。まずは彼女達(第603鎮守府の艦娘)を止めないと!!」

 

 霧島「出撃!!!!」

 

 先行出撃艦隊は『比叡』が旗艦を始め『霧島』、『島風』、『摩耶』、『瑞鶴』、『翔鶴』。

  通称『御召艦隊』。天皇陛下直々に認めている艦隊だ。

 

 

「艦娘達は出たな!?こちらも出撃する!!」

 

「奴さん達手加減してくれるかな!!」

 

「だと良いがな!!」

 

「お喋りは終わりだ!!出るぞ!!」

 

 出撃ドックから出るのは爆撃機『ドダイYS』に乗ったザクⅡ5機と隊長機グフのMS中隊。松崎中尉が率いる部隊。

 

 出撃ドックから艦隊とMS隊を見守る神崎と神夜。

 そして頭を項垂れている海軍の軍服を着ている青年。

 

「ああ………何でこんな事に………」

 

 第603鎮守府提督『渡良瀬準』少佐がいた。

 

 

 

 

 ─────────

 ──────

 ────

 

 

 ~~~渡良瀬準サイド~~~

 

 

 

 

「ここが佐世保鎮守府か………」

 

 先の大規模作戦で大戦果を出した艦娘とMS(モビルスーツ)と呼ばれている人型兵器の連合艦隊を組んでいる鎮守府。大きいな……。

 

 あそこにある緑色のした人型兵器は『ザク』だったかな?

 資料で見たがやっぱり現物は違うな。

 

 

「失礼します。第603鎮守府の渡良瀬少佐でよろしいでしょうか?」

 

 おっとお迎えの人がきた、気持ちを切り替えろ。

 

 

「本日は訪問お疲れ様です。私佐世保鎮守府所属MS隊長を務めております『新島潤(にいじまじゅん)』と申します。階級は少佐であります』

 

「お迎えご苦労様です。第603鎮守府の提督を務めております渡良瀬準(わたらせじゅん)少佐であります」

 

 お互い敬礼しながら挨拶を交わす。

 

 同じ少佐かぁ。軍服は海軍と違う。『大日本ジオン帝国』の軍服に違いない。

 それに貫禄がある。歴戦のパイロットなのかも知れない。

 同じ少佐なのに何だろうこの差。

 

「長い道のりお疲れでありましょう、どうぞ此方へ」

 

 

「ありがとうございます」

 

 新島少佐の後をついて歩いていく。大きな工廠だ。

 艦娘とMSが使えるようにしてあるのだろう。どんだけでかいんだよ。

 あれ?あのザク、足の部分が違うな…….。

 

 

「渡良瀬提督はMSに興味がおありですかな?」

 

「あっ、そうですね。あのザク何か足の部分が違うなって思いまして」

 

「高機動型ザクⅡ。型番はMS-06R2です。主にエースパイロット用に開発された機体です」

 

 ほえ~エースパイロット用の機体かぁ。カッコいいなぁ。

 やっぱり専用機って憧れるよね、だよねそこの君達。

 …………何言ってるんだ俺。

 

 良く見たら同じ機体が左右に立っている。整備中、すでに整備されてる状態とまちまちだ。妖精さんと整備士達が慌ただしく作業している。

 あれ?この立っている機体らはもしかして………

 

 

「お気づきになられましたか。これらの機体は私の部隊のMSです。12機の部隊編成で行動しています」

 

 えええっ!?まじかっ!!

 

 

「集合!!」

 

 

 新島少佐が声をあげると12人のパイロット達と思われる方々が駆け足で来た。

 

「本日は第603鎮守府から渡良瀬提督殿がお越しになられている。全員敬礼!!」

 

 パイロット達が敬礼する。乱れがなくピッタリだ。

 

「彼らは全員所属前はMS部隊の隊長を務めていた者達です」

 

 エリート部隊じゃないか!!(歓喜)

 エースパイロットのバーゲンセールだな!!

 

「ははは、驚くのも承知です。さ、執務室まで参りましょう」

 

 佐世保鎮守府、どうやらただの鎮守府じゃなさそうだぜ。

 

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 ────

 

 鎮守府の中に入り通路を歩く中色んな艦娘達にあった。

 

「603鎮守府の提督さん、お疲れ様っぽい」

 

「ゆっくりしていってね」

 

 夕立と時雨。うちにも居るが全然別人だ、可愛い(確信)

 

 

 

「お疲れ様ぴょん!!」

 

「………お疲れ様です」

 

 卯月と弥生。うちには居ない。可愛い(確信)

 

 

 

「おっ、提督の先輩か?俺の名は天龍………フフフ、怖いか?」

 

「頭にリボン付けて言っても説得力無いよ」

 

「うるせぇ!!」

 

 

 天龍と響。天龍は何故かリボンを着けている、罰ゲームか何かか?うちには居ない、可愛い(確信)

 天龍は何処がとは言わないがデカイ(確信)

 髪が長い、綺麗なロングヘアーだ。

 

 

「ポーカーで最下位の人が罰ゲームを受けるルールなんだ。天龍さん最後までペケだったよ」

 

「響っ!!てめぇ!!」

 

「良くお似合いですよ、天龍殿」

 

「新島さんまで!!」

 

 

 

「新島さんお疲れ様~」

 

 甘ったるい声で挨拶する文月、うちにも居る。世に文月があらんことを。

 

「お客様ですか?」

 

「第603鎮守府の渡良瀬提督殿です」

 

「初めまして、金剛型3番艦の『榛名』と申します』

 

 綺麗なお辞儀をして挨拶する。はるにゃん、じゃなかった榛名。うちにも居るが全然別人だ。

 

 

「可愛い」

 

「えっ!?」

 

 

 シュワット!?声に出ちまったぜ!!

 

「榛名殿はパイロット達からも人気あります故。言葉に出てるのも頷けます」

 

 新島少佐が笑いながら榛名を見る。榛名さんは顔真っ赤にしてる。結婚したい(確信)

 …………何言ってるんだ俺は。俺にはあいつ(瑞鶴)がいるだろしっかりしろ。

 

 

 もう少しで執務室に着く。どんな提督なのか楽しみだぜ(バトルライバル感)

 

 

 ─────────

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 ────

 

 

「こちらが執務室になります」

 

 いよいよか、緊張するな。

 これだけ大きい鎮守府をまとめてるんだ、強面の面をした提督に違いない。藤原大将みたいな感じの。

 

 新山少佐が扉をノックする。

 

「どうぞ」

 

 声がする。若いな。

 

 扉を開けると提督の机に足を組んで座っている艦娘、ソファーに座っている艦娘、そして椅子に座っている人が居る。

 

「提督殿、第603鎮守府からお越しの渡良瀬提督殿をお連れ致しました」

 

「ご苦労様です」

 

 提督の椅子に座っている提督………提督?

 どうみてもブレザー服の学生じゃないか?

 

 

「今『学生が何で鎮守府に?』って思ってる顔してるよ翔鶴姉」

 

「瑞鶴!!お客様に失礼でしょ!!」

 

 

 瑞鶴と翔鶴!?全然雰囲気違うやん!!!

 滅茶苦茶可愛い(確定)………じゃなかった違うだろしっかりしろ俺。

 

 

「瑞鶴殿、翔鶴殿。第603鎮守府からお越しの渡良瀬提督です」

 

 瑞鶴は机から降り翔鶴はソファーから立ち敬礼する。

 

「初めまして。翔鶴型1番艦『翔鶴』です」

 

「同じく2番艦『瑞鶴』です」

 

 ……やっぱり瑞鶴と翔鶴は最高だぜ!!!!

 

 

「あの~…渡良瀬提督?」

 

 はっいかんいかん。謎の電波を受信されてしまった。自己紹介せねば。

 

 

 

「初めまして。第603鎮守府の提督を務めております。渡良瀬準少佐であります」

 よし自己紹介は完璧だ。

 

 ブレザー学生服を着た少年が椅子から立ち渡良瀬の前に立ち敬礼した。

 

 

「ようこそ佐世保鎮守府へ。ここの提督を任されています。神崎正道少将であります」

 

 少将かぁ…成る程。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 少将………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 少将!!!!????

 

  ─────────

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 ────

 

 

 ~~神崎正道サイド~~

 

 

 

 渡良瀬提督と会う約束が今日だ。とても緊張するなぁ。

 今まで色んな提督達に会ったけど未だにこの瞬間は慣れない。面接が苦手なタイプかも知れない。

 

「大丈夫よ提督さん。情報によると若い提督らしいから。学校の先輩だと思えばいいわよ」

 

 なるほど、瑞鶴さんの言う通りだ。

 

「第603鎮守府はどういった鎮守府なんですか提督?」

 

「今まで小規模だったんですが戦果を立てて今は中規模になっている鎮守府ですね。瑞鶴さん、翔鶴さんも配属されているみたいですよ」

 

 ちらっと聞いた話では確か瑞鶴さん、翔鶴さん、夕立、時雨、扶桑さん、山城さん、榛名さん、足柄さん等が居ると言う情報だ。後何か滅茶苦茶強い軽空母の千歳さんが居る。どんだけ強いんだろ。

 そういえば603鎮守府に支援部隊として派遣されたMS部隊からの報告書があるので目を通さないと。どれどれ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 えっ?これ本当なの?嘘じゃないみたいだけどえっ?どういう事?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「提督さん?」

 

「提督どうなさいました?」

 

 

 瑞鶴、翔鶴が神崎に声を掛ける。神崎の表情は複雑やら苦笑いやらの混じった顔をしている。

 

「報告書なんですけどこれかなり凄い内容なんですよね……」

 

 報告書を瑞鶴、翔鶴に見せる。記載されている内容は

 

 

 

 ・深海棲艦の首を刈り取る扶桑

 

 ・狂気な笑いをしながら突撃する夕立

 

 ・提督の見る目がヤバい翔鶴

 

 ・瑞雲ラリアットをする山城

 

 ・深海棲艦のような姿になった瑞鶴

 

 他にも凄い事が記載されていたが割合。

 

 

 

 

 

「……………」

 

「……………」

 

「……………」

 

 何とも言えない雰囲気になった。瑞鶴さんと翔鶴さんが真顔になってたし。そりゃあ………ねぇ?

 そもそも瑞雲ラリアットって何だ?

 うーん………この報告書が真実なら何故大宮本の時報告されなかったんだ?訳ありの鎮守府なのか?

 

 

「瑞鶴さん、翔鶴さん。もしかしたら何か訳ありの鎮守府の可能性もあります。仮にこれだけの戦果を出していたなら大本宮で報告を聞いています。しかし僕は今回何も聞いていません」

 

 

 瑞鶴、翔鶴は神崎の声を聞いてお互いを見る。

 確かにその通りだ。戦果を出した鎮守府は大本宮に報告が届き戦果分の資材や艦娘が配属される仕組みだ。しかし今回の報告書の事は神崎は知らないと言う。

 大本宮は何か隠している。もしかしたら特殊な艦娘が所属している鎮守府なのかも知れない。

 

 

「この事は内密にお願い致します。混乱を招くといけませんから」

 

「了解しました」

 

「了解」

 

 

 この事は3人の秘密にする事にした。

 ドアのノックが聞こえてきた。どうやら来たようだ。

 

 

「どうぞ」

 

 

 まずは会ってみる事に越した事は無い。そう思っているとドアが開いた。




EMS-10さんの作品とコラボさせて頂きました。
コラボたーのしー(ブレンズ感)



・はい!!補足は大丈夫です!!


・瑞鶴………瑞鶴はいいぞ

・翔鶴………翔鶴はいいぞ

・卯月………ACの可愛さは異常

・弥生………怒ってはいない 

・文月………世に文月があらんことを

・榛名………(ここの)榛名は大丈夫です!!

・天龍………眼帯付けてる可愛い方

・響…………フリーダム!!!カップヌードル!!

・高機動型ザクⅡ MS-06R2
ジオン公国が開発したMS。エースパイロット用に開発されたが生産されず4機のみ生産された。『ザクの皮を被ったゲルググ』と言われている
本来宇宙用だが敗戦後設計図は残っていた為大日本ジオン帝国軍が地上でも運用出来るように再設計、量産。主にザク乗りのエースパイロットに支給されている。

・新島潤
大日本ジオン帝国軍のエースパイロット。
佐世保鎮守府MS部隊のエースの一人。主に高機動を生かした一撃戦法を得意としている。松崎は以前新島の部隊の副隊長を務めていた。


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