ソードアート・オンライン 〜Dhampir Rosary〜   作:黒月ノ夜

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ピンポンパンポーン



この小説には以下のものが含まれています。





・オリジナルスキル

・低能な主(ノ夜)

・完成度の低いストーリー

・センスのない雑談、ギャグ要素

・言うことなくなった



大丈夫な方は本編へ







新しいスキルと以外な弱点

〜2層 ウルバス〜

 

シエル、キリト、ユウキの3人は《体術スキル》のクエストに成功し現在は昼食を取るためにキリト一押しのレストランに行くことになった。正面ゲートから入り中央通りの途中から延びる少し細い道の奥へ進むと看板に《辛虎》と描かれたいかにも辛い料理を扱いそうな中華料理店があった。

 

「ここ、激辛料理とかがあって結構行けるんだぜ?」

 

「へぇ〜ボク、最近辛いもの食べてなかったからちょうど良いなぁ〜ね、シエル」

 

「あっちの店にしない?」

 

「え〜どうして」

 

「まぁいいだろ、ほら行こうぜ」

 

「……わかった」

 

店の中はカウンター席とテーブル席に分かれており3人は空いているテーブル席に座った。メニューを見ているとNPCが水を持ってきたためついでに注文も済ませることにした。

 

「うんじゃあ俺は激辛担々麺で」

 

「ボクは……麻婆豆腐にしよっと」

 

「……杏仁豆腐」

 

「え、シエル。それしか食べないのか?他に食べた方が……」

 

「杏・仁・豆・腐(ゴゴゴゴゴゴ…)」

 

「うわ…わかったよ。んじゃあ注文はそれで」

 

雑談をして暇を潰していると割と早く料理が運ばれてきた。キリトの頼んだ担々麺の汁は赤く、見るからに辛そうであり、グツグツと煮立っていた。ユウキの頼んだ麻婆豆腐も当然の様に赤く見るからに香辛料が大量に入ってる。そんな中シエルの頼んだ杏仁豆腐は綺麗な白色をしており、上に可愛くクコの実が2つ乗っていた。

 

「シエル……本当にそれで良いのか?」

 

「大丈夫」

 

「でも、それじゃあまたアルゴに怒られるんじゃあ」

 

「これで良い(ゴゴゴゴゴゴ…)」

 

「ねぇシエル……辛いの苦手なの?」

 

「(ギクッ)」

 

「はは〜んなるほどな。だから、シエル店に入るのも嫌がってたのかなるほd……」(スンッ!!)

 

勢い良くキリトの頬を掠めて行ったモノは壁に当たり、カランカランと音を立てて床に落ちたそれはナイフだった。投剣用のモノだ。シエルの方へと向き直るとその手にはあと3本ナイフが握られており目からはただならなぬ殺気が放たれていた。

 

「次に余計な事を言ったら……」

 

「……すみませんでした(涙)…………クソ、何で俺だけ(ボソッ)」

 

「何か……言った?」

 

「何も言ってないです」

 

「ねぇねぇシエル〜明日もここに来よ?」

 

「やだ」

 

「えぇ〜でも、この麻婆豆腐も美味しいよ?ホラッ」

 

「ングゥア!!」

 

そう言ってユウキはシエルの口に麻婆豆腐を放り込まれ、唐辛子などの香辛料が口いっぱいに広がりシエルの絶叫が店全体に響き渡った。

 

「ウグァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

「え!?シエル大丈夫?!」

 

「み…水…ミズゥ……」

 

「凄い…こんなシエル初めて見た」

 

「こんなに取り乱したシエルは中々見れないぞ!」

(ゴスっ)

 

「……そ、それでも相変わらずのようで……」

 

「デュエル以外でも使い道はあるだね」

 

調子に乗ったキリトはシエルが持ち歩いている投剣用のナイフの柄の部分でぶん殴られ、ユウキはもはや慣れたかの如くそのカオスな状況に適応していた。

 

「それじゃあ杏仁豆腐食べて帰ろ」

 

「えぇーボクが食べ終わるまで待ってくれないの?」

 

「どうせ、俺とそんなに変わらない」

 

「たしかに、そうかもね」

 

「それで、2人は食べ終わったらどうするんだ?」

 

ダウンしていたキリトは復活したのか担々麺を食べながら話に入ってきた。

 

「ダンジョンに行って戦いたい」

 

「シエルは、まぁ相変わらずだな」

 

「ボクもシエルについて行こうかな。早く、このゲームを攻略したいから」

 

「そうか、まぁ俺とは一旦お別れだな」

 

「ふーん、そう。確かにね」

 

「え、どういうこと?」

 

「ベーターといつまでも一緒にいるのまずいだろ」

 

「あ、そっか。そうだね。一旦お別れだね」

 

汚れ役を引き受けたキリトは基本的にソロプレイを強いられるため現在、発生しているプレイヤー間でのベーターへの目が落ち着くまではそうそう会うことが出来ない。それを理解している3人は少し寂しさを感じているのか暗い雰囲気になりつつあった。しかし、3人は心を固め席を立ち上がった。

 

「よし、食べ終わったし行くか」

 

「うん、行く」

 

「あ、そうだ。ねぇキリト…ソロだからってそう簡単に死なないでね?」

 

「あぁもちろんだ。2人も死ぬなよ?」

 

「うん、もちろん」

 

「そう簡単に死ぬと思う?」

 

そう言って3人は前へと歩み出した。

『ゴンッ』とシエルの方から鈍い音が鳴った。

 

「痛った…スネぶつけた」

 

「台無しだぞシエル」

 

「台無しだねシエル」

 

「ごめんなさい」

 

3人の笑い声がまるで今までの固く暗い雰囲気をかき消すかのように店内に響いた。

 

 

 

 

 

〜15層 ダンジョン内〜

 

1層の攻略から3週間が経過した。デスゲーム開始から約2ヶ月が経ち生存しているプレイヤーはアインクラッドでの生活に慣れつつあった。そのかいあってか攻略の速度も上がり、3週間で14もの階層を攻略することが出来たのだろう。

そんな中、いつもと変わらず嬉嬉としてモンスターと戦う2人組がいた。

蛇の体から腕を生やした様なデザインのモンスターがシエルに向かって剣を振るおうとしていた。その剣をシエルは紙一重で交わし攻撃をした時に生じだ隙をつきカウンターをお見舞いする。さらに、距離を取るついでに左手で用意をしていた投剣用のナイフをモンスターの眼へ目掛けて飛ばした。

 

「スイッチ」

 

「OK、任せて」

 

眼に刺さったナイフでもがいているモンスターにユウキが渾身の一撃を叩き込むとモンスターのHPバーは無くなり、モンスターもポリゴンとなって消滅した。

リザルトを開き経験値やアイテムを受け取るとレベルアップと新スキル取得の知らせが表示された。新スキル取得の文字を見て心当たりのないシエルは確認すべくスキルスロットを開いた。そこに《暗躍》という全く聞き覚えのない文字がそこにはあった。精細を見ると強制取得の文字といくつかの能力が書かれていた。

 

 

《暗躍》

 

・分身

自分の居る場所に分身を設置できる。

同時に3体まで召喚可能。

任意で召喚、解除ができるがオブジェクトに接触した時、強制解除。

30秒後に強制解除

 

・移動速度が2倍

 

・隠蔽スキルの精度が向上

 

・暗視効果が自動で付与される

 

・クリティカル時の加算は4倍になる

 

・相手に与えるダメージは半減する

 

・被弾時のダメージが30%UP

 

・片手直剣以外の武器を使用するスキルは発動不可

 

 

これを目の当たりにしたシエルの反応はと言うと固まっていた。分身、隠蔽の精度アップ、移動速度2倍はかなり強い。特に分身は相手にダメージを与えることは出来ずともヘイトを一瞬でもそこへ向けられるかもしれないため非常に強力な能力である。しかし、その他のデメリットによって使いずらさが増しているように思える。攻撃力の半減、そして自分へのダメージがアップ。これはリスポーンができるゲームならまだしもデスゲームとなったこのゲームではかなりの博打にも思える。クリティカル時にダメージが4倍になってはいるが攻撃力半減により実質通常のクリティカルと何も変わらないのだ。特に最後の片手剣以外での武器によるスキルの使用が不可というのはシエルにとっては割と大打撃だった。いつも戦闘時にナイフを相手に投げその隙に攻撃をするのが基本だったため今後からはこれが出来ないのである。確かにスキルを発動せずにナイフを投げることは可能だ。しかし、それはスキルの自動標準もなく威力も下がってしまう。つまり、自力でやるしか無くなるのである。

 

「シエル〜そんなに固まってどうしたの?」

 

シエルの様子に気が付いたユウキが剣をしまいながら歩み寄ってきた。シエルはユウキにも見れるよう可視モードボタンを押しユウキの方へと画面を傾けた。ユウキが画面を見ての反応は羨ましそうな顔と微妙と言わんばかりの目である。

 

「強いけどさぁ。これ、使いずらくない?」

 

「ごもっとも」

 

「それじゃあ練習しに少し下の層に行く?」

 

「うん、このスキルの慣らしたい」

 

「OK。それで、どうせめんどうって言って転移結晶使うんでしょ?」

 

「正解」

 

2人は転移結晶をポーチから取り出し詠唱し7層へと転移した。

 

久しぶりに7層に来た2人はこの街並みに少し懐かしさを覚えつつも慣れた動きでフィールドに向かって歩いていた。しかし、道中でQ.マークを浮かべた少女のNPCを発見した。7層の攻略中はいなかったので2人はクエストを受けようと少女に話しかけようと近づいた。少女に近づいた分かっのだが目に涙を浮かべており困っているように見えた。

 

「ねぇ、キミ。どうして泣いているの?」

 

「うぅ〜グスンッ。大事なペンダントを森で落としちゃって」

 

「じゃあそのペンダントをお姉さん達が取ってきてあげようか?」

 

「え、本当?お姉さん達が取ってきてくれるの?」

 

「うん、絶対見つけて持ってきてあげるよ」

 

「本当!?ありがとう。じゃあワタシここで待ってるね」

 

ユウキは少女に別れの挨拶してからシエルの方へと向き直った。

 

「て、ことでシエル♪」

 

「大丈夫、最後まで付き合あう。クエストの場所に行こう」

 

「さっすがシエルだね」

 

そんなこんなで森に到着した2人は森の奥へと進んでいた。

 

「うぅ〜ボクやっぱりこういうの苦手だなぁシエルはこういうの平気そうだよね」

 

「うん、平気。お化け屋敷とかも好きだったし」

 

「やっぱりシエルって変わってるよね。じゃあさ、お化け屋敷が行けるなら今度辛いものにも挑戦してみたら」

 

「しない」

 

「つまんないの〜今度、唐辛子混ぜて渡そうかな

(ボソ)」

 

「ユウキ、聞こえてるよ?」

 

「ボ、ボク何も言ってないよー。あははは」

 

そうこうしているうちに目的の場所についたらしく目的のペンダントが特殊な形をした木に引っかかっていた。

 

「OK〜これを持ち帰ればクエストクリアだね」

 

「……」

 

そういながらもユウキは木からペンダントを外し手に取った。すると、周囲の地面が所々盛り上がりその盛り上がった部分からゾンビ系のモンスターが8体も出現した。

 

「ユウキ、大丈夫?」

 

「んーちょっとキツイかなぁ」

 

「まぁ慣らすのにはちょうど良い」

 

シエルはモンスターに向かって駆け出し、首元に向かって剣を振り下ろした。すると、2体の首と胴体が2つにわかれポリゴンとなって消滅した。ユウキも負けずとモンスター2体をポリゴンへと変え残りは4体。

 

 

「ユウキ、大丈夫?」

 

「んーちょっとキツイかなぁ」

 

「まぁ慣らすのにはちょうど良い」

 

シエルはモンスターに向かって駆け出し、首元に向かって剣を振り下ろした。すると、2体の首と胴体が2つにわかれポリゴンとなって消滅した。ユウキも負けずとモンスター2体をポリゴンへと変え残りは4体。

 

「ユウキ、試したいから手を出さないで」

 

「うーんわかった。でも、イエローになったらボクも参戦するから」

 

「それで良い」

 

ユウキはゾンビ4体と距離を置いた。その時点でゾンビのヘイトは全てシエルに向けられていた。

 

4体のゾンビはシエルに目掛けて突撃を仕掛けて来た。だが、シエルは動かない。いつもなら回避の態勢に入るはずなのに動かないシエルに対してユウキは疑問を抱いていた。シエルは最後まで動かずゾンビからのの攻撃を受けた筈だった。ゾンビの攻撃を受けた瞬間。いや、ゾンビの手がシエルに触れた瞬間にシエルは消えた。シエルが消えた瞬間にシエルはゾンビの背後から現れたのだ。まさに瞬間移動をしたように。そのままシエルは1番右側にいたゾンビへと剣を振るいゾンビの首へ当てた。その攻撃は首を跳ねさせることは出来なかったもののクリティカル判定となりそのゾンビはポリゴンへと変わった。しかし、その隙を狙ってか残りのゾンビがシエルへと攻撃をしてくる。しかし、またしてもシエルの体は瞬間移動をし、今度はゾンビの真正面に立っていた。しかし、さっきまでと違うのは左手に3本のナイフを握っていたことである。シエルはいつもシステムによって動かされる道理に体を動かし3本のナイフをゾンビ目掛けて放った。3本の内1本は見事ゾンビの目に命中した。しかし、残りの2本は宙を切った。当たったナイフも十分な隙は作ることは出来なかった。

そんな中、シエルが3体のゾンビ目掛けて突進を仕掛ける。その瞬間ユウキは眼を疑った。なぜならシエルが3人いたからだ。すぐにユウキはシエルが分身を使っていることに気付き分身の動きに注目した。と言っても姿形は瓜二つ。だからこそユウキは動きを見た。パーティを組んで3週間もの間ずっと1番近い所でシエルの戦闘を見てきたユウキにとって違和感を見付けることは簡単だからだ。そうしていつものシエルと見比べていると全てに違和感があった。つまり、この中には分身しかいないのだ。空中の分身は金縛りにあったかのように重力に任せて落下し走って突撃する2体の分身もスキルを溜める様子もないのだ。しかし、ゾンビ3体の視線を集めるのには十分な様で3体のゾンビは3体の分身に向かって爪を振るっていた。もちろん分身に攻撃を当ててもなんの意味もなく背後から現れた本物のシエルによって3体ともポリゴンに変えられた。

 

「疲れた」

 

「うん、お疲れ様。それよりシエル、分身を使ってる時なんでシエルの姿が消えたの?」

 

「分身を発動させたら隠蔽を使っている表示が出た」

 

「それじゃあ分身を使うと隠蔽が自動で発動するってこと?」

 

「多分……あと、ナイフの練習も今度しないといけない」

 

「まぁいいやこの話は宿でするとして早く街に戻ってあの子に届けてあげよう?」

 

 

「うん」

 

街に戻り先程の場所に行くと少女だけではなく少女の叔母らしき人も一緒に待っていた。

 

「あ、さっきのお姉ちゃんだ!もう、持ってきてくれたの?」

 

「うん、はい、これ」

 

「わぁ本当に取ってきてくれたんだ。ありがとう!お姉ちゃん」

 

「本当にすまないねぇ。お礼にって言っちゃああれなんだがこれを受け取ってくれないかねぇ」

 

そういうとその叔母はイヤリングを差し出して来た。アイテム名は《つがいの耳飾り》となっていた。

 

「そっちのお兄ちゃんとでも使っておくれ。それじゃあ私らは帰るよ。本当にありがとうねぇ」

 

そう言って2人を見送るとユウキは貰ったばかりの耳飾りを耳に付けていた。

 

「ねぇねぇシエル〜似合う〜?あ、あとこれシエルの分ね」

 

「うん、似合ってるよ。それじゃあ宿に戻ろうか」

 

「えぇ〜シエルも付けてよ」

 

「後でね」

 

「今が良いー」

 

そんなやり取りをしながらも2人は夕陽に染められた街を歩き去っていってた。

 

 

To be continued……




Key「おら、GW終わるぞ、泣けよ(号泣)」

ノ夜「おかしいなぁGW中に頑張れば2本行けんじゃねって思ってたんだけどなぁ」

Key「ちょっと黙れよお前」

シエル「早く編集して」

Key&ノ夜「すいません」
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