ソードアート・オンライン 〜Dhampir Rosary〜 作:黒月ノ夜
注意!!このクソ小説には以下のことが含まれてます。
・ナメクジ投稿
・下手くそな描写
・急展開
・オリジナルキャラクター
・なりきれなかったシリアス
・挟もうとして失敗したネタ
・不定期投稿
どうか承知の上でお読みください
2017 年 12月21日
今日はある少年が誕生して12年になる記念の日。そう、誕生日である。5年間過ごしていた天草孤児院はきれいに装飾が施され、テーブルにはたくさんのご馳走が並んでいた。テーブルの周りには様々な年齢の子供が美味しそうにご馳走を方張っていた。また周囲には孤児院の職員らしき大人が子供を見守るように輪の中に入り食事を楽しんでいる。主席には青みがかった黒髪の少年がおり、その両隣にはカソックを着た優しそうで、どこか真面目そうな老人がおり、その反対側にはショートカットが似合う少年と同じくらいの少女が立っている。
「玲斗くん誕生日おめでとう。どうだい?楽しんでいるかい?」
「はい。ありがとうございます院長先生。僕は充分楽しいですよ」
「もー玲斗ったらそんなに固っ苦しくしないで楽しみなさいよ。今日はあなたの誕生日なのよ?それえとも私の企画に不満があるのかしら?」
「そんな事ないよ。ただ大きくなってこの孤児院を出たくないなって思ってさ」
「ふふっ。なによそれここは私たちの家なのよ?また好きな時に帰ってくればいいじゃない。ね、院長先生?」
「あぁその通りさ。私たちはもう家族なんだから」
「はい!」
少年は幸せだった。4歳の時には親に捨てられ、初めて入った孤児院ではいじめを受け外も孤児院に移された。2年間それが繰り返され、5年前にこの天草孤児院に引き取られた。
この孤児院ではみんな何かしらの事情を抱えておりいじめはなくみんな仲良く暮らしていた。玲斗はポテトサラダを食べながら目に入ってくるそんな光景に。みんなが楽しそうに食事をする姿に。笑顔で話してくる少女、菫の姿に幸せを感じていた。
こんな日々がずっと続けば良い。少年はそう思っていた…
しかし、幸福とは手に入れるのは大変だが、失くなるのは一瞬だ。少年はその小さい体で、身をもって体験する事になるとは思ってもいなかった。
唐突に真下から窓の割れる音がした。またそれと同時に焦げ臭い匂いが辺りに漂い始めていた。すると確認に行った職員がバタバタと階段を上がって来た。そして院長に駆け寄り耳打ちをする。すると院長の顔は途端に青ざめ険しくなった。そして院長が大きな声で指示を出し始めた。
「今、火災が発生している。落ち着いて一階に降りて避難するんだ‼︎」
しかし、孤児院の設計上、一度階段を降りて広間を経由し、Uの字を描くように出口へ向かわねばならない。そして一階に着く頃には炎は全体に回っており廊下も壁も炎に埋め尽くされていた。窓も外を見ると炎が建物を囲んでいる。しかし、院長は希望を求め外に避難するように指示を出す。しかし、その時だった。炎により柱が燃やされ重さに耐えられなくなり二階の一部が崩落したのだ。凄まじい轟音と共に瓦礫が院長達を巻き込み無慈悲に崩れ落ちる。瓦礫に潰され即死した者。生きながらに燃やされ生きながらに燃やされ死んでいく者。瓦礫で動けず絶望しながら燃える者。その光景はまさに地獄だった。運良く生き残った玲斗と菫は絶望し立ち竦んだ。二人の耳には阿鼻叫喚の悲鳴が嫌と言うほどに入り込んでくる。しかしそんな二人にまだ意識のあった院長先生が呼びかけた。
「君たち以外はもう助からないだろう…しかし…君たちは…まだ助かるかも知れない…進んでくれ…そして、生き延びるんだ……」
それからは院長は起きる事なく炎に包まれていった。
「みんな…嫌…いや…」
玲斗は菫の手を握り出口へと走った。
「菫、逃げよう!」
(痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!)
(熱い!助けて!誰か助けてぇぇぇぇぇっ!)
「いや…いやぁ」
「菫!急いで!」
菫の手を引き、玲斗は出口を目指す。しかし、炎に包まれた木材や瓦礫が二人を襲った。菫の右脚に瓦礫が落ちた。
「いやぁ!」
「菫、肩につかまって」
菫の脚からは血が噴き出し激しい痛みが走る。菫は痛みに耐えながら今、唯一、頼ることのできる玲斗にすがりつき出口を目指す。玲斗は菫が自分の肩を掴みついてきていることに希望を感じていた。菫を励ましながら必死に出口を目指した。燃える腹部の痛みに耐えながら。右手で隠し菫に悟られぬように。そしてようやく出口が後10mと言うところまで来ることができた。
「玲斗…私…右脚が…」
「大丈夫。生き残れば脚も治る。ほら!出口が見えたぞ!だから諦めるな」
そんことをしているうちに菫は熱に蝕まれ火傷がひろがっていく。そして扉まで後5m程というところまで来た。
「菫!もう着くぞ。俺たち助かったんだ!だからあと少ししっかりつかまっててくれ」
「本当⁈良かったこれで私、まだ玲斗といっsy」 ぐしゃり
何かが起きた。頭の中で鈍い音が響き渡る。しかし、自分の右肩に菫の腕がしっかりとつかまっている事に安堵し事実を確かめようと音のした方向…自分の左側へと眼を向ける。すると、そこにあるべきはずのモノがない。自分の左腕が。何よりも大事な……菫の体が。
自分の右肩にしっかりとつかまっていたのは文字通り【菫の腕】がしっかりとつかまっていただけだった。自分のすぐ左には2mほどの大きな瓦礫が横たわっていた。
「……え?」
瓦礫から滲む深紅の血が炎を反射しギラギラと輝いていた。そして、少年は自分の頬に温かい感触がある事に気づいた。触れるとそこには赤くベッタリと菫の血がついていた。少年は残された菫の右腕を抱え泣き叫んだ。それと同時に自分がバケモノであることを自覚した。失くなったはずの左腕が生えているのである。
少年は叫んだ。自分を呪うように。好きだった人を助けられなかった自分を…独り生き残ってしまった自分を……不死とも言えるこの体を……そんな彼を残し炎は嗤う様に燃え続けた。
▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣ ▢ ▣
《アインクラッド 25層 BOSS部屋》
25層のBOSS部屋が発見されて数日。最前線のプレイヤーによる攻略チームが編成されていた。総勢50人規模のプレイヤーが参加し、BOSS攻略へと乗り出していた。
そして、そのプレイヤーたちの闘うBOSS部屋では各グループのリーダーによる指示や剣撃。双頭の巨人であるBOSSの咆哮が静かだった部屋に響いていた。
「B隊、パリィ用意‼︎……今だ!」
司令塔の指示により的確にシールドを展開しボスの攻撃を跳ね返した。
「今だ!削れぇぇぇぇぇ‼︎」
ボスの態勢が崩れた隙を狙いアタッカーであるA隊がボスのHPを削りに一斉にかかる。3本目を削り切ったところでA隊は深追いはせずに距離理をとった。
「あと1本だ!モーション注意!」
その言葉に対して全員が再び気を引き締めた。この戦闘ではまだGame Over…すなわち死者は出ていない。しかしこのあとプレイヤーは地獄を見ることになった。
HPバーが残り1本になったボスは両手を大きく広げると顔の前で腕を交差させた。その時、シエルの後ろにいたキリトは何かを察したのか最前線にいるB隊に向かって叫んだ。
「ブレスだ‼︎全員後退しろ‼︎」
しかし、後退を始めた頃にはボスのブレス攻撃がB隊を包んでしまっていた。双頭の口からは炎が吐かれ、間合い内にいたプレイヤー。主に解放軍のタンクが炎に包まれていった。SAOではブレスにおける手段は回避しかなく、パリィができない。おそらくこのボスの最後の足掻きとして設定された攻撃だろう。
最初のためが通常のモンスターに比べ長かったためか広範囲に及ぶブレスが連続して放たれる。これにより最初、12人いたB隊のタンクは残り3人まで減らされていた。また、A隊にも被害が出ており15人いたA隊は11人になっていた。あたりにはまだ炎が辺りを埋めつくさんとと燃え続けている。炎に燃やされているプレイヤーは悲痛な叫びと共にポリゴン片と化していく。先ほどまだ響いていた剣撃音はなく、ボスの吐くブレスの音。燃え盛る炎。炎に苦しむプレイヤーの叫びが響き渡る。当然、その光景をシエル。そしてユウキも見ていた。ただ茫然と立ちすくんで。
そしてシエルにはとある記憶が蘇っていた。約5年前の火事である。燃え盛る炎。響き渡る悲鳴。あの時と酷似した光景にシエルのトラウマ。いや、それ以上とも言える記憶がみるみる蘇る。
あの時の院長の言葉が
(進んでくれ…生き延びるんだ)
あの時の菫の声が
(良かった。玲斗と一緒に…)
あの時の全てが玲斗の頭の中で何度も。何度も鳴り響いた。そしてシエルは。シエルの理性は壊れた。
「あ、あぁ」
「シエル?!どうしたの!」
いつものシエルからは想像できない様子にどうしたらいいのかユウキにはわからなかった。そしてシエルはユウキの声に気が付かず声を上げてボスへと走り出した。
「あああああああああああああああああああああ!」
「おい。シエル!戻れ!」
キリトの声も気がつくことなくシエルは真っ直ぐとボスへ走る。ボスの目の前に行くのに10秒もかからなかった。
ボスの目の前まできたシエルは超人事見た跳躍力で飛び上がりボスの首を目掛けて真っ直ぐと突き進む。そんなシエルに気づいたボスは人の大きさほどもあるハンマーをシエルへ目掛けて振るってくる。しかし、ボスのハンマーは円の軌道を描いたシエルの剣に受け流される。シエルはボスの腕を使い受け身を取るとそのままボスの首へと走った。肩まで来たシエルは今度は天井に向かって跳躍しそのすれ違い様にボスの首を斬り裂いた。空中で体を半回転させたシエルは天井を蹴り重力と共に再びボスの首へ飛ぶ。
ボスは周囲を飛び回るシエルを捕らえることができず空を切る。そして、ボスのHPはみるみる減っていき残りが僅かになった。これが最後と言わんばかりにシエルは飛び上がる。しかし、ボスもシエルの動きを捉えハンマーを振るおうと腕を引く。しかし、ボスの視界から。いや、ボスだけではなくその場にいた全員の視界からシエルが消えた。ボスのハンマーが空を切った時、プレイヤーの目にシエルが映った。ボスの背後でソードスキルを構えたシエルが。そして、シエルはボスへソードスキル【スネーク・バイト】を繰りだす。
「消えろっ!」
シエルの剣はボスの背中を眼にも止まらないスピードで二度斬り裂く。同時に二度斬ったかの様にも見えた剣撃を受けたボスのHPは消滅し、ボスは大量のポリゴン片へと姿を変え消滅した。プレイヤーの視界には【Congratulation】と表示され少しの沈黙の後で大きな歓声が上がった。しかし、ユウキは歓声をあげるどころか不安げな表情で姿を消したシエルを探していた。
To be continued…
ノ夜「残暑見舞い申し上げます」
Key「もう過ぎた」
ノ夜「…ハッピーハロウィーン」
Key「それも過ぎた」
ノ夜「え、じゃあメリークリスマス?」
Key「それも過ぎたわ。てかもう年跨いだかんな?」
ノ夜「マジかよ。時間は無慈悲だな」
Key「ジジイかてめぇは」
ノ夜「あ゙?」
Key「おうそんなことはいいからとっとと謝れや」
ノ夜「お前もな」
Key「や!」
ノ夜「ガキかてめぇは」
シエル「いいからさっさと土下座しろ」
ノ夜&Key「放置しててマジすんませんでした」