が、きっとリセットしまくると怒られます
「旦那様、起きてください」
「もう起きている・・・そもそも俺は寝ない」
「あ、そうでしたね」
「・・・毎朝言ってるぞ」
「ええ、毎朝起こしに来ますよ」
「・・・やはりお前の一族は前の人間と違うな」
「前の人間ってのはわかりませんが人間は変わっていけますよ!!!」
「ああ・・・今日も信じて待とう」
あれから数百年
幾度となく人間をリセットしようとした
その度に彼女の一族に止められた
「信じて待て」と
前の人間と違う彼女一族の言うことだから信じて待っている
待てずに幾度となくリセットしようとしているが
「旦那様!!!行きますよ~」
「ああ、わかった」
「旦那様、そろそろ出ませんか?」
「いや、出るのはリセットするまでと決めているからな」
「そうですか?」
俺は数百年からずっと同じお守りに乗り移っている
俺が乗り移っているからかお守りは朽ちない
それに俺(inお守り)を持っていると病、怪我から守られる
ついでに知識の吸収が早くなる
「旦那様、今日も頑張りましょう」
「ああ、主にお前がな」
「まずは学校です」
「ああ、がんばれ」
「旦那も行くんですよ!?」
「わかってるよ」
こうして新しい二代目人類をリセットしない努力が始まる
なに、大丈夫だろう
最近リセットしたくなったのはずっとむか・・・ああ、昨日か
※
(旦那様、またあの3人変な事してますよ)
(・・・あれくらい何の問題でもない)
(そうなんですか?)
(ああ、許せん事ではあるが前の人間よりは許せる)
(前の人間ていうのはわかりませんけど・・・そうですか)
(ああ、あれくらい許せるさ)
三バカ
名前は覚えちゃいないがあの中の1人から昔、俺の睡眠を妨げたトカゲの一匹の匂いがする
パイルの銃身で殴ったら静かになったんだっけか
まあ、静かならどうでも良い事だ
(旦那様~眠いです)
(寝たいなら寝れば良い)
(そうします~)
(ああ、おやすみ)
(おやすみなさ~い)
(おう)
↑↓
(おい参拝客だぞ)
「へ?あ、は~い」
(相変わらずの客の量だな)
この神社は1日に最低5人は参拝客が来る
本当に益があるとかなんとか
やれやれ、神は死んだというのに
「お守りですね~はい、120円です」
(カンジュースかよ)
※
「旦那様~買い出しに行きますよ~」
「・・・ん?ああ、わかった」
俺は飯喰わないんだがな・・・ま、良いか
(旦那様~お肉安いですよ~)
(お前は野菜喰え野菜を)
(野菜ばかりじゃ背が伸びませんよ~)
(そんなことはない)
(む~)
※
「楽しいか?」
「とっても楽しいです~」
「そうか」
模擬刀で斬りかかってくる
それを俺が障壁で防ぐ
かれこれ一時間もやっている
この神社の歴代巫女はどういうわけか刀の扱いに長けている
ちなみに歴代巫女全員低身長だ
何、理由ならある
歴代といっても全員同一人物なのだ
ここの巫女は死ぬと少女として生き返る
そう、彼女は俺が新しい人間の存在に気づいたあの日出会った少女本人だ
まあ、別人として扱っているが・・・
本人曰わく他人任せにしていられないとかなんとか
自分にしか俺を止める事はできないとかなんとか
リセットについて知っているのは最早彼女だけ。
壁画のアレの言い伝えも最早昔話の域だ
鉛色の雨を信じる人間はいないだろう
・・・確かに俺を止められるのは彼女だけのようだ