剣と鏡と勾玉
「あなた何者?」
「えっと~」
笑えないなこりゃ
妙な部屋
妙な部員
妙な匂い
特に最後の
なんでこんな匂いがするんだ?
昔俺が忌々しい人間共に授けた技術の産物の匂いが・・・
そしてあの3バカのうちのなぜかいる一人
いつものトカゲの匂いと一緒にあの匂いがする
しかも前と違ってトカゲが目覚めかけてやがる
「ヒェェエ旦那様~助けてくださ~い」
「・・・旦那様?」
「旦那様~お早く~」
・・・仕方ない
「おい巫女、俺を置いて離れろ」
「ふぇ?良いんですかぁ?」
「良いわけないだろ!?仕方ないから出てやるって言ってんだよ」
「申し訳ないです・・・」
「うるせー・・・捕まりおって」
「ごめんなさいです」
「あ~もう!!!はよ離れろ」
「ヒェェエ・・・」
ボンッと音がして辺りが煙に包まれる
よくある流れだ
「ゲホッゲホッ・・・何?」
「ふぅ、現界も久しぶりだな」
「だ、誰!?」
「旦那様~」
「おう、そういや第二次世界大戦以来だな現界は・・・」
「はい、相変わらず凛々しいです旦那様」
「・・・離れろ」
「あ、すいません!!!」
「・・・彼が旦那様?」
「はい、名前不明ですけど旦那様です」
「驚きだね」
「おいおいなんだよ」
「・・・」
「あらあら」
「どうも」
「・・・色々聞きたいのだけどまずいくつか良いかしら?」
「だ、旦那様ぁ?」
「・・・良いだろう」
「あなた達・・・何者?」
「巫女です」
「旦那です」
間違いはない
「それだけなのかしら?」
「違いあるんですか?旦那様~」
「ないな、若干俺は人間じゃないが」
「え~旦那人間じゃないんですか!?」
「アホゥ、何年一緒にいるんだ?それくらいわかれよ」
「いや、リセットはちょい危ないかな~っとは思ってましたけど」
「いや・・・もう良いよ。お前はそのままアホ巫女でいろ」
「酷いっ」
「・・・次に神器知ってるかしら?」
「神器って・・・持ってますよ」
「「「「「!?」」」」」
そう言いつつ巫女が取り出したのは
刀、手鏡、そして俺の乗り移っていたお守りの3つ
「これは?」
「はい、二代目三種の神器です」
「剣 鉛、鏡 傘、勾玉 衛・・・俺の最新作。そして最後の作品だ」
「あれ?旦那様、他にもあるんですかぁ?」
「・・・知らん」
「いっつもはぐらかして・・・」
「うるさい・・・ちなみにこれは巫女にしか扱えない」
「どうしてかしら?」
「別とは言えどこの3つも神器だ。所有者以外が使っても本来の力は発揮されない。それどころか・・・」
「それどころか?」
「愉快な銅像の仲間入りだ・・・触った瞬間そいつは鉱石になる」
「・・・」
「俺はこいつの神社に祀られている厄だよ」
「おいおい、危険じゃないのかよ」
「あ、旦那様は危険と言っても普通はさほど危険じゃないですよ」
「?」
「旦那様は絶望させたら危険なだけですから」
「そ、そう・・・大丈夫そうね」
「旦那様は欲深いとか、上から目線とか、態度がでかいとか、独りよがりとか、力が欲しいとか、嫌いなだけですから」
「・・・(勧誘できなさそうね)」
「そもそもねだるものでもないだろ力とか(俺の技術使って更に力が欲しいとか・・・今更ながら前の人間は強欲だな)」
「あ!?」
「どうした?」
「お仕事!!!」
「む、四獣に任せたままだったな」
「は、早く帰らないと!!!」
「そうだな、帰るか」
「はい!!!」
「あ、ちょっと」
「もう絡んでくれるなよ」
「えっと・・・失礼します~」
面倒だから逃げることにした
どうもあいつらは探知能力に乏しいらしい
部室で姿消しをしたら俺達を見失っていた