人体実験的要素の多さで
旦那の殺された妻は人体実験の餌食だったので
「旦那様の得意な武術って弓道と槍術と近接格闘ですよね?」
「・・・ああ、そうだな」
「槍、見せて貰えませんか?」
「槍・・・良いだろう」
「本当ですか!?」
「ああ・・・」
いきなりだが俺の扱う武器はパイルバンカー、弓、槍だ
結構近代的な武器も混ざっているが一応何千年も前から使っている武器だ
その中の槍は弓の矢としても使った事がある
そう、“リセット”だ
「この槍の名前は鉛槍ニヒル」
「鉛…槍ニ…ヒル?」
「鉛槍ニヒル、つまり虚無の槍だな」
「鉛とついているってことはやっぱり?」
「ああ、無論一瞬で銅像だ」
「私の刀も旦那様の槍も斬りつけたら最後銅像になる効果を持ってるんですね」
「ああ、パイルも弓の矢もかすっただけで銅像だ」
ちなみに鉱石化する武器を任せているのは巫女だけだ
他にもあるが全て封印してある
ちなみに鉛色の雨(リセット)は封印SS+指定だ
「メデューサの奴に鉛義眼を授けたら暴れたからな・・・信用した奴にしか任せていない」
「じゃあ私旦那様の中で一番信用されてるんですね!!!」
「・・・そうだな」
娘として扱っている四獣人形にすら鉛武具は任せていないのだからこいつを一番信用している事に違いはない
「一番・・・一番・・・フフフ」
「・・・で?槍がどうしたんだ?」
「旦那様の一番・・・!?あ、そうでした・・・そのですね」
※
要約すると、その新米悪魔イッセー君とやらが
少女に恋しちゃったけどいろいろあって引き裂かれて
少女の方は最悪な奴らにマズいことされそうだから
助けに行きたいけど上司に止められて結局一人で助けるはめになったから
助けてあげたい・・・と?
「・・・マズいってのはどの程度マズいことなんだ?」
「・・・予測からすると神器とやらの抜き出しです」
「・・・そうか」
今世代の人類における神器の扱いは把握している
前世代の人類における神器とは
神の授けた知恵から発明された武具だ
特に専用ということはなく扱いさえ学んでおけば誰でも扱える代物で、今世代とは仕様がまったく違う
今世代は何故か人類の極一部の人間の魂に該当する部分にコアが埋め込まれており、目覚めた場合のみ扱えるようになっている
無論魂に埋め込まれているのでコアを摘出なんざすればおだぶつだ。
そもそも何故こんな遺物が残っていたのかは不明だが
今重要なのはそこじゃあない
“摘出したらおだぶつ”の部分が重要だ
「あ、あくまでも予測ですから!!!」
「・・・そうだな」
気づけばパイルを展開していた
まだだ、まだそうと決まったわけじゃない
早まるな俺・・・信じるんだ
「し、信じてください」
「・・・そうだな」
まだ・・・人間に希望を見いだせるはずだ
※
「・・・最早今代に希望は見いだせない」
「だ、旦那様?」
「信じた俺がバカだったよ
ああ、そうだ
愚者は俺だったようだ
人間は賢いな
二度も俺は騙されたよ
瞳は鉛の如く濁り
私の腕は冷たくなる
脚は鉛のように重く
私の心臓から溢れた血は復讐の翼に
心から溢れる憎しみは復讐の形に
そんなにも復讐に燃えるのに
されど気分は安らかで
冷たい腕は無意識に復讐の弦を引く
復讐は放たれ
天は瞳のように濁り
天は私の濁りきった瞳の代わりに鉛色の涙を流す
世界は涙に濡れ浄化される
一緒に私の憎しみも流してくれるだろう
そして憎しみの浄化された私は次を信じる
そして・・・また騙されるのだろう
されど私は死んだのだ
騙されるのは一回だけ
死んだのだから騙された苦痛は一回だけ
それが唯一救われること・・・」
「鉛空の唄・・・旦那様からあるのは聞いてたけど聞いたのは初めて」
「おい、なんかその旦那様様子がおかしいぞ」
「・・・うん」
「・・・」
「とめられそうにないですわね」
「私にも無理よ」
「俺、私、我が名はリベリオン
神は死んだ
我は神ではない
我は調停者
世界の調停者
今ここに、“今世代のリセット”を行う」
もう、俺は俺ではない
巫女達の角度からは見えていないだろう
俺はもう“死んだ”
さて、旦那からしたら
ダテンシーもアクマーも人間と大差ありません
ダテンシーに絶望
アクマーに絶望
人間に絶望
以上の1つでも条件を満たせばみんな仲良く愉快な銅像の仲間入りです
さて、序盤からクライマックスです
二代目三種の神器、忘れないでくだいね