最新鉄道俊作  新庄雄太郎鉄道短編集   作:新庄雄太郎

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紅葉の旅は楽しそうだなと、鉄道の広報誌と鉄道図鑑を見ながら考えました

11月頃には、金沢の兼六園が紅葉が見頃なので、金沢と能登へ旅行に考えました

後、金沢の観光名所は恋愛ゲーム「お嬢様特急」を参考にして書いてみました。


乗り鉄探偵南 達仁 達仁とPrintempsの金沢・能登殺人旅行

達仁は、幼馴染の穂乃果とことりと花陽と一緒に2泊3日で旅行へ行く事になった。今回の旅行先は石川県である

11月の三連休の日、達仁は穂乃果とことりと花陽の他、草村と高山と札沼と陽一も誘った。

日程は

 

1日目 兼六園 

 

2日目 輪島

 

3日目 能登半島

 

以上この旅行日程である、金沢へ行くなら寝台特急「北陸」や上越新幹線と特急に乗り次いで行こうと思ったのだが、どれで行こうかと迷ったが、朝早く上越新幹線で長岡まで行ってそこから特急で金沢まで行く事にした。

 

「石川♪、石川♪、金沢と言えば兼六園、そして能登半島。」

 

「久しぶりだね、達仁君と旅行するなんて。」

 

「だって、秋の3連休だもん。」

 

「陽一さんの友人も誘ったって言ってたけど?。」

 

「そうだ、紹介しよう、こっちは高山直人と札沼まりだ。」

 

「私は高坂穂乃果、よろしくね。」

 

「南 ことりです。」

 

「そして俺は。」

 

「あっ、思い出したよ。」

 

「確か、静岡発の急行東海6号の殺人事件の時の。」

 

「えーと、今日は高山と札沼だけなのか。」

 

「海未ちゃんは全国大会で、凜ちゃんは風邪だって。」

 

「おお、海未はなぎなたの大会に出るのか。」

 

「おーい、陽一さん、すまんすまん。」

 

「おっ、草村じゃないか。」

 

そこへ、やって来たのは陽一の部活仲間の草村優一であった。

 

「おっ、達仁じゃないか、久しぶりだな。」

 

「こっちも元気そうだな。」

 

草村は、達仁と穂乃果と旅行するのは静岡以来である。

 

「浜名湖以来だね、草村君に会うのは。」

 

「今回はどこへ行くんだ。」

 

「石川県だよ、石川県。」

 

「今はね、紅葉の金沢を楽しむんだって。」

 

達仁と穂乃果と陽一達は、11月23日、7時20分発の「あさひ1号」に乗り込むことになった。

 

3連休なので、車内は、すいていた。

 

達仁と穂乃果達は普通席に乗っていた、その時穂乃果は席を離れた。

 

「あっ、そうだ私、ビュッフェに行ってくるね。」

 

「ビュッフェか、何買うの?。」

 

「私ね朝早かったから、朝ご飯まだなの。」

 

「いってらっしゃい。」

 

 グリーン車に腰を下ろし、岡田は、スーツケースを膝の上に乗せ、その上で、原稿を書くことにした。

 

達仁と穂乃果達が乗った「あさひ1号」は、長岡、新潟市歌、停車しない。

 

 長岡へ降りると、新しい金沢行きの特急「かがやき2号」に、接続する。これに乗れば12時前に、金沢へ着くことが出来る。

 

達仁と穂乃果達が乗った「あさひ1号」は長岡へ停車した。

 

 長岡へ降りると、新しい金沢行の特急「かがやき2号」に、接続する。

 

8時40分、長岡着。

 

金沢行の新特急「かがやき2号」の出発まで、8分しかない。

 

 達仁と穂乃果とことりと花陽は、在来線のホームに向かって、走った。

 

「かがやきって、あれ。」

 

「ああ。」

 

穂乃果と高山は、カメラで特急「かがやき」の写真を撮った。

 

「おっ、485系のグレードアップ車だ。」

 

「早く乗ろうよ。」

 

達仁と穂乃果とことりと花陽が、乗るとすぐ、金沢行のスーパー特急「かがやき2号」は、発車した。

 

スーパー特急「かがやき」は、1988年に金沢駅 - 長岡駅間で運転を開始し、「北越」の速達列車として位置付けられ、停車駅は直江津駅・魚津駅(一部のみ)・富山駅・高岡駅のみに限られていた。車両は485系が使用され、普通車のみであるが全車座席指定席で、自由席は連結されていなかった。長岡駅では上越新幹線「あさひ」に接続するように考慮されたダイヤで、金沢駅 - 上野駅間は4時間10分に大きく短縮された。列車名は公募によって決定された。ヘッドマークにも、「スーパー」の文字が誇らしげに書かれている。

 

スーパー特急「かがやき2号」は4両編成で、全て普通車だが、自由席はなく、全車指定席である。

 

達仁と穂乃果とことりと花陽達が乗った「かがやき2号」は長岡を8時48分に発車し、直江津、富山、高岡、終着の金沢は11時31分に停車する、約4時間10分の旅である。

 

「紅葉ガイドにも書いてあったし。」

 

「金沢の紅葉スポットはね、兼六園と那谷寺だって。」

 

「から紅に染められた紅葉と兼六園、ロマンチックだわ。」

 

「わっ、見て、海よ。」

 

「いいね、北陸本線の特急に乗ると海を眺めるのもいいよね。」

 

「僕、一度はかがやきに乗って見たかったんだよ。」

 

「そうか、車両は485系で、色は白とオレンジと青のラインが入っていて、なかなか、軽快な感じだよ。」

 

「ビジネスや旅行へ行く人には便利な列車ね。」

 

「いよいよ糸魚川に入るのね。」

 

「ねぇ達仁君、かがやきにはどうして「スーパー」がついているの?。」

 

「花陽、それはね新しい特急だから「スーパー」着くんじゃない。」

 

特急「かがやき」は富山と高岡を通り過ぎ、金沢へ向かって走り出した。

 

「ねぇ、知ってる、かがやきの他に金沢と米原を結ぶ「きらめき」も走ってるんだよ。」

 

「そう言えば、あさひ輝く、きらめく光ってCМで言ってたわ。」

 

「うん、

 

金沢駅

 

達仁と穂乃果とことりと花陽と陽一達が乗った「かがやき2号」は11時31分、金沢に着いた

 

「やっと来たんだ、金沢。」

 

「本当だな。」

 

「最初は、どこへ行こうか。」

 

「金沢と言えば、兼六園だよ。」

 

達仁達は、昼食を済ませ、兼六園に向かった

 

兼六園

 

11月になると、兼六園は紅葉の見頃が人気だそうです。

 

「うわーっ、紅葉もきれい。」

 

「本当だ。」

 

「ねぇ、あれ何かな。」

 

「どうしたの、花陽ちゃん。」

 

ことりと花陽は、何かを見つけたのだ、それは男性の絞殺死体だった。

 

「きっ、キャーッ!」

 

2人は、悲鳴を上げた

 

「どうしたの、花陽、ことり。」

 

「池に人が死んでるよ。」

 

「ええ。」

 

数分後、高山の通報で、石川県警捜査一課のパトカーが到着した。

 

「石川県警の小沢です。」

 

「金沢中署の中西です」

 

「死体はここです。」

 

「なるほど、君、名前は。」

 

「俺は音ノ木坂学院の南 達仁だけど。」

 

「何、南 達仁、南って、あの高校生探偵の。」

 

「はい。」

 

「被害者の身元は。」

 

「被害者は、八尾清治さん、30歳、住所は東京在住です。」

 

「そうか、死因は。」

 

「首にロープによる絞殺と思われます。」

 

「絞殺か、犯人は呼び出して、ロープで殺害したと考えるんじゃないのかな。」

 

「うん、多分、それは考えられるよ。」

 

次の日、達仁達は穂乃果とことり達は、七尾線に乗り、和倉温泉へ向かった。七尾線は能登の旅の始発駅である、91年に電化開業され「かがやき」と「スーパー雷鳥」と「しらさぎ」が乗り入れが開始されました。車両は415系で運転されている。

 

まもなく達仁達が乗った急行「能登路」は金沢駅を発車した、急行能登路の他にも能登鉄道も運転されている。

 

次の日、達仁と穂乃果とことりと花陽と高山達は和倉温泉加賀屋で1泊して、能登観光をした。

 

輪島市

 

「こうてくだーっ!」

 

と威勢のいい声がしました、ここは輪島の商店街、輪島といえば輪島朝市。

 

朝市の活気がみえる。

 

「うわっ、海の臭いがするね。」

 

「ホントだ。」

 

朝市の活気がみえる。

 

「うわっ、海の臭いがするね。」

 

「ホントだ。」

 

「達仁君、ここよく来るの。」

 

「うん、ここは2度目かな、能登へ行ったら朝市もよろうと。」

 

「結構大繁盛してるんだね。」

 

「朝市は、輪島の他にもね北海道の函館や千葉の勝浦や岐阜の宮川で行っているんだよ。」

 

「そうなんだ。」

 

「えっ、塩辛ッ。」

 

「アハハ、札沼は辛い物は苦手なんだよな。」

 

「これが有名な、輪島の朝市ね。」

 

「札沼、輪島朝市は能登の伝統なんだよ。」

 

「そうなの、普通のお店とは違うし、でも楽しそう、あっ高山君、魚屋さんだ、見ていく?。」

 

「ちょっとだけ見ていこうか。」

 

「うん。」

 

高山と札沼は、魚屋の販売の様子を見物しました。

 

「偶然だな、高山と札沼も見るのか。」

 

「陽一君、それに達仁君に草村に穂乃果も。」

 

「結構大繁盛してるのね。」

 

俺達は、輪島朝市を見物した後能登を巡った。

 

琴ヶ浜

 

乾いた砂の上を歩くと「キュッ、キュッ」と音を出すことから、昔のおさよ重蔵の悲恋物語に結んで「泣き砂の浜」とも呼ばれています。きれいで固い石英の粒が擦れ合い、空気の作用で音が出ると言われています。

 

穂乃果と札沼は歩いていると砂が泣いていると気づいた。

 

「そう言えば、この砂はなんかキュッ、キュッと泣いているみたいね。」

 

「本当だわ。」

 

「穂乃果、そこはね琴ヶ浜って言うんだよ。」

 

「そうなんだ。」

 

「札沼さん、あれは何かな。」

 

「う、え、やだ、ナニコレ。」

 

「し、ししし、死んでるわ。」

 

「どうしたの、穂乃果ちゃん、はっ。」

 

「キャーッ!。」と穂乃果とことりと札沼は悲鳴を上げた。

 

「どうした、穂乃果。」

 

「高山君、海岸で人が死んでるよ。」

 

「ええ、砂を歩いていたら人が死んでたの。」

 

「ええ、又事件が起きたな。」

 

「うん、恐らく犯人に突き落として殺害したんだな。」

 

「ねぇ、達仁君にお兄ちゃん、その人殴られた跡があるけど。」

 

「本当だ、間違いない。」

 

「犯人は必ず能登に居るはずだわ。」

 

「花陽、犯人分かったのか。」

 

「うん、琴ヶ浜の事件は兼六園の殺人と関係してるんじゃないのかな。」

 

「えっ。」と穂乃果は言う

 

「はぁ。」と高山と札沼はいった。

 

「おっ、花陽ちゃんも探偵らしくなったな。」

 

「だって、達仁君と穂乃果ちゃんばっかり事件解決しちゃうんだから。」

 

そして、花陽と達仁と陽一と高山は夜の琴ヶ浜に歩いていると若い男の人が何かを捨てていた。

 

「それは何ですか?。」

 

「な、何なんだ、お前たちは。」

 

「もしかして、それは兼六園で起きた事件の凶器だろ。」

 

「何だてめぇーは。」

 

「南 達仁、探偵だ!。」

 

「そして、私は達仁君の探偵仲間の小泉花陽よ。」

 

「くそーっ。」

 

と、男は兼六園で八尾清治で殺害を自供した、その後琴ヶ浜で起きた被害者は安西 康弘と判明した。犯人は二重帳簿を狙っていた悪徳の総会の人間だった。

 

「またお手柄だな、達仁。」

 

「うん。」

 

「花陽のお手柄だよ。」

 

「うん、達仁君と一緒に汚職事件も解決しちゃうなんて。」

 

こうして、金沢の紅葉巡りは無事、解決した。

 

「達仁君はやっぱり名探偵だね。」

 

「そりゃそうさ、俺は音ノ木の高校生探偵の乗り鉄探偵さ。」

 

達仁と穂乃果達は、輪島を見物した後、金沢駅から北陸本線経由の金沢14時10分発のL特急「雷鳥24号」と東海道新幹線に乗り次いで東京へ帰りました。

 

「おっ、485系のボンネットだ。」

 

高山と穂乃果は、カメラで雷鳥の写真を撮ることにした。

 

「私達が乗るのは、和風車のだんらんなのよ。」

 

「えっ、だんらんって何。」

 

「この車両はね、食堂車を改造したんだよ。」

 

「そうなのか。」

 

和風車「だんらん」は、昭和60年3月14日、485系で運転されるようになった16往復中7往復の485系編成に食堂車サシ481を改造した和風グリーン車「だんらん」を連結。14畳敷きの客室に7ブロックの和風テーブル席とビュッフェコーナーを設置した「だんらん」は、関西から北陸方面へのレジャー客に好評を博しました。  昭和61年12月27日からは大阪〜和倉温泉間に気動車特急「ゆぅトピア和倉」が運転を開始しましたが、大阪〜金沢間は特急「雷鳥」の後部に連結。電車と気動車を連結した珍しい編成で運転されることになりました。

 

L特急「雷鳥」和風車だんらん

 

「帰りはだんらんにしてよかったわ。」

 

「うん、私ね前から乗って見たかったのよ、和風車だんらん。」

 

「そういえば、お兄ちゃんは「かがやき」と「雷鳥」に乗りたいって言ってたわ。」

 

「兼六園の紅葉もきれいだったわ。」

 

「又、旅行に行こうかな。」

 

「うん。」

 

「でも、旅行するといつも事件に巻き込まれちゃうんだよね。」

 

「うん、凜ちゃんと海未ちゃんも行きたかったかな。」

 

「そうだね。」

 

達仁と穂乃果達が乗ったL特急「雷鳥」は京都へ向けて走り去っていった。

 

 

 




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劇中の新幹線「あさひ1号」と特急「かがやき2号」とL特急「雷鳥24号」は昭和63年のダイヤを使用しています、ご了承ください

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