異形種商人ギルドも転移します   作:かのんベール

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おほ^~

次話が2000文字弱と大変短いので、2時間後に投稿します!


暴かれる真相

「サキュロントより強いんだってな、お前さんの部下は」

 

「はい。王国でも指折りの実力者だと思いますよ」

 

「それが本当なら六腕の一人に迎えようじゃねぇか」

 

「ありがとうございます」

 

「だが今日はこっちも忙しくてな、実力を計るのはまた日を改めてってことで構わねえか?」

 

「分かりました。それで今日はどんな要件があるのですか?差し支えなければお教え願えませんか?」

 

「あぁ、今日の夜は件のサキュロントを倒した元凶たるセバスとかいう老人をこの屋敷で痛ぶり殺すってイベントがあるもんでよぉ」

 

「それは面白そうですね」

 

「お前さんも観ていくかい?きっと素晴らしいショーになるだろうよ」

 

「えぇ、喜んで観覧させて頂きます」

 

そう言うと、スキンヘッドのおっさんと固い握手を交わした。

 

今日は王城で何やら兵力が集められているらしく、なにか大きな動きがあるようだが、そちらは部下に任せて今夜は八本指主催のパーティーに参加している。パーティーと言っても余り品のいい雰囲気ではないが、ここ上から眺める特等席には中々のVIPが集まって居るようだ。

 

暫く貴族の方たちと軽い商談をしていると、昨日交戦したセバスという執事がやってきた

 

「五人……では無いのですか?」

 

まぁゼロが居ないからな

 

「おじいさん中々強いんだって?まさかサキュロントを倒したのはあなたじゃないわよねぇ?」

 

「幾ら落ち目とはいえ、奴隷売買の長コッコドールの前で六腕が負けるなんて恥にも程かある」

 

「まぁ奴はブレイン・アングラウスにやられたと言っていたが……」

 

「どちらにせよ最初の問題事を撒いたじいさん、お前から殺す。あちらを見よ」

 

「あそこには各所から来たお偉いさんが集まっている。俺達がじいさんを痛ぶり殺す所を見るためにな!」

 

「ゼロとやらもあちらにいるのですか?」

 

「ま、そうだわな」

 

嘘つけよ、居ないだろ

 

するとセバスが無言でこちらを指さしてきた。不味いな……恐らく伏兵への合図だろう。むしろ下のギャラリーに移動した方が安全そうだ

 

「なんだいそりゃ?喧嘩でも売ってたのかい?」

 

「気にしないでください。それで彼女、ツアレはどこに居るのですか?」

 

「死んだと言ったら?」

 

「あなた方はそんなに優しいのですか?」

 

「ふははは!正解だ、俺達はそんなに優しくない。あの女はコッコドールへの贈り物の一つ。大切に確保している」

 

「折角ですから全員でかかって来なさい。そうすれば10秒くらいは持ちますよ?」

 

「言うじゃないか、この人間」

 

「本当の強者と会ったことがないんじゃないかしら」

 

「まぁいい。相手をしてやろう千殺マルムヴィスト」

 

「踊る三日月刀シミター、エドストレーム」

 

「空間斬、ペシュリアン」

 

「そして不死王、デイバーノック」

 

「不死王……ですか?愚物には過度な二つ名ですねぇ!」

 

何故不死王にだけそんなに不快感を……

 

「不死王などという二つ名を名乗って良いのは、この世の世界にたったお一人。お前ごとき下等アンデットが烏滸がましい」

 

気づけば六腕は瞬殺されていた。それにしても、その言い分だとセバスの主人は不死王を名乗るアンデットということになってしまうんだが……。

 

「ソリュシャン、ゼロは居ましたか?」

 

「ここには居ないようですね」

 

「あと10秒追加ですねぇ……」

 

不死王にソリュシャンか……。ユグドラシル時代だったかな?何処かで聞いた気がするが……。

 

「撤退だ。観客皆殺しの隙に逃げるぞ」

 

「了解しました」

 

『メッセージ:レニです。至急お耳に入れたいことが』

 

『なんだ?』

 

『先程お伝えした王城の冒険者達ですが、計7ヶ所八本指指と見られる拠点の攻撃を開始しました』

 

なんだと!?ではここも既に敵が来ているのか……

 

『今のまま監視を続けて、八本指の被害を推測してまとめてくれ。それから漆黒の英雄モモンがいる地域は直ぐに撤退するよう通達してくれ』

 

『了解しました』

 

「グレーターテレポーテーション!」

 

「お帰りなさいませ」

 

「私の留守の間ご苦労だったな」

 

「とんでもございません」

 

「早速で済まないがお茶を頼む」

 

「かしこまりました」

 

さて、まずはパソコンでソリュシャンの名前が記録されているか検索してみるか。

 

このパソコンはコントロールパネルを開くことが出来るという設定で使っていたから、ギルド拠点転移後もこうしてコントロールパネルをここで確認することが出来るのだ

 

「ソリュシャン・イプシロン……おっ発見。えーっと、アインズ・ウール・ゴウンの戦闘メイドプレアデスが一人…………え?」

 

…………え?

 

「どうかなされましたか?」

 

「いや、なんでもない……」

 

「緊急の会議を開きたい。以前よりまとめて貰っていたこの世界の強者に関する情報を処理したい」

 

「かしこまりました」

 

 

 

 

 

「これより緊急会議を始める。こんな時間に呼び出してしまい申し訳ない」

 

「今回の議題はこの世界の強者に関してとお伺いしておりますが」

 

「そうだ。報告に上がっている王国戦士長ガゼフ・ストロノーフ、これと同等の戦いを行ったブレイン・アングラウス。冒険者青の薔薇。そしてスレイン法国の人間。幾つかの報告があるが、王国内のガゼフとアングラウスに関してはさほど脅威では無いことが分かっている。しかし、本日それとは比べ物にならない強さを誇る者と遭遇した。セバスという人物だ」

 

「一体何者なのですか?」

 

「彼の部下にソリュシャン・イプシロンが確認されている。彼女はアインズ・ウール・ゴウンの戦闘メイドプレアデスである。つまりセバスはナザリック地下大墳墓執事セバス・チャンであると見られる」

 

「なんと……」

 

「さらにプレイヤーである可能性があった漆黒の英雄であるが、その従者ナーベはこちらも同じく戦闘メイドプレアデスであるナーベラル・ガンマであると推測される」

 

「そのことで一つ報告したいことがございます。王国戦士長が符牒して回っているマジックキャスターの名前がアインズ・ウール・ゴウンという名を語っていることがつい先程の連絡で判明いたしました」

 

「確定だな……」

 

「確かアインズ・ウール・ゴウンは紋STAR出身のベルリバー様が在籍していたかと」

 

「ならば友好な関係を築くことも可能なのでは?」

 

「そうなんだがな……」

 

「今、配下の者からメッセージが届きましたのでご報告させて頂きます。青の薔薇の一部が8ヶ所目の攻撃へと向かった所、先に到着していたメイド服の虫使いと交戦になり、冒険者が不利となった所へ、応援が到着。形勢は逆転となりましたが、メイドの仲間が合流再び形勢が逆転した所に漆黒の英雄モモンが登場したとのことです」

 

なんだそのどんでん返しに次ぐどんでん返しの展開!見たい!すごく見たい!

 

「恐らく虫使いのメイドはプレアデスの

エントマ・ヴァシリッサ・ゼータと見て間違いないだろう。応援によって形勢逆転ということは恐らく階層守護者の誰かが駆けつけたのだろう……」

 

しかし尽くカルマ値マイナスの極悪集団なんだよなぁ……。NPC達が感情を持って動き始めたということは彼らのギルドはおよそ人間に好意的ではない事が想像にかたくない。あとは指導者が日本の小市民的感覚に基づいて行動しているかに懸かっているが果たして……




アインズ・ウール・ゴウンにようやくたどり着きました。
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