少女は異世界で第二の人生を。 作:たま
「はぁ~......彼女...ほしいなぁ~......」
「
「だってさぁ~......
「私に聞かれても...」
「彼女ほしいなぁ~。」
それは夏のある日のこと。どこにでもいそうな二人の女子中学生が下校している最中だった。
どこにでもある日常。
ただの日常。
ただそれだけのことだった。
ただそれだけのことなはずだった。
ただ偶然に偶然が重なっただけ。
たまたま起こっただけだったのかも知れない。
はたまた、
それは運命だったのかも知れない。
それは必然だったのかも知れない。
それは起こるべくして起こったのかも知れない。
それでも、
それは偶然でも、
たまたまでも、
運命でも、
必然でも、
起こるべくして起こったことだとしても、
それは確かに起こってしまったこと。
変えることのできない未来。
逃れることのできない未来。
.........それは起こってしまう。
「......そんなに彼女が欲しいなら......私が...」
「あ~!!ねこだ~!!」
星海の一言にも気づかないまま、
真琴は道の端にいたねこを発見してねこのほうへ歩いていってしまう。
「あ~かわいいなぁ~ねのは~!...もう、ほんとかわいいなぁ...なんていうか...かわいいなぁ...好き。」
「バカ......」
「ん?星海ちゃんなにか言った?」
「もう!なんでもない!」
「え~!なんで怒ってるの!?私何かした?」
「何もしなかったからよ。」
「え~...なにそれ~...」
そんな会話をしながら、二人は歩いていた。
「......?っ!真琴!!上! 」
「......?っ!星海ちゃん!!上!」
「「え?」」
真琴は気づく。
星海は気づく。
自分の真上にも。
鉄柱が降ってきていることに。
直後。
二人に鉄柱が降り注いだ。
ただ偶然に偶然が重なっただけ。
たまたま起こっただけだったのかも知れない。
はたまた、
それは運命だったのかも知れない。
それは必然だったのかも知れない。
それは起こるべくして起こったのかも知れない。
それでも、
それは偶然でも、
たまたまでも、
運命でも、
必然でも、
起こるべくして起こったことだとしても、
それは確かに起こってしまったこと。
変えることのできない未来。
逃れることのできない未来。
...それは起こってしまった。
「そうか......こんな結末になってしまったか......このままにしておくのはもったいない...。」