少女は異世界で第二の人生を。 作:たま
二人はあれから30分ほど歩いたのだが、まだ何も見つかっていない。
街はおろか動物さえも見つかっていない。
「もう歩くの疲れた~!」
「そうね。じゃあ休憩しましょう。」
「やったー!」
50メートルほど先に大きな木があったので、二人はそこで少し休憩することにした。
「ねぇー喉乾いたー、なにか飲み物持ってない?」
「何も持ってないわよ。」
「だよね~...はぁ...喉乾いたよぉ...どうにかならないかなぁ。」
「そんなの簡単じゃない。頼めばいいのよ。」
「頼むって誰に?」
「神に。」
「神に?...あ!そっか!お願いしたらいいんだ!」
真琴は目を閉じて神に願う。
喉乾いたから水が飲みたい!っと
すると真琴の頭の中に誰かの声が響く。
『その木の後ろにおいといたぞい。』
真琴は聞いた通りに木の後ろを見てみる。
そこには、水の入ったペットボトルが二人分置いてあり、ラベルには『神のおいしい水』と書かれていた。
「みてー!水が二人分あったよー!お願いしたらでてくるし!便利だね!」
「便利だけど乱用したら百合の花が無くなるかも知れないから気をつけてね。」
星海はありがとう。と感謝の言葉を伝え、真琴から水を受け取り、そして飲む。
「おいしいわね。この水。」
「さすが神のおいしい水だね!」
それからしばらく時が経ち地球でいう太陽は二人の真上にある。
「真琴、そろそろ行くわよ。」
「えー...もうすこしここで休もうよ...」
「じゃあおいていくわ。」
「まってよぉー!」
二人が歩き出そうとしたときだった。
「ぴゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
二人の後ろから誰かの悲鳴が聞こえた。
驚いた二人がバッと振り返って見てみると、
遠くから悲鳴をあげながら走ってくる赤毛の少女...
とその少女を追いかけているたくさんの青いプルプルしたものが!
「真琴...逃げるわよ!」
「え!ちょっと!まってよー!」
「ぴゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
真琴と星海の二人よりも赤毛の少女のほうが足が速いらしく、
二人と少女の距離は少しずつ縮まっていった。
赤毛の少女が二人に追いつきそうなったそのときだった。
「もーえーろー」
その言葉が聞こえたすぐあとに、二人と赤毛の少女の上を大きな火の玉通り抜け赤毛の少女を追いかけていた青いプルプルを焼き尽くす。黒焦げになった青いプルプルは光に包まれたあと青い石に変わった。
「だいじょーぶだったー?」
「もう!大丈夫じゃないよ!ルーちゃん!死ぬかと思ったよ!」
「でもーわたしもミーもーいきてるよー」
「そういう問題じゃないの!はぁ...あ!えっと...巻き込んでごめんなさい!」
「大丈夫!私も生きてるから!」
「それよりも私達街に行きたいのだけれど。どこにあるか教えてくれない?」
「そーれーなーらーこれから私達も街にいくからついておいでよー」
「助かるよ!ありがとう!あ、それと名前教えて!」
「自己紹介まだだったね、私はミウ。」
「私はルカだよー。」
「よろしくね!」
「よろしく。」
「よろしくお願いします!」
「よーろーしーくー」