GS櫂斗-異世界霊界探偵禄-   作:ギブス

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どうもギブスです。
今回も筆が進んだので連続更新しました(笑)

今回はちょっと書き方を変えて別の人の視点にしてみました。
その別の人物とは…?
それでは今回もお楽しみ下さい。


出会い…。

あれから二週間ほど経ったが、まだ俺が住む部屋は見つからず未だに六道家に居候している。

もちろんその間俺も何もしなかった訳ではない。

冥華さんが持ってきてくれた物件は、郊外にあったり一人で住むには広すぎたりと、どうにも庶民向けではないものしかなかったので、仕方なく俺は自分の足で探しに行ったりしていた。

 

ここ数日の俺の日程は起床後、冥子ちゃん達と朝食までの間に庭を借りて霊力のコントロールをするトレーニングから始まり、朝食後は近場にある不動産屋を訪ねて夕方まで物件探しをしていた。

帰宅後はその日に廻った物件のことを冥子ちゃんと話しながら夕食を採る。

夕食後は場所を移して貰ってきたパンフレットを見ながら冥子ちゃんに意見をもらうのだが…

 

 

「うーん、やっぱり東京には良い物件はなかなかないんだな…。有っても結構高い家賃だし…これなんて、1DKで15万円だし」

 

「そうかしら~?わたしは~そうでもないと思うわよ~?」

 

「いや、冥子ちゃんは六道家のお嬢様だからそう思うかもしれないけど、庶民の俺にとってはとんでもない額だからね」

 

 

俺が貰ってきた物件のパンフレットを見ていた冥子ちゃんはそう言うが、冥子ちゃんにとっては端金かもしれないけど庶民には厳しい家賃だからね。

 

 

「あとは郊外にある安い家賃の所しかないけど、GS事務所からはどこも遠すぎるし…」

 

 

東京にあるGS事務所はだいたい利便性の良い場所にあるから、あまり郊外だと通勤に支障が出てくるからなぁ…。

 

 

「櫂斗くんは~車か~バイクの~免許はないの~?」

 

「一応高二の時にバイクの免許は取ったけど、殆ど出掛けることもなかったからなぁ…出掛けるとしても、だいたい近所に買い物に行くぐらいだったし…それぐらいなら自転車で済んだしな。」

 

 

一応除霊現場までのことを考えて高校の時にバイクの免許は取りには行ったが、今まで必要となることもなかったから所謂ペーパードライバーってやつだ。

…はあ、…今後のことを考えると色々出費が嵩むなぁ…。

 

「はあ、もう今日は考えるのをやめて明日また不動産屋巡りをするか…。」

 

「うふふ~♪頑張ってね~櫂斗くん~♪」

 

「うぅ…他人事だと思って、適当に言ってない?」

 

「そんなことないわぁ~♪その内~櫂斗くんの~住むところは~見つかるからね~♪」

 

「はぁ…そうだと良いけどね。さて…と、俺は今日もアチコチ歩き回ったから疲れたから、風呂入って寝るよ。冥子ちゃんもあんまり夜更かししないようにね。」

 

「わかったわ~。おやすみなさい~♪」

 

「オヤスミ。」

 

 

…って感じの日々だった。

そんな日々に変化が起きたのは、六道家に滞在して三週間ほど経ったある日のことだ。その日も既に日課となりつつあった朝のトレーニングを終えて、冥子ちゃん達と朝食を採っていたときのことだった。

 

 

「……依頼、ですか?」

 

「そうよ~。今日の午後に~私がやる予定だった~除霊なんだけど~、急に~別件で~お仕事が~入っちゃったのよ~。だけど~冥子一人だけじゃあ~式神を~出しすぎたりするからね~。そこで~櫂斗くんに~お願いしようと~思うんだけど~、どうかしら~?もちろん~バイト代は~出すわよ~。」

 

「お母さまは~わたし一人じゃあ~不安みたいなの~。お願い~櫂斗くん~?」

 

「うーん、今日も不動産屋巡りをする予定だったけど、別に構わないッスよ。」

 

「ホント~?おばさん嬉しいわ~♪バイト代は~弾むから~よろしくね~♪」

 

 

 

ということで、急遽その日は除霊の仕事をすることになった。

たしかに冥子ちゃん一人だと、プッツン(式神の暴走)したら除霊場所がヒドいことになりそうだからな。

 

 

「むう~?なんか~失礼なこと~考えてない~?」

 

「そんなことないよ。それより早く仕事の支度をしないと。」

 

 

おっと顔に出てたか(笑)

そんなこんなで冥華さんから除霊対象の資料をもらった俺達は、除霊場所のあるビルの前に来たのだが…

 

 

 

「げっ!?なんでおば様じゃなくて、冥子が居るわけ!?」

 

「あら~玲子ちゃん~。ひさしぶり~♪」

 

そこに居たのは、朱い長髪をしてボディコンっていうのかな?それを着たナイスバディの女性…そう、業界一ガメツイと有名な美神 令子がいたのだ。

 

 

「冥子ちゃん、こちらの方は?」

 

「ああ~そういえば~櫂斗くんは~初対面だったわね~?あのね~この人は~わたしのお友だちの~美神令子ちゃんよ~♪」

 

「あ、コラ、いちいち抱きつくんじゃないわよ!?」

 

「冥子ちゃん、美神さんが困ってるから離してあげよう?」

 

 

冥子ちゃんはそう言いながら嬉しそうに美神に抱きついているが、やられている美神の方は迷惑っぼいから離してあげた。

「ふう、ありがとう。…ところでアンタは?」

 

「あ、俺は結理櫂斗。関西出身でGSになる為に上京してきたんだ。で母さんと冥華さんが友達で、俺の住む部屋が見つかるまで六道家に居候している霊能力者…ってところかな。」

 

「ふ~ん、私は冥子が言ってくれたけど、美神玲子よ。ここに来たってことはそれなりに実力はありそうね。」

 

「修行をつけてくれた父さんたちが、その辺のGSより上だって言ってくれたけど、どうなんだろ…まあ、よろしく。」

 

 

そう言いながら右手を差し出した。

 

 

「よろしく。…!?(この人、自分じゃわからないみたいだけど、握手してみてわかったわ…内に秘めている霊力が凄いわ。)」

 

「…?…どうかした?」

 

「あ、いえ、何でもないわ。あなたは戦力として数えて良いのね?」

 

「まあ一応自衛ぐらいなら出来るけど、どこまでやれるかわからないけどね。」

 

「櫂斗くんは~謙遜しすぎだと~冥子思うの~。」

 

「そうかなぁ。」

 

 

握手した時の様子がおかしかったから聞いてみたけど、なんでもなさそうならまあいいや。

 

 

 

 

櫂斗sideEND

 

 

美神side Start

 

 

今日の依頼は冥華おば様と協同の依頼だったけど、除霊現場に来てみればおば様は居なくて代わりに冥子と知らない同い年ぐらいの男性が居た。その人は冥子に抱きつかれて困っていた私をさり気なく助けてくれて、改めて自己紹介をしたら、結理櫂斗くんというらしい。なんでもGSになる為に上京してきたらしいけど、まさか冥子と暮らしているとはね。

でも一番驚いたのは、彼と握手をした時に感じた彼の霊力よ。櫂斗くん自身は気付いてないみたいだけど、単純な霊力量を計ったら私や冥子、気に食わないけど私たちと同じくらいの霊力があるエミに匹敵するぐらいあるんじゃないかしら。

おば様も櫂斗くんの霊力なら大丈夫と判断して、彼に代役をお願いしたようだし期待しても良いかもしれないわね。

 

 

「それじゃあそろそろ、行きましょうか?」

 

「ああ、冥子ちゃんも準備してね。」

 

「わかったわ~。サンチラ、ハイラ、インダラおいで~。」

 

 

そう冥子が命じると冥子の影から式神が出てきた。馬型のインダラに跨がって移動してもらい、霊視が得意なハイラに周辺の警戒させて、蛇型だが電撃能力を持つサンチラに護衛させるようね。

それを見た私も自身の装備を確認する。破魔札と神通坤、万が一の精霊石のペンダントもある。

櫂斗くんは自身の霊力を使って除霊をする除霊格闘術を使うらしく、ポケットから取り出した指抜きグローブを嵌めていた。

それと今回の依頼中は私がリーダーになった。

何故なら実力は私より上だけど式神の暴走を良く引き起こす冥子はリーダーに向いてないし、櫂斗くんは実力はあるといってもまだGS見習いだから、必然的に私になるしかなかった。

 

 

「2人とも準備OKみたいね。それじゃあ行くわよ!!」

 

 

全員の準備が整ったようなので、私は2人に声を掛けて除霊現場に向かうのだった。

 

 

 

 

<続く>

 




美神令子の登場でした。

そろそろ櫂斗くんの実力を発揮出来るように、除霊現場に向かってもらいました。まだ除霊をしていませんが、次回は櫂斗くんたちの、戦闘場面を書きます。


今回は初の試みの視点変更だったので上手く書けているか不安でしたが、如何だったでしょうか?

それと今更ですが、各セリフのカッコは以下のようになります。

「」…人間。
『』…神魔や妖怪・幽霊等人外。
《》…電話や念話等の通信関係。



それでは次回もお楽しみに。

感想・コメントも待ってます。
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