今回も説明回のため、ほぼ会話しかないです(汗)
それではお楽しみ下さい。
『その必要はないわ!!』
「「「!?」」」
剛鬼のことを美神たちと話していた時に聞こえてきた女性の声だった…が、まさかこの声は…!
「誰!?」
「どこから声が~!?」
「……」
『あら?櫂斗は驚かないんだねぇ?』
「櫂斗くん~?」
「知り合い?」
声の主が何処にいるのかわからないような美神たちが、俺に知り合いか聞いてくる…が、声の主はやっぱりアイツか。
「はぁ…いい加減出てこい、ぼたん!」
「「!?」」
「あはは…やっぱり櫂斗には直ぐバレたか。」
すると、声の主…ぼたんがこの部屋の入り口からひょっこりと現れた。
「おう、声聞いて直ぐわかったわ…久しぶりだな。」
「久しぶりさね…櫂斗!!」
「「!?」」
「おっと…急に抱き付くな、危ないだろ…それに2人が見てるぞ?」
「あ、ゴメンよ!?///」
ぼたんは感極まったのか俺に抱き付いてきた。俺は急に抱き付いてきたぼたんに注意をしながら美神たちが見てることを言うと、ぼたんは直ぐ俺の胸元から離れた。…その頬は若干赤くなっていたがな。
「か、櫂斗くん…その娘は一体?」
「お知り合い~?」
「ああ、コイツはぼたん。さっき話した霊界で、霊界案内人ってのをやってるヤツだ。」
「初めましてさね、あたしは霊界案内人のぼたん。そして櫂斗の恋人さね!」
「「こ、恋人ぉ~!?」」
「誰が恋人だ。嘘をつくな!」
ゴンッ!
「アイタッ!?」
相変わらず人のことをからかうヤツだな。
「櫂斗くん~、女の子を殴るのは~いけないわよ~?」
「コイツはコレぐらいしないと反省しねえから良いんだよ。…それよりぼたん、お前が来たのはコイツと関係があるんだろ?さっさと話せ。」
冥子にツッコまれたがスルーして、俺は未だに痛がってるぼたんに剛鬼を指差しながら説明を求めた。
「あたた…久しぶりに会ったのにヒドい歓迎さね…「もう一発いくか?」…わかったわかった!?ちゃんと説明するさね!?
…コホン、あたしが今回来たのは、櫂斗が言ったようにコイツのことを説明するためだよ。櫂斗は霊界三大秘宝盗難事件の顛末は知ってるね?」
「ああ、昔蔵馬師匠と飛影、それにコイツの三人で霊界の宝物庫から三大秘宝と呼ばれる、餓鬼玉・暗黒鏡・降魔の剣を盗みだした事件だろ?」
「そうだよ。その事件自体は幽助が解決したんだ。じゃあ、乱童や朱雀の事件は?」
「乱童は有名な霊能者を襲って、その霊能者の奥義や秘伝を奪うヤツで、朱雀は魔界の…!?まさか!?」
「そのまさかさ!
…櫂斗を送り出して数日後のことさ。
何故かはわからないけど、乱童や朱雀、その他にも昔幽助たちが倒した妖怪や魔族が何人か居なくなったことがわかったんだよ!
最初はただの脱獄かと思ったから探したさ。だけど霊界だけじゃなく、魔界や人間界まで捜索したが何処にも、消えたヤツらの妖気の痕跡はなかったんだよ。
そんな時に現場検証をしているヤツから連絡があってね、目撃者がいたんだけどソイツが言うには、瞬きした次の瞬間にソイツが消えたそうだよ。
まるで最初から存在しなかったかのようにね。ソイツが言った消えたヤツの場所を隈無く調査したら、僅かだったけど戸愚呂たちが次元転移した時のエネルギーを見つけてね。それで他の消えたヤツらのところからも、同じようなエネルギーの痕跡があって、コエンマ様は櫂斗へ注意喚起のために、あたしを送り出したってワケ…なんだけど、一足遅かったようだね。」
おいおいおい、確かに説明をもとめたのは俺だけど、これは俺一人じゃ解決出来なくなってないか?ただでさえ戸愚呂なんていう凶悪妖怪を倒さないとならないってのに、乱童や朱雀までとかどんなフラグを建てたんだよ!
「そ、それで居なくなってたのは乱童や朱雀、それとコイツだけなのか?」
「正確に言うと、乱童・朱雀・剛鬼、それから幽助たちが出た暗黒武術会の出場者の酎・鈴駒・陣・凍矢・死々若丸・鈴木の9人ね。」
「げっ!?乱童や朱雀だけならなんとかなるって思ってたのに、酎たちも居なくなったのか!?」
「そうなんだよ。最初は犯罪者の三人だけだと思ったんだけど、いつの間にか酎たちも居なくなっててね。まさかと思って調べてみたら、コイツ等とおんなじように次元転移のエネルギーの痕跡があったんだよ。…って何処行く気だい!?」
ガシッ!
「は、離せぼたん!!俺の任務は戸愚呂討伐か捕縛だった筈だ!!それがなんで乱童や朱雀、おまけに酎たちも居るんだ!?
俺は酎たちに遊ばれるのは二度とゴメンなんだ!!
だから酎たちが来る前にどっかに引きこもるんだよ!!」
「あんた、それでも霊界探偵さね!?」
知らんわそんなモン!!
俺はぼたんの拘束をなんとかしながら思い出していた。
蔵馬師匠と一緒に修行している時に乱入してきて、俺に修行をつけると称した俺弄りをしてきた酎・陣・死々若丸のことをな!!
~回想~
「櫂斗、今日の修行には特別ゲストを呼んであるんだ。」
「と、特別ゲスト…ですか?」
ある日、そんなことを言いながら蔵馬師匠が連れてきたのは、酎・鈴駒・凍矢・陣・死々若丸・鈴木の元蔵馬師匠の部下の面々だった。
「左から順に酎・鈴駒・凍矢・死々若丸・鈴木だ。今日から数日は彼らに修行をつけてもらえるように言ってあるから、十分に鍛えてもらうようにね?僕は暫く用事で人間界に行かないといけないからいないけど、戻ってきた時に今より強くなってなかったら…わかるよね?(黒)」
「「「「「「「りょ、了解しました!!」」」」」」」
ビシッ!!
俺だけじゃなくて酎たちも蔵馬師匠の問いかけに対して、敬礼してしまうぐらい怖かった蔵馬師匠は、そのまま去っていった…が、後になって考えたがこの時蔵馬師匠を黙って見送るんじゃなかった。
鈴駒・凍矢・鈴木はまだ常識人(?)だったから、多少手加減をしていたがちゃんと鍛えてくれた。
だが、酎・陣・死々若丸はダメだ!!
酎は酔っ払って手加減を間違えてボロボロにされるし、陣は遊び感覚で俺を空高くまで連れて行った挙げ句紐なしバンジーをさせるし、死々若丸は攻撃を避ける訓練と言って俺が知覚出来るギリギリで刀を振り回してきたりと、コイツ等に修行を任すな!!って何度思ったことか…ガクガクブルブル
~回想END~
結局、蔵馬師匠が戻ってきた時は修行前より強くはなってたから良かったが、その時俺は誓ったんだ。
酎たちには二度と関わらないってな!!
「そんな修行という苦行をしたことのないぼたんに、俺の気持ちがわかるか!?」
「良いから落ち着きな!?」
「ええい、離せ~!?」
この後、ぼたんに説得されて、なんとか落ち着くことになるのだった。
<続く>
ということで前回最後に出てきたのは、ぼたんちゃんでした。
今回の話を書いていて、ぼたんちゃんが櫂斗くんの恋人にしようと思いましたが、リアルに恋人の一人もいない私に書けるわけもないので、諦めました(遠い目)
蔵馬師匠との修行時代もチョコッと書きましたが、
実際に酎たちに修行をしてもらったらこうなりそうですね(笑)
それではまた次回もお楽しみに。
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