今回の話は第2章最後の話です。
今後は前回のあとがきに書いたとおり、幕間を一話書いた後第3章に行きます。もしかしたら幕間は後日差し替え投稿になるかもしれませんが…
それでは今回もお楽しみ下さい。
とりあえずGS協会への協力と鈴駒含む、巻き込まれた妖怪たちの保護及び監視をお願いして、その日はお開きにした。
その日の夕食で鈴駒の食いっぷりを見た冥華さんはいつものようにニコニコしていたが、ホントに大丈夫か?これが最低でもあと5人分増えるんだぞ?おまけにおそらく酎のヤツは酒を所望するだろうが、ヤツはザルというか枠だからな。どれだけの酒代になることやら。
そんな心配をしながら俺たちは夕食を終えたのだった。
明けて翌日。
俺は自分を鍛え直す為に一度実家に戻ることを、冥華さんや鈴駒に伝えた。
「…わかったわ~。」
「すみません。最初の予定だとこっちに住む物件探しだったんですが、こんな事件があったんじゃ、のんびりするわけにもいきませんからね。」
「大丈夫よ~。物件探しは~いつでも出来るけど~、自分を鍛えるのは~大切なことだからね~。」
「えぇ~!?櫂斗はここに残んないのか!?」
「あのなぁ…俺が東京に来たのは、戸愚呂を探す拠点を見つける為なんだよ。それが戸愚呂どころか、乱童や朱雀、果てはそれ以外のお前らや巻き込まれた妖怪が来るって言うじゃないか。巻き込まれたヤツが、お前ら以下の強さだったらまだなんとかなるかもしれないが、それ以上だったら手に負えねえよ!だから、俺は一度実家に戻って鍛え直してくるんだよ!わかったか!?」
「わ、わかったよ。」
…鈴駒のヤツ、絶対俺を遊び相手にしようとしてたな。
「…ったく…という訳で、俺は身仕度が終わり次第、ここを出て実家に戻ります。おそらく戸愚呂たちが転移してくるのは、まだ時間があると思いますが、何かありましたら家の実家の方へ連絡をお願いします。」
「わかったわ~。何かあったら連絡するわ~。」
「よろしくお願いします。…それから鈴駒。」
「…なんだよ?」
俺は冥華さんにそういうと、俺が居ないことで少しふてくされている鈴駒に向き直った。
「真面目な話だ。…鈴駒、お前には俺が居ない間に酎たちが現れた時の仲介と、冥子のGSとしての仕事をサポートしてもらいたいんだが、頼めるか?」
「酎たちのことは別に構わないけど、冥子姉ちゃんのサポートって?」
「あのな、冥子は人一倍怖がりなんだよ。それで………(説明中)………ってことで、冥子がプッツンしないようにフォローしてほしいんだが、頼めるか?」
「に、人間にしてはスゴいヤツなんだな、冥子姉ちゃんは…わかったよ。櫂斗が戻ってくるまで、俺が冥子姉ちゃんのサポートをするよ!」
「まあ、あんまり他人任せになっても困るから、食費を稼ぐぐらいの気持ちで良いし、時々で良いからな。」
「大丈夫!まかせろ!!」
コイツに頼んでアレだけど、ホント大丈夫か?
「…というわけで、鈴駒を冥子の仕事に偶についていかせてやって下さい。」
「大丈夫よ~。冥子のお仕事で~、冥子一人じゃ無理な時に~お願いするわ~。」
俺は残していくタダ飯食らい(鈴駒)のことをどうしようと思っていたが、こうすれば以外と役立つと思って提案したが…ホントに大丈夫かな
それからその日は色々細かいことを決めてお開きにした。
~数日後~
あれから俺はGS協会本部に冥華さんと赴いて、異世界のことや戸愚呂たち凶悪妖怪のこと、酎たち巻き込まれ妖怪のことをお偉方に説明したり、
その縁で唐巣神父や一流GSの小笠原エミに会って注意喚起したりと忙しく動き回った。それが一段落したので父さんのところに電話して、一度戻ることを伝えたのが3日前。
今日は長いようで短かった東京暮らしを返上して実家に戻ることにした日だ。
東京駅には別に見送りを頼んだワケじゃないのに、こっちで知り合った何人かの人が待っていた。
「結理くん。君の言っていたように、私も気をつけて生活するが、君も気をつけてくれたまえ。」
「ありがとうございます、神父。」
GSとして色々教えてくれた唐巣神父。だが、それより自分の生活費を先に稼いでくれ
「櫂斗くん、こっちで何かあったら直ぐ連絡するけど、櫂斗くんの方でも何かあったら連絡しなさいね?お金次第、で出張してあげるわ。」
「ははは…そ、その時は頼むわ」
剛鬼の事件からの付き合いの美神だが、あんまり金に汚いと忠夫にすら見向きされないぞ
「あら、令子に頼むよりワタシに頼むワケ。そしたら、令子みたいな守銭奴に頼らなくても、安心なワケ。」
「は、ははは…た、たぶんそれはないと思うから、大丈夫だ…」
エミ…美神に張り合うためか何かしらないが、俺を巻き込もうとするな!
「櫂斗くん~。ホントに~行っちゃうの~!?」
「仕方ないよ冥子姉ちゃん!櫂斗にはやらないとならないことがあるんだからさ!」
「すまんな冥子。…鈴駒、冥子のことと酎たちのことを頼んだ。」
「任せとけ!」
そして東京(こっち)に来て世話になった六道家で一緒に過ごした冥子と、俺が居ない間のことを鈴駒に託した。
~♪
《…まもなく三番線に大阪行きの…》
そうこうしているうちに、電車が来たみたいだ。
「…来たみたいだな。」
「櫂斗くん~…(泣)」
「あーもう泣くな…。別に今生の別れってわけじゃないんだから。」
「(…あら?令子、コレってもしかして?)」
「(たぶんエミの考えてるとおりだと思うわ。…ま、本人は気づいてないみたいだけどね)…ホラ、あんまり櫂斗くんを困らせないの。」
「(ふ~ん、冥子がねぇ。)…そうよ、昔じゃないし今は手紙も直ぐ届くし、電話もあるワケ。寂しかったら電話でもするワケ。」
「令子ちゃん~、エミちゃん~…。わかったわ~。櫂斗くん~、わたし~手紙書くから~櫂斗くんも~。」
「ああ、俺も返事書くな。」
???…美神とエミが冥子を説得してくれたのはありがたいが、その前になんか喋ってたけど、なんだろう?
「結理くん、こちらの事は私たちに任せて、君は自分を鍛え直す為に頑張りたまえ。」
「あ、はい。…じゃあそろそろ行きますね。…神父、美神、エミ、冥子、鈴駒…こっちの事はお願いするけど、何かあったら連絡くれ。俺も修行が終わり次第、直ぐ戻ってくるから。」
「任せたまえ。」
「わかってるわ。」
「気をつけるワケ。」
「戻ってくるのを待ってるぞ!」
「櫂斗くん~、頑張ってね~!」
「おう!」
こうして、東京を後にした俺はこの数ヶ月後まで父さん達に修行をみっちりつけてもらうのだった。
<続く>
…やってしまった
ぼたんが出てきた回のあとがきで、私は恋人もいないから恋愛話は書かないって書きましたが、舌の根が乾かないうちにコレとは…orz
い、一応まだ冥子と相思相愛なわけではなく、
冥子が少なからず想っているぐらいですが、
今後の展開次第ではどうなるかは作者の私にもわかりません。
…だってキャラが勝手に動いてしまいましたから(笑)
今後は2人のことも少しずつ書いてみますが、私は上記のように恋人がいない(歴=年齢(爆))ので、上手く書けるかはわかりませんので、あたたかい目でお願いします。
それでは次回もお楽しみに。
…感想・コメントは随時受付中です…が、作者の恋愛歴のことは触れないで下さい