GS櫂斗-異世界霊界探偵禄-   作:ギブス

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どうもギブスです。
第二話ですが、
まだGS世界には行きません。
今回は所謂説明回です。GS世界にはあと数話してから行く予定です。
それではどうぞ、
お楽しみ下さい。


あの世にて…。

コエンマからの依頼を引き受けた俺は、まず俺の世界のあの世に来ていた。コエンマの説明によると次元同士を繋ぐ異界門(ゲート)はその世界の異界、つまりこちらの世界だとあの世にしか繋がらなかったらしく、ここからまずは幽遊白書の世界の霊界に跳んで、向こうの世界で修行をするらしい。

 

 

「……此処があの世か~。それで向こうに行く異界門(ゲート)のところはまだか?」

 

『焦るでない。まだこっちの世界でやることがあるんだ。』

 

「やること?」

 

『まあ、黙って付いてこい。』

 

 

そう言ったコエンマはさっきから見えている少し先の宮殿みたいなところに進んでいくので、俺も遅れないように付いていくことにした。

 

 

「…ここは?」

 

『ここはこっちの世界の閻魔宮…閻魔大王のいる、まあいってみれば裁判所みたいなところだ。ホレ、こっちだ。』

 

 

そうコエンマに説明されながら付いていくと、ある部屋の前に着いた。その部屋の扉の脇に守衛としてだと思うが鬼が居り、コエンマの姿を確認すると声をかけてきた。

 

 

『おかえりなさいコエンマ殿。その様子ですと協力を得られたようですな。』

 

『ウム、閻魔大王に取り次ぎを頼む。』

 

『はい、少々お待ち下され。』

 

 

そう言った鬼はその部屋に入っていく。暫く待つと戻ってきた鬼に『どうぞお入り下され』と促され、コエンマのあとに付いて入るとおそらくは閻魔大王だと思う大男が居た。

 

 

『よく戻ったコエンマよ。そしてはじめましてじゃな、結理櫂斗よ。儂がこの世界の閻魔大王だ。』

 

『此度のご協力感謝する、閻魔大王。』

 

「は、はじめまして…結理櫂斗です!」

 

『ハッハッハッ…!そう緊張する必要はないぞ?』

 

 

閻魔大王から挨拶されて緊張するななんて無理だろっ!?ってゆうかなんで閻魔大王が!?

 

 

『…?…ああ、まだ全部説明されとらんのか?』

 

『ウム、一度向こうの霊界に跳んで、また戻って更に向こうに行くことにと、ややこしいからな…ならばここで説明しようと思ってな。…櫂斗、これからのことを簡単にだが説明するぞ?』

 

 

「お、おう?」

 

 

その説明はこうだ。

まず最初にこの部屋は閻魔大王の仕事場で、俺の世界の霊が最初に来る部屋らしい。そんで、この部屋に来た霊は天国か地獄、または輪廻に乗って転生するかの逝く先を決めるための部屋なんだが、その霊の生前の罪やらなんやらを裁いていくと膨大な時間が掛かる。だが現世から来る霊は毎日何十人・何百人も来るからそんなことしてる時間はないだろう。だがそれを解消する為に、この部屋だけは扉の外と時間の流れが違うらしくほぼ停止してるらしい。そんなこの部屋を使わせてもらうためにコエンマは俺を連れてきたようだ。

それで肝心なこれからのことなんだが、まず俺とコエンマはこっちの世界から幽遊白書の世界へ異界門(ゲート)を使って移動した後、向こうの世界の似たような時間が停止してるとこで俺の修行に入るんだとか。…で修行が終わったら、またこっちに戻って来て今度はGS美神の世界のあの世に行き転生するんだそうだ。こうでもしないと、向こうに逃げた妖怪が悪さをする時間が出来てしまうので、コエンマは説明を端折ってたんだとか。

 

 

 

『……どうやら納得したようだな。だがコエンマの説明だけのためにお前にこの部屋に来てもらったのではない。お前に来てもらったのは儂が何故お前を推薦したのかを説明するためなのもある。』

 

「…?…俺に霊力があることだけが理由じゃないってことッスか?」

 

『そうだ。お前疑問に思わなかったか?霊力のある人間はお前以外にも探せばいるんじゃないか、とな?』

 

 

た、たしかに俺以外にも所謂霊能力者がいないって訳ないよな。じゃあそれ以外にも俺にこの依頼をさせる理由はなんだ?

 

 

『気づいたようじゃな…そう、霊力のある者はお前以外にもこの世界にはおる。それにコエンマが説明したと思うが、この世界以外にも、コエンマの世界と向こうの世界を認識出来る世界は、それこそ星の数ほど存在しておるしお前以外に霊力の強い者なぞたくさんおる。…では何故お前なのか。その理由はお前の生前にした行いにある。』

 

 

 

そう言った閻魔大王は脇にあった帳面を取り出した。おそらくあれがその人間の生前の行いが書かれた閻魔帳なんだろう。

 

 

『結理櫂斗。享年19才。死因は極小の隕石に胸を貫かれての即死。両親と三人で生活していた。小・中・高校と普通に生きており、特に犯罪となることをしていない。現在はアルバイトをしながら予備校に通っておった。趣味は身体を動かしたり鍛えたりすることや、漫画やラノベ等本及びネットサイトでの読書。相違ないか?』

 

「は、はい!そのとおりです!!」

 

 

閻魔帳を見ながらそう確認され、俺は緊張しながら返事を返した。

 

 

 

 

『ハッハッハッ…先ほども言うたとおり、それほど緊張せんで良い!別にお前を裁くためではないからのぅ。……さて、ではなんのためにお前の生前のことを確認したかと言うと、お前の生前の行いが他の霊能力者と違うからじゃ。どう違うかわかるか?』

 

「いや、他の霊能力者がどんな人生を送ってきたのかわからないから比べようがないっす。」

 

『まあそうじゃな。普通他の霊能者は、その人生において不幸な出来事が起こり何かしら問題をおこしてこの霊界に来るんじゃが、お前は死ぬまで霊能力を行使することは終ぞなく罪を犯すこともなくその人生を終えた。…だが、本来ならお前はまだ死ぬ運命ではなかった…霊能力も覚醒などせず、68まで生きる筈だった…』

 

「…!!…ど、どういうことですか!?実際俺は死んでるぞ!?」

 

『……落ち着け、櫂斗。そこからワシが説明しよう。』

 

 

俺は閻魔大王にことの真相を聞こうとしたが、今まで黙っていたコエンマに宥められた後、説明された。

 

 

『……実のところ、お前が死んだのは、ワシ等の世界から逃亡した妖怪と深い関係があるんだ。ソイツが次元を越えたことによって、お前の運命がねじれ曲がってしまい死ぬことになってしまったんだ。…幾ら偶然とはいえ、寝ているお前に隕石が直撃する等と不思議に思わんかったか?』

 

「……そう言われればそうだ…じゃあもしかして?」

 

『そうだ。ソイツがワシ等の世界を抜け出したため、ワシ等の世界とその周辺の他の世界の運命が狂ってしまったんだ。ワシ等は他の世界の者と協力しながらなんとか元どおりにしたんじゃが、お前の運命だけは元に戻せなかったんだ…すまん。』

 

『儂も今回の事件の発覚後、運命を狂わされた者たちをどうにか戻そうと努力したが、お前の運命だけは既に確定されており無理であった…重ねて儂も詫びよう。』

 

「…!?わ、わかりましたから頭を上げて下さい」

 

 

そう言って頭を下げてきた二人を見た俺は、慌てて頭を上げてもらった。世界は違えど閻魔大王二人(一人はその息子だが)に頭を下げさせることなんて出来ねぇからな

 

 

~閑話休題~

 

 

 

『……ゴホン、話を戻すぞ?…お前の運命がどうやっても戻せなかったワシ等は、このままではお前があまりにも不憫だったので、他の世界に転生させることにしたんじゃが、ここでまた問題が上がってしまったんだ。』

 

『儂等はお前の転生させると決め、閻魔帳を見ながら転生先を探していた時のことじゃ…この閻魔帳にはその人間の人生だけではなく転生先、そしてその者が罪を犯していたとしてもその罪を償った後のことも記してあるんじゃが、お前の転生先だけなくなっておったのに気付いたのじゃ。』

 

『ワシ等は慌てた。幾ら事故とはいえ、このままではお前は転生することも出来ずそのまま霊界に来ると消滅するしかなくなってしまったからな。』

 

「!?」

 

『そこでワシはお前に今回の依頼をし、契約というかたちで魂を保護するためにお前を迎えに行ったんだ。こうすればお前は消滅せず、次の転生先からその世界の輪廻に組み込むことが出来るからな。…いやぁ、あの時はビックリしたぞ。ワシが迎えに行ったら、お前はあと少しで契約も何もせずにそのまま昇天しかかっとったからな。ワシは慌ててお前を起こしたが、お前は寝ぼけたようなことを言うとったからな。力ずくでお前を正気にもどしたんじゃw』

 

 

…だからあの時、ベッドから落ちたような気がしたのか…まあ、そのまま昇天して消滅しなかったんなら、コエンマには感謝しねぇとな

 

 

『……もう一つ理由があるんじゃ。それはお前の名前じゃ。』

 

「俺の名前?」

 

『さよう、お前の[結理櫂斗]という名前には強い言霊が宿っておったのに気づいてのぅ…意味は、【理(ことわり)を結(むす)ぶ海を櫂(かい)で進む者】じゃ。』

 

『結理はそのまま理を結ぶで、櫂斗の櫂もそのまま、斗は水量を表す単位だが転じて大量の水、すなわち海となる。』

 

「???」

 

『つまり理を結ぶ海とは次元、櫂とはその次元を渡るための力のことを差す…だがそんな力があるわけないから、おそらくこういう意味が正確なんだろう…結理櫂斗(異世界にて生き抜く力)…とな。』

 

 

『それに気付いたワシ等は、この依頼をお前にしたんだ。』

 

「な、なるほど?」

 

『…はぁ…お前理解しとらんだろ……簡単に言うと、お前は異世界の方が霊能力を使いこなせるっちゅうことだ。だからわざわざお前を一度ワシ等の世界で鍛えることにしたんじゃ。』

 

「お、おう」

 

 

理解した…理解したからそのジト目はやめてくれ

 

 

『儂もその意味で合っておると思うが、そのような力が本当に異世界で使えるのかわからんから、まずはコエンマの世界に行き修行させようと思ったのじゃ。どのみち霊力が覚醒しておるのなら、その力も鍛えねばならんからのう。』

 

『一石二鳥というヤツじゃなw…っと、だいぶ長くなってしまったが、そろそろ行くとするか…では、閻魔大王…また後日櫂斗を連れて来るから、その時は頼むぞ。』

 

『わかっておる…結理櫂斗よ、そなたの運命は今日終わってしまったが、転生先からの運命は、お前が描き続けてゆくことになる。そのための力を向こうで得てくるのじゃ。』

 

「はい!短い間でしたが、お世話になりました!必ず力を得て、また戻って参ります!!」

 

 

それから俺とコエンマは異界門(ゲート)で向こうに行くのだった。

 

 

 

<続く>




どうも、昨日(前回)櫂斗くんに言われたばかりなのに懲りもせず連日投稿してしまったギブスです(笑)


「…はぁ、懲りねー作者だな…」

いや、昨日言われたように向こう(なろう)も更新しようと思ったんだよ?

「じゃあさっさと更新しろよ。」

…だってネタが思い浮かばないんだもん!

「……その割には、こっちは直ぐに更新したよな?」

いやぁ…こっちだとなんか降りてきたっていうか、書いていたらいつの間にか出来てたっていうか、ねぇw

「…プチッ」

…ん?な、なにかなその握り拳は…まさか前回に続いて暴力を振るうのかな?カナカナ

「いっぺん頭冷やして来いやぁっ!?」


バキャッ!!

お後がよろしいよ~でぇぇぇ…!!


キラーンッ!



『とまあ、作者と櫂斗の漫才はほっとくとして、今回はオリキャラとして閻魔大王を出してみたんだが。』

「…漫才って…orz
閻魔大王の設定はオリジナルだからな。実際の閻魔さんがいるとしても、どういうヤツかは知りようもないがな。
…ところでコエンマ。」

『なんじゃ?』

「この後書きで、こうして俺らが作者と話したりやりとりする後書きと、普通に今回の話のこととかを書く後書きのどっちが良いと思う?」

『さあのう、どっちもどっちじゃないか?…ワシも話が進めばいつまでもここにいれる訳ではないから、いっそのこと読者に決めてもらうのはどうだ?』

「おー、それでいいかw
…ってことで、
後書きのご意見は作者の活動報告にお願いします。
期間は2018年10月末日までです。
それまではこのまま俺たちが後書きで騒ぐからなw」

『あと感想なんかもよろしくなww』
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