あれから俺はジョルジュや蔵馬師匠と別れを告げて再び俺の世界のあの世に来ていた。
別れの際蔵馬師匠に戸愚呂兄が生きていたことを告げたら、良い笑顔で邪念樹の種を渡されそうになったが向こうにない物を持っていくわけにもいかないので丁重にお断りした…が、かわりに「戸愚呂兄を見つけたら必ず滅ぼせ!」と依頼内容の[捕縛もしくは討伐]を[殲滅]に強制変更されてしまった。それに「今の俺の使える霊能力で出きるかっ!?」って異を唱えたら、蔵馬師匠は「じゃあ、もう少し修行しようか?…コエンマ、出発はしばらく待ってくれ。」と言われ、更に修行することになり出発延期になった。
~閑話休題~
…あれから現実の時間で約6日(俺の体感時間で約半年)経って漸く出発することが出来、現在は俺の世界の閻魔宮は閻魔大王の執務室に俺とコエンマは戻ってきていた。
…何故あの時の俺はあんなことを言ってしまったんだろう。言わなければ出発延期になることも、蔵馬師匠による追加訓練(という名の地獄の修行)を受けることもなかったのに…orz
『……コエンマよ、櫂斗は何故部屋の隅でうなだれているんだ?そちらで何かあったのか?』
『……修行が厳しかっただけだ』
俺が閻魔さんの部屋で落ち込んでいるのを不思議に思ったのか、閻魔さんはコエンマに原因究明しているが、あんまりそのことに触れないでくれ…
『……ゴホンッ!あ~…とりあえず、櫂斗よひさしいな。無事修行を終えたようで何よりだ。』
「はい…お久しぶりっす。修行の方はなんとか終えることが出来ました。…我ながら良く生き延びたな(ボソッ)…」
『…ん?何か言うたか?』
「いえ、別に」
『???…まあ良いか…櫂斗よ、前にも話したがお前はこれからこの世界から別の世界に行くが、お前が向こうに行ってしまったら、儂等はこの先二度と干渉することは出来なくなる。』
『そうだ。そしてこれから先は今回の依頼対象である戸愚呂を捕縛、もしくは討伐を一人でこなさなければならない。大変危険度の高い依頼に、お前を送り出すことしか出来ないワシ等を許してほしい。』
「それはもういいよ…向こうである程度力はつけたし、転生してからまた修行すれば、なんとかなると思うしな」
…問題は俺が身に付けた霊能力が戸愚呂に、そして向こうの悪霊や妖怪にどれだけ通用するかだ…
…ここで俺が使える霊能力について説明すると…
・幽助も使っていた霊銃(レイガン)
・霊力を身体全体に流して身体能力を向上させての霊体格闘
・霊力を用いてのヒーリング能力
・霊銃を霊体格闘の要領で拳や蹴りに籠めて、敵に攻撃した際にその霊力を放つ格闘技…霊体銃闘技(ソウルガンシュートアーツ)
…この4つだ。
最初の2つは説明不要だから省くが…ヒーリング能力はどうやって覚えたかというと、蔵馬師匠につけてもらった修行(二回目)で覚えざるを得なかったから覚えたんだ……で最後の霊体銃闘技(ソウルガンシュートアーツ)なんだが、修行中に「霊体格闘で自身の身体に霊力を流して攻撃に使えるなら留めて防御力を上げれるんじゃないか?」って思い、色々試していたら霊銃をパンチや蹴りに乗せれることに気づいた。それを見た蔵馬師匠はこれを自由自在に操れるように修行予定を変更…してくれたのは良いが、余計厳しくなったなぁ…(遠い目)
『……コエンマ…櫂斗に任せてホントに大丈夫か?』
『…うぅむ、ワシ等人選間違ったか』
…俺が修行のことを思い出している後ろでコエンマたちが何か言っているが、あまり気にならないのは蔵馬師匠に鍛えられたからかな?
『……ゴホンッ!さ、さてそろそろお前を転生させるために呼んだ向こうの者が来る頃だ。』
『その者と共に向こうへ行けば、向こうの輪廻に組み込まれ転生することになる。因みにお前が転生する先は向こうの者が決めることになっておるので、転生先は選べないからな。』
「…ああ、そこは向こうに任せる(コンコンッ)よ…って言ってる間に来たみたいだね。」
『ウム、そのようだな…入れ。』
『…お話し中失礼します。閻魔大王さま、向こうの使者の方が参りました。』
『そうか、直ぐにこちらに案内せよ。』
そんな風にコエンマたちと話している時に、この部屋の扉が叩かれ、1人(一匹?)の鬼が入室してきて、向こうさんが来たことを伝えにきた。…なんだろう…なんか嫌な予感がするが、これが霊感なのか?
俺が霊感らしきものを感じている内に、鬼は一度退室して今度は誰かを案内してきた…抱えたトランクを床に置いたその人物は短髪の女性で、若干露出がある服装をしアクセサリーだろうモノが身体中についていた。まさかこの人は…
『…はじめましてなのね。私は天界調査官をしているヒャクメなのね。どうぞよろしくなのね。』
やっぱりヒャクメだぁー!
これか…これがさっきの霊感の正体なのかっ!?
ヒャクメは調査官としては有能らしいが、偶にドジるから、俺の霊感が働いたとしてもおかしくない!?
『ウム、コエンマだ。今回はワシ等の世界の者が迷惑を掛けて、申し訳ない。』
『儂がこの世界の閻魔だ。ここにおる結理櫂斗を其方に託す。犯人のことは櫂斗に頼んであるので頼む。』
『まかせてほしいのね!
櫂斗さんは私が責任もって、必ず転生させるのね!!』
…なんでだろう。ヒャクメが仕事熱心になればなるほど、俺の転生が無事に終わらないって思えてくるのは…
蔵馬師匠、ジョルジュ…俺また霊界に戻りそうです…。
<続く>
はい、ということでGS世界最初に登場したキャラは天界調査官にしてドジ神のヒャクメでしたwww
『なんなのね、その紹介は!?それと此処は何処なのね!?』
「…此処はあとがきという、この作品のキャラが作者をぶちのめせるところだw」
それ違うからっ!!?
そんなこと言うと作者権限で本編に蔵馬を喚ぶぞ!!!
「させねぇよ!
霊体銃闘技(ソウルガンシュートアーツ)の最初の餌食にしてやるっ!!
魔針銃(マシンガン)っ!!!」
ズダダダダダダッ!!
アババベッブゥ~!?
『櫂斗さんがストレートパンチを放ったら、作者さんの身体に無数の銃創が!?』
「ふぅ…悪(作者)は滅びたww
…ちなみに霊体銃闘技(ソウルガンシュートアーツ)はGODAGANの銃闘技(ガンシュートアーツ)を参考にしているが、銃闘技で似た技を使うこともあるからな。」
『…さ、作者さんにこんなことして良いのね?』
「大丈夫大丈夫、次回になったらケロッとして戻ってくるからな(笑)
それじゃあ次回も楽しみにしててくれ!!」
『感想・コメントも待っているのね!!』