気づいたら一歩だった   作:konya

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とりあえず続けた


試行錯誤と疑心暗鬼と答え合わせ

目が見える様になり、声が聞こえるようになり、喋ることができる様になり、食事ができるようになった。

 

どうやら俺の名前は一歩というらしい。

 

名前の由来を聞かされた時は、過度なトレーニングで自滅した俺には効いた。

 

今まで異世界か外国語だと思っていたのは、認識できていなかっただけで日本語だったようだ

 

肉体に精神がひっぱられているのか感情が豊かで制御ができない、親の愛情を凄く感じて満たされている自分がいる。

 

前世では膝の故障から家族間の会話がどこかぎこちなくなり、友人関係も一線をひいた様な関係になっていて社会に出てからは一人暮らしを選択して残業による残業で連絡も取らなくなり自分の事しか考えなくなっていた。

 

前世に帰りたいかと言われれば答えは否

 

心残りがあるとすれば両親の事だが俺とは距離感ができたものの

夫婦仲は良かったはずだ。

 

前世でできなかった恩返しを、今世の親に返したいと思える程には気持ちを整理する年月は経過している。

 

会話しても自動翻訳されているかの様に、子供らしい会話や仕草になり

 

某骨の人を思い出して体が震えたなぁ(遠い目)

 

目が見えない頃は、とにかく五感で感じとれる物を必死で模索していた

 

転生なんていう不思議体験をしている身としては、何があっても不思議ではない

 

目が見えるようになったら動体視力を鍛えた

 

DVA動体視力(横方向または上下方向に動くものを見る力)

 

DVA動体視力が良いという場合、動いているものに対する予測が正確で、予測した地点への目線の移動が早ければ、高速で動くものも正しく認識することができるらしい

 

KVA動体視力 (近づいてくるモノを正確に見る能力)

 

目のレンズである水晶体の反応速度が重要になり、水晶体のピント調整をいかに素早くできるかで、前後に動くものを正確に認識することができるかが決まってくるらしい

 

テニスでプロになろうとした時にアメリカで教わった知識だ。

 

おかげで首がすわっていないにも関わらず、日光を浴びなければ見えないような埃は数が膨大だが、目で追えるだけの数は集中して目で追った。

視界に入った蚊は体は追いつかないが保護色に紛れても見失わないレベルまで鍛えられた。

 

行動するまでの3つのプロセス

 

「見る」⇒「判断」⇒「動作」

 

反射神経が良いと言われているのは、この3つのプロセスのうち見てから判断するまでに要する時間が短いため、脳の判断や指令を待たずに無意識に動いているかのように素早く行われる動きらしい。

 

動体視力を鍛えることで、モノを素早く正確に見ることができるようになり、判断に必要な情報が素早く伝わるため、動きをスピーディーに整えていくことができるようになると前世で教わった。

 

体が動く様になってからは、赤子の体の柔らかさに驚いた。

 

一度怪我をしている身としては、柔軟性や体の関節の可動域の重要性を十二分に理解している為、この体が宝物の様に感じられた。

 

この世界がどういった世界かを理解するまで

それはもう酷い中二病の様な体験をいくつも経験した物だ

 

海が近く、潮の香りがするだけで、魔法があるかないか、現地が沖縄かどうか、海賊なんて物騒な存在もいないと知った時はどれ程安心したものか(笑)

 

歴史もアメリカに敗戦した経緯もあるらしく、怪異や異種族なんて物も存在しない。

 

前世と同じく普通な日本だと思っていた。

 

そうなんです、思っていたなんですよ(泣)

 

今まで名前でしか呼ばれていなかった事もあり、異世界を警戒しすぎていて自分の苗字に全く警戒していなかった。

 

俺の苗字は幕之内だった。

 

灯台下暗し、俺が疑心暗鬼になりすぎていなければ、すぐに気づけていた事

 

どうやら某ボクシング漫画の世界の主人公になっているらしい

 

2chにスレたてようかなぁ(現実逃避)

 

このままじゃ駄目だ

 

俺に愛情を注いでくれている両親を失いたくない

 

はじめの一歩の原作知識はあるけども、父親が亡くなる時期なんてわからない。

 

好きな漫画で、細かい描写や主な登場人物の特徴は覚えているのに、明確な時期がわからない

 

思い出して連想させられるのは

一歩が小学生か中学生の頃からボクシングを始めるまで、いじめられていた事と、小さいながらもハッキリとした意思を持って、堤防で父親の帰りを待っていた描写がきっと関係しているだろう。

 

原因は台風なのか?海が荒れていて漁師仲間で商売敵?友人なのか知人なのかわからないが人助けをして亡くなる話だったはずだ

 

原作ブレイク?ボクシング?関係無いね

 

俺の夢は決まった!

リカルドマルチネスを倒して、記録を塗り替えて、釣り船幕之内を有名にしてやる。

 

こっちは某墳墓に情報源として体の中を喰われて回復されての死が褒美とかいうブラック企業に永久就職まで想定していたんだ

 

ボクシング経験はないが体の鍛え方はわかる。

ただ原作の一歩は不器用だけど、誰よりも地味な練習をひたすら繰り返してのボクシング馬鹿で、パンチドランカーになったんだったか疑惑だったかになって、トレーナーになるんだったかな?

 

俺の高校のテニスにかけた熱量と怪我が似てる様で似ていない。

俺は怪我でリハビリまでして復帰はしようと考えていたが、周りとのレベルに差が付きすぎていて、テニスとはきっぱり縁を切ったが、一歩はトレーナーになった。

 

推測だが、伊達さんとのタイトルマッチでパンチドランカーになっていたら一歩もボクシングからは縁を切るかはわからないが諦めがついていたと思う。

 

敗戦を糧にして、タイトルを取って、仲間の信頼を一身に背負って、どんどんボクシング脳になっていっていた気がする。

 

前世で2020年まで生きてきて今世では1973年生まれ

アドバンテージは十二分にあるし情報もある

 

ただボクシングの経験はないが、情報では知っている。

 

テニスのサーブは200キロもの速度だが、ボクシングのパンチの速度は40~50キロで、誰かが噂でアイツなら60キロでるんじゃないか?とかいうレベルだったはずだ。

 

テニスのサーブは速度が速いが、予備動作があり、予測が立てられて、距離もある。

 

ボクシングのパンチは予備動作が少なく、相手との距離も近くて、早いパンチだと体感で0.0?秒とかそんな数値だった気がする。

 

どっちも技術が高まれば高まるほどに、予備動作が少なくなり、予測がしづらいというのは同じだが、条件やリスクが違いすぎる。

 

テニスは試合時間での単純なスタミナ量では、減量もしないで済むので、自分でスタミナをコントロールして、勝負どころでスタミナや筋肉を酷使して勝負を仕掛けたりするが、怪我で引退はあっても、死なんてものは無いと思うがボクシングは違う。

 

鍛えてきたスタミナや筋肉を酷使して、勝負を仕掛けたりするのは似ているが、一発のパンチが原因で、相手のスタミナも気力も選手生命、最悪は障害や死まで想定しなければならないハードなスポーツだ。

 

父親の死亡フラグ回避、これすらもできないようじゃ不敗神話伝説のリカルド攻略なんて夢のまた夢になるだろう。

 

俺もこの愛情を注いでくれる両親に命を賭けてでも助けて原作ブレイクしてみせる。

 

まずはそれが俺のはじめの大きくて大切な一歩になるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




書きたい事を書いてみたけどどうもパッとしないしこれでいいのか?と思う

筆者が膝を怪我をしたのと結果を残したのは本当なんですが原因は全く違います。

中学の1年の頃に柔道で軽量級の県大会ベスト4まで行ったのですが市大会より上で県大会より下の一定地域内での無差別級での大会で偶然実力のある重量級の選手と試合をして投げられたのですが負けたくなくてポイントを取られないように受身も取らずに体を捻って右膝の一点で重量級の巻き込みの投げを喰らって膝の半月板損傷で足がロックされた様になり曲がらなくなり無理やり曲げても足を戻す動作の時に同じ場所でロックがかかり痛みも伴い手術してリタイアしました。

当時はリハビリとか色々と投げやりになっており治ったと思っていたのがたった一回の踏ん張りで痛みが伴う事が即発覚して帰宅部になりながらも一緒の部活の同期の人には中学の間だけですが応援とサポートをしておりました。
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