気づいたら一歩だった   作:konya

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単純に考えればなんとかなる?

色々と整理して考えてみても情報と武器が足らない

 

携帯なんてものもないし家の電話は黒電話だ。

 

今までは「お父さん」「お母さん」としか呼んでいなかったが

 

父の名前が一男 母の名前が寛子だった

 

家の稼業はまだ釣り船屋ではなく漁師をしているらしい。

 

偶然眠らない夜があって夫婦の会話を聞いてみると

 

漁師は仕事で何日も帰ってこないなんて事もあるらしく

儲かるかはわからないけど、これからは釣り船屋としてやっていこうと話合っていた。

 

あれから試行錯誤して、色々な船に乗せてもらって、浮き輪を置く程度の事しかできなかった。

 

それにしても父さんはどうみても強い(汗)

 

思いっきりじゃれあうつもりで、いきなり飛び掛っても、あっさり肩の上に乗せられて相手にもされていない。

 

原作の一歩同様に、足腰が異常に強いのだろう

 

大きな木が根付いている様に感じられて、体勢を崩すことができなかった。

 

とりあえず父さんを驚かせる事を第一の目標にしよう

 

俺にいたっては、あまり正座をせずに、柔軟しながら、ふくらはぎを鍛えている、ふくらはぎの筋肉があると膝への負担が減るというのは覚えているが、年齢と共に思い出せるのか前世で大事にしていた知識しか思い出せない、これも転生による弊害か?膝にも筋肉があってその辺りのバランスは思い出せないが万が一を考えて、違和感や筋が伸びているのを感じる程度にしか鍛えていない、日常生活で体の筋肉の使い方と、どこの筋肉が使われているのかを確認しながら生活している

 

本来なら体が柔らかく体重が軽い内に低い位置にロープでも吊って、その上を揺らしてもらいながらバランス感覚を鍛えたいが、子供のやる事でもないので木登りをして太い枝に飛びついたりしている。

 

そんなある日

 

事の発端らしき事件の兆候らしいものが訪れた

 

父親が帰ってきた。

 

「寛子!一歩ぉっ!!」

 

「見ろっこの船を!!」

 

「すごい!これ父さんの船なの!?」

 

「わははっそうだ!新品だ」

 

「帽子もな!」

 

そういうと優しい手付きで僕の頭に帽子を置いてくれた

 

「海に出るとなかなか帰ってこれねえからな 漁師は次回で終わりだ」

 

「一歩が弱っちいからよ、一緒にいる時間長くして鍛えてやんねえとな」

 

「これからいつも家にいるの?やったぁ!!」

 

素直に嬉しいと思う俺と、間違いなくこれが最後の漁になるだろうという俺の予感があった。

 

「釣り船屋ってのも儲かるかどうかわからねえけど、サラリーマンってガラじゃねえし」

 

「やっぱりオレは海から離れられねえし」

 

「協力するわ」

 

「僕もお手伝いする」

 

このまま出航させると間違いなく後悔する事になると思う。

 

「んー、今日は遠泳に出ると荒れるかもしれねえなぁ」

 

「気をつけてね」

 

「最後のお勤めだからな 大漁で帰ってくるぜ!!」

 

俺ははじめて両親に対して意見を言った

 

「お父さん、お母さん、海は間違いなく荒れる!!」

 

「わかるんだ、僕、海を空や風を毎日感じていて、今日はとても嫌な予感がする」

 

「今回の遠征だけでもいいから少し短い遠征距離にしてよ!」

 

俺は泣きながら必死に説得した。

 

「これから新しい釣り船幕ノ内を始めるのに、お父さんが万が一いなくなっちゃったら、僕もお母さんも…グスっ」

 

「それに僕は父さんを尊敬しているけど、同時に追いついて、いつか越えたいと思ってる!」

 

「それに僕にはもう一つ夢ができたんだ、まだ形になってないけど、釣り船幕ノ内を有名にして見せる!」

 

「俺は一歩の事を子供だと思っていたが、ちゃんとした考えをもっていて、思ってたよりしっかりしているんだな」

 

「そうね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どこかで話を進めないと原作までが遠い(遠い目)
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