気づいたら一歩だった   作:konya

7 / 16
ボクシング脳

10歳になった

 

ボクシングの本を買ってから毎月購入する様になって

 

今では僕の影響も少しはあるのか父さんが買ってきてくれるようになっている

 

テレビでも稀にボクシングの試合があると父さんと一緒に盛り上がる事があるが母さんは何がおもしろいのかさっぱりという感じだ。

 

父さんと一緒にボクシングもどきのマスボクシングをやっている程度なら良かったのだが僕がもっと本格的にやりたくなって

ゴーグルを付けて安全にするからタオルで鞭みたいに顔を打ってもらうまでエスカレートした時だった

 

最初の頃はよかったのだが僕が怪我をせずに喜んでやっているのを見て

父さんも少しずつノリノリになってタオルを強くしなられせ結構本気で打ち込んだんだと思う

 

顔に当ってミミズ腫れみたいな痣ができて母さんが怒った

 

怒った母さんはそれはもう怖かった

 

「何てことをしてるの!」

 

と鬼気せまる勢いでやってきて

 

母さんが父さんのタオルを奪うと父さんにタオルをしならせて叩いた

 

親子揃って母さんの前で正座して二人揃ってミミズ腫れの痣ができた

 

家の中で一番強いのは母さんだった

 

反省はしているが後悔はしていない

 

僕は発展系でゴムチューブでも結びつけて伸びるパンチ対策を考えていたからだ

 

もちろん怖くて口にはだしていない

 

練習は続けたかったのでタオルを軽くならと必死に懇願して一応許可はもらえたがしばらくは様子見だ

 

言わずとも父さんもしばらくは強く打ってこないだろう

 

ボクシングといえば現フェザー級チャンプは伊達さんだった

 

本でしか見た事がなかったが実際に見るとイメージと全然違ってみえた

 

感想は勢いに乗ってて普通に強いだ

 

イメージではもっと凄みもあって巧さを感じさせるボクサーだ

 

そういえばリカルド戦で天狗の鼻を折られた気分だったとかなんとかいう描写が書かれていた気がする

 

普通に強いとかいう評価をする僕も天狗になっているのだろうとは思うが早く大人になって挑戦したいと血が滾る

 

学校では体育の授業以外は本当に退屈だ

 

椅子に座りながらも足の親指を軸にしてつま先で内に外にと体の動かし方をチェックしている

 

体育の授業では壁を使って三点倒立をしたのだがどうもこれをすると肩に変な筋肉ができそうな気がする

 

学校では体育の授業以外では余り喋らない優等生というイメージなのかな?自分ではそういう生徒のつもりだ

 

この体に転生特典なんて物があるとすれば前世の知識と体に精神年齢がひっぱられて歳相応の喋り方ができる自動変換だと思う

 

もし僕の他に不思議体験をしている人がいてそれが同じ階級のボクサーなら恐ろしいと思うがこんな修羅の道に進む不思議体験者なんていないと思う

 

僕は後悔してないが実際2歳の頃に海に飛び込んだ時に死んでてもおかしくなかった

 

前世と比較しておかしいと感じるのは2歳児がしっかりとした意思を持って喋れるのかと疑問に思う

 

前世では2歳の記憶など一切覚えてないのでわからないがそんな子はいなかったはずだ

 

きっとこの世界では普通なんだろう

なんでも前世と比較して考える癖はやめよう

 

前世の常識で考えると千堂さんを筆頭に考えて日常的に暴力を振るう鷹村さんはチャンピオンにはなれないだろう

 

あぁ 早くボクシングをやりたいなぁ…

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。