いつ来ても慣れないこの気候、蒸さないと思わせておいて時期によってはそんな印象を嘘だと、虚構だときっぱり言い切ってしまう、それがオデッサ。辺り一帯の砂漠と熱気により前方がゆらゆらと揺れるが、作戦域待機のMSの中にいては、最低限の冷房のおかげで倒れはしないが、暑いものは暑い。もっとも、俺たちはそれでも前線にでなくてはならないのだが。最前線は戦車隊、その次に俺ら雑兵MS隊。戦車隊の皆に申し訳ないと思う。
今、地球全土、いや宇宙にまで規模を伸ばした、人類の進化と変わらぬ腐れた根元を
無線「聞こえてるか?MS37隊?」
コックピットに設置された無線連絡用の中継機を介して、俺のつけたインターフェースに、無線連絡兵の声が届く。
「ああ、始まったか?」
無線「ああ、その通りだ。おそらく、このオデッサ攻略に、お前らは駆り出されるはめになりそうだ。以上」
なんとなくそんな気はしていた。あんなのに戦車でどうするって話だよ
「移動を開始する。第37機械化混成部隊、出撃だ。ライダー1からライダー4、機体の状況、並びにコンディションを報告してくれ」
まだ攻撃命令はでていないが、ものの数分ででるだろう。あの鉱山基地に、二種以上の新型がでているのは間違いないだろうし、現に青い新型がでてきたと報告されている。
なぜだろうか、機動力でならこちらの方が上手に立てているはずなのに、恐怖を感じる。なんだっていうなら、ガンダムタイプだって参加しているはずだ。
シノ「こちらライダー2、陸戦型ガンダム、オールクリア。命令はでてないのよ。なにを考えてるの、兄さん?」
アレック「こちらライダー3、陸戦型ジム、オールグリーンだ。小僧、考えることが増えたからといって、戦闘体制をとった上での思慮は大抵の場合死に直結することになるぞ」
ユウキ「はいはーい!ライダー1、パワード・ジム、準備できたよー!隊長、もしかしてまたボクのこと考えてたの~?えっち~」
マーリー「こ、こちら、ライダー4、オール、クリアです…あっ、ええっと、ジ、ジム改です!ごめんなさい!」
「了解。気にするな、ライダー4、報告をまとめる。欠員、ライダー5。以上。こちらライダー0、皆に同じく、ジムカスタム仮称型、オールクリアだ。」
この戦闘について考えていると、妹のシノ含めた現段階の部下4人がチェックを終え、俺に報告する。
俺の乗る、パワード・ジムを細くしたようにも見えるこの機体、正式に採用されれば、ジム・コマンドと呼称されるらしい。
それでも、ガンダムタイプの膝丈程の性能には留まるだろうが。
今回、オデッサは広けた場所であるため、武装はフル且つ移動拠点の少し前のみに進攻する。挟撃、奇襲などの危険はあるが、今はこれが少なくとも最善手だろう
「それじゃ説明する。今回は、陸戦型ガンダム、パワード・ジム、陸戦型ジムがこの部隊の主火力を担当する。乃ち、ライダー1、2、3が俺とライダー4のすぐ真後ろにつく。基本的にはライダー4が護衛を担当し、俺が先駆けして注意を引き、また、お前らへの攻撃に対しての抑止力として動く。貴重な長距離ビームを有するガンダムを最優先で守れ。また、ライダー3はある程度前にでて、
我ながら三機ではなく三人というあたりに弱い甘さを感じとる。勿論、ベテランのライダー3ことアレックは呆れて唸っていた。
短いね。まぁ頑張ります