第37機械化混成部隊   作:ちりめ

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モビルスーツ開発順としては、
陸戦型ガンダム
陸戦型ジム
ジム改
パワード・ジム
ジム・コマンドの順で、なんやかんや一番高い性能を誇る陸戦型ガンダムはMS戦争初期の機体だったりと、部下がよく恵まれた試験部隊とは思えない豊富っぷり



パイロットとしてのプライド

第一次作戦報告。オデッサ鉱山基地攻略作戦、第一優先項目。ジオン勢の新型MSと会敵。地上で作られた機体と推定される。高い機動力を誇る一方、ザクのような汎用性は持ち合わせず、一貫した開発系統によるものと思われる。確定していない要素が多く、現段階、これ以上の情報は不確定要素であるため、記述は控える。また、今後としての情報的優位は低いため、一応の記述である。近接を主に置いた、青い機体である

 

(来る…)

 

そう思うとほぼ同時に、敵機は加速して近づいてくる。速い……そう思うのも束の間で、相手は左手を前に出し、太い左腕を突き出してくる

 

「……っ!バルカンっ?!」

 

反射的にシールドを前に出して脚をさげ、バックパックを軽く吹かし、数秒後の衝撃に備える

 

「っつぅ!」

 

ある程度予想していたとはいえ、複数の軽い衝撃と共に大きな岩の塊がぶつかったような感覚が襲ってくる。そのせいで、それなりの鈍い痛みが背中に集中して広がる

 

(こいつ…ヤバイッ!逃げ場がない!)

 

その姿勢からシールドを前に押し出し、タックルをかけてきた敵機を弾きながら100mmマシンガンを捨て、サーベルに持ちかえる。サーベルを一振りしてシールドを左半身を守るように構え、応戦の意を示す

 

「ほう……中々の判断力だな」

 

突然、聞き慣れない声が機内の無線音声に入り込んできた。どうやら相手がこっちにコンタクトをとっているようだ

 

「何の真似だ?俺は敵だろ、楽しい世間話をする相手にしちゃぁやぶさかじゃないか?」

 

俺の返事を聞いたであろう肝の据わった、或いは命乞いをせんとする愚か者、もしくはそれ以外の何かなのだろうか?は、かなり低く、少し枯れた声で笑いだした

どこまでも愉快と言わんやばかりに

 

「小僧、判断力や実力、小話まで優れているとは、是非とも、我が隊や側近に欲しい人材だ」

 

「おあいにくさまだな、俺は確かに宇宙出身だが、今となっちゃこの有り様の通りでね。こういう時の自己紹介は、話しかけた奴から話すのが道理というものでは?」

 

「ふむ…。賢いな。良いだろう、私はジオン公国軍大尉、ランバ・ラル。ジオン・ダイクン様にお仕えした者だ」

 

アレが噂の青い巨彗…予想はあっていたとも言えるが、外れて欲しかったのが95%の本音だ

 

「そんなお方が、わざわざこんなとこまで部下のスカウトに?冗談キツイぜ、御大将」

 

「本来なら、いかにもと笑い話にしたいものだが、生憎にも、ここの防衛のために、そちらを仕留めさせてもらわねばならんのだ」

 

そう言うなり、巨彗は俺の返事も聞かずに突っ込んできた

 

「ちぃ!」

 

俺はサーベルを持つ右腕を上げ、戦闘態勢に入る。今度は奴の右腕に例の鉄剣が握られていて、それを加熱しているのだろう。オレンジ色に光り、熱に反応する金属分子独特の音を放ちながら、一気に距離を詰めてくる

 

バチンッ

 

軽い熱同士の反応音と、それに見合わない重い刃のぶつかり合い、そして、それをいともせんと躯を近づけてくる青いカラーリングの巨体。あからさまに俺のジムのパワーを越えている

 

「返事くらい、させろよ!」

 

正直、自分でもしょうもないと思う掛け声と共に、これ以上のパワー負けを相手に見せないようにするのと、ジリ貧でやられるわけにはいかないことも相まって、相手を振り払って、そのままサーベルを縦に振り下ろし、距離をとろうとするが、逆に相手はそれを鉄剣で受け止め、コックピットを潰そうとしているのか、左腕を振り上げた

 

「都合の悪い奴だな……!」

 

一心不乱に相手に向けて頭部バルカンを放つ。流石の相手も、これは部が悪いと感じたのか、大人しく引き下がり、俺たちの読み合いが始まる

 

「お前の才能もさることながら…しかし、いいか、ここまで勝負になっているのは、あくまでもそのモビルスーツの性能の高さも深く関わっていることを忘れるな」

 

「なんだい、勝ち誇った敗者へのアドバイスのつもりかい?それとも、ただ動揺を誘うための心理的な繰り言か?」

 

「どのようにとろうと、それは生き残った方にしかない特権だ!」

 

その一言と同時に、相手の左腕に内蔵されていた、これまた太いワイヤー?のような物を射出してきた

 

「?!」

 

危険だと本能が示し、思わずたじろぐが、それでもなんとかシールドを前に出し、それを弾く

 

「なんなん、だ?!」

 

その時、左腕に入るはずの出力がオーバーヒートを起こしていることを示す、機体状態メーターに映った簡易なジムの左腕が、オレンジ色に点々光り始めた

 

「電流かよ…」

 

「やはり、賢いな。このまま成長すれば、良いパイロットになるだろう。その目を大事にしろ、小僧」

 

「だが、ここで生かしてやるつもりはないんだろ、あんた?宇宙生まれだけを理由に生かしてくれる理由なんてちっぽけもないもんな」

 

「ここもまた、奇縁たるものよ」

 

「ほざけってんだよ、開戦当初からザクよりも優れた高機動型に乗ってたあまちゃんがさぁ!」

 

機体の回路を左腕だけ予備の二番回路に回し、復旧を見せないように動かさずに立ち位置を変更する

 

「ふむ…なにか、策でもあるのか?先程から動かない部下に、私を討つよう命じるかね?」

 

「それだけできりゃ一隊長として、出世も夢じゃねぇな」

 

「ならば、違うと?」

 

「部下を、モビルスーツの戦術的価値を、ここでできる限り値下げさせずに前線に持ってくのが、今の仕事なんだよ…てか、俺のやっすいプライドなんだわ、この現実はよ」

 

「しかし、そうであったとしても、物量の連邦、いかにここで抑えようとも、お前達以外の者でも、それに見合った仕事は果たせよう」

 

「そう、そうだろうな。でもよぉ、どいつもこいつもそんな腐れきった、ねじまがった考えで動いてやがるから、勝てねぇんだよ!死ぬんだよ!どれもこれもあれもそれもさぁ!?」

 

「……優秀で、勇敢ながらも無謀よ」

 

「そいつぁどうも……数だけなら連邦のお得意様なんだよ。ここであんたは押さえさせて貰う」

 

「……ふむ……」

 

突然、相手は、俺らの進んできた方向にモノアイを動かした後、新型だからこその、凄まじい跳躍を見せ、後方の岩場に立ち、そこで言い放った

 

「時間切れだ、小僧。また会うことがあれば、その時こそ我が命日たるにふさわしくあれ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二次作戦報告。青い新型の搭乗者は、青い巨彗、ランバ・ラルと発覚。我々は、奴と会敵することとなったが、全機に損傷はなし。また、高コストながら、回路切り替えの有用性、並びに、高い戦闘継続能力、離脱能力を証明する結果となった。そして、我ら地球連邦軍における、MS搭乗者の養成に、今後更に強化する方針を推奨したい。これにて、オデッサ鉱山基地攻略作戦第二次作戦報告を終了する。以上




表現力をクソにしたら誰でも書ける内容をダラダラと書いてるだけなのになぜ遅いのか?気にしてください。生ぬるい視線を送ってもはやくはならないけどね
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