この家に来てみんなと再会出来てから随分たった気がする。まあ実際かなりたってるけど
「……こんな月がきれいな夜空を見ていると思いだすわぁ…」
1000万年程前の事…
暗い…辺りを見渡しても暗闇だらけ、それに私以外誰1人いない…寂しい……
「う…うう…」
「あ、気が付いたか?」
「あな…たは?…」
「僕はジュン、しがないドールさ」
「ドール…私と同じ…」
「そうだな、君も僕もドールだ、だがただのドールじゃない」
「どう…言う…事?…」
「まあ、とりあえず君に会わせたい人がいる、これを観てくれ」
ジュンはテレビ電話の画面を付けた
「おおジュン、その娘が見つけた娘かい?」
「はい、父さん」
「ジュンの…お父様?」
「ああ、儂はガンダー、ジュンのうみの親だよ」
「ガンダー様…貴方に聞きたい事があります…私は…何者ですか…」
「うむ、君はローゼンメイデンと言う儂の助手だった者に作られたドールだ、だが…奴は君や他のドール達を作りあげたが…どれも満足のいく仕上がりにならず、放置したらしい」
「……酷い……」
「父さん、あの事は水銀燈に話すつもりですか?」
「ああ、水銀燈よ、よく聞いておくれ」
「はい…」
「君達ローゼンメイデンは、アリスと言う究極の少女になるように、君の妹達と殺し合いであるアリスゲームと言う物を君の父親は望んでいる」
「アリス…ゲーム…」
「しかし、君には、そんな事はして欲しくはない」
「解りました…私は…アリスゲームは…したくないです…」
「そうか、ありがとう」
「それでは父さん、また何かあれば連絡します」
「ああ、頼んだよ、ジュン」
「さて、水銀燈、君はこれからどうする?」
「……私には行くあてがないわ…貴方と一緒に居てもいい?…」
「ああ、勿論いいよ」
「ありがとう…ジュン…」
それからは私はジュンと一緒に過ごす事になった。
アリスゲームや今の事を詳しく教えてくれたり…
うまく歩く事が出来ない私を歩く事が出来るまで付き合ってくれたり…
そんな事が続いている内に私はジュンの事が男の人として好きになって、彼の為に料理をしたり掃除をしたりして彼の手伝いを進んでやった、毎日が幸せだった。
でも、あんな事が起きるなんて……
「ジュン?何処?出掛けてるのかしら……」
ドガーン!!
「!?今の音は!?」
私は家から出て音が起きた場所まで行った、そこには…
「ジュン!!」
「水銀燈!来るな!…」
「あら?貴方が水銀燈なのね」
「……何者?」
「私は真紅、誇り高きローゼンメイデンの第5ドールよ」
「ローゼンメイデン…」
「水銀燈…逃げろ…」
「煩いわね」
「うぐ!?」
「やめて!!ジュンを蹴らないで!!」
「ならば、貴方のローザミスティカをさっさと渡しなさい」
「駄目だ…水銀燈…言う事を…聞いちゃ…駄目だ……」
「ジュン……」
ジュンをこんな目に……許さない………
「はあああああああ!!!」
「な…何!?」
「だあああああああ!!!」
私はそいつの両目をおもいっきり引っ掻いた、そいつの両目には醜い傷が付いた
「き…貴様ああああああああ!!!!よくも…私の目をおおおおおおおおおお!!!!」
「今だ!オラァ!!」
「ぐ!?」
「水銀燈!逃げるぞ!」
「え…ええ!!」
ジュンの家
「そうか、ついに始まってしまったのか…」
「はい、申し訳ありません…」
「お前が謝る事はないよジュン……」
「父さん!?」
「……どうやらテレビ電話の寿命が来たようじゃな…恐らくもう会う事は出来ないじゃろう…」
「父さん!僕は必ずしアリスゲームを終わらせてみせます!」
「ああ、勿論儂もそう信じているよ…さらばだジュン…儂の……世界の希望…………」
「……」
「ジュン…」
「…月が綺麗だな」
「…そうね」
現在
「ふう…」
「水銀燈、珍しいな、こんな夜遅くに」
「ジュン、ええ、ちょっと月を見ててねぇ」
「月を?……綺麗だな」
「ええ、もう寝る事にするわ」
「ああ、お休み」
「ええ、お休み」
作者のMPです。ガンダーはライト博士だと思ってくれればけっこうです