ラブライブ!Boyz&Girls School   作:のがっち

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最近暑くなってきましたね。
急な温度変化を気にしながら水分補給を忘れずに。
それでは、本編スタートです。


#12:ワンダーゾーン

前回のラブライブ!

 

オープンキャンパスの結果が悪いと廃校にせざる終えないと理事長に言われた穂乃果達と紘汰達。何とかオープンキャンパスに行われるライブまでにダンスの振り付けをマスターしようと、穂乃果達と紘汰達は絵里に頼んでダンスのコーチをさせてもらう事になった。絵里の厳しいスパルタのレッスンに誰一人として止めずに続けた。その熱意に答えた絵里は希と共にμ'sのメンバーに入ると同時に士と翔太郎がサポートメンバーに入り、それぞれ9人ずつとなりオープンキャンパスライブも無事成功に終わった。

 

 

それから一週間後、放課後では部室へと向かっていた海未達と紘汰。

 

海未「オープンキャンパスライブ、成功したみたいですね」

 

ことり「うん。これで廃校が無くなればいいんだけどね」

 

紘汰「大丈夫だって!みんな頑張ったンだから、絶体廃校なんて無くなるよ!」

 

穂乃果「ことりちゃ~ん!海未ちゃ~ん!紘く~ん!」

 

いきなり後ろから嬉しそうな表情で紘汰達に抱きついてきた穂乃果に紘汰達はびっくりする。

 

紘汰「うわぁ!?どうしたんだよ?穂乃果」

 

穂乃果「ビックニュースだよ!」

 

ことり「ビックニュース?」

 

穂乃果「とにかく部室に行こう!」

 

穂乃果は紘汰達の手を握って部室に向かうと、部室には花陽、凛、晴人、弦太朗がいた。花陽は部室に来た紘汰達にある報せを伝えた。それはオープンキャンパスの結果の事であった。

 

花陽「オープンキャンパスの結果、廃校からの段階は様子を見てからということになるそうです」

 

海未「それって、つまり…!」

 

ことり「見学に来た子たちが興味を持ったって事?」

 

紘汰「おー!やったな!!」

 

穂乃果「うん!でも、それだけじゃないんだよな~♪」

 

穂乃果は向かいのドアを開けると、そこには空き部屋があった。実は、生徒会からの許可によりアイドル研究部の部室がさらに広くなったという。

 

穂乃果「いや~、良かった!良かった!」

 

絵里「安心している場合じゃないわよ。生徒が増えない限り、廃校の可能性があるから頑張らないと…」

 

海未「うっ……ぐすんっ」

 

晴人「あれ?海未ちゃん、なんで泣いているの?」

 

海未「嬉しいんです!まともな人がやっと現れたことに!」

 

凛「それじゃ凛達、まともじゃないみたいじゃん…」

 

翔一「まあ、殆どまともじゃないからな…」

 

希「ほな、練習始めようか?」

 

ことり「あっ、ごめんなさい。私、今日はちょっと…」

 

弦太朗「用事か?」

 

ことり「うん。ごめん、また明日!」

 

ことりはそう言うと、部室から出ていき帰っていった。その時、穂乃果達はまだ知らなかった。ことりはある秘密を隠していた事を…

 

 

 

   〜〜〜〜〜***〜〜〜〜〜

 

 

 

それから練習をする中、穂乃果達はスクールアイドルのホームページのランキングを見ると、そこには出場ランキングに近い50位と出ていた。

 

穂乃果「50位!?」

 

渡「スゴい!」

 

花陽「夢みたいです!」

 

紘汰「20位にだいぶ近づいたぞ!」

 

弦太朗「やったな!」

 

絵里「スゴいわね!」

 

海未「絵里先輩が加わった事で、女性ファンが増えたみたいです」

 

絵里「えっ、私が?」

 

穂乃果「あ~確かに、背は高いし、足も長いし、美人だし、何より大人っぽい。さすが3年生!」

 

絵里「止めてよ…///」

 

穂乃果の言葉に恥ずかしい表情を見せる絵里は目線を反らすと、紘汰達はにこの姿を見ていた。

 

紘汰(それに比べて…)

 

晴人(この先輩ときたら…)

 

翔一(なんか…)

 

にこ「…ん、何よ?」

 

紘汰「いや、何でも…」

 

紘汰達の目線に気になっていたにこは不満そうに目線を反らした。

 

希「でも、おっちょこちょいなとこもあるんよ。この間なんかお菓子の見せ物を本物だと思って食べそうになったし♪」

 

絵里「ちょっ、希!///」

 

士「お前にそんな一面があったとはな」

 

絵里「その話は止めて!」

 

穂乃果「でも私、そのスタイル目指して頑張らなきゃ!よーし、こうなればダイエットだ!」

 

凛「聞き飽きたにゃー!」

 

すると、教室から女性の声が聞こえて見てみると、そこにはヒデコ、フミコ、ミカが穂乃果達を応援していた。

 

ヒデコ「穂乃果~!頑張ってね~!」

 

フミコ「ファイト~!」

 

ミカ「μ's、応援してるよ~!」

 

穂乃果「ありがとう~!」

 

翔太郎「知り合いか?」

 

穂乃果「はい!ファーストライブの時から応援してくれてるんです!」

 

弦太朗「これだけ応援してくれてるんだ。ラブライブに出場出来るぜ!」

 

真姫「でも、ここからが大変よ。上に行けば行くほど、ファンはたくさんいるわ」

 

そう、穂乃果達μ’sのランキングではまだ50位なのでラブライブに出場する20位にはまだ程遠くかった。

 

穂乃果「そうだよね、20位か…」

 

絵里「今から短期間で順位を上げるには、何か思いきった手が必要ね」

 

にこ「その前にやることがあるんじゃない?」

 

晴人「やること?」

 

雄輔「…って、なんだ?」

 

 

 

   〜〜〜〜〜***〜〜〜〜〜

 

 

 

それから練習後、にこは全員を連れて秋葉原の人通りが多い場所に着くと、冬服とマスクとサングラスを掛けた暑い格好へと着替えた。

 

紘汰・雄輔「あぢぃ~よ~!」

 

穂乃果「スゴく暑いんですけど…」

 

にこ「我慢しなさい!これがアイドルとして生きる道よ。有名人なら有名人らしく街に紛れる格好ってものがあるの」

 

絵里「でも、これは…」

 

海未「逆に目立っているようでは?」

 

翔一「第一俺ら、有名人じゃないし。ランクが上がったからって、有名人になった訳じゃないし…」

 

真姫「バカバカしい!」

 

士「やってられるか!」

 

映司「にこちゃん、こんなのやる意味あるの?」

 

にこ「大有りよ!例えプライベートでも常に人に見られていると意識する。トップアイドルを目指すなら当たり前よ!」

 

穂乃果・紘汰「はあ…」

 

すると、向こうから花陽と凛が歓喜の声が聞こえて見てみると、そこには色々なアイドルのグッズなどが置かれていた。

 

穂乃果「何ここ?」

 

にこ「近くに住んでいるのに知らないの?最近オープンしたスクールアイドルの専門ショップよ」

 

絵里「こんなお店があったなんて…」

 

希「ラブライブが開催されるぐらいやしね」

 

士「にしては、随分派手な店だな」

 

翔太郎「まっ、アキバだしな。珍しくないだろ」

 

にこ「とは言っても、まだアキバに数件あるみたいだし」

 

紘汰「ふ~ん」

 

凛「ねぇ、見て見て!このカンバッチの子、可愛いよ。まるでかよちん!そっくりだにゃ!」

 

にこ「ていうか、それ…」

 

穂乃果「花陽ちゃんだよ!」

 

凛「えぇっ!?」

 

凛は花陽のカンバッチを見て驚く。だが、それだけではなかった。目の前にはμ's全員の顔などが写っているグッズが置かれていた。

 

紘汰「嘘だろ!?これ穂乃果達じゃねぇか!」

 

穂乃果「ううう、海未ちゃん!これ私たちだよ!」

 

海未「おおお、落ち着きなさい!」

 

穂乃果「みみみ、μ'sって書いてあるよ!石鹸売っているのかな?」

 

海未「ななな、何でアイドルショップに石鹸を売るんですか!」

 

にこ「退きなさい!あれ?私のグッズが無い!どういうこと!?」

 

翔太郎「おい、よく見ろ。あるじゃねぇか、お前のグッズ」

 

にこ「あった!私のグッズがあった!良かった…」

 

凛「あ、にこ先輩が泣いてる~」

 

にこ「うるさい!!」

 

海未「でも、こうやって注目されるのが分かると勇気付けられますよね」

 

絵里「ええ!」

 

花陽「うぅ…。嬉しいね…」

 

凛「かよちん、また泣いてる。泣き虫だにゃ~」

 

花陽が泣いている姿を見ていた紘汰は、横にいた穂乃果が何かの写真を見ていた。

 

紘汰「あれ?穂乃果、何見てんだ?」

 

穂乃果「この写真、ことりちゃんだよね?」

 

紘汰「ホントだ。しかも、メイド服まで着ている…」

 

すると、アイドルショップの出入口から聞き覚えがある女性の声を聞いた穂乃果達と紘汰達は近づくと、そこにはメイド服を着たことりの姿であった。

 

ことり「すみません!」

 

店員「はい、どうされましたか?」

 

ことり「あの、ここに私の生写真があると聞いて…あれはダメなんです!今すぐお店から外して下さい!」

 

店員「そ、そうなんですか!?すいません!今すぐ外しますね!」

 

ことり「ふぅ〜。これで一安心…」

 

穂乃果「あれ、ことりちゃん?」

 

ことり「はっ!?」

 

ことりはアイドルショップの店員にことりの生写真を外してほしいと頼み、店員はすぐにことりの要望を聞いて外して安堵の息を吐くが、近くにいた穂乃果がことりの名前を呼んで驚きを隠せずにいた。

 

海未「ことり、何しているのですか?」

 

晴人「しかも、その格好…」

 

紘汰「め、メイド…?」

 

ことり「……コトリ?ワット?ドナタデスカァ?」

 

凛「あっ、外国人にゃ!」

 

雄輔「すげぇ!俺、初めて会った!」

 

翔一(コイツら、マジでバカだ…)

 

ことりはガシャポンのケースで外国人のフリをした変装をするが、凛と雄輔以外はお見通しであった……当然だ。

 

穂乃果「ことりちゃん、だよね?」

 

ことり「チガイマス!ソレデハ、ゴキゲンヨウ~。ヨキニハカラエ、ミナノシュウ……サラバ!」

 

弦太朗「あっ、逃げた!!」

 

穂乃果「ことりちゃん!待ってよ!」

 

紘汰「おい、ことり!」

 

穂乃果達と紘汰達は必死に逃げることりを追いかけるが、途中で見失ってしまう。逃げ切ったことりは一息吐いてホットするが安心のつかの間、希と翔太郎が近くで立ち止まっていた。

 

希「見ぃ~つけた♪」

 

ことり「えっ、どうして…?」

 

翔太郎「この街は俺の庭みたいなものだからな。道筋は大体見当している」

 

ことり「そんな~…」

 

希「これ以上逃げると、その健やかな胸をわしわしするよ~」

 

ことり「ひ~っ!ごめんなさい…」

 

希と翔太郎に見つかったことりは逃げるのを断念して全員にことりがメイド喫茶でバイトしている店へと連れていった。

 

晴人「ことりちゃんがメイド喫茶のバイトをしていたの?」

 

花陽「しかも、このアキバで人気のカリスマメイド、ミナリンスキーさんだったんですか!?」

 

ことり「そうです…」

 

穂乃果「酷いよことりちゃん!そう言う事はちゃんと言ってよ!」

 

紘汰「よせ穂乃果、ことりだって言いたくて言えなかったんだよ」

 

穂乃果「言ってくれれば遊びに来て、ジュースとかごちそうになったのに!」

 

『ズコッ!!』

 

花陽「そっち!?」

 

穂乃果のボケに紘汰は思わずその場で転けて、花陽は思わず軽くツッコミをする。

 

絵里「じゃあ、この写真は?」

 

ことり「店内のイベントで歌わされて、撮影禁止だったのに…」

 

穂乃果「なんだ~。じゃあ、アイドルって訳じゃないんだね?」

 

ことり「うん。それはもちろん」

 

海未「でも何故です?」

 

弦太朗「隠すなんて、ことりらしくねぇじゃねぇか」

 

海未と弦太朗の疑問にことりは話した。それは、穂乃果達3人でμ'sを始めた時にメイド喫茶からバイトの勧誘がきて、最初は断ろうとしたがメイド服に魅了されて思わず入ってしまったという。

 

晴人「入っちゃったんだね…」

 

ことり「エヘヘ……でも、本当は自分を変えたいと思って…私、穂乃果ちゃんと海未ちゃんと違って何もないから」

 

穂乃果「何もない?」

 

ことり「穂乃果ちゃんみたいにみんなを引っ張っていく事も出来ないし、海未ちゃんみたいにしっかりもしてない…」

 

穂乃果「そんな事ないよ!歌もダンスも、ことりちゃん上手だよ!」

 

海未「衣装だって、ことりが作ってくれているじゃないですか」

 

真姫「少なくとも、2年生の中ではまともね」

 

ことり「ううん、私ただ二人に付いていっているだけだよ…」

 

ことりのうつ向く姿に穂乃果達と紘汰達は心配になった。

 

 

   〜〜〜〜〜***〜〜〜〜〜

 

 

 

次の日、絵里はメンバー全員を集めてアキバで路上ライブをすると伝えた。

 

紘汰「アキバで路上ライブ!?」

 

にこ「アキバといえば、A-RISEの膝元よ?」

 

士「唐突だな…」

 

希「それだけに面白いやん」

 

真姫「でも、ずいぶん大胆ね」

 

絵里「アキバはアイドルファンの聖地。だからこそ、あそこで認められるパフォーマンス見せれば大きなアピールになる!」

 

絵里がアキバで路上ライブする理由は、昨日訪れた秋葉原で何でも受け入れてくれると確信をついたからであると、絵里と話していた士と希はそう思った。

 

穂乃果「いいと思います!」

 

ことり「楽しそう!」

 

海未「ですが、すごい人では…」

 

にこ「人がいなかったら、やる意味ないでしょ?」

 

弦太朗「ああ!やるなら大勢の方がいいよな?みんな!」

 

雄輔「おう!その方がやりがいがあるぞ!」

 

凛「凛も賛成にゃ!」

 

花陽「じゃ、じゃあ私も!」

 

翔一「じゃあって…まあ、俺も反対はしないけど」

 

紘汰「決まりだな!それじゃ、早速日程を決めようぜ!」

 

絵里「…と、その前に今回の作詞はアキバにすごく詳しい人に書いてもらおうと思うの。ことりさん、どう?」

 

いつもなら、作詞担当は海未と決まっているが、絵里は今回の作詞にアキバに詳しいことりを推薦した。

 

ことり「えっ、私ですか?」

 

絵里「ええ。あの街でずっとアルバイトしてたんでしょ?きっと、あそこでふさわしい歌詞を考えられそうだと思うの」

 

穂乃果「それいい!すごくいいよ!」

 

晴人「俺もそれがいいと思うよ」

 

ことり「穂乃果ちゃん…晴人くん…」

 

海未「やった方がいいと思います。ことりなら、アキバにふさわしい良い歌詞が書けますよ」

 

凛「凛もことり先輩の甘々な歌詞で歌いたいにゃ~♪」

 

渡「僕も聞きたいです!」

 

にこ「ちゃんと良い歌詞作りなさいよ」

 

翔太郎「期待してるぜ」

 

映司「頑張ってね、ことりちゃん」

 

ことり「う、うん…」

 

それから、ことりは一人で必死に歌詞を作るが良いアイディアが出ずにかなり苦戦していた。

 

ことり「う~ん、良い歌詞が出てこない~…」

 

晴人「大丈夫?ことりちゃん。はい、少し甘い物を食べて落ち着こう」

 

ことり「ありがとう、晴人くん」

 

晴人はことりの歌詞作りをサポートするため自分の好きなドーナツのプレーンシュガーをおごった。晴人は色々と歌詞になるようなキーワードを選択するも、歌詞作りはいっこうに進まなかった。

 

ことり「やっぱり私には……」

 

穂乃果「ことりちゃん!」

 

ことり「穂乃果ちゃん…?」

 

穂乃果「こうなったら、一緒に考えようよ!とっておきの方法で!」

 

歌詞作りを止めようとすることりを穂乃果は海未達と紘汰達を連れてある場所へと向かった。そこは、ことりが働いているメイド喫茶であった。

 

ことり「お帰りなさいませ、ご主人様♪」

 

穂乃果「お帰りなさいませ!ご主人様!」

 

海未「お帰りなさいませ…ご主人様…」

 

ことり「可愛い~♪二人とも、すごく似合ってるよ♪」

 

海未「こんな事だろうと思ってました…」

 

紘汰「なあ、穂乃果と海未は参加するのは分かるけど、なんで俺たちまで?しかも、執事の格好って…」

 

メイド服に着替えた穂乃果達の横には執事の服に着替えた紘汰達もいた。

 

ことり「男の人が喫茶店をする時は執事って決まっているの。それに、店長も穂乃果ちゃん達と紘汰くん達を歓迎してくれるし」

 

晴人「それはまあ、嬉しいな…」

 

すると、入口から絵里達と士達が遊びにやって来た。ことりは来店した絵里達と士達を接客し始めた。座る席への案内、メニュー表のお渡し、お辞儀や言葉遣い、笑顔まで一つ一つの丁寧とした接客に絵里達と士達は魅了していた。

 

花陽「さすが伝説のカリスマメイド…!」

 

凛「ミナリンスキ~…」

 

雄輔「すいませ~ん!オムライスくださ~い!」

 

ことり「はい、かしこまりました♪」

 

ことりは雄輔が注文したオムライスを作り、玉子焼きの上にケチャップのイラストを描いて雄輔に渡した。

 

ことり「美味しいですか?」

 

雄輔「モグモグ……うんま~い!!」

 

翔一「うん!炒めたケチャップライスと玉子焼きが丁度いいバランスだ」

 

ことり「ありがとうございます!」

 

ことりがお店に来たお客さんと接客している頃、穂乃果達と紘汰達は洗い場にいた。

 

穂乃果「海未ちゃん!さっきから海未ちゃん皿洗いばっかり!お客さんと話してきなよ」

 

紘汰「そうだぞ!弦太朗なんかリーゼントの執事として目立ってるけど、人目気にせずやってんだぞ!」

 

海未「し、仕事はしています!そもそもメイドというのは、こういう事をするのが常識です」

 

穂乃果「屁理屈言ってる」

 

ことり「海未ちゃん、この皿の洗い物もおねが〜い」

 

海未「あ、はい!」

 

ことり「あっダメだよ、海未ちゃん。ここにいる時は笑顔を忘れちゃダメ」

 

海未「し、しかし…」

 

ことり「お客さんがいない時でも、そういう心構えが大事だよ」

 

海未「はい…」

 

 

 

   〜〜〜〜〜***〜〜〜〜〜

 

 

 

それから、お店は閉まり後片付けを始める穂乃果達と紘汰達。

 

穂乃果「ことりちゃん、やっぱりここにいると、ちょっと違うね」

 

ことり「えっ、そうかな?」

 

紘汰「ああ、別人みたいだったぜ。いつも以上にイキイキしてたしな!」

 

晴人「ああ、俺もそう思う」

 

ことり「うん。なんかね、この服を着ると出来るっていうか、この街に来ると不思議と勇気がもらえるの。もし、思いきって自分を変えようとしても、この街ならきっと受け入れてくれる。そんな気持ちにさせてくれるんだ。だから好き!」

 

すると、穂乃果は先ほどことりが言った言葉に気がついた。

 

穂乃果「ことりちゃん、今のだよ!」

 

ことり「えっ?」

 

穂乃果「今、ことりちゃんが言った事をそのまま歌にすればいいんだよ。この街を見て、友達を見て、色んなものを見て、ことりちゃんが感じた事、思った事、ただそれをそのまま歌に載せればいいんだよ!」

 

それから、ことりは作詞のノートに歌詞を書いて、曲名『Wonder zone』が完成した。そして、路上ライブの当日はμ's全員がメイド服に着替えてライブを行い、成功に納めた。

その後、穂乃果達と紘汰達は神田明神へと訪れた。

 

穂乃果「上手くいってよかったね。ことりちゃんのおかげだよ」

 

ことり「ううん、私じゃないよ。みんなのおかげだから、みんなで作った曲だから」

 

穂乃果「そんな事…でも、そういう事にしようかな」

 

紘汰「おい、穂乃果」

 

ことり「うん。その方が嬉しい!」

 

晴人「ことりちゃんがそう言うなら、まあいっか」

 

すると、穂乃果達と紘汰達の横から風が吹く音がしてその方向からは東京都の景色が灯されていた。

 

弦太朗「きれいな景色だな」

 

ことり「うん……あのさ、私たちっていつまで一緒にいられるのかな?」

 

紘汰「なんだよ、いきなり」

 

ことり「だって、あと2年で高校が終わっちゃうんでしょ?」

 

海未「それはしょうがない事です…」

 

そう、穂乃果達と紘汰達2年生はあと2年で高校を卒業する。例え今、廃校が無くなったとしても卒業する事に変わりはない。そう思った穂乃果だったが、暗くなる表情を見せなかった。

 

穂乃果「大丈夫だよ!ずっと一緒!だって私、この先ずっとずっとことりちゃんと海未ちゃんと一緒にいたいって思ってるよ。大好きだもん!」

 

ことり「穂乃果ちゃん…。うん、私も大好き!ずっと一緒にいようね!」

 

紘汰「俺たちもな!」

 

「「「うんっ!!(おうっ!!)」」」

 

そう穂乃果達と紘汰達は約束した。だが、6人はまだ本当の別れという過酷さと悲劇を知らなかった。あの1枚の手紙で運命が決まる事を……

 

 

To be continue!




次回のラブライブは!

穂乃果「先輩禁止!?」

希「真姫ちゃんも面倒な人やな〜って」

真姫「どうして私に絡むの!?」

紘汰「ここからは枕投げのステージだ!」

海未「覚悟はできていますね?」

穂乃果「生き残るには戦うしか!」

#13:先・輩・禁・止

青春スイッチ、オン!
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