ラブライブ!Boyz&Girls School   作:のがっち

13 / 13
お久しぶりの投稿です。

前回から3年以上かかり申し訳ありません…

またまた再開しようと思います。

出来たら年内までに一章を終わらせたいです。


#13:先・輩・禁・止

前回のラブライブ!

 

オープンキャンパスライブが成功し、何とか廃校を抑えることになった事に穂乃果達は安心していた。そんな中、ラブライブの出場の切符を得るために行動をしている間にことりがメイド喫茶のバイトを始めていた事が発覚。自分に磨きをかけることりに絵里は今度行うアキバでの路上ライブに唄う作詞をことりに考える事になったが、中々苦戦していた。しかし、穂乃果達と紘汰達の応援により作詞は完成し路上ライブも成功に終わった。

 

 

それから夏休みへと変わり、穂乃果達と紘汰達はいつものように学校の屋上を使って練習する事になったが、この日はかなりの猛暑で練習どころではない様子だった。

 

紘汰・雄輔「あぢぃ~よ~…」

 

穂乃果「そうだね~…」

 

翔一「こりゃ記録的な猛暑日だな…」

 

映司「おかげで屋上のコンクリートもすごい熱気を感じるね…」

 

にこ「ていうか、バカじゃないの!?こんな暑い中、練習だなんて!」

 

絵里「そんな事言ってないで、早くレッスンするわよ!」

 

花陽「は、はいっ!」

 

絵里は炎天下の中でも練習すると言い出すと、花陽は怯えた様子で返事をする。そんな花陽を見た絵里は…

 

絵里「あ、花陽。これからは先輩も後輩もないから、ね?」

 

花陽「…はい」

 

敬語を使う花陽に絵里はこの間から上下関係は無しと決めており、絵里は花陽に優しく接するが、花陽は言葉の慣れでまた敬語を発言する。すると、穂乃果がいきなりある提案を言い出した。

 

穂乃果「そうだ!合宿しようよ!」

 

にこ「はぁ?何よ、急に…」

 

穂乃果「いや〜!なんでもっと早く思いつかなかったんだろう!」

 

凛「合宿か…面白そうにゃ!」

 

希「そうやね。こう毎日炎天下やと、体に悪いからね」

 

渡「でも、何処で合宿するんですか?」

 

穂乃果「海だよ!夏だもん!」

 

海未「費用はどうするんですか?」

 

晴人「それに泊まる先も決めないと。合宿するなら、前もって予約しないといけないし」

 

穂乃果は何処か海のある合宿でやりたいと言い、皆は賛成するが、海未と晴人は費用や宿泊先を聞くと穂乃果は不安な顔になる。そして穂乃果ら紘汰とことりを連れて話しかけてきた。

 

穂乃果「ことりちゃんに紘くん、バイト代いつ入ってくるの?」

 

紘汰・ことり「えぇっ!?」

 

海未「ことりと紘汰を宛てにするつもりだったのですか?」

 

穂乃果「違うよ。ちょっと借りるだけだよ」

 

紘汰「そう言ってお前、前に貸した3000円、まだ返してもらってないけどなー…!」

 

紘汰の睨む顔に穂乃果は苦笑いしながら今度返すと言い張る。

 

穂乃果「そうだ!真姫ちゃん家に別荘とかあるよね?」

 

真姫「あるけど…」

 

穂乃果「本当!?真姫ちゃんおねがぁ~い♪」

 

真姫「ちょっ、ちょっと待って!どうしてそうなるの!?」

 

絵里「そうよ。いきなり押し掛ける訳にはいかないわ」

 

穂乃果「そう、だよね…アハハハ……」

 

真姫「…はぁ~、仕方ないわね。聞いてみるわ」

 

穂乃果「本当!?やった~!!」

 

穂乃果達の悲しげな顔に負けた真姫は全員を真姫の別荘へと招待する事になった。だが、これがただの合宿になるとはまだ誰も知らなかった。

 

 

 

 

 

     〜〜〜〜〜***〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

翌日、真姫の別荘へと向かうため、東京駅でメンバー全員で集まっていたが、その前に絵里から皆にある事を守ってほしい事があった。それは…

 

穂乃果・紘汰「えっ、先輩禁止!?」

 

絵里「前から少し気になっていたのよ。先輩後輩はもちろん大事だけど、踊っている時に気にしちゃダメだと思うの」

 

海未「そうですね。私も3年生に合わせてしまう事もありますし…」

 

翔一「俺もだよ。なんか礼儀正しくしないといけないなっと思ってさ」

 

にこ「そういう扱い全くしていないんですけど!」

 

凛「それはにこ先輩が上級生って感じじゃないからにゃ」

 

にこ「上級生じゃなきゃ何なのよ?」

 

凛「うーん…後輩?」

 

雄輔「背ちっちぇし」

 

穂乃果「ていうか、子供?」

 

紘汰「背低いもんな」

 

希「マスコットかと思ってた」

 

翔太郎「小っせぇだからだろ?」

 

にこ「どういう扱いよ!あと、サポートから毒舌が聞こえるんですけど!!」

 

穂乃果達と紘汰達のボケに、にこはツッコミを入れると、全員微笑みを見せた。

 

絵里「じゃあ、早速やるわよ。穂乃果!」

 

穂乃果「は、はい!いいと思います。え、え……絵里ちゃん!」

 

絵里「うん♪」

 

絵里は早速、穂乃果の名前を呼ぶと穂乃果は少し戸惑いながらも絵里の名前を呼ぶと、絵里は笑顔で返事を返した。

 

穂乃果「はぁ~、なんか緊張する~」

 

凛「次は凛にゃ!ふぅ~…ことり…ちゃん?」

 

ことり「はい。よろしくね、凛ちゃん。真姫ちゃんも」

 

ことりは真姫にも誰か名前を呼んでほしいと頼むが、真姫は全員からの視線に気まずく断った。

 

雄輔「言えばいいじゃんかー」

 

真姫「べ、別にわざわざ呼んだりするようなことじゃないでしょ?」

 

翔一「まあな…」

 

絵里「では、改めてこれより合宿場へ出発します。部長の矢澤さんから一言」

 

にこ「えっ!?に、にこ?」

 

合宿場へ向かう前に絵里はにこに出発前の挨拶を振らせると、全員がにこの方へと注目されると、にこは中央に立ち『しゅっぱーつ!』と普通に叫んだ。

 

穂乃果「それだけ?」

 

士「少っ…」

 

にこ「考えてなかったのよ!」

 

それから、穂乃果達と紘汰達は合宿先である真姫の別荘へと向かうと、そこには豪華で綺麗な別荘で庭にはハイビスカスが咲いていた。

 

紘汰「すげぇ…!」

 

穂乃果「スゴいよ、真姫ちゃん!」

 

雄輔「でけぇ~!!」

 

凛「さすがお金持ちにゃ!」

 

真姫「そう?普通でしょ?」

 

翔一(真姫にとって普通とは何なんだ!?)

 

真姫の発言に翔一は心の中でつっこむと、横にいたにこは悔しがる様な姿をしていた。よっぽど真姫に負けたくないらしい…

 

 

 

 

 

     〜〜〜〜〜***〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

一同は別荘内に入り、まず穂乃果、海未、凛と紘汰、弦太朗、翔一は二階の寝室へと足を運ぶ。

 

穂乃果「おぉ~!広~い!」

 

弦太朗「すげぇな!」

 

寝室の広さに一同は驚愕すると、穂乃果は先手を取るかのように茶色のシーツで敷かれたベットへ飛び込んだ。

 

穂乃果「ふかふか~♪それに気持ちいい~♪」

 

凛「凛はこっちで寝るにゃ!海未先輩達も早く寝る場所取ったほうが……あっ!」

 

凛は絵里が言った先輩禁止の事を思い出し、途中で海未達との会話を止めた。

 

海未「やり直しですね」

 

弦太朗「気にすんな凛。ドンと来い!」

 

凛「うん!海未ちゃん、弦ちゃん。紘汰くん、穂乃果ちゃん」

 

穂乃果「Zzz…」

 

海未・翔一「寝てる!?」

 

紘汰「早ぇよ!!」

 

その頃、ことり、真姫、にこと晴人、雄輔、映司は台所で立っていると真姫から驚きの言葉が飛び込んできた。それは、いつも料理人が調理してくれているということでことり達と晴人達は驚愕していた。

 

真姫「そんなに驚くこと?」

 

ことり「驚くよ。そんな人に作ってもらえるなんて…スゴいよね?」

 

雄輔「ああ。真姫の専属の料理人が作る飯喰いた~い!じゅるり…」

 

晴人「そこかよ。しかも、ヨダレ出てるし…」

 

にこ「へ、へぇ~!真姫家もそうだったんだ~!にこの家も専属の料理人居るのよね~。だからにこ、全然料理なんかしたことないにこ~」

 

ことり「へぇ~、にこ先輩もそうだったなんて!」

 

晴人「本当かな?」

 

にこ「本当よ!それに、にこ先輩って呼ぶんじゃなくて、にこにーって呼んで」

 

真姫(何よ、にこにーって…)

 

一方、リビングにいた絵里、希と士、翔太郎が練習場所を考えていた。

 

士「リビングで練習するのか?」

 

翔太郎「合宿に来たのに、外で練習した方がいいんじゃねぇか?」

 

絵里「海に来たとはいえ、あまり大きな音をたてるのは迷惑でしょ」

 

希「もしかして、歌の練習もするつもり?」

 

絵里「もちろん。ラブライブ出場1ヶ月切っているんだもの。気合い入れないと!」

 

士「お前、随分やる気だな」

 

絵里「士くんだって、本当はやりたくてサポートに入ったんでしょ?」

 

士「どうだかな…」

 

希「素直やないんやから、士っちは。それで、花陽ちゃんはどうしてそんな隅っこにおるん?」

 

リビングの隅っこでは、花陽がもじもじしながら隠れていた。

 

花陽「なんか広いと落ち着かなくて…///」

 

渡「可愛い…♡」

 

花陽「えぇっ!?」

 

 

 

 

 

     〜〜〜〜〜***〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

それから練習の時間が始まると、海未は全員の前で練習メニューとスケジュールを発表する。

 

海未「これが合宿での練習メニューになります!」

 

ことり「スゴい、こんなにぎっしり…」

 

晴人「海未ちゃんスゴいやる気だな」

 

海未が立てたスケジュールに全員は驚きもあったが、出来るかどうかの不安もあった。そんな中、穂乃果は海未が立てたスケジュールに不満をもっていた。

 

穂乃果「……って、海は!?」

 

海未「…私ですが?」

 

穂乃果「そうじゃなくて、海だよ!海水浴だよ!!」

 

紘汰「せっかく海の近くで合宿すんのに泳がねぇのかよ!?」

 

海未「ああ!それなら、ほら♪」

 

海未が笑顔で指を指した方向には、スケジュールに『遠泳』という文字が書かれてあった。

 

穂乃果「遠泳…10km!?」

 

にこ「その後、ランニング5kmって…」

 

紘汰「トライアスロンかよ!?」

 

雄輔「あんた俺らを殺す気かっ!!」

 

海未「そのような事ではありません。最近、基礎体力を付けていく時間が減っています。せっかくの合宿ですし、ここで鍛えておかないと!」

 

絵里「それはそうかもしれないけど、みんな保つかしら?」

 

「「「絶対、全く、保ちませんっ!!」」」

 

海未「大丈夫です!熱いハートさえあれば!」

 

「「「そんなハートねぇよっ!!!」」」

 

海未のやる気に絵里や紘汰達は反論するが、海未のやる気は抑えきれず紘汰達は熱いハートならぬ、熱いツッコミをいれた。

 

にこ「やる気スイッチが痛い方向に行っているわよ。何とかしなさい!」

 

穂乃果「うん。凛ちゃん!」

 

凛「わかったにゃ!あ~!海未ちゃんあそこ!」

 

海未「え、なんですか?」

 

穂乃果「今だー!」

 

紘汰「逃げろー!!」

 

凛は海未に一瞬の隙を与えると穂乃果達と紘汰達は浜辺に向かって猛ダッシュした。

 

海未「あっ!あなた達ちょっと~!」

 

絵里「まあ、仕方ないわね」

 

海未「えっ、いいのですか?絵里先輩…あっ」

 

絵里「禁止って言ったでしょ♪」

 

海未「すみません…」

 

絵里「μ'sは今まで部活の側面が強かったから、こういう先輩後輩の垣根を越えた事も重要なことよ」

 

士「そういう訳だ。たまには、アイツらみたいに軽く考えるのも必要だ」

 

紘汰「おーい!みんなも早く来いよー!」

 

花陽「海未ちゃ~ん!絵里ちゃ~ん!」

 

絵里「は~い!さあ、私たちも行きましょう!」

 

絵里達は穂乃果達と紘汰達がいる浜辺へと向かうが、雄輔だけは別荘に戻ろうとしていた。

 

翔一「雄輔、何処へ行く?」

 

雄輔「へ?お、俺はリビングで涼みに…うおっ!?」

 

翔一「カナヅチなお前は特訓だ!!」

 

雄輔「ひっ!?ちょっ、やだぁぁぁあああ〜〜〜っ!!」

 

カナヅチな雄輔は翔一によって特訓に縛られるのを見ていた絵里達はただただ見つめていただけであった。

浜辺に来た穂乃果達と紘汰達は早速水着に着替えて海に入って水遊びを始めた。

 

希「お~!いい画が撮れとるよ~!」

 

希は水遊びをする穂乃果達をビデオカメラでPV映像として撮影していた。

 

翔一「頑張れ、雄輔!」

 

雄輔「む、無理だー!!溺れるー!!」

 

翔一「溺れねぇよ!!」

 

翔一はカナヅチの雄輔を泳ぎのサポートをしているところを凛達に笑われると、急に顔面から水しぶきを当てられた凛とにこ。その犯人はことりが笑顔でウォーターガンを使っていたのだ。

 

海未「…ちょっ、止めて下さい希せんぱっ……希っ!」

 

海未の水着姿を希はビデオカメラで撮影すると、海未は体を隠しながら希に注意した。その頃、ビーチサイドで紘汰と晴人、映司と弦太朗のチームでビーチサッカーをしていた。

 

晴人「紘汰、パス!」

 

映司「させない!」

 

紘汰「なんのっ!!」

 

晴人は紘汰へのパスに映司が妨害しようとするが、紘汰は映司の前に出てボールを受け取り弦太朗がキーパーするゴールに向かってドリブルする。

 

弦太朗「来い、紘汰!」

 

紘汰「いっくぜぇえええっ!!!」

 

紘汰はゴールに向かって力強く蹴り、ボールは弦太朗の手が届かない範囲へとゴールした。

 

紘汰「よっしゃー!!」

 

弦太朗「だあー!!くそー!!」

 

その頃、PV撮影をしていた穂乃果達は花陽がスイカ割りをする場面をにこがスイカを取って割り損なったシーンを撮っていた。

 

にこ「ふふ~ん♪」

 

花陽「あぅ…」

 

ことり「二人とも可愛い♪」

 

絵里「さすがにこね」

 

士(花陽が可愛そうな気もするが…)

 

PV撮影を終えて、にこは真姫が読書しているパラソルの下で休憩をしていた。

 

にこ「全くPVの撮影とは言え、小悪魔演じるのも大変よね~」

 

真姫「そうね」

 

にこ「うっ…隣いいかしら?」

 

真姫「いいけど」

 

にこ「失礼」

 

にこは真姫の隣に座ると、足の長さに負けていたにこは嫌気になって足を伸ばそうとしていた。その時、にこの顔にバレーボールが当たってしまう。

 

穂乃果「ごめん、にこちゃん!」

 

にこ「もっと遠くでやりなさいよ!」

 

向こうで穂乃果達がビーチバレーをしていたため、ボールが当たったみたいだ。

 

穂乃果「にこちゃんも一緒にやろうよ!」

 

にこ「そんな子供の遊び、やるわけないでしょ」

 

翔一「高校生でもまだ子供だと思うが…」

 

凛「あんな事言って、本当は苦手なんだにゃ~」

 

にこ「何言ってんのよ!見てなさい!ラブにこアタックをお見舞いしてやるわ!」

 

雄輔「うおー!逃げろー!鬼が来るぞー!!」

 

にこ「誰が鬼よ!!!」

 

穂乃果「真姫ちゃんもやらない?」

 

真姫「私は別に…」

 

穂乃果達の誘いを断った真姫は一人読書をする。そんな真姫を見ていた絵里と希は心配そうにしていた。

 

絵里「真姫は色々と大変そうね」

 

希「フフフッ…♪」

 

絵里「ん?何か可笑しいこと言った?」

 

希「別に♪」

 

 

 

 

 

     〜〜〜〜〜***〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

夕方、穂乃果達と紘汰達はリビングで寛いでいると、ことりから夕食の買い出しを誰かに頼みたいと申し出た。

 

穂乃果「紘くん、一緒に行こうよ!」

 

紘汰「え~、俺と穂乃果だけかよ~!」

 

穂乃果「何、その言い方!?」

 

すると、二階から真姫が一人だけで買い出しに行くと言い出すと希も自分から挙手して一緒に行くと申し出た。

 

翔太郎「お前ら二人じゃ、18人分の材料は重たいだろ?雄輔、真姫のサポートはお前だろ?一緒に行くぞ」

 

雄輔「へ~い」

 

真姫と希、雄輔と翔太郎は買い物に行くと空は赤く綺麗な夕日が照らされていた。

 

希「お~、綺麗な夕日やね♪」

 

真姫「どういうつもり?」

 

希「別に、真姫ちゃんは面倒な人なんやな~っと思って。本当はみんなと仲良くなりたいけど、それを素直に言い出せない」

 

真姫「私はただ普通に…」

 

希「そうそう。そうやって、素直になれないんやね」

 

真姫「ていうか、どうして私に絡むの?」

 

希「…ほっとけないのよ。よく知ってるから、あなたに似たタイプ」

 

真姫「何よそれ…」

 

希「まっ、たまには息抜きしてもいいんやない?合宿やし♪」

 

真姫と希の会話を遠くで見ていた雄輔と翔太郎は少し気になっていた。だが、二人がそこまで気にするようではなかった。

その後の夕食前、調理場ではにこ一人だけ卵を炒めたり、キャベツの千切りをしたり、カレーを煮込んでいたりと夕飯の支度をしているのを見ていた穂乃果達は呆然していた。

 

紘汰「す、すげぇ…!」

 

晴人「3つの料理を同時にやるなんて…っていうか、本当は俺たちもやるんだよね?」

 

ことり「う、うん。ごめんね、私たちが料理当番なのにモタモタしていたから…」

 

そして、夕食時に配膳されたのは調理通りのカレーにサラダ、テーブルの真ん中に置かれた炒り卵などの料理を見た穂乃果達と紘汰達は驚きを隠せなかった。ただ、花陽だけはカレーとご飯を分けて置かれていた。

 

絵里「なんで花陽だけお茶碗にご飯なの?」

 

花陽「気にしないで下さい!」

 

映司「いや、逆に気になるよ…」

 

穂乃果「にこちゃん、料理上手だよね~!」

 

紘汰「なあ、今度教えてくれよ!俺も料理上手になって姉ちゃんを喜ばせたいんだ!」

 

にこ「全く~、しょうがないわね~!」

 

ことり「あれ?でも昼間に料理なんてしたことないって言ってなかったっけ?」

 

真姫「言ってたわよ。いつも専属の料理人がしてくれるって」

 

それを聞いたにこは片手で持っていたスプーンを重たそうな表情に変えて誤魔化そうとしていた。

 

にこ「イヤ~ん。にこ、こんな重いもの持てな~い」

 

穂乃果「…いくら何でも、それは無理がありすぎる気が…」

 

にこ「これからのアイドルは料理の一つや二つ作れないと生き残れないのよ!」

 

穂乃果・紘汰「開き直った!」

 

その後、夕食を食べ終えた穂乃果達と紘汰達は満足そうな顔をしていた。特に、穂乃果と雄輔はかなり食べたという。

 

穂乃果「はあ~♪食べた食べた~♪」

 

雄輔「ゲップ…」

 

翔一「汚ねぇっ!!」

 

海未「いきなり横になると牛になりますよ」

 

穂乃果「もう、お母さんみたいな事言わないでよ~!」

 

穂乃果は食事を済ませるとソファーで横になると、海未から注意を受けると穂乃果は膨れっ面を見せる。すると、凛がいきなり立ち上がり…

 

凛「よ~し、じゃあ花火をするにゃ~!」

 

花陽「その前に、御飯の後片付けをしなきゃだめだよ!」

 

ことり「あ、それなら私がやっておくから行ってきていいよ♪」

 

花陽「えっ、でも……」

 

渡「ことりちゃんだけにさせてはおけないよ」

 

絵里「そうよ。そういう不公平なのは良くないわ。みんなも自分の食器は自分で片付けて!」

 

海未「それに、花火よりも練習です!」

 

にこ「えっ、これから…?」

 

海未「当たり前です。昼間あんなに遊んだんですから」

 

晴人「でも、今からやるような雰囲気じゃないみたいだしさ…」

 

ことり「うん。特に穂乃果ちゃんはもう…」

 

穂乃果「雪穂~。お茶まだ~?」

 

海未「家ですか!」

 

紘汰「しかも、また寝るの早ぇし!」

 

ソファーの上で寝ている穂乃果を海未と紘汰はつっこむと、真姫は食器を持って立ち上がっていた。

 

真姫「じゃあ、これ片付けたら私は寝るわね」

 

凛「えっ、真姫ちゃんも一緒にやろうよ。花火!」

 

海未「いえ、練習があります」

 

にこ「本気…?」

 

映司「夜中に練習はさすがに厳しいと思うよ」

 

凛「そうにゃ。今日はみんなで花火しよう!」

 

海未「そういう訳にはいきません」

 

凛「かよちんはどう思う?」

 

花陽「わ、私はお風呂に……」

 

にこ「第3の意見出してどうすんのよ!?」

 

雄輔「よーし!今からバーベキューやるぞー!!」

 

翔一「お前は話をややこしくするなっ!!」

 

全員からの意見はバラバラで誰も同意見は出ずに困っていると、希が一つ案を言い出した。

 

希「じゃあ、みんな今日は疲れてるみたいやしお風呂に入って寝よう。練習は明日の早朝で、花火はその夜にしよう」

 

凛「そっか。それでもいいにゃ」

 

海未「確かに、その方が効率的にいいですね」

 

希「じゃあ、決まりやね♪」

 

それから、穂乃果達はお風呂に入って寛いでいた。当然、紘汰達と一緒に入る訳にはいかないので紘汰達はその後に入るという。

 

穂乃果「気持ちいいね~♪」

 

ことり「うん♪」

 

海未「明日はちゃんと練習ですよ」

 

にこ「分かってるって~」

 

凛「でも、こうやってみんなでお風呂に入るのって初めてだにゃ!」

 

花陽「すごく楽しいです!」

 

絵里「花陽、先輩禁止」

 

花陽「あっ!すいま……ごめん」

 

絵里「フフッ。そうよ♪」

 

花陽の口癖に絵里は軽く注意をして笑い合うと、希は向こうに向いている真姫を見つめていた。

 

真姫「…なによ?」

 

希「ううん。真姫ちゃん、最初に会った時より少し成長してるかなぁ〜って」

 

希はそう言いながら真姫の胸元をじっと見つめていると、真姫は急いで希から背中を向けて胸を隠した。

 

真姫「何処見てんのよ!?」

 

穂乃果「何々?なんの話?」

 

希「ん〜?真姫ちゃんのおっぱい大きいかな〜って観察してた話♪」

 

穂乃果「えっ!?真姫ちゃんのおっぱいって大きいの?」

 

真姫「何食い付いてんのよ!」

 

絵里「こらそこ、お風呂の中で騒がないの!」

 

希「え〜、そういうエリチやってすっごい健やかな物もっとるやん♪」

 

(もにゅ♡)

 

絵里「ひゃあっ!?///」

 

希がはしゃぐ姿に絵里は注意するが、希はそんな絵里の胸を前からいきなり揉み始めた。いきなりの行動に絵里は頬を赤らめながら奇声をあげてしまう。

 

希「うんうん。さすがロシア人の豊満なおっぱいやな〜♪」(ニヒヒッ)

 

絵里「の、の…希ぃいいいいっ!!!!」

 

満足そうな希の光景に対し、わしわしを喰らった絵里は怒りと共に仕返ししようと希に襲い掛かろうとしていた。

 

にこ「何してんのよあれは…」

 

海未「放っておけばいいのです」

 

ことり「あはは…」

 

 

 

 

 

     〜〜〜〜〜***〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

それから、お風呂から上がった穂乃果達はリビング上で布団を敷いていた。

 

穂乃果「いっくよ~!」

 

紘汰・雄輔「とおぉー!!」

 

凛「ふぁ~♪気持ちいいにゃ~♪」

 

穂乃果「広いところでゴロゴロするのしてみたかったんだ~」

 

弦太朗「俺も~!」

 

穂乃果達と紘汰達は広く敷いた布団の上でゴロゴロとしていると途中から弦太朗と意外にもにこも入っていた。

 

海未「6人とも、敷くの邪魔だから退いて下さい!」

 

翔一「ていうか、手伝えよ!!」

 

真姫「どうして一緒寝なきゃいけないの?」

 

絵里「合宿だからね」

 

映司「いいの?俺たちも一緒に寝て?」

 

希「いいよ。こういうのも楽しいし♪」

 

絵里「さあ、寝る場所を決めましょう」

 

穂乃果達と紘汰達はそれぞれ寝る場所を決めて、電気を消すと共に熟睡した。

 

穂乃果「……ねえ……ねえ、ことりちゃん」

 

ことり「んむっ…どうしたの?穂乃果ちゃん」

 

穂乃果「なんだか眠れなくて。エヘヘ…」

 

絵里「そうやっていたら、もっと眠れなくなるわよ」

 

穂乃果「ご、ごめんなさい!」

 

絵里「海未を見なさい。もう寝ているわ」

 

穂乃果はすでに熟睡した海未を見て関心していた。

 

ことり「穂乃果ちゃんもわりとよく眠れる方だよね?」

 

穂乃果「うん。でもなんかもったいないっていうか、せっかくみんなと一緒にお泊まりしているのにって…」

 

絵里「何度も言っているけど、遊びに来ている訳じゃないんだからね。明日は早いんだから、早く寝なさい…」

 

穂乃果「は~い」

 

穂乃果が就寝に入り、これで全員寝たかのように見えたが、何処からか硬い物を砕く音が聞こえた。

 

絵里「な、何の音?」

 

士「誰だよ!ったく!」

 

翔一「おい、雄輔!」

 

雄輔「俺じゃねぇよ!」

 

花陽「私じゃありません…」

 

凛「凛でもないよ…」

 

絵里「だ、誰か灯りつけて!」

 

リビングの電気をつけると、硬い物を砕く音の正体は布団の中でせんべいを食べていた穂乃果であった。

 

ことり「何やっているの?穂乃果ちゃん…」

 

穂乃果「え~と、何か食べたら眠れるかな~っと思って…」

 

紘汰「だからって、夜中にせんべいなんか食うなよ!」

 

にこ「も~、いい加減にしてよね~!」

 

全員はにこの方へと向くと、顔にクリームを塗ってキュウリを貼ったにこの顔に全員は驚愕する。

 

絵里「な、何よそれは!?」

 

にこ「美容法だけど?」

 

絵里「ハラショー……」

 

映司「ていうか、その美容法古く感じるんだけど…」

 

花陽「それより、怖いです…」

 

翔太郎「なんか、妖怪に出る砂かけ婆に見える…」

 

凛「うん…」

 

にこ「誰が砂かけ婆よ!!いいから、さっさと寝るわよ…ぶっ!!」

 

にこが電気を消そうとすると、何処からか枕が飛んできてにこの顔に直撃した。

 

希「真姫ちゃん何するの~」

 

真姫「えっ、何言ってるの?」

 

にこ「アンタねぇ~…!」

 

一緒真姫が枕を投げたように見えたが、実は希が枕を投げたのを真姫に見せかけた。

 

希「いくらうるさいからって、そんな事したら駄目やん!」

 

希は近くの枕を掴んで凛に向かって投げると、当たった凛は次に雄輔に向かって投げて当てられた雄輔は今度は紘汰に向かって投げ、当たった紘汰は穂乃果に向かって投げて、当てられた穂乃果は最後に真姫に向かって枕を投げて当てられた真姫だったが投げ返さなかった。

 

希「投げ返さないの~?」

 

真姫「あ、あなたねぇ~…ぶっ!」

 

真姫の顔を枕で当てたのは絵里であった。それに腹が立った真姫は枕投げに参加した。そして、ここからは第一回真夏の枕投げ大会が始まったのであった。

 

紘汰「よっしゃー!ここからは枕投げのステー…グハッ!?」

 

紘汰の決め台詞を言おうとしたが、真姫が枕を投げて決め台詞を防いだ。

 

紘汰「野郎…!おらっ!!」

 

にこ「ブハァー…!」

 

紘汰が投げた枕はにこの顔面に直撃した。今度は凛がことりに向かって枕を投げつけたが…

 

ことり「パス♪」

 

穂乃果「うわぁっ!?」

 

ことりは持参の枕をガードして穂乃果の顔面に向かって跳ね返した。

 

希「行くよ、絵里ち!」

 

絵里「ええ!ハッ!」

 

真姫「ちょっ!」

 

希と絵里は真姫に向かって枕を投げつけたが、真姫は咄嗟に避けて当てられるのを免れた。

 

雄輔「もらったー!!ジャンピングボンバーまくら…」

 

絵里「甘いわよ!ハッ!!」

 

雄輔「グヘッ!!」

 

雄輔は必殺の『ジャンピングボンバー……なんとか』を絵里に向かって投げようとしたが、瞬時に判断した絵里は後ろを向いて雄輔に向かって枕を投げてスローモーションのように当てられた雄輔。

 

弦太朗「喰らえぇぇぇーーーッ!!!」

 

翔太郎「ハアアアァァァーッ!!!」

 

晴人「だあああぁぁぁーッ!!!」

 

映司「セイヤァァァーーーッ!!!」

 

弦太朗と晴人、翔太郎と映司が投げた枕は交互にぶつかるとそこで寝ていた海未の顔に向かって落下した。

 

「「「あっ……!!」」」

 

全員はヤバイと思い声を出すと同時に海未は顔に掛かった枕を掴み起き上がった。

 

穂乃果「あ、あの~…大丈夫?」

 

海未「……何事ですか……」

 

ことり「え~と……」

 

紘汰「あの……いや……その……」

 

起き上がった海未の顔を髪に掛かって見えなかったが、声のトーンが低く聞こえて全員は完全に怒っていると確信した。

 

海未「…どういう事ですか…?」

 

真姫「いや、ちが…狙って当てた訳じゃ…」

 

翔一「そ、そうだよ!わざとじゃない!事故だよ!事故!!なっ?」

 

翔一の発言に枕で海未を手違いに当ててしまった弦太朗と晴人、翔太郎と映司は上下に顔を振るが、海未は表情を変えずにいた。

 

海未「…明日…早朝から練習すると言いましたよね…?」

 

ことり「う、うん…」

 

晴人「は、はい…」

 

海未「それをこんな夜中に……フフフ…フフフッ…」

 

絵里「お、落ち着きなさい!海未!」

 

穂乃果「まずいよ、これ…!」

 

ことり「海未ちゃん、寝てる時に起こされると物凄く機嫌が…」

 

しかし、時すでに遅し。海未が掴んだ枕を超音速で投げて最初の標的(ターゲット)にこに直撃した。

 

凛「にこちゃん!」

 

翔太郎「気絶してる……!」

 

凛「だめにゃ。もう手遅れにゃ!」

 

花陽「超音速枕…!」

 

渡「あんなの当たったら、命がいくつあっても足りない!」

 

絵里「ハラショー…!」

 

士「化けもんかよ…!?」

 

海未「フフフッ……覚悟は出来ていますね…?」

 

ことり「どうしよう?穂乃果ちゃん」

 

穂乃果「生き残るには戦うしか!」

 

言い張る穂乃果だったが、言った側から海未の超音速枕を喰らって戦闘不能となった。続けて、絵里は海未を止めようと枕を投げようとするが、速さに負けて絵里も戦闘不能となった。

 

弦太朗「紘汰!晴人!三人で海未を止めるぞ!」

 

紘汰「おう!」

 

晴人「ああ!」

 

弦太朗、紘汰、晴人は海未に向かって枕を投げたが当たったのは三人が投げた枕だった。

 

紘汰「しまっ……グヘッ!!」

 

晴人「こう……ぶっ!!」

 

弦太朗「グワァ!!」

 

紘汰達の足下へと瞬間移動した海未は持っていた枕で紘汰、晴人、弦太朗を直撃して戦闘不能とした。

 

 

 

 

     〜〜〜〜〜***〜〜〜〜〜

 

 

 

 

残る標的(ターゲット)は…11人。

 

雄輔「くっそー!こうなったら!」

 

翔一「よせ!雄輔っ!!」

 

雄輔「ジャンピングボン…」

 

海未「ふんッ!!!」

 

雄輔「ぎゃあああぁぁぁーーーッ!!!」

 

雄輔は再び枕投げの必殺技を放とうとしたが、海未には通用せず海未が投げた枕に直撃してそのまま落下した。

 

雄輔「あとは…たのんだぜ…ガクッ…」

 

翔一「雄輔ぇぇぇーーーっ!!!」

 

雄輔を撃破した海未は次に狙った標的(ターゲット)は花陽と凛であった。

 

花陽「り、凛ちゃん……」

 

凛「かよちん……」

 

花陽・凛「助けてーーー!!」

 

翔一「ちょっと!!」

 

渡「待っててー!!」

 

翔一と渡は花陽と凛の前で横から飛び出して守ろうとするが、その直後に誰かが海未に向かって枕で当てると、海未はその場で倒れた。

 

凛「真姫ちゃん!」

 

花陽「希ちゃん!」

 

海未に向かって枕を当てたのは真姫と希であった。枕を当てられた海未はそのまま熟睡して残ったメンバーは一息ついた。

 

翔一・渡「はぁ~、助かった~!」

 

士「ったく、真姫が枕投げしなかったら、こんな事にはならなかったぞ」

 

凛「そうにゃ。元はといえば真姫が始めたにゃ」

 

真姫「ち、違うわよ!あれは希が…」

 

希「ウチは何にも知らないけどね♪」

 

真姫「アンタねぇ!」

 

すると、希は真姫の顔に枕をぶつけると真姫は怒った表情で希の名前を呼び叫んだ。

 

希「おっ、自然に名前を言えるようになったやん。本当に面倒やな♪」

 

真姫「べ、別に…そんな事頼んでなんかいないわよ!!」

 

それから、夜は過ぎて朝へと変わりまだ全員が寝ている頃に真姫は早めに起きて海岸へ向かうと、そこには海を見ていた希の姿があった。

 

希「おっ、早起きは三文の得。お日様からいっぱいパワーを貰おうか♪」

 

真姫「どういうつもり?」

 

希「別に真姫ちゃんの為やないよ。ただ、ウチは誰かの支えをしたいんや」

 

真姫「支え……」

 

希「海はいいよね。小さな悩み事がいつの間にか無くなってしまう……ねぇ、真姫ちゃん」

 

真姫「…何?」

 

希「ウチな、μ'sのメンバーの事が大好きなん。μ'sは誰にも欠けてほしくないの。確かに、μ'sを作ったのは穂乃果ちゃん達だけどウチはずっと見てきた。何かある時はアドバイスをしたつもり。それだけ、思い入れがある」

 

真姫「希……」

 

希「ちょっと話過ぎちゃったかも。みんなには秘密ね♪」

 

真姫「…面倒くさい人ね。希って」

 

希「あ、言われちゃった」

 

穂乃果「真姫ちゃーん!希ちゃーん!」

 

向こうから真姫と希の名前を呼んだのは穂乃果と後ろからついて来た紘汰達と海未達。そして、全員はお互いの手を握って朝日を見上げていた。

 

真姫「ねぇ…絵里」

 

絵里「ん?」

 

真姫「…ありがとう」

 

絵里「…ハラショー♪」

 

穂乃果「よーし!ラブライブを目指して、μ's頑張るぞー!!」

 

「「「おー!!!」」」

 

目指すはラブライブ出場!穂乃果達μ'sの挑戦はまだ始まったばかりである!

 

To be continue!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。