ラブライブ!Boyz&Girls School   作:のがっち

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今回はPVの話!センターは誰になるんでしょう?

それでは、スタート!


#9:センターは誰だ?

前回のラブライブ!

 

μ'sのメンバーはとうとう七人に増え新しいPV撮影へと取り組もうとするが、紘汰達サポートするメンバーを増やそうと考える事になった。メンバーを集める中、バイオリンを弾く羽村渡と剣道部の櫻井翔一とサッカー部の火神雄輔と出会う。穂乃果は三人をサポートメンバーに入れるて言い張り、紘汰達は訳が分からず穂乃果の勝手に雄輔達三人をサポートメンバーへと入れた。

 

それから三日程過ぎたある日、希と士はある部室へと向かっていた。そこは、部員が一人だけだという「探偵部」だった。その探偵部の部室ではコーヒーを香りを嗅いで優雅に飲んでいた青年、左 翔太郎がいた。

 

士「相変わらず探偵部はお前一人だけだな。翔太郎」

 

翔太郎「生徒会のあんたらがウチに何の用だ?」

 

希「μ'sっていうアイドルグループしとる?」

 

翔太郎「μ's……ああ、ウチの学校のスクールアイドルだろ?知ってるよ。それがどうした?」

 

希「実はな、部活動紹介でμ'sについてインタビューしたいんや」

 

士「それで、お前の力を借りたいんだ。いいよな?」

 

翔太郎「悪いが俺は可愛い子達とインタビューする暇はないんだ。他を当たってくれ」

 

希「この部室を上手く使用出来ているのは誰のおかげやったっけ~?」

 

希の言葉に翔太郎は足を止めて士達の方へと顔を向ける。

 

翔太郎「分かったよ。少しだけだぞ」

 

希「ありがとね♪」

 

士「(やれやれ、希には当分敵う相手はいないようだ…)」

 

 

 

 

〜〜〜※※※〜〜〜

 

 

 

 

翌日の放課後、希と翔太郎と士は部活動紹介の為のビデオ撮影したものを穂乃果達と紘汰達に見せた。

 

希『スクールアイドルと言っても、時間外に授業を受けたり、早退したりなどプロのアイドルのようにはいかない。そのため…こうなってしまう事も』

 

ナレーションの希が解説と共にビデオ撮影した映像を流す。映像には、授業中にうたた寝をしていた穂乃果の姿があった。

 

希『昼食を食べて……再び熟睡。そして、先生に見つかる』

 

映像には、昼食を食べて授業中に熟睡し、先生に見つかり机ごとひっくり返る穂乃果の姿があった。

 

希『これがアイドルとはいえまだ弱冠16歳。高坂穂乃果のありのままの姿である』

 

穂乃果「ありのまま過ぎるよ!ていうか、いつの間に撮ったの?」

 

紘汰「お前が完全に気付かないずっと前じゃないか?」

 

凛「上手く撮れてたよ、ことり先輩♪」

 

ことり「ありがとう。こっそり撮るのドキドキしちゃった♪」

 

晴人「えっ、あれ撮ったのことりちゃんなの!?」

 

穂乃果「えー!ことりちゃんが!酷いよ~!」

 

海未「普段だらけているからそうなるんです。これからはもう少し…」

 

弦太朗「さすが海未だな!真面目に弓道の練習しているぜ!」

 

海未「えっ?」

 

ビデオカメラの映像には海未が弓道の練習をしていた。

 

穂乃果「これは……」

 

ことり「可愛く見える笑顔の練習?」

 

海未「ちょっ!プライバシーの侵害です!!」

 

海未は咄嗟にビデオカメラの電源を切り、穂乃果達と紘汰達に見せないようにした。

 

穂乃果「よし!こうなったら~、ことりちゃんのプライバシーも……ってあれ?何だろうこれ?」

 

紘汰「ん?メイド服か?」

 

穂乃果と紘汰はことりのカバンを見ていて中に入ってあったメイド服を着たことりの写真を見つけると、ことりは咄嗟にカバンのチャックを閉めて2、3歩後ろへと下がった。

 

穂乃果「ことりちゃん?」

 

ことり「なんでもないのよ、穂乃果ちゃん!」

 

紘汰(いや、今咄嗟に何か隠しただろ?)

 

希「完成したら、各部にチェックをしてもらうつもりだから、問題があったらその時に…」

 

穂乃果「でも、その間に生徒会長に見られたらどうすれば…?」

 

希「まあそこは頑張ってもらうとして…」

 

穂乃果「えー!希先輩なんとかしてくれないんですか?」

 

士「甘いな。いくら希がお前達の味方だという存在だからって、そう簡単にいける話じゃない」

 

希「士っちの言う通りや。ウチがやる事は誰かを支えてあげる事だけやから」

 

穂乃果「支えてあげる?」

 

紘汰「どういう事だよ?」

 

希「まあ、ウチの話はいいんや。さて、次は……」

 

すると、部室のドアから開けて入ってきたのは息があがった状態のにこの姿であった。

 

穂乃果「あっ、にこ先輩」

 

翔太郎「何っつー顔してんだよ、お前…」

 

にこ「しゅ、取材が来るって本当?」

 

ことり「もう来てますよ。ほら」

 

部室へと入ったにこは一息ついていくと、まるでさっきとは別人のように自己紹介を始めようとしていた。

 

にこ「にっこにっこに~♪みんなの元気のにっこにっこに~の矢澤にこです!えーと、好きな食べ物は…」

 

希「ごめん、そういうのいらないわ」

 

翔太郎「誰もお前の自己紹介なんかいらないんだよ!」

 

にこ「えっ?じゃあ、何の取材なの?」

 

凛「部活動の素顔について迫るっていう感じにしたいんだって!」

 

にこ「素顔?…ああ、OK!そっちのパターンね。ちょっと待ってね~」

 

すると、にこは急にしゃがみこむと髪を結んだ桃色のリボンを程いて髪を伸ばした。

 

にこ「いつも、いつもはこんな感じにしているんです。アイドルの時のにこはもう一人の私。髪をキュッと止めている時にスイッチが入る感じで…。あっ、そうです。普段は自分の事をにこなんて呼ばないんです」

 

にこの長いスピーチのような口調は誰一人として聞いてはいなかった。

 

にこ「誰一人いないの?嘘ー!?」

 

 

 

 

〜〜〜※※※〜〜〜

 

 

 

 

その頃、中庭では一年生組に取材をしようとする希達だったが、カメラの前では雄輔が変顔をして遊んでいた。

 

翔一「取材の邪魔すんな!!」

 

雄輔「俺はただ花陽の緊張を解そうとしただけだぞ」

 

渡「花陽ちゃん、緊張しているの?」

 

花陽「う、うん……」

 

凛「緊張しなくても平気!聞かれた事に答えればいいから」

 

希「編集するからどんなに時間かかっても大丈夫やし」

 

雄輔「なんだそうか。じゃあ、早く撮影しようぜ」

 

翔一「したいんだけどさぁ、真姫があっちにいるから出来ないんだよ」

 

翔一が指を指す方向には、真姫が癖毛を弄っている様子が見えた。

 

凛「真姫ちゃんもこっち来るにゃ」

 

真姫「私はやらない」

 

雄輔「意地っ張りだな~」

 

希「ええんよ。どうしても嫌なら、無理にインタビューしなくても♪」

 

希はそう言うと、士にカメラを任して真姫の方に向けて撮影をする。

 

希『真姫だけはインタビューに応じてくれなかった。スクールアイドルから離れれば、ただの果敢な15歳。これもまた自然の…』

 

真姫「何勝手にナレーション被せているのよ!」

 

希の作戦に真姫は仕方なく凛、花陽と共に撮影に入った。因みに、雄輔達サポートメンバーはインタビューしないつもりだという。

 

翔一「(やっぱそうなるわな…)」

 

希『まず、アイドルの魅力について聞いてみたいと思います。じゃあ、最初に花陽さんから』

 

花陽「えぇ!?え、えーと……」

 

凛「かよちんは昔からアイドル好きだったんだよね♪」

 

花陽「は、はい!」

 

翔太郎『それでスクールアイドルに入ったんだな。じゃあ、自分にとってのアイドルは何か答えられるか?』

 

花陽「は、はい。えーと……うっ、プププ!」

 

真姫「ちょっと止めて!」

 

真姫は撮影を止めると、穂乃果が頬を膨らませ、紘汰と雄輔が変顔をしていた。花陽が笑ったのはこの三人の仕業だったみたいだ。

 

穂乃果「いや~、緊張しているみたいだったから、解そうかな~っと思って!」

 

紘汰・雄輔「そうそう!」

 

真姫「大きな御世話よ!ことり先輩も!!」

 

ことり「ガンバッテイルカネ?」

 

ことりはお多福のお面を被って話すと、一年生組が笑い始めた。

 

真姫「全く!これじゃμ'sがどんどん誤解されるわ!」

 

穂乃果「おお!真姫ちゃんがμ'sの事を心配してくれた!」

 

真姫「っ!?べ、別に私は……と、撮らないで///!!」

 

穂乃果は真姫の方へとカメラを向けると、真姫は赤面して穂乃果に向かって注意した。

 

それから何度か撮影に入るが、これといった場面はなしにふざけた映像しか残らなかった。

 

凛「でも、確かにここまで撮った分だとちょっとね」

 

希「だらけているというか、遊んでいるというか……」

 

士「好成績なしか……」

 

花陽「えぇ!?」

 

渡「これを部活動紹介で出したら、笑われ者になるだけですよ!」

 

翔太郎「だが、スクールアイドルの活動の本番は練習だろ?それを活かせばなんとかいい紹介になるだろ」

 

真姫「そうね!」

 

穂乃果「よーし!じゃあみんな、張り切っていくよー!」

 

「「「おぉー!!」」」

 

穂乃果達と紘汰達は練習着に着替えて屋上で新曲の振り付けを行っていた。サポートメンバーはそれぞれ相手の振り付けを確認していた。

 

「「「ワン!ツー!スリー!フォー!ファイブ!シックス!セブン!エイト!」」」

 

渡「花陽ちゃん、少し遅いよ!」

 

花陽「はい!」

 

翔一「凛は少し早いぞ!」

 

凛「はい!」

 

にこ「ちゃんとやりなさいよ」

 

映司「にこちゃん!昨日やってたステップ、まだ間違っているよ!」

 

にこ「うっ…分かってるわよ!」

 

雄輔「真姫はもっと大きくな!」

 

真姫「はい!」

 

紘汰「穂乃果、疲れてきたか?」

 

穂乃果「まだまだ!」

 

晴人「ことりちゃん、今の動き忘れずにね!」

 

ことり「うん!」

 

弦太朗「海未、笑顔を忘れんなよ!」

 

海未「はい!」

 

「「「ラストォー!!」」」

 

サポートメンバーの最後の掛け声に穂乃果達は笑顔を見せたまま、新曲の振り付けが終わった。

 

映司「それじゃ次は、各パートの歌と振り付けを行うから、各自イメトレしておくように!」

 

「「「はーい!!」」」

 

穂乃果達の練習時間、休憩時間をビデオカメラで撮影する士と翔太郎。それをナレーションする希。

 

希『かれこれ一時間、ぶっ通しでダンスを続けてやっと休憩。全員息は上がっているが、文句を言う者はいない』

 

翔太郎「よし、ここまでの撮影はいいだろう」

 

真姫「どうだった?」

 

希「さすが練習だと迫力が違うね。やることはやってるって感じやね」

 

真姫「まあね」

 

翔太郎「だがちょっと思ったんだけどな、練習は普通リーダーが指揮する筈じゃないのか?」

 

真姫「それは……」

 

真姫は思った。μ'sのリーダー的存在である穂乃果は普通メンバーに指揮する筈だが、ほとんどは海未か映司ぐらいであった。

 

 

 

 

〜〜〜※※※〜〜〜

 

 

 

 

 

次の日の放課後、アイドル研究部では会議が行っていた。内容はリーダーは誰がいいかという事であった。

 

にこ「リーダーには誰が相応しいか。大体私が部長であること事態、一度考え直すべきなのよ」

 

真姫「リーダーね…」

 

雄輔「必要なのか?リーダーなんて」

 

翔一「まあな。リーダーがいないと成り立たないようなもんだし」

 

ことり「私は穂乃果ちゃんでいいと思うけど…」

 

にこ「ダメよ。今回の事ではっきりしたでしょ?この子にはリーダーにまるで向いていない」

 

真姫「それはそうね」

 

映司「二人とも口悪すぎ……」

 

にこと真姫の言葉に映司は軽くツッコミをいれた。

 

にこ「そうと決まれば早速リーダーを決めておく必要はあるわね。PVだってあるし」

 

海未「PV…ですか?」

 

弦太朗「確か海未達三人だけのヤツしかないよな?」

 

晴人「ああ。(結局、あの講堂でのライブ映像は誰が撮ったのか分からないままだったしな…)」

 

にこ「リーダーが代われば、必然的にセンターだって変わるでしょ?次のPVは新リーダーがセンターよ」

 

真姫「そうね」

 

花陽「でも誰が?」

 

すると、にこは急に立ち上がってホワイトボードを裏返すとリーダーについて丸々と書かれていた。

 

にこ「リーダーとは、まず最初に誰よりも熱い情熱をもってみんなを引っ張っていけること!次に、精神的府中に慣れる懐の大きさをもった人間であること!そして、何よりメンバーから尊敬される存在であること!この条件を全て揃えたメンバーとなると……」

 

凛「海未先輩かにゃ?」

 

にこ「なんでやねーん!!」

 

凛のボケ(?)に思わずツッコミをいれるが、他のみんなは何故そこでツッコミをいれたのか疑問に感じていた。

 

海未「私が!?」

 

穂乃果「そうだよ海未ちゃん。向いてるかも、リーダー」

 

紘汰「ま、待てよ穂乃果!お前、それでいいのかよ!?」

 

穂乃果「へ?何が?」

 

紘汰「リーダーの座を奪われようとしているんだぞ!それをお前は何も感じないのかよ?」

 

穂乃果「だって、みんなでμ'sやっていくのは当然でしょ?」

 

花陽「でも、センターじゃなくなるかもですよ!」

 

渡「花陽ちゃんの言う通りですよ!目立たないままになったらどうするんですか!?」

 

翔一「なんか、渡の口からそんな言葉が出るなんて予想外な感じが……」

 

穂乃果「そうか!それも大変だ……。でも、いっか!」

 

「「「えぇーーー!!?」」」

 

穂乃果の適当な判断を聞いた紘汰達は驚愕の声を上げた。

 

海未「そんな事でいいのですか?」

 

穂乃果「じゃあ、リーダーは海未ちゃんにする事にして…」

 

海未「ま、待ってください。無理です……///」

 

真姫「面倒な人ね…」

 

雄輔「なら、ことり先輩はどうだ?」

 

ことり「えっ、私?」

 

凛「副リーダーって感じだね…」

 

花陽「でも、一年生がリーダーっていう訳にはいかないし…」

 

にこ「仕方ないわね」

 

ことり「やっぱり穂乃果ちゃんの方がいいと思うけど…」

 

紘汰「俺も穂乃果の方がいいと思うんだけどなぁ…」

 

にこ「仕方ないわね!」

 

真姫「私は海未先輩を説得した方がいいと思うけど」

 

弦太朗「サポートがリーダーってのはダメなのか?」

 

晴人「いや、ダメだろ」

 

にこ「仕方ないわね!!」

 

花陽「と、投票にするとか…」

 

雄輔「翔一、やれよリーダー!」

 

翔一「いや俺、リーダーシップないし」

 

にこ「し~か~た~な~い~わ~ね~!!!」

 

にこは手元からメガホンを取り出して叫ぶが、他のみんなは何も聞こえなかったのように普通の顔をしていた。

 

凛「…で、どうするにゃ?」

 

穂乃果「どうしよう?」

 

紘汰「どうすんだよ!」

 

映司「(みんな、少しはにこちゃんにリーダー譲りなよ……)」

 

 

 

 

〜〜〜※※※〜〜〜

 

 

 

 

会議をした結果、リーダーは全く決まらず時間が過ぎていく中、にこは穂乃果達と紘汰達を連れてカラオケボックスへと連れ込んだ。

 

にこ「分かったわよ!じゃあ、歌とダンスで決着を着けようじゃない!」

 

ことり「決着?」

 

凛「みんなで得点を競うつもりかにゃ?」

 

にこ「その通り!一番歌とダンスが上手い者がセンター!どう?それなら文句ないでしょ?」

 

雄輔「おもしれぇ!俺たちもやろうぜ!」

 

映司「サポートによるリーダー決定戦だね」

 

弦太朗「おお!燃えてくるなぁ!!」

 

海未「でも、私はカラオケはあまり…」

 

真姫「私も特に歌う気はしないわ」

 

にこ「なら歌わなくて結構!リーダーの権利を消失するだけだから」

 

すると、にこは後ろに振り返り手元からメモ帳を取り出して何かを確認していた。

 

にこ「フフフッ…。こんなことも有ろうかと、高得点が出やすい曲はすでにピックアップ済みよ。これでリーダーの座は確実に……!」

 

映司「(あっ、にこちゃんズルしようとしている…)」

 

にこの行動に映司は目撃していたが、映司の視点から見て丸々見えていた。

 

にこ「さあ!始めるわよ…って、アンタら緊張感無さすぎ!!」

 

数時間後、さっきまで仲良く話し合っていた穂乃果達と紘汰達だったが、カラオケでの得点は皆90点以上採っていた。にこは少し焦って、次にダンスで競うゲームセンターへと向かった。

 

にこ「次にダンス。今度は歌の時みたいに甘くないわよ!」

 

にこがダンスで使用するマシンについて説明するが、隣で平気にUFOキャッチャーをしていた穂乃果達と紘汰達。

 

にこ「だから緊張感もってって言ってるでしょ!!」

 

凛「でも、凛は運動は得意だけど、ダンスは苦手だからな~」

 

花陽「これ、どうやるの?」

 

渡「分かんない…」

 

にこ(プレイ経験ゼロの素人が挑んで、まともな点数が出る筈がないわ。フフフッ…、カラオケの時は焦ったけどこれなら…)

 

「「「スゴーイ!!」」」

 

凛「なんか出来ちゃった♪」

 

晴人「弦太朗もやるじゃん」

 

弦太朗「ああ。ダブルダッチと同じようなもんだな!」

 

ダンスの得点の結果、穂乃果達と紘汰達はカラオケの点数とほぼ同じような結果になった。

 

ことり「面白かったね♪」

 

翔一「でも、なかなか差がつかないもんですね……」

 

さすがのにこもヤバイと思ったのだろうか、急きょ一つ追加して穂乃果達と紘汰達を秋葉原のアイドルショップ店の前まで連れてきた。

 

にこ「歌と躍りに決着が決まらなかった以上、最後はオーラで決めるわ!」

 

紘汰「オーラ?」

 

にこ「そう。アイドルとして一番必要といっても過言ではないものよ。歌も下手、ダンスもイマイチ、でも何故か人を引き付けるアイドルがいる。それは即ちオーラ!人を引き付けてやまない何かを持っている事よ!」

 

花陽「わ、分かります!何故か放っておけないんです!」

 

海未「でも、そんなものどうやって競うのですか?」

 

にこ「フフフッ…、これよ」

 

映司「チラシ?」

 

にこの考えはチラシを使って時間内に全てチラシを配り終えた者がオーラがあるという何とも強引なやり方に張り切るにこだったが、誰一人としてにこが持つチラシを取ろうとはしなかった。

 

映司「(あーあ。にこちゃん完全に落ち込んじゃったよ。それにしても、ことりちゃんのチラシが一枚もないなんて、スゴいオーラを持っているのかな?)」

 

映司の言葉通り、ことりが持っていたチラシは一枚もなく、穂乃果達と紘汰達は驚いて関心していた。

 

 

 

 

〜〜〜※※※〜〜〜

 

 

 

 

それから穂乃果達と紘汰達は三つに競った得点を比べて全員ほぼ一緒な形になった。

 

真姫「でも、どうするの?これじゃ決まらないわよ」

 

花陽「う、うん。やっぱり、リーダーは上級生の方が…」

 

にこ「仕方ないわね~」

 

凛「凛もそう思うにゃ!」

 

真姫「私も特にやる気ないし」

 

にこ「アンタ達ぶれないわね……」

 

穂乃果「じゃあ、いいんじゃないかな?無くても」

 

紘汰「えっ!リーダー無しって訳か?それ」

 

穂乃果の突然の言葉に全員は驚きの声を上げると、紘汰は穂乃果にリーダー無しなのか問いかけると頷いた。

 

穂乃果「リーダー無しでも全然平気だと思うよ。みんなそれで練習してきて、歌も歌ってきたんだし」

 

海未「しかし…」

 

晴人「それは少し勝手過ぎるよ」

 

にこ「そうよ!リーダー無しのグループなんて聞いた事ないわよ!」

 

真姫「大体、センターはどうするの?」

 

穂乃果「それなんだけど、私考えたんだ。みんなで歌うってどうかな?」

 

映司「みんなで?」

 

穂乃果「家でアイドルの動画とか見て思ったんだ。なんかね、みんなが順番に歌ったら素敵だな~って。そんな曲、作れないかな~って」

 

花陽「順番に…ですか?」

 

穂乃果「うん。無理かな?」

 

海未「まあ、歌は作れなくはないけど…」

 

真姫「そういう曲、なくはないわね」

 

穂乃果「ダンスはそういうの無理かな?」

 

ことり「ううん。今の七人なら出来ると思うけど」

 

穂乃果「じゃあ、それが一番いいよ。みんなが歌って、みんながセンター!」

 

穂乃果の考えにことり、紘汰を始めとして全員が一致して全員がセンターする事になった。そして、新曲の練習を開始しようと穂乃果は一直線に屋上へと掛け登った。

 

ことり「結局、リーダーは決まらないままになったね…」

 

海未「いえ、もう決まっていますよ」

 

雄輔「えっ、誰なんだよ?海未先輩か?」

 

翔一「違うよ雄輔、穂乃果先輩だよ」

 

海未「ええ。何にもとらわれずやりたい事をただ怯まず真っ直ぐ進んでやっていく。それは穂乃果にしか出来ないことです」

 

海未の言葉を聞いた雄輔達は階段を懸命に駆け登っていく穂乃果の姿を見て、雄輔達は納得したように頷いた。

 

穂乃果「じゃあ、始めよう!」

 

 

 

 

〜〜〜♪♪♪〜〜〜

 

 

 

 

これからのsomeday

♪:μ's

高坂穂乃果(CV:新田恵海)

南 ことり(CV:内田 彩)

園田 海未(CV:三森すずこ)

星空 凛 (CV:飯田里穂)

西木野真姫(CV:Pile)

矢澤 にこ(CV:徳井青空)

 

楽曲(収録版)

葛葉紘汰:エレキギター

操真晴人:電子ピアノ

如月弦太朗:ドラム

火野映司:ベース

火神雄輔:トランペット

櫻井翔一:ギター

羽村 渡:バイオリン

 

 

音楽と共に流れると、CG加工した校舎と背景から穂乃果達が現れると場面が変わり、1メロはバニーコスチュームの海未とメイド服コスチュームのことりが歌うと同時に場面が変わり、メイド服コスチュームの花陽と猫コスチュームの凛が歌い、歌い終わると再び場面が変わった。

2メロには、小さなシルクハットコスチュームの真姫とメイド服コスチュームのにこが歌い終わると、そのまま野外へと場所を変えて小さなシルクハットコスチュームの穂乃果がセンターに入り、サビに入ると辺りは暗くなり一部だけライトが電灯して最後の振り付けへと入った。

そして、最後の振り付けが終わり、それぞれポーズを決めて笑顔のまま終わらせた。

 

 

 

 

〜〜〜♪♪♪〜〜〜

 

 

 

 

 

翌日、生徒会室ではμ'sの新しいPV動画を見ていた絵里、希、士。

 

絵里「何を言ったの?」

 

希「ウチは思った事を言っただけや、誰かさんと違うて」

 

士「俺は探偵に話をしただけだ。お説教はなしにしろよ」

 

希「もう認めるしかないんやない?絵里ちが力を貸してくればあの子らはもっと…」

 

絵里「なら希が力を貸してあげれば!」

 

希「ウチやない。カードが言っとるもん、あの子達に必要なんは…絵里ちや」

 

絵里「ダメよ……」

 

士「(無駄か。それほど過去のトラウマが強いのか?お前の躍りは……)」

 

 

 

 

〜〜〜※※※〜〜〜

 

 

 

 

その頃、葛葉家では紘汰はいつものようにバイト帰りに疲れてベットの上で熟睡していたが、今回は楽曲とCG加工によって疲労が溜まっていたらしい。

 

紘汰「(疲れた……もう寝よう。明日も早ぇし……)」

 

紘汰はベットの上で熟睡していたが、すぐに何かの違和感を感じた。そこには、辺りは青く綺麗な海の中であった。

 

紘汰「ここは……海か?」

 

紅渡「はい、その通りです。葛葉紘汰」

 

紘汰は声の方へと向けると、そこには以前、夢の中でもあった紅渡の姿があった。

 

紘汰「アンタは……紅渡!」

 

紅渡「僕の事を覚えてくれましたか。ありがとうございます」

 

紘汰「アンタのおかげで穂乃果達はスクールアイドルを始める事が出来たし、俺も晴人と弦太朗達と一緒にサポートメンバーとして活動出来るようになったよ!」

 

紅渡「僕のおかげではありません。全てあなたが考えた結論です」

 

紘汰「そうかな~?」

 

紅渡の言葉に紘汰はちょっと顔をニヤニヤして笑っていた。

 

紅渡「ですが、油断しないように。これから起きる事は、あなた達の歩む道によって決まります。それを覚悟して…」

 

紘汰「えっ?何の話?」

 

紘汰は紅渡に質問するが、急に辺りは明るくなって紘汰が目を覚ますと、目の前には天井があり、カーテンの隙間から日差しを浴びて紘汰は背筋を伸ばして起き上がった。

 

紘汰「(アイツが言ってた事って一体…?)」

 

紘汰は紅渡の言葉に気になっていたが、自分が着ている汗だくのTシャツと七月のカレンダーを見ていた。

 

紘汰「(もう夏か…。早いな…)」

 

そしてこれが、紘汰達の新しい夏になる事はまだ誰も知らなかった。あの、初めての思い出となる夏の日に……。

 

―To be continue―




次回は絵里の過去が明らかに!ロシア生まれの彼女が魅せる才能とは?

今回から〜※〜は場所、場面移動。〜♪〜は音楽の再生、ダンス開始の合図として出します。

次回もお楽しみに!
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