Re:ゼロから始める異世界生活 with 風神の白悪魔 作:月見草クロス
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ここで働くことが決まった日。
僕は色んな仕事をテストでやらされた。元々家事は好きだしこの程度の仕事なら何の苦もなく出来そうだ。かくいうスバルは割と苦戦気味のそうだけど。
で、今はその日の夜なんだけど。
「今日はここまででいい?」
「充分よ。バルスの5倍以上はもう覚えてるわよ」
目つぶしの呪文と化したスバルのことはさておき、ラムと勉強をしているところだった。
「だいぶ覚えたし本もある程度は読めるよー」
まだ2日しか勉強してないにしてはかなり覚えられた気がする。
「あ、そういえば。メロンパンどーすればいい?」
「そうね、気が向いたらでいいわ」
「分かった」
というかまずメロンパンの材料なんてここにあるんだろうか。
「あと、明日の朝ちょっとだけ魔法の稽古したいんだけど来てくれる?」
あの時使ったストームレイジはあまりにパワーを制御出来ていなかった。また使うべき時が来た時のために練習しておきたいのだ。
「私は朝は無理ね」
「なんか用事とかあるの?」
「起きたくないからよ」
「うーんさすが」
そこら辺はぶれないのがラムである。
「私からシフィに頼んどくわ」
「おー、それなら安心。ありがとー!!」
「はいはい」
そう言ってラムは部屋から出ていった。
そして次の日。僕はロズワール邸の庭に来ていた。
「まず聞きますけど魔法の属性って分かりますか?」
「知らない!!!!」
「清々しすぎて逆にいいですね」
「えへ」
「褒めてないですけど……まぁいいです。教えますね。魔法には属性があって、基本的に4つ、他に二つあります。基本は火水風土、他二つとして陰と陽があります。エミリア様とレム姉様は火、ラム姉様は風、ベアトリス様は陰、私は火と陽です。ちなみにロズワール様は基本四属性全てを使える凄い人なんですよ」
「へー、ってことは僕は風に適性があるってこと?」
「多分そうですね」
なるほどー。
「でも火って言ってもエミリアさん氷使ってたよね?」
「火は温度を操ると言った方が分かりやすいですね」
「あーね、完全に理解した」
低温にして氷を作ってるわけか。
「流石に理解力ありますね。でも、風に適性があること分かってるならラム姉様がいればすごく分かりやすかったんですけど……」
「確かに」
まぁ、ラムはめんどくさがり屋だし朝なら尚更面倒だろう。
「全く困った姉様です」
「シフィさんって面倒見いいよね」
「そうでもないですよ。まだ姉様に頼ってばかりですから」
「そうでも無いと思うんだけどなー」
自分に自信を持つべきだと思う。
「とりあえずその木刀ってマナを吸うんですよね?だったら無茶して技を自身から撃たなくても今はそれを使うのでいいのでは?」
「そうだねー……にしてもこの木刀なんなんだろうね」
「私にも分からないです。ホノカさんが知らないなら誰にも分かりませんよ。ロズワール様も分からないって言ってますし……でもベアトリス様なら何か知ってるかもしれませんね」
「ベアトリス?」
「はい、ベアトリス様は禁書庫に住んでいます。禁書庫にはかなり多くの本があります。知識豊富なので」
へー、ベアトリスって凄いんだなー。
「とりあえずマナを流してみてくれませんか?」
「うん」
僕は背中にかけておいた木刀をいつも通り構えて目を瞑り上手くマナを流す。
「うーん……」
「えっと…流しすぎなのでは?」
「え?」
目を開いて木刀を見るとこの前ほどではないけどかなり濃い緑色になってきていた。
「おお」
「おぉじゃないですよ。何してるんですか」
「調整が難しいなー」
「……それにしてもよくそれだけマナ込めて辛くないですね」
「全く辛くないない」
「流石です。とりあえずそれ自身の体に魔力を戻せません?」
「うーん……ちょっと待って」
何とか引っ込めようとするけど上手くいかない。なんか引っかかってるような感じがする。
「何と言うか、マナを流すことは出来ても戻すことは出来ないみたい」
「じゃあそのマナはどうするんですか」
「空にでも撃つしかないかなー……」
僕は木刀を真上に向けて折角なので技を叫んでおく。
「『ウィングスラスト』!!」
雲が裂けた。
「それで今朝の爆音はなんなんだぁーね」
「僕のマナの爆撃です」
「そうですね」
とりあえず僕達は今朝の雲裂け事件について朝ご飯時に問い詰められていた。
思いの外火力の出たウィングスラストは空に浮かぶ雲まで届き、雲を吹き飛ばしたのだ。これを上じゃなく横に撃っていたらどうなっていたのか考えると怖すぎる。
「とりあえず早く慣れて貰わないと困りますね……」
「それ僕も思う」
どうしようもないけど早く慣れないと戦うことも出来ないし、この世界で生きていくなら是非とも戦えるようにはなりたい。
「しばらくはもう少し魔法に長けた人の管理の元で特訓するしかないわね」
「あ、ベアトリスで思い出したけど、僕の木刀について何か知らない?」
「マナを吸う木刀だったかしら?」
「はい、ベアトリス様なら何か知ってると思ったので」
「昔、本で少しだけ見たことあるのよ。こっちの世界では昔に使われていたことがあったらしいのかしら。でも今は普通の剣でもそれが出来るから木刀を使うことはないわ。斬れ味は全くなくて打撃にしか使えない武器なんて使い勝手が悪いだけなのよ」
「流石」
僕よりも小さいのに凄い知識力なんだなー。
「でも風属性なら例外もあるんだよーぉね。風属性と木刀は割と相性がいいんだーぁよ」
「へぇ」
「風属性は放てば刃になるわ。だから使い方によっては木刀でも敵を斬れるし、打撃に使ってもその後に風の衝撃が出るから、簡単に言うと1回で2回分の打撃を出せるのよ」
ロズワールの言葉をラムが補足する。
「なるほど……じゃあ、これも上手く使えば僕なら使えるってことか」
否、上手く使うことができるようになればだが
「とりあえずこれから毎日練習してはやく皆の役に立ちたいからよろしくね」
「毎朝やるんだったら僕が見てあげようか」
そこで声を上げたのはいつの間にかエミリアの肩に乗っていたパックだった。
「確かにパックなら安心かもね」
「朝の運動のついででやらせてもらおうかな」
と、言うことでこれからはパックが僕の朝練に付き合ってくれることになった。
でも、その朝練をすることはなかった。
僕がこのまま平和に終わると思っていたのが間違っていたのかもしれない。
翌朝、スバルの死が確認された
二章を抜ければ.........書きやすんや.........頑張ってくれ未来の俺.........