Re:ゼロから始める異世界生活 with 風神の白悪魔   作:月見草クロス

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やっと、スバルくんです……


俺の名は菜月スバル!!

今回は、あの女と会う前に盗品蔵に行かなくては!!

って訳で、ラムに推理をさっさと話して向かうことになった。

まぁ、もう恨みは一回晴らしたし今はそこまで感情は沸き立つ感じがしない。

 

というか、もう一回あれになってらまた戻るという恐怖しかない。

 

「にしても、あなたの推理力はどっから来たのよ……」

 

「本を子供の頃から沢山読んだから、そのせいかな?」

 

特に、推理小説はよく読んだなぁ……あの、先を予測するのがとても楽しいんだよ!!

 

「本なら、ロズワール邸に来れば読み放題よ」

 

「僕、ここの字読めないの」

 

「………そうだったわね。常識外れすぎて忘れてたわ」

 

「常識外れは否定しないけどさぁ……」

 

まぁ、実際に常識外れだろう。まぁ、転生してきましたし……しょうがないでしょ?

 

「……っと……ここだよね?」

 

「情報によれば、ここのはずよ」

 

僕は何回も来てるので分かってるけど、即座にわかる反応を見せるとあれだしね?

 

「じゃ、開け……閉まってる?」

 

「フーラ!!」

 

閉まってることを知って、即座にラムさんが魔法で扉を吹っ飛ばした。

というか魔法って初めて見た!!すごい!!風の刃だったよ!!

 

「これで入れるわね」

 

「そうだけどさぁ……」

 

とか言いつつ、普通に中に入った。

まぁ、チャンスだし。入らせてもらいますよ?

 

「誰だぁ!!うちの扉ぶっ飛ばしたのは!!」

 

と、言うのは……でかい白髪の老人だ。いわゆる巨人と言うやつだろうか?

と、あと一人……普通の人間……しかも、僕の世界の服を着た人がいる。

 

んー……ん?アルエ?ナンデココニコンナフクソウノヒトイルノ?

 

僕は、そいつと目が合う。いや、目つき悪いね。

じゃなくて!!

 

「とりあえず……ちょっと話す?」

 

「あぁ……おぉ……」

 

困惑顔で了承してくれた彼を連れて、一旦、盗品蔵から出た。

 

「あのー……どちら様で?」

 

「僕は卯月ほのか!!君と多分同じで、異世界人……でいいのかな?」

 

「ああ、それで間違いない……じゃ、君も名乗ってくれたし!!俺も名乗りますかね!!俺の名は菜月スバル!!前は、引きこもりだった!!」

 

「自慢げに言うこと!?ちなみに!!学年は?」

 

「高三だ!!」

 

「じゃあ僕の三歳上かぁ……僕は中三!!」

 

「とりあえず、なんか心強くなった!!よろしくな!!ホノカ!!」

 

「よろしく!!スバル!!」

 

あっという間に意気投合した。本当にあっという間に。

 

「とりあえず戻るか?」

 

「そうだねー」

 

 

とりあえず、戻ると、ラムと老人……と、一人の少女がいた。

 

「あー、そうだ。そう言えば名前を聞いてなかった」

 

「儂か?ロム爺じゃ」

 

「ロム爺ねー。了解了解!!」

 

「で、こっちの子は?」

 

スバルが僕も気になっていた少女の名前を聞いた。

 

「フェルトだそうよ、徽章を盗んだのもこの子で間違いないみたいよ」

 

「じゃー……待ってれば………」

 

 

トントン……

 

 

突然、扉をノックする音が聞こえ、一瞬、静寂。

 

「えーと……とりあえず、出てくる」

 

んー……あれ?これ、来るとすれば一人しかいない気がするよ!?大丈夫!?

 

と…ととと…とりあえず止めなきゃ!!

 

「ちょーっと、待ってぇ!!」

 

僕が叫んだ。もしもエルザだったらフェルトは……

 

しかし、静止も虚しく、フェルトが扉を開けた。

すると……

 

「殺すとか、そんなおっかないこと、いきなりしないわよ」

 

やっと、僕の前に銀髪の少女が姿を現した……

 

「エミリア様!!どこに行ってたんですか!!」

 

「ら…ラムじゃない!!こんなところにいたのね……よかった……」

 

いやいやエミリアさん。彼女のせいですよ、迷子になったの。

 

「エミリア……エミリアって言うんだ……」

 

「何を言ってるんだスバル」

 

「エミリア様も来ましたし、徽章を返してもらって、さっさと帰りましょう」

 

そう言いつつ、ラムが今日も一度放った風の魔法を放とうとする。

 

でも、そんなことよりも、僕はエミリアの……更に後ろの殺気が……っ!!

 

「エミリアさん!!避けて!!」

 

今度は遅れないようにと早めに叫ぶ。

 

するとエミリアはそれに咄嗟に反応してくれて、かわしてくれた。

 

「あら……よく分かったわね」

 

「えへへー……って、言える相手でもなさそうだよね」

 

「エルザ……」

 

僕は、反射的に背中にかけていた木刀を取った。あ、というかエルザって名前なんだね。なんで知ってんだスバ公よぉ!!

 

「っ……パック!!」

 

「分かってる……にしても、よくうちの娘に不意打ちなどしようとしたね……」

 

エミリアさんがパックと呼ぶと……多分、パックであろう猫ちゃん的ななんかが出てきた。

 

「精霊…精霊ね。ふふふ…素敵。精霊はまだ、お腹を割ってみたことないから」

 

「何言ってんだ変人!!」

 

とりあえず、木刀を手に持ち、相手に突撃する。

 

「あらあら、気性の荒い子ね」

 

「うわっと!!」

 

しかしその突撃はエルザに軽々かわされた。

というか今めっちゃ速かったよ!?

 

「おい!!どういうことだよ!!」

 

「こいつを買い取るのがお仕事!!持ち主までこられては商談なんてとてもとても……だから予定を変更することにしたのよ」

 

何となく格が見えてきたような気が……とりあえず、こいつを倒せってか!!(分かってない)

 

「この場にいる関係者は皆殺し。徽章はその上で血の海から回収することにするわ……あなたは仕事をまっとうできなかった。切り捨てられても仕方がない」

 

「エル!!フーラ!!」

 

ここで、ラムが今度はエルザを狙って、風の刃を放った。

しかし、やはりエルザは素早く、それをかわす。

 

「あぁーっ!!てめぇ!!ふざけんなよ!!」

 

スバルがこんな時に雄叫びあげるんだからビックリ。

いや大丈夫か!!頭、大丈夫か!!

 

「こんな小さいガキいじめて楽しんでんじゃねえよ!!腸大好きのサディスティック女が!!予定狂ったからちゃぶ台ひっくり返して全部おオジャンってガキかてめぇわ!!命を大事にしろ!!腹切られるとどんだけ痛いか知ってんのか、俺は知ってます!!」

 

「……何を言ってるの、あなた」

 

ミートゥー

 

「自分の中の思わぬ正義感と義侠心に任せてこの世の理不尽を弾劾中だよ!!俺の理不尽はつまりお前でこの状況でチャンネルはそのままでどうぞ!!」

 

「そんなこと言っても分かるわけない!!」

 

「はい、時間稼ぎ終了……やっちまえ、パック!!」

 

「後世に残したい見事な無様さだったね……ご期待に応えようか」

 

パックは……氷柱を20本以上をエルザの周囲に発生させた。

 

「まだ自己紹介もしてなかったね、お嬢さん。ボクの名前はパック……名前だけでも覚えて逝ってね」

 

直後、僕の人生初のとんでもない戦闘が始まる。




次回かその次で一巻分終わり!!頑張る!!
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