Re:ゼロから始める異世界生活 with 風神の白悪魔   作:月見草クロス

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タイトルが既に草。


速い!!でも僕は木刀で殴るまで!!

こうして、僕の目の前でエミリアさん&パックとラムVSエルザの戦いが始まった。

 

まぁ、正直、えぐい。パックが氷柱を発射し、切り落とされ、風の刃はエルザがめちゃくちゃな速度でかわす。エルザの攻撃はエミリアさんが防いでいる。

 

いやー、異世界だねマジで。夢じゃないよね?

 

「ねぇ、スバル、何起こってるか、全然わかんないや」

 

「幻見てるみたいにボーッとしてたしなお前。そろそろ終盤だぞ……」

 

あー……僕そんなにボーッとしてたのか……まぁ、やっとの事でループも終わりそうなわけで……ボーッとしちゃうんだよ、疲れで。

 

「三対一……さすがに圧倒しておるな……」

 

何気にラムもエミリアさんもパックもめちゃくちゃ強い。まぁ、エルザさんそれと張り合うレベルの化け物なんですがね。

 

「戦い慣れしてるなぁ…女の子なのに」

 

「あら。女の子扱いされるなんてずいぶんと久しぶりなのだけれど」

 

「ボクから見れば大抵の相手は赤ん坊みたいなものだからね。それにしても不憫なくらい強いもんだね、君は」

 

「精霊に褒められるなんて、恐れ多いことだわ」

 

こんな話しながらもとんでもない戦闘は続いている。

 

「ここまま物量でおしてけば消耗戦で勝てると思うけど…不安は尽きねぇ」

 

「あの黒い娘の身のこなしが尋常でない。とはいえ、三対一なら負けると思えんが……精霊がいつまで顕現できるかが勝負じゃ。精霊抜きだと一気に形勢が傾くぞ」

 

「うげ、そういやそうだった……そろそろ五時を回るか!?」

 

「精霊って、消えるの!?まずいじゃん!!」

 

精霊……パックが居なくなればエミリアさんとラムだけだ。エミリアさんが防御しないと、エルザの攻撃はどうしようもないし、ラムじゃ攻撃力が足りない。しかも、ラムの攻撃ペースは少しずつ落ちている。ゲームとかで言う魔力切れだろうか。

 

「楽しくなってきたのに。心ここに非ずなんてつれないわ」

 

「モテるオスは辛いところだね。女の子の方が寝かせてくれないんだから。でもほら、夜更かしすると肌に悪いからさ」

 

次の瞬間、速すぎるエルザの動きがピタッと止まった。そんなエルザにパックがウインクする。猫だし普通に可愛い。

 

「そろそろ幕引きと行こうか。同じ演目も、見飽きたでしょ?」

 

「足が……」

 

エルザの右足が……氷で地面とくっついている。砕かれか氷塊まで……エルザの足を止める楔の役割になっている。

凄いよ!!パック凄い!!

 

「無目的にばらまいてたわけじゃ、にゃいんだよ?」

 

「……してやられたってことかしら?」

 

「年季の違いだと思って、素直に賞賛してくれていいとも。オヤスミ」

 

パックが身震いをし……もう氷ですらない破壊が放たれた。

 

うひゃぁ!!パック凄いけどもはや怖いよ!!

 

盗品蔵はめちゃくちゃになった。そんな一撃だ。エルザが当たれば、死ぬしかない………いや、それは前提として当たれば……だが。

 

「嘘…だろ……」

 

「嘘じゃないわよ。あぁ、素敵。死んじゃうかと思ったわ」

 

「……女の子なんだから、そういうのはボク、感心しないなぁ……」

 

エルザは……足の底をスッパリ斬って、氷から脱出したらしい。そのせいか……血が……おぞましい……

 

「早まって切り落とすところだったのだけれど、危ういところだったわ」

 

「それだけでも相当、痛いだろうに」

 

「ええ、そうね。痛いわ。だけど素敵。生きてるって感じがするもの。それに……」

 

エルザは右足を氷に押し付けた。

うげぇ……痛そうで見てられません!!

 

「ちょっと動きずらいけど、十分よ」

 

氷で……止血したよ……

 

「パック、いける?」

 

「ごめん、凄い眠い。ちょっと舐めてかかってた。マナ切れで消えちゃう」

 

パックからのその発言は、まさに敗北に近い。

パックは悲しいことに淡く輝きだした。

 

「あとはよろしくね……ピンクのメイドちゃん」

 

「…はい」

 

ラムはパックの声に端的に、緊張感を持って答える。ラムがどれだけ適当な性格でもエミリアとは一応、主従関係。守るのは義務だ。

 

「君に何かあればボクは契約に従う……いざとなればオドを絞り出してでもボクを呼び出すんだよ」

 

そして……パックは消えた。消えちゃったよ……

 

「……あぁ、いなくなってしまうの。それは酷く、残念なことだわ」

 

こうなりゃ形勢逆転………足のせいで機動力の下がったエルザに勝てるかと言われると……厳しい気がする。

 

そんな中、スバルとフェルトが何か話している。

とりあえずフェルトが十五歳らしい……同い年!!

 

とかくっそどうでもいい事はさておき……予想と同じく、押され始めた。

 

何よりもの問題はラムだ。ほとんど攻撃をしていない。本格的に魔力切れなんだろう。

 

「いくぞーッ…!!」

 

ロム爺が雄叫びを上げる。そして、棍棒片手にエルザに突撃した。

 

「あら、ダンスに横入りなんて無粋じゃないかしら」

 

「そんなに踊りたければダンスを踊らせてやるわ!!そら、きりきり舞え!!」

 

……とりあえずはロム爺に任せよう。時間稼ぎ頼むー!!

……そして僕はヤバそうなラムに僕は駆け寄った。

 

「大丈夫?」

 

「そう見えるなら、あなたの目は節穴ね」

 

明らかに疲れきってしまっている。

 

「とりあえずここは危ない。離れないと………ッ!!」

 

間一髪とはこのことだろう。エルザのナイフが僕スレスレで止まっている……止めたのは僕だけど。殺気のお陰で来ることが分かってなけりゃ、木刀を抜いて防ぐまでの動作は間に合ってないよ!?

 

………ん?あれ?エルザさん?なんでこっち来るんですか……って、ロム爺ぃ!!倒れてるし!!

 

そして、スバルとフェルトは……あぁ……フェルトがスバルに助けられた的な感じだ。

 

「あら?反応できるのね?」

 

「いやね……僕、戦闘経験はゼロだよ?」

 

………今から初戦ですね!!死ぬよねこれ!!

 

「にしては、扱い慣れてるわね?」

 

「いいつつナイフ振らないでよ!!」

 

っと……およよ?こいつ、剣筋に癖があるね?

 

「お…おいホノカ?お前……人間か?」

 

「違うよー」

 

「違うの!?」

 

そんな会話をする余裕あるかと言われるとない!!ないけど話したい!!どうせ長持ちはせんよ!!

 

……今チラッと見えたけど……フェルトがいない。援軍呼び行ったと捉えていいよね!?ナイス!!

 

「余所見とはいい度胸ね!!」

 

「はい!!すんませんね!!」

 

もう、癖は読めた。読めたんである程度はさばけますよ!!

 

「す…すげぇ…」

 

スバルの感嘆の声が聞こえる。まぁ、僕、人間じゃないし。そのせいか、体は実はずっと軽いのだ。体力も問題ない。

 

「あぁ…精霊がいなくなったのは寂しいけど、あなたの腸も見たくなったわ」

 

「そりゃぁ!!素晴らしいね!!」

 

……エルザのナイフがカスリすらしなくなった。

さすがに無謀と悟り、エルザは一旦、下がった。

 

「古風な剣の使い方ね……」

 

「ケンドーだ!!」

 

「……知らないわね」

 

「……って、ホノカ!!お前剣道してたのか!?」

 

「お?スバルは剣道経験者?」

 

「ま…まぁ…」

 

「なら僕のこと知ってるよねー?」

 

スバルは少し悩んで……ハッとした。

 

「卯月ほのかって!!」

 

「そうそう……中学剣道全国一位の!!」

 

そう。僕は地味に全国一位なのだ。相手の剣の癖を見抜き、的確に一撃を叩き込むんだ。

 

「……色々訳が分からないわ」

 

「わかんなくていいよ……じゃ、再開ってことでいい?」

 

「私はいつでもいいわ」

 

「それじゃ……容赦なく!!」

 

ちょーっと、攻撃してみるかー。

 

「やぁっ!!」

 

「甘いわね」

 

予想通り、サッと木刀をかわされた。

 

「ほとんど動かずに避けるなよぉ!!」

 

「文句があるなら当ててみなさいよ」

 

「ハイハイわかってますよ!!」

 

次から次にと攻撃をするがエルザは目の前でダンスをするようにかわす。

 

「あー……無理☆」

 

もう何となく無理だとわかったので一旦引いた。

そしてまたお互い牽制し合う。

 

「じゃあ、次は私の番かしら?」

 

「おぉう……まぁ、そうなるね……」

 

しょうがない……反撃狙うしかない。

 

「じゃあ、容赦なくいかせてもらうわ」

 

再びエルザの猛攻。

ナイフの攻撃を次々に木刀でさばくがやはり隙がない……

 

「油断大敵よ」

 

「おっ?」

 

エルザの腹を狙った横の一閃。

僕はそれを木刀を横にして防いだ。

 

あっぶね!!これ木刀が太いからよかったけど普通に剣だったら細すぎて抜けてたよ!!腸スパッといってたよ!!

 

というかエルザさん!!あなたさっきより攻撃激しくしましたよね今!!しかもそれで余裕な顔しないでよ!!まだ本気じゃないってか!!

 

「あら……」

 

「わぁ……」

 

(自分でも出来たことに驚いております)

 

「もうお前超人だろ……」

 

「だから人じゃないって!!」

 

少なかれ、チャンスなので木刀に力を込めてエルザの頭に………

 

しかし、エルザはそれでもかわしてきた。

 

うーん無理ゲー☆なんて思ってたら、木刀の風圧でエルザを吹っ飛ばすことに成功した。

 

んー……ん?風圧おかしくね?普通に全力で振ってもこんなに風圧でないよね?

 

「おい……ホノカ?お前自分の木刀見てみろよ」

 

「ん?……あるえ?」

 

スバルに言われて、木刀を見てみると木刀は…緑色に光っていた。

 

「何これ?」

 

「それ、マナがこもってるわよ?」

 

エミリアさんに言われた。

マナ……?そっか、ちょっと体から力吸われてるような気はしたよ。これがマナなのね。納得。

 

「驚いたわね……あなた、何者?」

 

「わかんないので、調べるので、立ち去ったりは……」

 

「ふふ……あなた面白いわね。むしろ腸を見たくなった」

 

「……そっすか」

 

もうこの人怖い……

 

「とりあえず……そろそろ幕引きかな?」

 

「それはあなたが勝つという意味で?」

 

「まぁね?」

 

今、パッと浮かんだだけだが、この体のエネルギーの流れを木刀に向けてやればいいんだよね?

 

すると、体からエネルギーがすごい吸われた。そして木刀は更に緑に光った。

 

「お……おい?ホノカ?」

 

「エミリアさん、どのくらいの威力になるかわかりませんけど防御よろしくお願いします」

 

「えーっと……わかった。まかせて」

 

そうとだけ言って、木刀を上に真っ直ぐ振り上げる。

 

というかなんか木刀重くなってない?

 

「……本気?」

 

「本気だよ、エルザさん。頼むから一撃で沈んでね!!」

 

そして、剣道の要領で木刀を振り下ろす。

そうだせっかくだし技名言おう(唐突)

 

「『ストームレイジ』!!」

 

次の瞬間、辺りを破壊が襲った。




次で一巻まではおわりぃ

あとレムラムハッピーバースデー!!
Twitter見てて気づいた!!推しの誕生日覚えてないのはヤバいかも……wレムさんはまだ出てないけど待っててね!!ラムはこれからが本番です。ホノカをよろしく!!
レム「とりあえずあと二話後まで待ちますね」
ラム「ホノカならなにも言わなくてもついてきそうだから問題ないわ」

って、ことです!!あらためておめでとう!!(ちなみにですがホノカの誕生日は3月31日ですよー、皆さん覚えておいてくださいね☆)
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