「ただいまー」
「あ、こら手洗いなさいスバル!」
「へーい」
帰宅して手を洗いすぐ望遠鏡を持って近くにある天文台へ向かう
「スバル~、今日は早く帰ってくるのよ~」
「分かってる!行ってきます!」
歩いて30分だが今日は自転車だ、あのゲームの影響か星を見るのか日課になっていた、面倒臭い人間関係を見てるよりこっちの方が気分が明るくなるからだ
「さーて、今日は何が見えるかな~」
じっくりと星を見る、季節は春なので暑くもなく寒くもない、しばらく望遠鏡を使い星を見て、辺りが暗くなると目を離して地面へ仰向けになる親父何してるかなー、俺の親父は電波関係の仕事をしている、なんでも電波体ってやつを研究しているらしい、俺もそこまでは知らないしまあ知ったところでって感じだ、すると突然左腕の端末が鳴り出した
「なんだ!?」
少し驚いたが冷静になって見る、メッセージを受信しました?モニターをタップするとディスプレイが浮かび上がってメッセージが表示される
「私はとある銀河の電波体.....この星に危機が迫っている.....?」
なんのことやら分からないが続きを読む
「誰かがこれを拾い読んでくれているとするならば全ての運命は君に託された......なんだこれ、分かんないな」
星の危機なんて.....まあスパムかなんかだろう、気にしない気にしない、そう考えてると後ろから声をかけられた
「あの、すいません」
「ん、なんですか?」
後ろに立っていたのは顔がピエロで黒いスーツを着た男だった、正直言って気味が悪い
「貴方の左手、その機械実は私達が落としてしまった物なんです」
「へー、これ?」
「はい、ですからどうか渡していただけないでしょうか?」
「でもこれ俺の携帯電話と一体化しちゃってるんですけど」
「なに?」
声が低くなった、あれ、これやばい?
「成程......貴方がそうでしたか....」
「な、なんだよ」
「いやー、実はそれは.....」
「離れなさい!」
また後ろから声がしたと思ったらいきなり手を引かれてどこかへ引っ張られていく、今度はなんだ?
「あ、くっ....早く追いかけないと....」
かなり早い、天文台から軽く1キロは離れた所で止まる
「き、君は?」
「.......」
黒いフードを被った少女は黙ったまま動かない、なんだ?
「.......君は運が良かった」
「へ?」
「だって私に........」
「私に?」
「殺されるんだから」
嫌な予感がしたので後ろへ飛ぶ、ドンと音がして自分が元いた場所を見ると大穴が空いていた
「避けちゃ駄目.....潰せない」
第六感が告げている、逃げろと、気づいたら逃げていた、しかし後ろから声がする
「逃げちゃ駄目.....私貴方殺さないと帰れない.....」
「っ!」
ドンドンと音がなり木が倒れていく音もする、何か機転を考えないと死ぬ、そうだこれは?
「くらえっ!」
「え?あ"あ"あ"あ"あ"っ!」
「よし!」
投げたのは父さんが作った試作型の電波遮断装置、まあ簡単に言うとENPグレネードだね、でもおかしい、なんでこれで足止め出来た?まさか.....
少し離れた所で身を潜めて少女の方を見る、姿が歪んでる?これって.....あの子は電波体?あ、遮断装置壊れた
「はぁ....はぁ.....もう....許さない.......アアアアアアアアアアアア!!!!」
叫ぶと周りに大穴が次々に出来ていく、咄嗟に逃げ出したが倒れてた木に邪魔された
「見つけた.....もう逃げられないよね?じゃあさようなら」
右手を上にあげる、ああ死ぬのか、そう思い目を閉じた..................................?音がしない?そろりと目を開けてみる、そこにはあのスーツピエロが立っていた
「ふぅ.....間に合った、大丈夫かい?」
「え、は、はい」
「それは良かった、さてと」
ピエロは俺の左腕の端末を触るとこう言った
「君は希望だ、私達を救う、君に力を授けよう」
端末が光る、眩しくて目を閉じた、光が収まり目を開けると左手の端末がハン〇ーGVみたいになってた、そしてピエロはさらにこう言う
「さあ、もう君には見えているだろう?アレが」
「アレ?」
ピエロが指さす場所、地面が少し歪んでる....いや違う、アレは歪んでいるのではなく電波が集まっているんだ、つまりはそういう事か
「さあ!少ししか足止めできないが行け!我々のヒーロー!」
「邪魔」
「させないよ!」
ピエロが戦ってる、あの歪みへと走る、到着すると左手を上に掲げてこう叫ぶ、あのゲームでお馴染みのあのセリフを、地球を救ったヒーローのセリフを!
「電波変換!星河スバル、オン・エア!!」
光が俺を包み込む、少し痺れるがそれでも何かが変わっていく感じがする
「何?」
「ふふっ、貴様等の野望もここまでだ.....」
ピエロと少女が睨み合う、少女はピエロの言っていることが理解できていない
「.....なんで?」
「我々の希望が今ここに実現したのだ....我らがヒーローが.....」
光り終えたその場所には青い電波体が立っていた、その姿は流星とエグゼのいい所を組み合わせた姿であった
「貴方......何者?」
警戒している、その問に対して俺はこう答える
「俺の名は.....ロックマンだ!」