なんともアホな書き方をしているためにすぐに更新できる
時もあれば、中々更新できない時もあります。
(´-`).。oO(アイディアが石油みたいに湧いてこねぇかなぁ)
あ、今回はいつもより少し長めです。
晴れて斬魄刀から蝶舞という名前を聞き出すことができた湊は、いつもの様に真央霊術院で授業を受けていた。ぱっと見は普段通りの湊であったが、始解をまだ試せていないことからソワソワしているのだった。
「本日は臨時講師として五番隊副隊長である藍染 惣右介殿に来て頂いた。藍染殿は斬拳走鬼全てに秀でておられ、正にお手本のようなお方だ。今日の経験を今後の糧となるように」
そういっていつもの講師は教室の後ろへと下がっていった。どうやら、後ろから見ることで講師自身も藍染とやらの授業を見学するらしい。
「ご紹介に預かりました、藍染 惣右介です。本日は講師役として皆さんの授業を担当させてもらいます。折角なら体を動かしたいし、斬術、体術、鬼道なんでもありの模擬戦をしてもらおうと思う。それじゃあ、移動しようか」
藍染はそういって人の良さそうな笑みを浮かべ、女子からは黄色い声が、男子からは怨嗟の声が届くのだった。そんな中、湊はどうでも良いけど、始解確かめてみてぇなぁ、などと考えていたのだった。
◇◆◇◆◇
既に何人かは模擬戦を終わらせ、藍染からの助言を聞いていた。
「さっきの斬撃は良かったね。腕で振るうだけでなく、しっかりと体全体を使って刀を振るうことができていた。だけど、一撃入れ損なった後がまずかったね。目先のことだけじゃなく、数手先を考えることが出来たらもっと上手く立ち回ることができるだろう。頑張ってね」
このように一人ひとりに的確な助言を授けることで、生徒たちの間で藍染の評価はうなぎ登りに上がっているのだった。
「では、次の二人、朽木君と薄羽君、出てきてくれるかな?」
そうこうしている内に順番が回ってきたようだった。この二人は学級内のツートップであり、白打と歩法では湊が、斬術と鬼道では白哉が優っているという正に好敵手とも言える関係性であった。
「まさか、お前とやる事になるとはな。手加減しねぇぞ、白哉」
「湊、兄は些か驕りが過ぎるようだ。その性根ここで叩き直してくれよう」
そんな軽口を叩きあい、湊は無手ながら四肢に霊圧を込める事で戦闘態勢に入り、白哉は刀を正面に構える事で同じく戦闘態勢に入った。その二人を見て薄く笑みを浮かべた藍染の掛け声によって戦いの火蓋は切って落とされたのだった。
◇◆◇◆◇
(万能型の朽木家の次期当主に四楓院夜一に体術の才能を認められた男か、摘んでしまうのは惜しいな。出来れば手駒にしたい所だがそう上手くもいかないか。一先ずは様子見といったところかな)
藍染は薄く浮かべた笑みの裏でそんなことを考えながらもそんなことはおくびにも出さず良い人を演じきっていた。
「では、始め!」
◇◆◇◆◇
湊は先手必勝とばかりに緩急をつけた瞬歩で肉薄し、認識の差異に一瞬の隙を作った白哉目掛けて『風車』を繰り出す。しかし、すんでのところでこれを回避した白哉は、同じく瞬歩で接近し、敢えて湊の専売特許とも言える体術に打って出た。
「てめぇ、俺に体術で挑むなんざちょっとばかし早ぇんじゃねぇの?」
「そのようなことはない。こちらとて技の一つや二つ覚えている。どれだけあの化け猫の被害に遭っているのか、ここで知るが良い!」
そんなどこか悲壮感漂う言葉を口にしながらも、『閃花』を用いることで、湊の背後を取り、勢いそのままに、魂魄の急所である鎖結と魄睡目掛けて刺突を繰り出した。
刺突が当たるスレスレのところで反応した湊は、伸ばされた腕目掛けて『吊柿』を用いる。確実に当てる自信のあった白哉は躱されるどころか、反撃を喰らってしまった。
「いやー、危なかったぜ。中々良い脚してんじゃねぇか。正直体術に関しては舐めてたわ、すまん」
「やはり兄に体術で勝ることは難しいな。ここは斬魄刀を解放するしかないか…」
「お?始解すんのか?白哉がするなら俺もするぜ?」
そう言い合い、湊は斬魄刀を抜き放ち、二人は共に中段に構え、開号を口にした。
「『裂き誇れ 蝶舞』!」
「『散れ 千本桜』!」
斬魄刀を解放することで、道場内に濃い霧が立ち込め、桜色の花弁が舞った。
双方出し惜しみをするつもりはない。湊は四肢に霧を纏わせ、白哉は自らの手で花弁を操作することで速度、操作性ともに高い水準に引き上げている。
「正直最近名前聞いたばっかだから、上手く扱うことができねぇ。間違っても死ぬんじゃねぇぞ」
「その言葉そのまま返してやろう」
「いや、なんで操作に慣れてないことをそんな尊大な態度で言えんだよ…」
一応とばかりに注意を促すと、同じような言葉が帰って来た為になんとも言えない雰囲気になったがそんなことは知らんとばかりに二人同時に動き出した。
◇◆◇◆◇
最短距離で一直線に肉薄する湊に対し、前後から挟み込むように花弁を操作し迎え撃ってでた白哉であった。が、この一幕においては湊に軍配が上がった。四肢に纏わせた霧のうち、両腕にあった霧を解き放つことで竜巻を起こし、花弁を散らした。そして、そのまま無傷圏まで入り込み鳩尾に突き刺さるような蹴りを放ち、脚が肉体に接触するタイミングで先程と同じように霧を解き放ち、今度は鎌鼬で刻んだような傷跡をつけながら、白哉を蹴り飛ばすのだった。
「兄の始解は正に兄の為にある様な能力だな」
そう言いながら立ち上がり、再度千本桜を操作しようとしたところで藍染から、止めの号令がかかり、始解をも用いた模擬戦は終了を迎えるのだった。
「いやぁ、二人とも凄かったね。朽木君は斬術、体術共に高い水準で使用することが出来ていたね。対して、薄羽君は、体術のみという一見不利に見える戦い方だったけどそれをものともしない見事な戦いだったね。流石は四楓院夜一のお墨付きといったところかな?
どうだい二人とも、霊術院を卒業して死神になったら、五番隊に来ないかい?うちは常に優秀な人材を求めているんだ」
未だ死神見習いの二人は副隊長というかなり高い地位の人に勧誘されたことで、周囲からどよめきが起こった。
「いや、俺は死神になるとしたら夜一のいる二番隊希望なんで、ご期待に添えそうにないです」
「私も祖父と父上のいる六番隊を希望しているので」
しかし、空気を読まない二人は平然と否と言い、場の空気が固まった。
「そうか、これは振られてしまったかな。まぁ、興味が湧いたらいつでも見学に来てくれて良いからね」
そういって固まった場のフォローをした藍染は授業の終わりを告げ、その日の授業は終了した。
◇◆◇◆◇
「今回は兄の勝ちだ、湊」
「馬鹿を言うなよ、体術で上を行かれかけた時点で胸を張って勝ったなんて言えるかよ。今回は引き分けだ」
「ふ、なら、そう言うことにしておこう」
そうして二人は拳を合わせ、再戦を誓うのだった。
◇◆◇◆◇
その日の夜、刃禅を行い、蝶舞に会いに行き適当な会話をしていると、ふと思い出したように蝶舞が口を開いた。
「そうじゃ、湊よ。あの藍染とかいう男、気をつけておれよ」
「いきなりどうしたんだよ?いかにも良い人って感じだったじゃねぇか。何か気になることでもあるのか?」
「いや、これといって怪しいことはなかったのじゃが。強いて言うなら、完璧過ぎるといったところかの。一般的に言う良い人であっても一つくらいは目に見える欠点があるものじゃ。しかし、あの男にはそれが一切無かった。内に秘めた何かを完璧という布で覆ってしまったようにな。つまりはじゃな、何事も程々が一番というわけじゃな」
「ふーん。まぁ、一応気にかけておくよ。ありがとな、心配してくれて」
「べ、別に心配などしておらん!妾の持ち物に何かあったら困るのは妾じゃから言っただけじゃ!」
「なにもそこまでテンプレみたいにツンデレなくても良いじゃねぇか」
なんで評価貰えてるのに評価バーに色がつかねぇんだ!あぁん!ってな感じで取説読んでみたら五人未満では、色は付かないって書いてました。ショボンヌ(・ω・`)
蝶舞の開号ですが、裂くっていうのはわざとであって誤字ではないです。